勝ち馬に乗ろうとする政治が、民主主義を壊して行く+天皇賞は地味コンビ?が優勝!


 毎度ながら・・・4月も今日で終わりだ~!(・o・) ha・hayasugiru・・・
 今年も、もう3分の1が過ぎてしまったのね~。^^;


4月は、桜をはじめ季節の花々や新緑も楽しめたし、大好きなスポーツ&競馬では
楽しい&嬉しいことがいっぱいだったのだが。<あとで、文末のおまけコーナーに天皇
賞で勝ったサムソン&石橋コンビのことを書きたいと思う。☆も順調。(~~)>

 でも、政治や社会関係では、毎日のように、何を優先して書こうかとアタマを悩ませ
てしまうほど、色々なことがあった月だった。


 都知事選を含め統一地方選X2や参院補選もあったし。<これはアンチ石原&安倍
自民党の私にとっては超重要なものだったのだが・・・。(--)>
 また、その選挙期間中に、長崎市長が銃撃されるという事件が起きて、本当に大きな
ショックと怒りを覚えたりもした。<相前後して、国内外で銃による大事件も発生。>

 国会では、国民投票法案や教育関連法案などなど重要法案が次々と出されている。
しかも、私が認知している限り、国民投票法案を含め今月だけで4つの法案が、審議
不足のまま、野党の抵抗や反対を押し切る形で「強行採決」されている。
<民主党の平岡議員のHP(コチラ)にも色々書かれていた。安倍政権になってから
数の力でゴリ押しをする形が増え、まさに議会制民主主義が崩壊しつつある感じだ。>

 そして安倍首相は、今月にはいって、ますます改憲路線を強調するようになり、集団
的自衛権の見直しも含め、イケイケ・モードに。<慰安婦問題はバタバタだけど?!(・・)>
 軍事強化も着々と進められているし。<迎撃ミサイル配備、テロ対策&海外派兵準備
部隊である「中央即応集団」発足、先週は米軍のF22&ステルス戦闘機と合同訓練など
など・・・F22機(300億円超)の営業込みかな?>30日には、念願だったインド洋に派遣
されている海上自衛隊の激励にも行った。<海外での激励・訓示は首相としては初めて。>
<ボクの官邸の教育再生会議は相変わらず、妙な提案を出し続け<親学がどうの、徳育が
どうのとかまで言い出しているが、もうバカらしくて、取り上げる気にもなれない。一応、記事
はキープするけど。>

 そんなこんなで、今月は本当にあわただしく、もうほとんど毎日が、フカイ(深い&
不快な)ため息の連続だったのだが・・・。(-_-;)huu

~ ~ ~ ~ ~ 

 29日の朝、TBSの時事放談で、筑紫哲也氏が、「今の若い人は判官びいきという
言葉を知らない」「全体的に勝ち馬に乗るような風潮がある」と言うような話をして
いたのだが、本当にそうだな~と思った。

 日本人というのは面白いもので、「長いものに巻かれろ」「よらば大樹の陰」的な
国民性が強いものの、それに対する抵抗感や良心の呵責(☆1)もあるのか、また
もともと心優しく一方的な強いものを好まない人が多いためか、「判官びいき」をする
人も少なくない。
 ただ「判官びいき」というのは、単に「弱い者を同情、応援する」というだけでは
なくて、強者の論理や視点を受け入れるのではなく、弱者の立場や視点も含め、世の中
を色々な立場や角度から見て、色々考えるということにつながるように思えるのだ。
 そして、ある意味では、この両者があって、日本の政治、経済や社会全体のバランス
がとれていたのではないかと思える面がある。

 言われてみれば、国会や政府与党の様子を見ていても、選挙を見ていても、メディア
のあり方を見ていても、「勝ち馬に乗る」「判官びいきが、ほとんど見られない」と
いう傾向がかなり強く現れているように思われる。そして、それが日本の政治や社会の
バランスや民主主義の崩壊ににつながっているような感じもしている。

<勝ち馬に乗るのは、「騎手」と「馬券」だけでいいのにね!(・・)おいっ > 

~ ~ ~ ~ ~

 国政で言えば、私は、安倍政権の改憲路線&新自由主義的な政策や、政府与党が次々
と通している法案を、国民の多数が支持しているとはとても思えないのであるが・・・。

<支持・不支持の前に、安倍氏の政策や法案のことが、あまり知られていないという話も
あるけど。^^; もし知られれば、WE法案のように大反対されちゃうものも、もっと
色々あると思うのにな~。>
 
