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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガからガラガラポンの政界大編成を希望。左右問わずmew基準で、政治や競馬、スポーツなど。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

やっぱり安倍は今の立憲主義がわかっていないのでは?!+扇千景氏が引退表明


今日は母の日ですね~。お母さん、有難う!(^^♪

 ・・・って、mewママは、このブログの存在を知らないのだけど。^^;
 教えれば、毎日、ポチッぐらいしてくれるかな~と思ったりもするけど。(笑)
やっぱ、親に読まれるのは、こっぱずかしいとこがありますよね~。(^^ゞ

 皆さんは、親とかにも自分のブログの存在を教えてます?
 あ、子供や料理、動植物なんかがテーマだったら、私も教えるかも知れないけど。
ここは、政治&社会問題が中心だし~。<しかも、日々、吠えてるし~?>あとは、
ときどきスポーツと競馬だもんな~。(・・)yappa naisho ga iikana?

    ~ ~ ~ ~ ~

 さて、前記事の安倍首相の国会質疑の話の続きを・・・。

<お時間のある方は、参院中継<コチラ>11日の映像をご覧下さいませ>

 おととい(11日)の質疑で、ある意味で、一番可笑しかったのは、自民党の桝添議員
が、こんな質問をした時だった。

「口悪く総理を批判する方々は、総理が憲法なるものや立憲主義を理解していないと
言っている。今日はテレビがはいっているし、総理の理解を示して欲しい」と。   
 
<ね。思わず笑いたくなるでしょ?>

 まあ、舛添氏はさすがおフランス仕込みの政治学者なので、「憲法が権力を制限or
抑制(コントロール)する」という近代的な意味の立憲主義が、いかに大事なことかは
熟知していて。たとえば、自分たちが野党になった時に云々とかの例を出したりしながら
持論を述べたあと、安倍首相にふったのだけど・・・。

 安倍首相は、ちょっと笑いながら、「もちろん立憲主義が前提になっているのは当然
だ」という感じで切り出して。
 で、「立憲主義とは、主権者である国民が、権力の行使について定め、基本的人権を
保障することだ」という定義を述べたのだった。<これは、野党議員の質問の時も、
同じような定義を用いていた。>
 あとはや「立憲主義」という言葉自体や、憲法の三大原則(国民主権、基本的人権の
尊重、平和主義)というキーワードをむやみやたらに繰り返していたので、<意味なく
羅列というか>・・・他の議員への答弁も含めて、「やっぱ、この人は憲法なるものが
わかっていないんだな~」と印象を与えてしまったように思うのだけど。(-_-;)
 

 舛添氏は、何故かそれを受けて、舛添氏は「総理がわかっていて、よかった。安心
した」と。<え!?(・・)>
 そして、「総理の周りには、お元気な方々がいて色々言っているので<中曽根氏や
安倍っち仲間のこと?^^;>」と皮肉を言っていたのにも、笑ったのだけど。


 いや、立憲主義の定義一つとっても、「やっぱ、総理はわかっていないんじゃない
か」と、不安にならなくてはいけないのではないだろうか?

 先週、コチラの記事に憲法改正の二つの考え方について書いたのだが・・・。
やっぱり安倍氏が語った定義は、どちらかと言うと、復古主義派に近いのである。
 ポイントは「国民が権力をコントロールする」のではなく「国民が権力の行使につい
て定める」と言っていたところだ。

 近代的な立憲主義では、憲法はあくまでも国民が主体で「国民が国家をコントロール
や規制するためにあるもの」「それを国家に守らせるもの」という考え方なのだけど。
 安倍氏の解釈だと、憲法は「国民と国家の関係を定めたもの」で、国民が国家に権力
を行使する権限を与えたら、国家はその範囲で国民をコントロールしてよくて「国民も
規制するもの」になってしまうのだ。
 
