安倍&丸川に「ダマされるな」?!+続・道徳プログラム+世界卓球
2007年 05月 23日
世界卓球が始まって、また寝不足な日が続きそうだ。<何を隠そう、私は小学生の頃
からマイ・ラケを持っていたほどの、卓球好きだったのだ。(^^ゞ>
日本は愛・亜衣ペアも、新星14歳の石川+平野ペアも1回戦突破の好発進。2日め
以降も、みんなガンバって欲しい。
* * * * *
22日、丸川珠代氏(元・テレビ朝日アナウンサー・東大経卒)が、正式に自民党公認の
参院選候補者(東京選挙区)になることを表明した。
実は彼女が参院選に出馬するという話が出た時に、立候補自体に驚くよりも「何で
自民党から?」と驚く声の方が多かったという。
というのも、彼女は03年に金子勝氏と「ダマされるな!―目からウロコの政治経済学」と
いう本を出版しているのだが、キャッチコピーが「この国をダメにしたのは誰だ!?
庶民派女子アナの疑問に応えて、頑固系経済学者が痛快にニッポンを斬る。小泉&竹中
「改革」から日米関係まで異議あり」であるように、小泉&竹中改革や米国べったりの
外交をめっちゃ批判していたからである。
<*3に具体的な中身が記されている記事を追記>
* * * * *
もう少し中身を見ると・・・
『1 ああ、小泉(&竹中)改革(損して得取れ―この「改革」を信じる者は救われず;
備えあれば憂いなし―「有事」よりもっと不安な老後の暮らし;相手変われど主変わらず
―「構造改革派」vs「抵抗勢力」の図式は怪しい ほか)
2 日本社会のそこにある危機(曖昧な日本のなかの私―国民の「知る権利」と隠される
公人の「個人情報」;オンナの自立もカネ次第?―バブルを経験してしまった30代女性
は生きにくい;汝、隣人を愛せよ―中国とは逆転の発想でつき合おう ほか)
3 アメリカよ、どこへいく!?(向かうところ敵なし―核ボタンを握っている人物の
ア然とする正体とは…;吾が仏尊し―査察が必要なのはアメリカ自身ではないのか;鬼に
打ち出の小槌―アメリカは「ジャイアン」で日本は「のび太」か?)
なぜかくも無責任な国になってしまったのか。がんこな経済学者となにわ系女子アナが
痛快にニッポンを斬る!』
* * * * *
以前、ちらっと立ち読みしたことがあるのだけど<たぶん日米のジャイアン・のび太の
ところとかは、彼女が書いていたと思う>、この頃から小泉改革で格差社会が広がったり
社会保障が低下する危険性などについて警告しており、実に「正しい」指摘の多い本だっ
たのである。
だから、そんな彼女が、何で小泉改革を引き継ぎ、ジャイアン・アメリカとさらに有事
に備えようとしている安倍自民党から立候補することに決めたのか、と~っても「???」
なのだが。<記者会見でも、このあたりをツッコまれていた様子。>
本人は、仕事で米国に駐在した経験に触れ「物作りや教育などの面で、この国に生まれ
てよかったと思った。恩返しすべきだと考えた」と動機を語ったそうだ。そして、「今、
安倍政権は100年先に続く日本人の価値観を問い掛けている。この大事なタイミング
で自分の熱い思いを届けるなら、政権与党の真ん中に入っていくしかないと思った」と
説明。選挙戦で特に訴えたい政策として医療保険や年金の拡充を挙げたという。<*1>
う~ん・・・03年に渡米して、考えが変わっちゃったのかしらん?