 それでも、安倍首相&政府与党がそれを押し通して行けるのは、まさに「数の力」
&勝ち馬に乗っている人たちのお陰なのではないかと考えられる。

 その「数の力」としては、あの05年小泉総選挙で得た衆院の大量議席数が何より
大きいのだが。<安倍政権の政策や法案が支持されたものではないんだけどな~。>

 さらに、昨年の総裁選で勝ち馬に乗ろうとして安倍支持に回った自民党の各派閥や
議員たちの多さ&党内民主主義が機能しなくなっていることも大きいと思うし。
 そして、国政でも地方政治でも、勝ち馬に乗ろうとし続ける公明党の存在も大きい
のではないかと思う。
<確かに与党にいれば、自党の唱える福祉政策が実現しやすい面もあるが。よくもまあ、
全くと言っていいほど、政治思想や政策などが全く違う安倍自民党政権を支え続けたり、
そのような自民党系の候補を選挙で支持&応援したりするのはいかがなものかと。>

 しかも、国民にとって重要な情報源であるメディア(特にTV)が、それらの問題点
をきちんと指摘、批判しようとしないのが、さらに痛い。
 マスコミ各社にしてみれば、まずは、視聴率や購買数&評判を得ることが「勝ち」に
なるかも知れないし、強い政府&関係企業、団体はヨイショして、あまり逆らわないで
置こうというのも「勝ち馬」的要素があるように思えるが。

 TVで言えば、選挙でも政治関係の報道でも、肝心な争点や問題点を伝えようとする
よりは、視聴者ウケを狙って、好奇心を引くような切り口で報じたり、面白おかしく
ショー・アップしたりすることを考えることが多く、国会の報道も、問題発言やスキャ
ンダルっぽいことは飛びつくが、重要な情報はきちんと伝えていないことが多い。

 つまり、政治家もメディアも(もしかしたら少なからずの国民も)、あまり理論や
中身は考えずに、とりあえず皆で勝ち馬に乗っちゃおう、強そうな方orおいしそうな方
に乗っちゃおうモードになりつつあるように思えるのである。

<たとえばWE法案のように、マスコミが積極的に報じたために世論が大反対して。
野党はもちろん、公明党も当初より強く反対していて、自民党内からもこれはマズイ、
選挙にもマイナスだという意見が相次ぎ、今国会での法案提出が見送られたものもある。
 これは、まさに国民&議会制&政党制による民主主義がうまく機能した例だろう。
メディアも、国民に情報を伝達し、問題点を指摘するという役割をきちんと果たした
点で大きな評価ができるとも思う。でも、肝心な憲法、国のあり方に関わるものに関し
て、それが機能しないのである。>

~ ~ ~ ~ ~
 
 まあ、それはどの世界でも「まずは自分たちの利益を考えるのが当然でしょ~」
と言われれば、それまでなのだが。
 特に政治の世界では、「それを言っちゃあ、おしまいよ」(by寅さん)というものが
あるのではないだろうか?
 
 そんな感じで、安倍政権が始まって、たった半年の間に、憲法や日本の国のあり方に
大きく関わるような教基法改正や国民投票法案など超重要なものも含め、様々な重要
法案がどんどん通されて行くことが、果たして国や国民の利益になるのか・・・。
 
「こんなことをやってちゃあ、日本はおしまいよ」・・・になってしまうのではないか
と、危惧してしまうmewなのであった。

 そして私たち国民の手で、その状況を是正する力があるとすれば、それは「選挙」に
ほかならないのだが。その「選挙」にも、勝ち馬に乗ろうとする風潮が見られるという
話が出ているのだった。

 【☆1 日本人が、若い人たちも含めて流行りもの好きで、多くの人が同じような恰好
をしたり、同じようなものを持ちたがったりするのも、長いもの&大樹的な国民性を
反映しているかも知れない。(それがイイというより、その方が安心という部分が強い。)

 ちなみに、高校・大学生などを対象としたMYリサーチ(?)によれば、「判官びい
き」はもちろん、「李下に冠を正さず」も「良心の呵責」を知らない人が多い。
「李下・・・」や「呵責」は難しいのでわからなくても仕方ないとも思うのだが、驚く
べきことに「良心」という言葉自体を知らないorきいたことがあるが意味はわからない
という子供や若い人がかなりいるのだ。(これ、ホント!)「リョウシンが痛むって、
(両)親が悲しむってこと?」とかきかれたりするし~。それでは、何かよからぬこと
をしても「良心がチクチクと痛むはずもないのかもな~」と思ってしまった。^^;
 
