今週、国会が激しく動き出しそうだ!+参院補選&地方選の結果を受けて


  22日、参院補選と統一地方選後半の投票が行なわれた。

 福島では民主党系の候補・増子輝彦氏が圧勝。しかし、沖縄では自公系候補の島尻
安伊子氏が接戦を制し、与野党の勝負は1勝1敗になった。
<☆チームのキャンプ地・宜野湾市長選は、野党候補が勝ったんだけどな~。^^;>

 福島選では、民主系の増子氏が54万票(得票率58%)に対し、自民系候補の山口
氏は30万票(32%)で、かなりの差に。投票率は、56.72% だった。

 沖縄選では、自公候補の島尻氏が25万5千票(52%)で当選。 野党系の狩俣氏は、
22万9千票 (46%)に終わった。投票率は47.81%で、やはりあまり盛り上が
らなかったようである。(--)

~ ~ ~ ~ ~ 
 
 選挙の話も色々書きたいことがあるのだが。
 その前に、もっと大事な国会のことを書いておきたい。

 大型連休を来週に控えて、今週の国会の動きがあわただしくなりそうだ。<*1>

 与党は、連休前に国民投票法案の成立、教育関連法案の衆院通過を目指していると
いう。また24日からは、衆院本会議でイラクでの自衛隊の活動を2年延長するイラク
復興支援特別措置法改正案も審議入り予定になっている。
<イラク特措法延長は、民主党は党全体が反対の意向で固まっているので、対案を出し
て徹底抗戦する構えでいるようだ。>
 沖縄での参院補選の勝利もあり、与党側は法案の審議、議決のスケジュールを加速
させて行きそうな感じである。


 今週、一番、アブナイのは、参院の憲法調査特別委員会で審議が進んでいる「改憲
手続法案」(国民投票法案)だろう。<*1>
 やはり与党側は「毎日審議すれば憲法記念日の5月3日までの成立は可能」(国対
幹部)として、連休の前にも「採決の目安」(同)としている審議時間30時間前後
を確保、特別委や本会議での可決、成立をうかがっているという。
 すでに、23日の参考人質疑、24日に2箇所での地方公聴会を行うことが決まっ
ているが。与党側は今週中に中央公聴会を開き、議決に必要な環境を調えたいとして
おり、審議日程に関して、野党との間で攻防が繰り広げられそうだ。

 民主党は対案を出すことを決定したという。<改憲推進派は、与党案に反対すると
しても、「国民投票法案なるもの」にはど~しても賛成をしたいので、対案を出して
置かないとマズイという事情もあるのだが。>
 参院民主党は中道・左派が多く、もし対案を出すなら、最低投票率などを盛り込ん
だものにした方がいいという意見も出ているようなのだが。私も、メディア&国民に
法案の問題点をアピールする機会を少しでも増やすためにも、是非、そうして欲しい
と思う。<民主党らしさをアピールすることにもつながるのではないだろうか?>

 衆院で審議中の教育関連法案、参院に回る少年法の改正案も目が離せない。

~ ~ ~ ~ ~
 
 さて、注目されていた(私が注目していた)地方選の結果も、ざざっと書いておきたいと思う。

 長崎市長選は、元・市役所の統計課長の田上氏が、伊藤市長の長女の夫である新聞
記者・横尾氏を破った。<この二人については、コチラなど参照>*1
 7万8千票対7万7千票・・・その差は千票に満たない大接戦だった。<ちなみに
無効投票数は1万6千票。うち伊藤市長の名を書いたものが、1万4千票あったとか。
大部分は、期日前投票であったと見られる。> 尚、投票率は過去最低の55・28%
だったそうである。

 田上氏は、「肉親の情と自治体運営は違う。市職員としての弔い合戦だ」と出馬を
決意。時間、資金、人員とないものばかりだったが、世襲に反発した地元経済界から
後押しを受け、一部の国会議員や地方議員からも支援を得て、まとまった得票につな
がった。
 他方、横尾氏は故・伊藤市長の後援会の働きかけもあり、「伊藤市政への期待をあん
な卑劣な暴力で止めるわけにはいかない」と新聞社を休職して立候補したが、及ばず。
長女の優子さんは、「本当にありがとうございました。父伊藤一長はこの程度の存在
でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを
受けるとは思いませんでした」と声を詰まらせたという。

<遺族の思いはわからないではないが、喪服姿や遺影を掲げて、時に涙ながらに訴える
選挙活動は、少し市民の気持ちを引かせてしまうところがあったかも知れない。時間が
なかったとは思うが、横尾氏には新聞記者として、長崎市政のあるべき姿などをもう
少し語って欲しかったかな~という気もしている。>


 また、高知の東洋町の町長選は、高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地に応募を
めぐり、賛成・反対派の激突になったが、反対派候補が圧勝した。投票率 89.26%だ。
<町民は、交付金より、町の自然と安全、そして将来を選んだ形になった。>