<この安倍政権が広めようとしている「日本人の価値観」に関わる道徳教育の話は、
後半に・・・。>
~ ~ ~ ~ ~
この本で、確か丸川氏は、小泉改革でによって規制緩和を進めると、企業間で過度な
競争が起きて<コスト削減の必要が生じ>国民の経済格差が広がってしまうとの問題も
指摘していた。<さすが東大経済学部卒。見事な分析だ。(*_*)>
こうしてワーキングプアが問題になっている今日この頃。
安倍首相は、経団連やボクの官邸の規制改革会議に、最低賃金の引き上げを法制化でき
ないかと持ちかけたのだが。経団連は「何、言ってるの?」という感じできく耳持たず。
21日、規制改革会議も、「不用意に引き上げることは、その賃金に見合う生産性を発揮
できない労働者の失業をもたらす」などと指摘し、慎重な検討を求めた。<実質、拒否?>
さらに、意見書はこのほか、事業主が金銭を支払えば解雇できる「解雇の金銭解決」の
試験的導入など、労働法制の大幅な規制緩和を提言。<リストラしやすくするのね。>
また総論として「労働者の権利を強めれば、その労働者の保護が図られるという考え方
は誤っている」とも指摘した。<*2>
安倍首相が、小泉改革を引き継ぎ、改革&成長路線を行なおうとしている以上、企業
は当然に、人件費を含め、いかにコスト削減をするかを考えるわけで。そのためには、
労働者の権利を保護する法律や組合はジャマなのである。<安倍っちは、そんなことも
わからないのかしらん?>
参院選が終わったら<与党が大敗しなければ>、残業代ゼロ(ホワイトカラー・エグ
ゼンプション)法案を含めて、さらに労働者には酷な法案や政策が出て来るだろう。
丸川珠代氏は、第二弾「安倍改革&美しい国づくりにはダマされるな!」という本を書いた
方が、よっぽど日本のために恩返しができたかも知れないのにな~、と思ったりもした
mewなのだった。(・・)
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さて、21日から参院で教育関連法案の審議が始まった。
初日は、本会議で政府案&民主党案の趣旨説明&質疑が行なわれたのだが・・・。
安倍首相は、学校教育法改正案で義務教育の目標として明示した「我が国と郷土を愛する
態度」に関し「国や郷土の発展に尽くした先人の働きや文化遺産、伝統芸能などを調べ
体験することで態度を養う指導が一層行われるよう努めていく」と述べていた。
〔共同21日〕・・・<この発言を、覚えておいてね。(・・)>
また安倍首相は、15日の党首討論では、教基法&教育法案改正に関して「地域・国を
愛する気持ち、公共の精神、道徳」の教育の強化を強調していた。
* * * * *
でもって、コチラの記事<日本青年会議所が05年から倫理道徳教育のプログラムを
行なっているという話>の続きになるのだが・・・。
青年会議所は、05年に愛・地球博で同所製作の「学の夏休み ~伝えよう、日本の魂
(こころ)」というアニメを上映。これで、ある意味で作品にハクをつけた彼らは、その
アニメDVDを使った教育プログラムを作って、全国各地で同所主催のキャンプ等や学校
の総合学習の授業で、このプログラムを実施。これまでに2万人以上の小学生がこれを
受けたという。<コチラ参照>
<キャンプに子供を参加させた親とか、授業を行なった学校の生徒の保護者は、このプロ
グラムのことを知って&了承していたのかな~?^^;>
まあ、実際のところ、この「学の夏休み」というアニメ自体は、もしかしたら、私が
何も知らずにTVなどで見たら、特に抵抗感を覚えず、そう悪い内容ではないと思うよう
なものなのかも知れないのだ。
<10歳のゲーム好きの少年が祖母や親戚の住む田舎に行って、当初は不満に思うことが
多いものの、色々な体験を通じて、だんだん自然やものの大切さに気付き、「もったい
ない」や「思いやり」の精神を学ぶというストーリーのようだ。>
ただ、このアニメ自体は25分しかない。でも、教育プログラム自体は、学校で行なう
場合には、45分X2時限(90分)かけて行なうものになっている。
つまり、このアニメは単なる導入部に過ぎず、プログラムのメインはそのあとのワーク
の部分なのである。
ワークでは、スタッフがDVDに関する話をしながら、子供たちに意見を述べたり、
感想を書かせたりするのであるが。その際に、日本古来から伝わる八百万(やおよろず)
の神の話をしたり、後半には地域の伝統や重要な人物、ものなどの話をして、「自然への
畏敬や崇拝の念」「先人・先祖への感謝の念」などを導いて行くことになっている。
<コチラに資料などがあり。>
<「日本が縄文時代に農業を行なっていなかったのは、他国に遅れていたわけではなく、
自然に恵まれていたからだ」という趣旨の説明も行なうらしい。・・・これは、何で?