 何か今、見たらたまたま産経新聞にも同趣旨の記事が出ていたので、Moreのところに
アップしておきたい。】





     <つづく>               THANKS 

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<関連の報道記事は、↓Moreの部分に>


☆おまけの、スポーツ・競馬コーナー☆
 
スポーツ・競馬も、やや「判官びいき」っぽい私なのであるが・・・。

 天皇賞は、ゴール板の前を3頭がなだれ込む激戦(ハナ、クビ差)の中、できれば
勝たせてあげたいと思っていたメイショウサムソンwith石橋守騎手が優勝して、よかっ
た、よかったという気持ちになっている。<馬券は福永のジャマで・・・。(-_-;)>
 石橋騎手も、春から担当している高橋成厩舎も、初の春天制覇である。<おめでとう
ございます。m(__)m>

 何故、サムソン&石橋騎手のコンビに勝たせたいと思ったかと言えばは、この二人
(一人&一頭)ともと~っても地味なタイプの存在だったからである。

 サムソンくんは、浦河の小さな家族経営の牧場で生まれ、オペラハウスというやや
地味な血統も手伝ってか、700万円というJRAの競走馬としては、かなり安い価額
で購入されたという。<私の溺愛馬とロットスターも、ややマイナーな浦河出身だ。>
 で、期待されている馬は、夏なら涼しい北海道、または気温が下がってから秋、冬に
デビューするのだが。サムソンくんは、真夏の小倉(九州)競馬でデビューして、3戦
めでやっと勝利。デビュー時は、武豊などの有名騎手に騎乗を断られ<先約があった
ので。butすごく期待できる馬なら、先約を断ってでも騎乗する>、調教をつけていた
ベテラン石橋守騎手がそのまま乗ることになったのだという。
 
 その石橋守騎手は、今年39歳で、競馬界で最もマジメで地道な人だと言われる騎手
である。<近時はそんなに乗鞍も多くなくて、少し競馬をやっている人でも「石橋って
誰?」ときいてしまう存在だったりする。^^;>
 その石橋騎手が、地味~なサムソンくんとコンビを組んで、騎手になって22年目で
皐月賞を初制覇したのだが。<地味ゆえに・6番人気> さらには、ダービーも制覇を。
 でも、サムソンくんは他の2冠馬に比べて、スター扱い度が低いように思えるところ
があった。しかも、三冠めを目指した菊花賞で4着と敗れ、古馬と走ったJCや有馬も
6・5着で、競馬ファンの間からは、「やっぱサムソンはそんなにスゴイ馬ではない
かも」「そろそろ騎手を変えた方がいいかも」などという声も出始めていたのである。

 正直を言うと、私は3歳の時は、サムソンのライバルのドリームパスポートという
馬が気に入っていて、応援していたのだが。そのドリパスが骨折してしまって、しば
らく休養になってしまったので、その分もサムソン&石橋コンビに頑張って欲しいな~
と。サムソンは、もともとそんなにビュ~ンと足が切れる馬ではなく、直線で先に
出て根性でゴールまで駆け抜けるタイプなので、何とか根性で距離を克服して、他馬に
競り勝って欲しいと思っていたのだが。
 昨日の天皇賞は、まさにそういう感じのレースで。ゴール前で一度差されそうになり
ながら、ド根性で交わして(石橋騎手も体いっぱいを前に倒してた)、見事にハナ差
で優勝馬の栄誉を勝ち取ったのだった。(*^^)v
<いつも思うけど、3200mも走って、最後はハナ差って、何か不思議。(・・)>

 <とりあえず、ここまでアップ>




犯罪や非行に走った人たちを社会に復帰させる仕組みを抜本的に見直す「更生保護法案」が27日の衆院法務委員会で、自民、公明の賛成多数で可決された。今国会で成立する見通し。刑務所や少年院を仮釈放・仮退院した人の保護観察を強化。保護観察中の人が義務を守らないと仮釈放を取り消すなど「再発防止」の方向に大きく踏み出した内容だ。参考人や野党から修正を求める意見が出る中で、与党は2日間、計7時間の審議で採決を強行した。

