石原が紀香らの応援つきマニフェスト・ビラを!+ドラマまで処分対象のアブナイ放送法改正


 今回は、ちょっと驚いた&あ然(・o・)とさせられた報道記事を二つ取り上げたい。

<かなり長くなってしまったのですが・・・。特に後半の問題は、かなり重要なものだと思うので、
最後までよろしくです。m(__)m>


 まず、これは昨日の「石原はなりふり構わず」の続きのような話なのだが・・・。
 今回の選挙から、首長選でマニフェストを記したビラの配布がOKになったので
あるが・・・。石原陣営の作ったビラに関する記事を見て、ちょっとあ然(・o・)とさせ
られるところがあった。<朝にはビラの写真が掲載されているネット記事もあったの
だが、問題があったのか、お昼にはどの記事も写真が消えてしまっているようだ。>


 そのビラは、A4サイズ(カラー)の紙の中心に「少しは反省してよね!だけどやっ
ぱり石原さん!」という言葉が大きめに記されていて、その周りに著名人8人の写真
と応援コメントが載っているというものだ。<ウラには公約が記されているらしい。>
 女優・藤原紀香は「音楽・芸術・文化を大切にする石原さん 期待してます」、
今、世界水泳で活躍中の北島康介は「石原さん、東京でオリンピック 絶対やって下さ
い」などとコメント。
 その他に歌舞伎の中村勘三郎、アルピニストの野口健、教育再生会議でもお馴染みの
ヤンキー先生こと義家弘介、ねむの木学園の創設者・宮城まり子、オリンピック招致
委員会の理事でもある建築家の安藤忠雄、石原陣営の選対本部長を務める初代内閣安全
保障室長の佐々淳行が登場していた。

 石原陣営は、告示日(22日)の約10日前から、「石原氏と交流のある人物」の
中から選ばれた「石原応援団」の選定を行なっていたという。
 石原氏の選対関係者は「ご批判はあるかもしれないが有権者にいかに関心を持って
もらうかを考えた。なぜ、石原がもう1期やりたいと思っているのか、分かりやすく多く
の有権者に伝えたい」と話した。<以上、日刊スポーツ、スポーツ報知、スポニチ27
日より、敬称略> (*1)


 いや~、いくら危機感があるとはいえ、こういう手を使って来るとは・・・。^^;
<それに藤原紀香さんは、平和主義(9条護憲)派で、アフガン等の戦地でのボランティ
ア活動を行なっているので、こんな形で石原支持の応援をするとは思いもしなかった。
宮城まり子さんも、平和主義でリベラルっぽい人なのかと思っていたのにな~。>
 今回は石原軍団は呼ばないかもという話も出ていたので、息子たちを含め国会や都議
会の議員や他県の知事の応援は得るものの、少しまっとうに勝負するのかと思っていた
のだが。藤原紀香さんなどが応援に来る予定はないようだが、このビラ自体がもう
パフォーマンスになっているように思える。

 先週、知人が「浅野のとこには、そのまんま東が応援に来ないのかな~?」とか
「みのもんたは、レギュラーだった浅野を応援しないのかしら?」などという話をして
いたのだが。
<また、どうやら黒川記章氏や桜金造氏などはややパフォーマンスっぽいことを行なっ
ているような報道記事も見かけるのだが。> 
 私個人は、都政にマジメに取り組む気のある候補者は、あまり著名人を応援を頼ったり、
パフォーマンスに走るような選挙戦はして欲しくないという気持ちがあった。 
 でも、こうなると、そのまんま東(東国原知事)でも誰でも呼んでいいから、絶対に
石原氏には当選させたくないという気持ちが生じてしまったりもする。

 私はこういうビラを見ると「情けない」とか「やることが、えげつない」と思って
しまうタイプなのだけど(ある意味で、都民をバカにしているような感じもする)、
こういうのを見て「やっぱ、石原さんがいいかな~」とか思っちゃう人もいるの
かな~。いるんだろうな~。(-_-;)

* * * * *

 この件は一度、機会があれば、まとめて特集したいな~と思っているのだが・・・。
 総務省はNHKに今年も拉致問題に関する放送命令を出したほか、値下げ案に応じな
かったことから受信料義務化の審議を見送り、担当課長を更迭する人事を行なったりと
NHKへの関与(コントロール)を強めているところがある。
 さらに、「あるある大辞典」のねつ造問題をきっかけに、民放各社も含め、番組制作
への関与も深めつつある。

