船田氏の正論で、安倍改憲を失楽園に!+キャンプや学校の授業で道徳&歴史洗脳教育が?!


 19日から、参院選に備えて、安倍首相の遊説が始まった。
 安倍氏は北海道に行き、サミットの開催地に決まった洞爺湖も視察。しかし、山の
上に立つホテルからは、お天気がいい日は洞爺湖が見渡せるのに、この日は霞がかかっ
てしまって、何も見えなかったという。(^n^)uhu

 そして昨日20日は、残念ながら「サンデープロジェクト」(テレビ朝日)を見られなかった
のだが、憲法改正がテーマになっていたとのこと。
 元・社民党党首の土井たか子さんが出演して、安倍首相の改憲路線を批判。おたか
さん節をきかせてくれたという。
<見たかったな~。何か土井さんを見ると、元気が出るのよね。(*_*)>

 また自民党の船田元氏が、同番組や他の集会で、安倍首相の改憲に対する姿勢や集団
的自衛権の解釈改憲に関して、かなり強く批判をしていたようで、ネットの報道でも
そのことに関する記事がいくつも出ていた。

<前記事の教育関連の問題のつづきは、後半に記載。>

 * * * * *

 船田氏と言えば、政界失楽園ですっかり有名になってしまったわけだが・・・。(コチラwikipedia)
 彼は、自民党に戻ってから、党の憲法審議会会長となり、憲法調査特別委員会でもかなり活躍
していた。

 彼は改憲推進派ではあるのだが、考え方としては、安倍氏らの復古主義がよりも、民主党の
鳩山氏・枝野氏らの未来志向派に近く、法的にも理論を通したいと思うタイプのようだ。
<それは、20日の「国を愛する責務を掲げたとたん、うさんくさい状況になる。党の草案
は言い過ぎだと思う」という発言からも伺える。>


 私は、憲法調査特別委員会や国民投票法案の国会審議で、船田氏が発言するのを何度も
観たことがあるが、自民党改憲派にとって天敵である社民、共産党の議員の質問にも、ていねい
で誠実な答え方をすることが多く、そのかたわらで、イバリッチな対応や復古主義的な発言をする
同党の議員を、「何でそういうことを言うかな~」という感じの目で見ていることも稀ではなかった。

 船田氏は、おそらく民主党の憲法調査会会長である枝野氏と、国民投票法案にせよ、その後
の改憲の草案作りや実現の過程などにせよ、できるだけ多くの自公民の議員&国民が納得行く
ようなものにしようと。政党の壁や、党利党略を超え、国民の理解、賛同を得られるものを、と
思って、国会外でもかなり長い時間、共に協議を行なうなどして、ここまでやって来たのではない
かのではないかと思うのだが。
 船田氏や枝野氏のその思い&努力は、安倍首相が念頭に「参院選で憲法改正を争点にしたい」
と語ったことや、首相をはじめ周辺の者が「戦後レジームからの脱却」など、復古主義的な姿勢を
強く見せ始めたことにより、水の泡に帰してしまった。

  * * * * *


 コチラにも書いたが、復古主義派は基本的に現憲法を認めていないし、軽視をする。そして、
立憲主義(憲法は国民が国家をコントロールするためにあるもの)であるという観念も薄い。
だが、未来志向派は、現憲法の規定や立憲主義を尊重した上で、改憲を考える。
 そして、今、安倍政権&自民党内の中枢を占める復古主義派への不満が、船田氏の次のよう
な発言につながったのであろう。

 ☆ 安倍首相が参院選で憲法改正を争点にすることに関して・・・

「憲法改正は3分の2以上の国会の勢力が必要。首相の考えだと、与党が参院選で3分
の2以上とらないと論理がおかしくなる。参院選の争点にするというのは言い過ぎだ」
と指摘した。<朝日新聞 20日>」

「中身を議論しようと意見を言うのはいいが、争点にするというのは言い過ぎだ」と
異論を唱えた。<毎日新聞 20日>

 ☆ 安倍首相が集団的自衛権の見直しをする有識者懇談会を作ったことに関して…

「憲法解釈の積み重ねがあり、それを一晩にして変えてしまうのは、政府としてはやる
べきことではない」
「(事例の中には)憲法解釈は今まで通りでも、個別的自衛権(の行使)で済むと
いうものもあるかも知れない。しかし、有識者会議が4回、5回の短い議論の中で
決めてしまうのは問題ではないか」<読売新聞 20日>

「本当なら憲法を改正して、集団的自衛権をどこまで認めるべきか議論すべきだ。
(従来の)解釈をさらに再解釈して(集団的自衛権を)認めるのは本末転倒。それが
通るなら憲法改正はいらない」<朝日新聞 20日>


 というわけで、船田元氏のHP<コチラ>を初めて見てみたのだが(まだ全部、読みきれて
いないし、細かい点では考えが違うものもありそうだけど)・・・。

 たとえば「保守政治の右旋回は日本を危うくする」<いま私たちのまわりでワークしている
図式は、「国家が国民を統制する」という古いものでなく、「国家と国民が役割を分担しあう」と
いう柔軟で多様な関係です。個人の自己責任において、ほとんどのことが処理される時代
なのです。ことさらに国家を前面に出して国民をコントロールしたり、国民の心の中に入り込も
うとしたりするのは、時計の針を逆に戻す行為です。>