 委員会の採決強行は18日の少年法改正案に続き2回連続。野党の平岡秀夫筆頭理事らは抗議の記者会見を行い、「なぜこんなに急ぐのか。今までにない強引な議会運営に危機感を覚える。共謀罪法案も強行採決する地ならしとも思える」と怒りをあらわにした。与党の棚橋泰文筆頭理事は「野党が審議に応じないことこそ問題。審議は十分だ」と述べた。

 与党は25日、反対する野党を押し切って単独で審議入りした。

 法案は、05年の愛知県安城市の男児刺殺事件など保護観察対象者による重大再犯事件が相次いだことを受けた。

 「再犯防止を第一に挙げるのは法案の趣旨に反する」などとして修正を求める日本弁護士連合会の神洋明弁護士は「与党の質問や政府の答弁には、時間をかけて審議すれば調整が期待できる部分があっただけに残念だ」と話した。 <朝日新聞 28日>』



『安倍首相は29日午前(日本時間同日午後)、アラブ首長国連邦(UAE)の首都アブダビに着き、テロ特措法に基づきインド洋で米英艦などに補給支援活動をする海上自衛隊の支援部隊を首相として初めて激励に訪れた。

 首相は海自補給艦「はまな」の甲板上で「甲板上は気温が80度にも達すると言われる中、高い技量と士気を維持できる海上自衛隊の技術は世界トップクラスだ。最高指揮官として、諸官らを改めて大変誇りに思う」と隊員の労をねぎらった。 <朝日新聞 30日>』

『 首相は補給艦「はまな」に乗り込み、「自衛隊の国際平和協力活動が本来任務化された。防衛省、自衛隊は、国際的な安全保障環境を改善するための積極的な取り組みを求められている。国際貢献の最前線で、日本の新しい1ページを開いてください」と訓示した。

 また「諸官らの活動は、国際的にも極めて高い評価を得ている。任務を立派に完遂し、全員が元気に日本に帰還されることを心から願っている」とねぎらった。<東京新聞30日抜粋>』


☆【大丈夫か日本語・上】大学なのに…中学生レベル6割!?

『 「ついに、ここまできたか…」

 九州地方の私立短大に勤める講師はそう言って、しばし言葉を失った。“日本語が通じない現実”に直面したのは昨年秋のことだった。

 「ほかの人に比べると話し好きです」「思いやりがある方です」…このような簡単な文章を記した紙を学生に渡し、イエスかノーで答えてもらった。外向性や協調性などを診断する性格検査だ。

 「質問を理解したうえで答えないと正確な結果が出ないので、漢字に読み仮名をふり、分からない言葉は質問するように伝えた」と講師。

 間もなく20人ほどの学生のうち、数人が手を挙げた。

 「『怠惰』って何」

 「『まごまごする』ってどういう状態?」

 想定内の質問もあったが、就職を控えた女子学生が発した言葉には耳を疑った。「骨が折れる仕事は嫌です」という文章を指さし、「『骨折する仕事』が嫌なのは当たり前。違う意味があると思ったので…」と首を傾(かし)げたのだ。

 「全員の前で、それぞれの意味を伝えたが、多くの学生が説明に聞き入っていた。手を挙げたのは数人でも、実際分からない人はもっといたでしょう」と、この講師は推測する。

 “兆候”は数年前からあったという。講義中の指示や就職活動のアドバイスを、なぜか全く逆の意味に取り違えてしまう学生が目についていた。

 「履修登録の説明書が読み取れないので新年度のオリエンテーションが成り立たなくなっていた。基本的な語彙(ごい)力がないために、英語ならぬ日本語の理解力やリスニング力が落ちている」

 日々学生に接している講師の実感だ。

* often訳しても…「しばしば」って?

 学生の日本語の間違いや語彙力低下に戸惑う大学関係者は少なくない。

 関東地方のある私立大学では数年前から、日本語表現法の講義内容が様変わりした。毎回、学生に漢字テストを課すようになったのだ。中学・高校レベルの問題ばかりだが、空欄が目立つ答案が多いうえに、「診談」(診断)、「業会」(業界)といった誤字も目立つ。

 「日本語表現法は、より良い表現を身につけるために『描写の際の視点の絞り方』などを教える講義。だが、最近は義務教育で身につけるべき表記や語彙、文法すら備わっていない学生が多いため、従来のやり方では授業が成り立たない」と、担当の准教授は話す。

 影響は他科目にも及ぶ。「英和辞典の訳語を説明するだけで時間が取られてしまう」。この大学で英語学を担当する教授は嘆く。

 英文解釈の講義で学生に「often」の意味を調べさせても、「しばしば」はもちろん、「頻繁に」といった訳語が理解できない。「『よく~する』ではどうか、と聞いても、『よく』は『good』の意味としてしか認識していない学生すらいる」(教授)