 このあたりについては、また機会があれば、書きたいと思うが。興味のある方は、
↑の先週の記事や、1年半前に書いたもので、今にも増して下手ぴな文なんだけど
<懐かしいな~(ノ_-。)>「国家権力側の視点から作られた自民党の憲法草案はアブナイ!
(1)」などを読んで頂ければと思う。

 
 そもそも、舛添氏の憲法に対する考え方は、占領中に作られた憲法は認められない
という点では、安倍氏と共通するものはあるけれど。安倍氏やお元気な方々ほど、
復古主義ではないのである。

 安倍氏は今回の質疑で、「自分も幹事長時代から、草案作りにかかわって来た」と
盛んに自民党の改憲草案をアピールしていたのだが。<「国民の皆さまが(TVで)
見ていますから」とか言って、改正9条を朗読しちゃったり。^^;>

 私の記憶によれば、安倍氏は確か自民党の憲法改正プロジェクトで、中曽根氏らと
ともに前文を担当する小委員会にいて、あの見事な第三次草案の前文を作るお手伝いを
していたのであった。<Moreの部分にアップ>
 
 でも、その彼らにとって美しい前文は、公表直前になって「これでは、とても他の
政党や国民に受け入れられない」という他のメンバーの意見が強く、小泉前首相の決断
によってカットされてしまったのであるが。
 実は、その前文のカットを小泉氏に最も強く進言したのは、舛添氏であったと言われ
ている。
<つまり舛添氏も、本当は安倍氏が強烈な復古主義派だって、わかっているのよね。>

 この安倍氏の質疑の話は、また折にふれて取り上げて、ツッコンで行きたいと思う。


~ ~ ~ ~ ~

<要望を頂いたこともあり>「今は最後まで読む時間が十分にない」「一度に最後まで読む
のはしんどい。^^;」という方のために、とりあえずクリックのリンクを。(・・)。

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 話は変わるが・・・。

 扇千景参院議長が、次の参院選に立候補せずに、引退することを表明した。

 自分でも「こんなに騒がれるなんて」と驚いていたようだが、TVや新聞がこの話題
をかなり大きく取り上げていていて、私もチョット驚いた。
<本名が「林寛子」で、あの元・アイドルの人と同姓同名なのよね。>

 正直を言うと、私はあまり彼女が得意ではないのだ。<嫌いではないけど。>
 彼女は、いわゆるタレント議員の走りなのだが<元・宝塚。後に女優、司会業など>、
宝塚対談後、歌舞伎役者と結婚。そして、彼女がインタビューで話していたのによれば、
「別に政治に興味はなかったのだけど、ある時、主人の父のところに『お嫁さんを
立候補させたい』と自民党のエライ人(福田元首相や大平元首相だったかな?)が来て、
話が決まってしまった」ということで77年に参院全国区に立候補して、当選したの
だという。<これをきくと、何だかな~って思っちゃうでしょ?>
 しかも、石原慎太郎氏と仲がよくて、「思想もほとんど同じ」とか言ってるし~。
やはり、私にとっては、何だかな~なのである。

 ただ、自民党の昔の女性議員は、単なるお飾り、パーティや接待の道具みたいに
扱われていて、オモテでは大人しくしているという感じの人が多かったのだが。
 彼女は、オモテでもかなりバンバンと発言するし、政治的にも動く人だった。
約30年の議員生活の中で、政党も自民党→新生党→新進党→自由党→保守党→保守
新党と政党を渡り歩き、保守党では党首も務めた。

 また、00年には、森内閣で建設大臣兼国土庁長官として初入閣。この時、談合
問題などで建設省がやり玉にあげられていたので「誰も引き受けてがいないから、私に
回って来たんでしょう」と発言。これには、笑わされたのだが。