・・・など、基本的&重要な考えでは、一致するところが多い。

 そこで、今日から船田元氏も、加藤紘一氏や谷垣禎一氏などと共に、自民党内で、安倍改憲
勢力の歯止めとなるべき「抵抗勢力」として、応援することに決めた!(@_@。

 どうか本当の意味での正論を、どんどん公の場でも党内でも主張して、安倍首相らが望む
復古主義的な改憲も「失楽園」に導いて欲しいと思うmewなのであった。(*_*)


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 さて、前記事<コチラ>のつづきである。

 もう一つの問題が、日本青年会議所(JCI)のDVD&教育プログラムのことである。
 これは、17日の教育再生委員会で伊藤議員が指摘するのを見たのがきっかけで、
色々と調べてみてわかったことなのだが。
 日本青年会議所が、同所製作のアニメDVDを使った「倫理道徳教育のプログラム」
や「近現代史教育のプログラム」を作成。これを自分たちが子供を集めて行なうイベン
ト(自然・手作り体験のキャンプとか)や小中学校の総合学習の授業で実施している
のである。
<このDVDやプログラムの内容が、いわゆる国家再興を目指す保守派or復古主義派の
主張するものに沿ったものなのだ。>

 しかも、文部科学省の研究委託事業「新教育システム開発プログラム」に採用された
ことから、いわば政府からお墨つきをもらったようなもので、今後、さらに活動を広め
て行くものと思われる。<この件については、コチラのブログの記事が詳しく書いて
いるが、日本青年会議所の会頭が選定メンバーに加わっているとか。^^;>

  * * * * *

 日本青年会議所というのは、コチラ(wikipedia)にあるように、20~40歳の
リーダーを志す青年で構成され、全国に700以上の支部が存在。4万何千人かが
所属している。メンバーは地元企業等の経営者&その子息が多いようだが、この中から
政治家を志す者も少なくない。
<また「自民党青年団」と呼ばれることがあるように、選挙では組織としては、自民
党を支援。立候補者も、通常は自民党に属する。>
 そして、地域の活性化や自分の仲間づくり&顔を広げるために、お祭りやスポーツ
大会などのイベントを主催or参加したり、子供たちを集めてキャンプやOO体験の
ツアーやイベント、ボランティア活動を行なったりしている。

 別に上述した活動自体は、特に悪いことだとは思わないし。20歳を過ぎたオトナが、
自分でどのような思想、信条や歴史観を持とうと、どこの政党を支援しようと構わない
と思うのであるが。
 問題は、ここが妙な教育プログラムを作って、その活動の中で、子供たちに、ある
意味の洗脳教育を行なっていることと、学校の授業にまではいり込んでいることである。
<このようなアニメDVDを使った手法は、いくつかの宗教団体で、子供たちのマイン
ド・コントロール(洗脳、刷り込み)を目的として行なっているものである。しかも
自然体験の集まりの際に時間をとってとか、キャンプ地までのバスの中でDVDを見せ
るとか、チョットやり方がせこい気も。(ーー;)>

 
 このような活動を、彼らが自主的に考えたのか、自民党や関連保守団体がいざなった
のかわからないが。
 どうも05年あたりから、「道徳力再生からはじめる真の自立国家の確立」を目指し
たグループが作られ、「.日本の伝統精神・伝統文化に基づいた道徳力の確立」するために
倫理教育プログラム作りが始まり、「学の夏休み ~伝えよう日本の魂(こころ)~」なるアニメ
DVDを製作して、同年の愛知万博で上映。その後、06年にかけて、各地の活動や学校の総合
学習で、この教育プログラムを展開していたようである。<コチラに活動の事例が。>

 次回以降は、これらのプログラムの実例について書いてみたい。


                       <つづく>              THANKS         

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自民党の船田元・前憲法審議会長は20日、テレビ朝日の番組で、安倍晋三首相が参院選で憲法改正を争点にするとしていることについて「中身を議論しようと意見を言うのはいいが、争点にするというのは言い過ぎだ」と異論を唱えた。これに対し、塩崎恭久官房長官は松山市内で開かれた自民党愛媛県連大会であいさつし、「参院選でも憲法を正面に据えて、新しい国づくりにふさわしい憲法を作るのかどうかと(他党に)問いかけていくのは当然だ」と述べた。首相官邸と党側の認識にずれがあることが浮き彫りになった。

 船田氏は、安倍首相が憲法9条の解釈変更を検討していることについても「有識者会議が4、5回の短い議論で決めるのは問題だ」と批判。

 その後、東京都内の講演では、安倍首相が「参院選で訴えていく」としている自民党新憲法草案について「国を愛する責務を掲げたとたん、うさんくさい状況になる。党の草案は言い過ぎだと思う」と述べ、見直すべきだとの考えを示した。

 同草案の起草委員長だった森喜朗元首相も同日、さいたま市で講演し「(改憲を)やる以上は両院で3分の2の意見が集まらないとできない。公明党や民主党とも最終的に一致でき得る案を自民党として用意すべきだ」と語り、場合によっては新たな憲法草案を検討する可能性も想定して十分な与野党協議を尽くすべきだと強調した。

 また、中川秀直幹事長は同日、松山市で講演し「(党や国会の機関が)新憲法草案を全国から(一般)公募しながら新しい憲法をみんなで制定していこう」と述べた。<毎日新聞 20日>』
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by mew-run7 | 2007-05-21 05:15 | 憲法&憲法改正