政党不信による無党派層の拡大+安倍暴走を止めるには党内から!
2007年 03月 25日
25日、北陸地方で石川県を中心に大きな地震があり、死傷者や建物、道路に被害が
出た地域も多いという。被害にあわれた地域の方々にはお見舞い申し上げます。<(_ _)>
前記事で(というか、いつも?)民主党の対応がわかりにくいという話を書いたのだが、
TBを頂いたものも含め、そのような内容の記事が少なからず見られた。
敬愛するらんきーブログのぶいっちゃんなどは「今日から既存政党反対派か?【新党
誕生に期す】」というタイトルの記事をアップしていた。
近時、また無党派層が増えているという。世論調査などを見ても、50%以上が支持
政党なしと回答しているケースが多い。その大きな要因の一つには、政党不信がある
と思う。
私は以前、「政党が政治をわかりにくくしているのでは?」という記事を書いたこと
があるのだが。変な話、そこそこ政治に関心のある私でも、今の各政党がどのような
方針で国政に当たろうとしているのか、ほとんどわからない・・・いや、どんどんわか
らなくなって来ている感じがある。
だから、「これまでは、XX党を支持していたけれどやめてしまった」とか、「憲法
とか格差問題や教育、福祉とか大事なことが多い時だけに、政治や選挙に関心を持ち
始めたけれど、どこの政党(or候補者)を支持していいかわかりにくい」という人が
多くなっているように思う。
<ここから本当に憲法改正などもあって日本の国のあり方が大きく変わるかも知れない
大事な時期なのに、これで政治に関心を失ったり、政治参加をしてもムダだと思う人が
増えたら困るな~と心配になってしまう。^^;>
私個人は、そもそも「政党中心の政治のあり方」に疑問を覚えているのであるが
<特に衆院は中選挙区制に戻して欲しいと思う!>、世の流れ&選挙制度がどんどん
政党単位の政治&二大政党制構築の方向に進んでいるので、困ってしまっている。
いや、もし各政党がきちんと基本方針を明確にしてくれて、この法案や政策には
賛成or反対してくれるだろうという期待(予測)に応えてくれるのなら、そんなに
困ることはないのだが・・・。最近は、個々の法案党において、この党が賛成するのか
反対するのかギリギリまで予測がつかないし、期待が裏切られることが多くなっている
のだ。私は、これでは民意を集約するという政党の役割を果たさないように思う。
政党不信は、政治不信にもつながることになる。政党や候補者への期待が裏切られる
たびに、選挙に行って投票してもムダだという気持ちにさせられてしまう。
ましてや、これから国民にとって本当に重要な「憲法改正」の問題を控えて、この
ままでは、どの政党を支持すればいいのかわからないという状況が続くことは、日本の
国にとっても、国民にとっても、あまりにも不幸なことであろう。
私は憲法改正を控えて、次の衆院選に向けて政界再編が徐々に進んで行くと考えて
いるのだが(そうなってくれないと困る?!)、これは重要な問題だけに、国民に
対して本当にわかりやすい形で再編してもらわないといけないと思う。
* * * * *
ただ、実際問題として、今すぐ大きく全体が変わるということはないだろう。
となれば、今の状況の中で、少しでもこのアブナイ流れを止めることを考えて行か
なければならない。
「平和と福祉の党」であるはずの公明党には、早く本来の姿勢を取り戻して欲しい。
中道リベラルを標榜して作られたはずの民主党には、もっと国民にわかりやすい形
を示して欲しい。
【追記・『公明党の太田昭宏代表は25日、テレビ朝日の番組で、憲法改正について「我々は
集団的自衛権は認めない。9条1項、2項は堅持する」と述べ、戦争の放棄をうたった9条の
見直しに慎重な考えを示した。太田氏はさらに「自民党の憲法改正草案は集団的自衛権を
認めるということが裏にある。(同党とは)相当ぶつかり合う」と語った。(毎日新聞25日)