 独立行政法人メディア教育開発センターの小野博教授(コミュニケーション科学)が平成16年、33大学・短大の学生約1万3000人の日本語基礎力を調べたところ、国立大生の6%、私立大生の20%、短大生の35%が「中学生レベル」と判定された。昨年度の同様の調査では、中学生レベルの学生が60%を占める私立大学も現れた。

 今年度、センターが開発した日本語基礎力を調べるプレースメントテストを利用する大学は57大学3万2000人(見込み)にのぼる。3年前の4倍を超す勢いだ。

 小野教授は「『(大学)全入時代』が到来し、外国人留学生と同等か、それ以下の日本語力しかない学生が出てきた。言葉の意味を学生に確認しながらでないと講義が進められない大学も少なくない。テスト利用校の急増ぶりに、大学側の危機感が表れている」と語った。

 こうした現象は大学生に限ったものではない。

 6月に第1回日本語検定を開く東京書籍が昨年、約60の企業に日本語をめぐる問題についてヒアリングをしたところ、深刻な悩みが次々と寄せられた。

 問題は「敬語が使えない」「違和感のある言葉遣い」といったレベルにとどまらない。

 オペレーターが日本語で書かれた取り扱い説明を理解できず、機械を故障させた▽社員が送った言葉足らずの電子メールが取引先を立腹させ、受注ができなくなった…。日本語力不足が実害を生むケースもあった。

 検定事業部の萩原民也(たみや)さんは言う。

 「大人から子供まで、想像以上に日本語のコミュニケーションがうまくいっておらず、『日本語で日本文化を伝えるのは難しくなっているかもしれない』とこぼす経営者すらいた。正しい使い方を再確認する時期に来ているのかもしれません」


 早期の英語教育の必要性を指摘する声が少なくない。だが、その是非を論ずる前に、母国語である日本語力の低下を深刻に受け止めた方がよいかもしれない。学校現場で、企業で「失われゆく日本語」を懸念する声が広がり始めている。その現状と対策の動きを報告する。
<産経新聞 30日>』

~~~~~

☆<教育再生会議>親向けに「親学」提言 母乳、芸術鑑賞など

『政府の教育再生会議は25日、親に向けた子育て指針である「『親学(おやがく)』に関する緊急提言」の概要をまとめた。子どもを母乳で育てることを呼びかけたり、父親にPTA参加を呼び掛けるなどの内容。政府の有識者会議が家庭生活のマニュアルを示し提言をすることには会議内にも慎重論があるだけに、世論の評価は分かれそうだ。

 東京都内で同日開かれた主要メンバーによる運営委員会で示された。5月の第2次報告の前に正式発表する見通し。

 「親学」は、親も子育て学習をする必要がある、との認識から一部の保守系有識者が提唱している考え方。子育ての知恵や文化を伝えることが主眼で、再生会議では17日の同会議第2分科会(規範意識)で提言を行う運びとなった。山谷えり子首相補佐官や池田守男座長代理らが概要をまとめた。

 概要では「脳科学では5歳くらいまでに幼児期の原型ができあがる。9歳から14歳くらいに人間としての基礎ができる」と指摘するなど、11項目にわたり具体論を展開。「子守歌を歌う」▽「授乳中はテレビをつけない」▽「早寝早起き朝ご飯」▽「親子で感動する機会を大切にしよう。テレビではなく、演劇など生身の芸術を鑑賞」▽「インターネットや携帯電話の情報に『フィルタリング』を」など、家庭生活のあり方をかなり具体的に記述。子どもの発達段階に応じ「幼児期段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目」を身につけさせるよう呼びかけた。

 ただ同会議内にも、「政府が押し付けることか」(学識経験者)と政府版「家庭生活マニュアル」の作成を疑問視する意見が出ており、発表段階で内容に変更が加えられる可能性もある。母乳による育児推奨には「母乳の出ない母親を追い詰める」との専門家の指摘もある。【平元英治】

 ◇「親学」提言のポイント

(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児

(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない

(3)早寝早起き朝ごはんの励行

(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す

(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施

(6)企業は授乳休憩で母親を守る

(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞

(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施

(9)遊び場確保に道路を一時開放

(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる

(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める  <毎日新聞 26日>』
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by mew-run7 | 2007-04-30 15:23 | 民主主義、選挙