 財政再建で揺れる夕張市では、市長選に内外から7人の候補者が出たが、地元の出身
の候補が勝利した。 投票率 81.72%  <例の羽柴秀吉氏が健闘だった。>
 新幹線の駅の建設で賛否の争いが大きくなっている滋賀県の栗東市の市議選では、
反対はの県知事当選につづき県議選も反対派が多数になったのだが、市議選では賛成が
多数となり、ねじれ現象が生じることになった。<こちらは投票率 56.78%>

 尚、東京都調布市議選では、無所属で元日本テレビキャスターの真山勇一氏(63)
=自民推薦=が、2位に大差をつけてトップ当選。
 千葉県市川市議選では、長島茂雄氏のそっくり物まねで知られるタレントのプリティ
長嶋氏(52)がトップ当選した。<彼は以前、千葉県の水道局に勤務していた。>
 
~ ~ ~ ~ ~

 地方自治選については、やはり、それぞれの地元の事情、争点というものがあるので、
何とも言えない部分がある。<長崎市長選の田上氏当選もいい例かも知れない。>
 ただ、たとえば東洋町や夕張市のように、市町村の根本的なあり方、住民の生活が問わ
れる地域では80%以上の投票率があり、住民の政治参加への真剣さが伺えた。

 参院補選の方は、国政選挙だったのであるが。これも、地元の状況が反映される部分が
大きかったように思う。

 福島では、民主党の候補が昨秋の知事選についでの2連勝することになったが、これは、
自民党側のマイナス要因が大きかったからではないかと思う部分も強い。
 というのも、昨年、自民党系の知事が談合事件で辞職(起訴)されたため、県民の批判
感情がまだ残っているし、自民党の候補者選定が2月中旬と遅かった上に、事件の影響も
あって、建設業界や諸団体の組織的な選挙活動や票まとめが行ないにくかったようだから
である。
 それゆえ、最初からハンデ戦みたいなところがあったし、福島は民主党の黄門さま・
渡部恒三氏のお膝元であること<長州の安倍氏を好まぬ者がいることも?>、、また県民
の多くが関心を持っている地域や生活の格差、医療、福祉をメインにアピールしたことで、
さらに差を広げることができたのだろう。

 だが、沖縄では、地元のニーズを読みきれず、旧態依然とした沖縄での選挙の戦い方を
してしまったのが失敗だったのではないかと思う部分がある。本来、野党側が選ぶべき
タイプの候補者&アピールを、自公にされてしまったような感じがしているからだ。
 この件はちょっと長くなりそうなので、できれば改めて書きたいが・・・。コチラ
記事を参照して頂けたらと思う。
  

 ところで、今回の選挙で最もホッとしているのは、自民党の中川幹事長ではないかと
思う。ここで2敗したら、党内からの批判、責任追及の声が強まるおそれもあったからだ。
 最初からハンデ戦であった福島を半ばあきらめて、沖縄での選挙に力を傾けたのは大正
解だったと思うし、また沖縄の候補者の立て方、選挙戦の進め方は、見事な作戦勝ちだっ
たように思える。

 逆に野党側は、この1敗はかなり痛いものがあるのだが。参院選の戦い方を考える、
いいチャンスになったのではないかと思う。
 何だか、また民主党の中に、野党共闘のあり方や政策面でゴタゴタ言い出す人がいそう
なのが心配なのだが。(-_-;) もう参院選まで3ヶ月しかないのだから、ゴタゴタやって
いるヒマはないということを認識すべきだろう。
 
 最近、いくつかの世論調査で、民主党の支持率が少しずつ上がり始めている。民主党が
安倍自民党との対立軸を明らかにしようとしたり、経済&地域格差を問題にして生活者
重視の政策をアピールしたりしていることは、間違ってはいないように思うのだ。
<市区町村の議会選の結果を見ていると、民主党はかなりいい結果が出ている地域も
多いように見えた。>
 ただ、ここで福島の圧勝は民主&野党の力&反安倍票の結果だと誤信し、きちんと
沖縄選の敗戦の要因を把握できないと、次の参院選への準備の仕方を間違ってしまうこと
なってしまうように思われる。

      <つづく>             THANKS


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<関連の報道記事は、↓Moreの部分に>





*1

『国会は週明けから、参院では憲法改正手続きを定める国民投票法案の成立を視野に入れた
与野党攻防が展開されそうだ。24日には、衆院本会議でイラクでの自衛隊の活動を2年
延長するイラク復興支援特別措置法改正案も審議入り予定で、与党は5月の連休を控え、
重要法案の審議をさらに加速させる構えだ。<共同通信21日>』

『与党の国民投票法案を審議する参院憲法調査特別委員会は、既に約14時間半の審議
を終了、23日には参考人質疑、24日には仙台、名古屋両市で地方公聴会も開く。
 与党は「毎日審議すれば憲法記念日の5月3日までの成立は可能」(国対幹部)として
連休の前にも「採決の目安」(同)としている審議時間30時間前後を確保、特別委や
本会議での可決、成立をうかがう。
 野党側は民主党が衆院に続き対案を提出することを決定。与党内には「無理に5月3日
にこだわる必要はない」(自民党幹部)との意見も出始めている。<共同通信 21日>』