・・・そこまで明言しておいて、安倍政権と連立与党を組み続けるのは、やっぱおかしいよ。
しかも、その改憲に備えて作る欠陥だらけの国民投票法案に賛成するなんて。(ーー;)
公明党支持者の人も、そろそろいい加減、本気で怒らないと~。】
でも、私がある意味で一番望んでいるのは、日本の政治の中核でもある自民党が、
その長所であった党内民主主義、党内バランスを取り戻してくれることかも知れない。
何やかんや言って、安倍首相&仲間たちの暴走を止められる可能性があるのは、
また政界再編の際に実効的な役割を果たし得るのは、自民党の議員たちだと思う
からである。
<それは、以前から自民党を支持していたのに、自民党の急激な右傾化や新自由主義
化にとまどいを感じ、政治不信になりつつある人たちも願っていることだろう。>
そして、このブログでもたびたび書いているように、私はそれを特に旧・宏池会系
の派閥やその議員たちに期待するのである。
少し前にコチラで、古賀派と谷垣派が連携を考えていることを書いたが・・・。
その古賀氏は11日、大分の講演会で「憲法は占領下で米国に押し付けられたと言わ
れるが、日本の平和(を守る)という意味で世界遺産に匹敵するぐらい素晴らしい」と
述べて、9条改正に否定的な見解を示した。「憲法改正(論議)の中で『世界の国々に
負けない武力を持つことが大切だ』という若い人たち、力の信奉者の声が大きくなって
いるのは大変危険なことではないか」と強調した。<共同通信11日より>
<この講演の一部をTVで見たが、古賀氏はその時に、自民党が次の参院選でとり得る
と思われる議席は、現段階では39しかなく、公明党が前回と同じく13議席をとった
としても、与党過半数には10以上足りないと。これは再編成を加速させることにつな
がるという趣旨の話もしていた。>
そして24日は、谷垣氏が講演会で今後の自民党の在り方について「右の支持だけで
安定した政治をつくるのは簡単ではない。右から真ん中ぐらいまで集められないと安定
した政治をつくることはできない。自民党もいろんな考えがあることを示さなければ、
参院選もやせ細ってしまう」と述べ、安倍晋三首相とは距離を置く中道勢力の結集に
意欲を示したという。
谷垣氏は「右的な主張をしてきたのは安倍晋三首相、小泉純一郎前首相、森喜朗元首相
の属する流れだ。昔、宏池会(旧宮沢派)と名乗っていた流れは思想的にはリベラルだ。
津島派もそうだ」と語り、首相や小泉氏らの出身派閥である町村派との対抗軸として、
谷垣派を含む旧宮沢派系や津島派を挙げた。<時事通信24日 より>
これに先立ち、自民党の山崎拓元副総裁は14日午後、CS放送の番組収録で、加藤
紘一元幹事長、二階俊博国対委員長、福田康夫元官房長官らの名を挙げ、アジア外交を
軸にしたベテラン議員の結集に意欲を示した。
山崎氏は「加藤氏のほか、二階氏や古賀誠元幹事長も非常に中国で信用が高い。野田毅
元自治相、高村正彦元外相、福田氏もいる。そういう人たちが力を合わせて日米中新時代
を作っていくべきだ」と強調したという。<産経新聞 15日>
19日には、自民党の加藤紘一、山崎拓、古賀誠の元幹事長3氏が都内で会合を行なっ
たという報道も出た。3氏は最近、頻繁に会合を開き、政局動向に関して意見交換して
いるとされ、自民党内では安倍晋三首相に一定の距離を置く「新YKK」と位置付ける
向きもあるようだ。<ここには二階総務会長も加わって、NYKKになることもある
らしい。また加藤氏と山崎氏は、昨秋、非安倍勢力を結集するための受け皿となるべく
「アジア外交ビジョン研究会」を発足している。>
少しずつ少しずつ、安倍首相&仲間たちの暴走を食い止めるべく、自民党内の抵抗
勢力は結集しつつある。
政界再編の機軸となることも含めて、彼らが何とか日本が危険な流れに行くことを
阻止するように頑張って欲しいと切に願っている。
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