 日本民間放送連盟やNHKは、ねつ造事件の反省を踏まえ、放送倫理・番組向上機構
(BPO)の権限強化策など、自発的な対策を打ち出し、表現や報道の自由を守るために
国の関与を行なわないようにと求めているが、総務省は今国会で放送法を改正して、
ねつ造があった番組を流した放送局に行政処分を行なう方針でいる。
 しかも、菅総務大臣は、26日の国会で、その処分はドラマにも及ぶとの見解を示した。

『菅義偉総務相は26日、今国会に提出する放送法改正案で、事実をねつ造した番組を
流した放送局に再発防止計画の提出を求める行政処分を新設することに関し、「ドラマ
でも事実を事実として伝える場面であれば対象になる。再現ドラマも対象だ」と述べた。
ただ、「社会的影響力が大きいものに限定し、悪影響が及んだ地域の広さや健康被害など
を総合的に判断する」とも述べた。
 参院予算委員会で沢雄二氏(公明)の質問で答弁した。沢氏は、「報道内容の真偽を
もとに行政処分を下す法律は世界に例がない。関西テレビの事件の再発防止と、言論の
自由の問題を混同している」と指摘。放送内容に関する規制強化は憲法が保障する表現
の自由に反しているとして、法案の再検討を求めた。<毎日新聞 26日>』(関連*2)

 私は、もちろん、TV番組だけでなく、メディアでねつ造があることはよくないと思っ
ている。特に報道番組がそれを行なうことは絶対に許されないことだと思うし、情報番組
も事実と異なる情報を流すことには大きな問題があるあろう。<何か風評被害や健康被害
などが生じることがあれば、尚更だ。>
 ただ、それは基本的には番組の作り手が自主的に改善すべきことであり、究極的には
受け手である視聴者や、番組制作のスポンサーである企業などが判断すべきことである
とも思う。(NHKの場合は、受信料を払っている人がスポンサーである)、

 そこに国or政府が関与して、コントロールしようとすることは、民主主義の維持にとっ
て最も危険なことなのであり、このような暴挙を許してはいけないと考える。
 政府にメディアをコントロールする権限を与えたら、だんだんと政府にとって都合の
よくない情報を国民に伝えにくくなってしまうおそれがあるからだ。そうしたら、国民は
国政に関して公正な情報が得にくくなり、国政に対する正当な判断もできなくなってしま
う。今の政権はこれから憲法改正や軍事強化をしようとしており、メディアの役割がさら
に重要になって来る時だけに、尚更に問題や影響が大きくなってしまう。

 しかも、報道や情報番組なら、まだ客観的に事実かねつ造かをチェックすることが可能
であるが。ドラマ(再現ドラマ含む)まで対象にするとすれば、もう異常としか言いよう
があるまい。
 以前、伝え聞いた&新聞などで見た話では、特に戦前、戦中時代のドラマやドキュメン
タリー、時代検証ものの番組(再現ドラマがついているものもある)を放映したあとに、
保守系の議員や関係者、右翼団体などから、放送局に苦情の電話が来たり、新聞社などに
批判の投書が来ることが少なからずあるという。
 ドラマでの描き方や解釈が(彼らの考えている)事実と異なる、事実や解釈がゆがめ
られている、XXはあんなことを言っていない、国や特定の人物や勢力(政治家やX軍、
XX部隊など)を悪者扱いし過ぎているなどなど、ご注意、お叱りが来るというのだ。

 ドラマの場合、すでにある小説などを原作にして、その解釈にのっとって、脚本を
作ることも多いし、テーマに沿って、どうしても脚色や演出によって、事実を多少変え
たり、一部分を膨らませることはあり得ることなのだが。保守系の人たちは、自分たち
の解釈に合わないものは、受け入れられないと思う人がいるようだ。


 これはテレビではないが、04年には集英社の漫画雑誌「ヤングジャンプ」に連載され
ていた、本宮ひろ志の「国が燃える」という漫画が、南京大虐殺に触れた描写があった
ことから会社や編集部に抗議が殺到し、休載に追い込まれ、該当部分を削除するに至った
ことがあった。
 今年、南京大虐殺があったとされる年から60周年を迎え、海外でこれをテーマにした
本や映画などが発表されているのだが、超保守系議員の一部はこのことにかなりナーバス
になっている。安倍氏が作った「日本の前途と歴史教育を考える議員の会」は、慰安婦
問題の河野談話見直し案を行なっていたが<結局、しばらく提言を見送ることに>、
今度は南京大虐殺に関する事実の検証も行なうという方針を発表している。
 民主党議員の有志もこの3月に「慰安婦問題と南京事件の真実を検証する会」なるもの
を立ち上げたという。