『国民投票法案をめぐって、与党側は、参議院特別委員会で、採決に向けた環境を整える
ため、中央公聴会の開催を今週中に議決したいとしているのに対し、野党側は慎重な審議
を求めており、法案の成立時期もにらんで審議日程をめぐる与野党の駆け引きが活発化
する見通しです。

 憲法改正の手続きを定める国民投票法案を審議している参議院憲法調査特別委員会は、
今月17日に審議入りして以降、19日まで3日間、審議を行っており、今週23日には
参考人質疑を行うのに続いて、翌24日には仙台市と名古屋市で地方公聴会を開くことに
しています。与党側は、遅くとも来月中旬までの法案成立を目指す立場から、法案の採決
に向けた環境を整えたいとして、今週中にも中央公聴会の開催を議決したいとしています。
これに対して、野党側は、国民投票の対象や国民投票運動の規制など6つのテーマごとに
参考人を呼んで審議を行うことを求めているほか、民主党は、対案の提出も検討している
ことから時間をかけた慎重な審議を主張しており、与党側が、5月3日の憲法記念日まで
に採決に踏み切るのではないかと警戒感を示しています。このため、中央公聴会の開催
など審議日程の協議では、国民投票法案の成立時期もにらんで、与野党の駆け引きが
活発化する見通しです。<NHK22日>』

*2

『『田上氏は長崎県五島市出身で50歳。昭和55年に長崎市役所に入り、市の観光振興課の主幹や、統計課長などを務めました。今回の長崎市長選挙は、4期目を目指して立候補した伊藤市長が選挙期間中に拳銃で撃たれて死亡したことを受けて、補充の立候補が受け付けられ、投票の3日前に、伊藤市長の長女の夫の横尾誠氏と田上氏の2人が新たに立候補して、5人による争いとなりました。田上氏は、経済団体の一部からも支援を受けて運動を展開するとともに、「世襲ではなく、市民の力を結集して市政を進めていく」と訴えて支持を集め、初めての当選を確実にしました。一方、伊藤市長の後継を掲げて立候補した横尾氏は「父の思いを継いで新生・長崎の未来を作りたい」と訴えましたが、及びませんでした。<NHK22日>』

『長崎市内の田上さんの選挙事務所では、当選確実になると歓声が上がった。ただ、死亡した伊藤市長に配慮して万歳は控えた。田上さんは「市民と市職員の力を生かし、こういう事件の後こそ『市民力』を発揮する時」と喜びを語った。

 田上さんは「肉親の情と自治体運営は違う。市職員としての弔い合戦だ」と出馬を決意し、退職金を選挙費用に充て、背水の陣で臨んだ。26年半の市職員生活では06年に日本初のまち歩き博覧会「長崎さるく博」を発案、企画し、延べ1000万人を集めるなど広報や観光畑で活躍。培った人脈が草の根運動の核になった。

 時間、資金、人員とないものばかりだったが、世襲に反発した地元経済界から後押しを受け、一部の国会議員や地方議員からも支援を得て、まとまった得票につながった。

 一方、伊藤市長の長女の夫で西日本新聞記者の横尾誠さん(40)は22日午後11時50分ごろ、長崎市内の選挙事務所に伊藤市長の長女で妻優子さん(36)とともに喪服姿で現れ、涙ぐみながらあいさつ。伊藤市長の大きな遺影が掲げられた会場で、横尾さんは「伊藤市政への期待をあんな卑劣な暴力で止めるわけにはいかないと立候補した。私のいたらなさでこんな結果になり、本当に申し訳ございませんでした」と頭を下げた。

 優子さんは「本当にありがとうございました。父伊藤一長はこの程度の存在でしたか。父は浮かばれないと思います。残念です。父の愛する長崎でこんな仕打ちを受けるとは思いませんでした」と声を詰まらせた。

 横尾さんは、東京での記者生活を休職して補充立候補した。1000を超える団体推薦や伊藤市長の後援会組織を受け継ぎ、遺族が喪服姿で街頭に立つなど、徹底して情に訴えたが及ばなかった。

 ◇無効票は約1万6000票

 長崎市長選の無効票は約1万4000票あった。中には死亡した伊藤市長に投票し「伊藤市長さんありがとうございました」などと書かれた票もあったという。無効票の中には、期日前を含めて伊藤市長に投じた票が多かったとみられる。 <毎日新聞23日>

『北海道の夕張市長選挙は、無所属の新人で、元会社社長の藤倉肇氏が初めての当選を果たしました。藤倉氏は夕張市出身の66歳、高校卒業まで夕張に住み、去年6月まで札幌市内のタイヤ販売会社の社長を務めていました。<NHK22日抜粋>』
 
『 高レベル放射性廃棄物最終処分場の候補地選定をめぐり町長が辞職した高知県東洋町で、出直し町長選が22日投開票され、反対派で隣接する室戸市の元市議の無所属新人沢山保太郎氏(63)が、推進派で無所属の前町長田嶋裕起氏(64)を大差で破り、初当選した。国から交付金が出る最終処分場文献調査の是非が争点。沢山氏は最終処分場の文献調査の応募撤回を求める町長名の文書を国に送付する意向を示した。<共同通信 22日>』
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by mew-run7 | 2007-04-23 06:55 | 民主主義、選挙