 この時のエピソードが面白いので、コチラのページをご紹介しておく。
<1回、中川秀直官房長官(当時)から、「大臣に」という電話があったが、何の大臣
か言わないので、そんなのは引き受けられないと電話を切ってしまう。で、次に森首相
から電話があるのだが、「(建設大臣なんて)冗談じゃありませんよ。私は建設行政には
まったくの素人なんですから、そんなお話はお受けできません。だいいち、このお話は
それこそ誰も引き受け手がないから私に回してこられたんでしょう」とさんざん毒づいた
という。>

 そんなこんなで、その後、運輸大臣&建設大臣&北海道開発庁長官&国土庁長官を経て、
初代の国土交通大臣になり、04年から女性として初の参院議長になったわけだが。
<その前に土井たか子氏が衆院議長を務めたけど。>
 参院議長というのは、最高裁長官、内閣総理大臣と並んで三権の長であり、国会で見て
いると、単に議長席に座って、原稿を読んで議事進行をしているようにしか見えないが。
 ウラでは、与党と野党がもめると議事進行や議決に関してアレコレ言って来たりして、
それを仕切るのが大変な時もあるとか。そこはバンバンものが言える扇千景氏の手腕が
発揮できたのかも知れないな~と思ったりもする。
 また、06年には訪中して中国の胡錦涛国家主席と会談するなど日中議員外交を推進。
「1票の格差」是正にも力を尽くした。

 何やかんや言っても、やはり30年間、議員生活を続けるのは大変なことだと思うし。
その間に梨園の妻や、二人の子の母としての役割も果たして来たと思われ・・・こうして
見ると、すごくバイタリティのある女性だったのだな~と感じて、その面では敬意を表し
たくたくなるのだった。

 まだ、7月まで任期は続くが・・・。
 扇千景さん、お疲れ様でした。m(__)m

 衆参議長は女性が務めたし<アメリカでは、去年初めて女性の上院議長が誕生したの
だから、日本の方が先を行っていたのだ!>。イギリスでは20年前に女性首相が出現
したけど。<鉄の宰相・サッチャー女史が。> フランスもアメリカもまだ女性大統領
が出ていないし、今度は日本にも早く女性の首相が誕生することを願って・・・。(^^♪

<でも、あまり有力な候補がいないのよね~。^^; 一番近いのは、野田聖子氏かな?
彼女は他の面での政策や考え方は好きなのだけど。何分にも、肝心の憲法の面が合わ
ないので、応援していいものなのかどうか・・・。(-_-;)>

 
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『 中曽根氏の作った第三次試案 憲法前文

 中曽根 試案

『日本国民はアジアの東、太平洋と日本海の波洗う美しい島々に、
天皇を国民統合の象徴として戴(いただ)き、和を尊び、
多様な思想や生活信条をおおらかに認め合いつつ、
独自の伝統と文化を作り伝え多くの試練を乗り越えて発展してきた。

日本国は国民が主権を持つ民主主義国家であり、
国政は国民の信任に基づき国民の代表が担当し、その成果は国民が受ける。

日本国は自由、民主、人権、平和、国際協調を国の基本として堅持し、
国を愛する国民の努力によって国の独立を守る。

日本国民は正義と秩序による国際平和を誠実に願い、
他国と共にその実現の為(ため)協力し合う。国際社会に於(お)いて圧制や
人権の不法な侵害を絶滅させる為の不断の努力を行う。

日本国民は自由と共に公正で活力ある社会の発展と国民福祉の充実をはかり
教育の振興と文化の創造と地方自治の発展を重視する。

自然との共生を信条に豊かな地球環境を護(まも)るため力を尽くす。

日本国民は大日本帝国憲法及び日本国憲法の果たした歴史的意味を深く認識し
現在の国民とその子孫が世界の諸国民と共に更に正義と平和と繁栄の時代を内外に
創(つく)ることを願い、日本国の根本規範として自ら日本国民の名に於いて、
この憲法を制定する。』
by mew-run7 | 2007-05-13 09:18 | 憲法&憲法改正

by mew-run7