 もし、日本のTV局がこれらの件に関する(or含んだ)ドラマや番組を作った場合、
もし放送法が改正されれば、国会&地方議員や関係者だけでなく、総務省も事実と異なる
部分はないかと目を光らせるかも知れない。
 TV局サイドがそれを意識した場合、問題視されそうな部分はカットしたり、文句を
つけられないような表現に変えたりするかも知れないし、面倒が起きると困るので、
政府や保守系に文句のつけられそうなテーマは扱うのもやめてしまうこともあり得る。
 このような形でメディアに萎縮効果が出ることが、民主主義や人権の確保にとって、
最もコワイ&アブナイことなのである。

 どうか野党はもちろん、理性のある自民党、公明党議員は与党内でも反対の声を
挙げて欲しいし、メディア自身も戦うべきだと思うし、国民もこの件に関心をもって、
法案改正されないように後押しをしてくれればと願っている。

                         THANKS

【 下の2つのランキングに登録しています。安倍政権や今の日本の問題点をより多くの人に
伝えたい&クリックが増えると、と~っても励みになる(^^♪ので、できるだけ2つともクリック
して頂けると嬉しい&有難いです。組織票はないので、最後まで読んで下さる方々だけが
頼りです。よろしくお願いいたします。m(__)m 】


↓ 25位枠の壁高し。何とか少しでも上を目指して。ご支援よろしくです。m(__)m

人気blogランキングへ
   

にほんブログ村 政治ブログ
         ↑上位に強いブログが! ・・・また、コツコツ頑張るぞ!(・・)


<報道記事*1・2は↓Moreの部分に>






*1

『4月8日投開票の東京都知事選で3選を目指す石原慎太郎都知事(74)のローカル
マニフェストのビラ配布が26日、開始され、各候補のビラが出そろった。「都政の
私物化」批判の中、注目が集まった石原氏のビラには女優の藤原紀香(35)、歌舞伎
俳優の中村勘三郎(51)、水泳のアテネ五輪金メダリスト北島康介(24)ら有名人
の顔写真やコメントが記載。政界では「危機感の表れか?」との指摘も出ている。

 地方の首長選で今回から配布が解禁されたマニフェスト。A4サイズの紙には「少しは
反省してよね!だけどやっぱり石原さん!」という文字の周りに著名人8人からのコメン
トが記されている。紀香からは「音楽・芸術・文化を大切にする石原さん 期待してます」。
勘三郎が「江戸、東京の伝統文化をしっかり伝えてくれる石原さん、よろしく頼みますよ」
と持ち上げれば、北島は「石原さん、東京でオリンピック 絶対やって下さい」

 石原氏の選挙事務所関係者は「石原氏ならやれることを(石原氏の)知り合いの著名人
にそれぞれの専門分野について語ってもらっている」と説明。「○歳、主婦」というよう
な著名人ではない有権者のコメントを集める案もあったが、選対での話し合いでこの形に。
22日の告示の約10日前に各著名人サイドに依頼した。ほかにアルピニストの野口健氏
が環境について、「ヤンキー先生」こと横浜市教育委員会教育委員の義家弘介氏も教育に
ついてコメントしている。

 裏面には安全や福祉など11の公約を記載。街頭演説や新聞折り込みで配る予定だ。
デザインは「町中で手渡した際に目を引くように」(関係者)という配慮もあるという。
 有名人満載ビラについて政治評論家の浅川博忠氏は「都政の私物化批判の出ている石原
氏サイドの危機感と焦りの表れ」と指摘。「無党派層を取り込むためにやったのだろうが、
マニフェストのビラへの記載は“有権者を軽く見ている”と受け取る人もおり、マイナス
イメージになりかねない」とみている<スポニチ 27日>』


*2
『菅総務相は26日午後の参院予算委員会で、今国会に提出予定の放送法改正案に盛り込む捏造番組の再発防止策に関し、生活情報バラエティーだけでなく、ニュース、ドラマなどすべての番組が法適用の対象になり得るとの考えを表明した。総務相は「故意や重過失の場合を対象にしたい。社会的影響が大きく、国民生活に一定の悪影響が認められる事実に限り適用する」と強調。<共同通信 26日>』
[PR]

by mew-run7 | 2007-03-27 14:27 | 民主主義、選挙