中国や朝鮮半島に遅れをとっていたとか思われたくないからなのかな~?^^;>
そして、それは下記のような方針のもとに行われるのである。
* * * * *
コチラに、ある青年会議所の支部が、地域の小学校の校長に宛てて出した、このプロ
グラムの趣意書があるのだが・・・。<後半部分にプログラムの内容も>
その中に、こんな記述がある。
『私たちは昨年の7月14日~25日まで「愛・地球博」で上映され好評を頂きました(杜)
日本青年会議所作成のアニメ「学の夏休み」をベースに「自然を崇高なものとして尊ぶ
伝統的理念」「すべてのものに感謝する心と利他をおもんばかる精神」「先祖を敬う心」
等の精神文化の大切さを子どもたちに伝えるためのプログラム(約2時限程度)を作成
致しました。学習指導要領における道徳の内容にも記載のある「郷土の文化と伝統を大切
にし、郷土を愛する心を持つ」「美しいものに感動する心や人間の力を超えたものに
対する畏敬の念を持つ」「日々の生活が人々の支えあいや助け合いで成り立っていること
に感謝し、それにこたえる」等の道徳力の育成が醸成されるものと自負しております。』
また「伝えよう、日本の魂」運動の目的のところには、こんなことが書かれている。
『私たち青年会議所はその価値観を「日本の魂(こころ)」ととらえ、「美しき日本」
創造のために国の将来を託す子どもたちに道徳的価値観を伝え自立した個人としての
健全な自主性を育むことが必要であると考えます。身の周りのすべてのものに感謝し、
慈しむ心を大切にしてきた日本の伝統的な価値観を道徳教育の素材として活用し公共心を
育み、子どもたちに他国に類を見ない豊かな精神文化を築いてきた日本の素晴らしさを
伝えることにより地域や国を愛する心の涵養を目的として運動を展開いたします。』
* * * * *
ね。安倍首相の言っていたことと、ほとんど一緒でしょ?(・・)
っていうか、安倍氏が「美しい国づくり」構想を発表したのが06年夏、首相になった
のが06年秋、教基法が改正されたのは06年冬なのだけど。
日本青年会議所は、もう05年の夏には、改正教基法の前文の内容に沿ったこのアニメ
を作って、万博で上映しており、06年のはじめから「美しき日本の創造」というスロー
ガンを掲げて活動しているのである。
つまり、たぶん、この「美しい日本」構想&キャンペーンというのは、改憲&国家
再興<教育再生含む>勢力が考えたもので、安倍氏にせよ、青年会議所にせよ、関連
団体にせよ、その壮大なプランに沿って、活動しているようなものなのではないかと。
何分にも戦後の日本を評価していない彼らは、政治の場では、安倍氏らに繰り返し
「美しい日本」「戦後レジームからの脱却」と言わせて、オトナたちのアタマや心に
そのイメージを刷り込もうと。<コチラにも書いたけど、そんな商品CMもあったしね。>
そして、このような教育プログラムを通じて、子供たちには、まずは日本的価値観
に対する意識の萌芽を植え付けておいて、今後の教育を抵抗感なく受容できるように
しておこうと。
でも、たぶんこの道徳プログラムは、彼らが行なう第一弾のものであり、ある意味
では実験&スタッフの研修や、実績作り(学校等との付き合いも含む)の目的もあった
のではないかと思われる。
そして、彼らはここで得たノウハウを活かして、今度は次の段階として、中学生を
対象に、靖国史観に基づく近現代史教育プログラムをスタートさせたのである。
<つづく> THANKS
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↑つかの間の1位だったけど。(--) またコツコツと復活を!(・・)
【報道記事などは、More の部分に】
*1
『元テレビ朝日アナウンサーの丸川珠代さん(36)は22日午後、自民党本部で記者
会見し、夏の参院選東京選挙区で同党から出馬する意向を表明した。丸川さんは
「(アナウンサーとして)他人の話をたくさん聞き、神髄をとらえて伝える仕事に打ち
込んできた。わたしの得た能力は政治の場所で一番生かせると思った」と、立候補を
決断した理由を語った。
また、自民党公認となることについて「今、安倍政権は100年先に続く日本人の
価値観を問い掛けている。この大事なタイミングで自分の熱い思いを届けるなら、政権
与党の真ん中に入っていくしかないと思った」と説明。選挙戦で特に訴えたい政策と
して医療保険や年金の拡充を挙げた。<時事通信 22日>』
『今夏の参院選で自民党から出馬要請を受けていた元テレビ朝日アナウンサー、丸川珠代氏(36)が22日、自民党本部で出馬会見を行った。「私はこの夏の参院選に、東京選挙区(改選数5)から立候補することを決意しました」。自民党公認で立候補する丸川氏は、新人アナのような目一杯の笑顔をみせた。
出馬のきっかけはテレ朝時代のニューヨーク支局勤務。「安いモノでも手を抜かず作るという、日本人の心意気を知り、日本の良さを実感した」。そして数カ月前、自民党から参院選出馬の要請を受け、「このような日本の美徳を守らなければ」という気持ちがわき起こり、「私の熱い思いを届けるなら、政権与党の真ん中に」と出馬への経緯を説明した。
会見では「自民党と考え方が合わないところもあるのでは」との質問には「それは、あります」と明言。「(自民党が)完璧(かんぺき)でなくとも、私は理想に一歩でも近づきたい。今回の選択は、最も早く理想に近づく道だと思います」と言い切った。
政治評論家の有馬晴海氏は「自民は浮動票だけで丸川氏が勝てると踏んでるようだが正直、厳しいのでは」と指摘。「女子アナという年齢でもなく、ジャーナリストでもない。『代名詞』的なものがなく、党本部が思っている以上に知名度はない」と苦戦の理由を説明。16日には安倍晋三首相(52)から直々に出馬要請をした丸川氏が落選しては、党の面子も丸つぶれ。自民党の運命を背負った丸川氏の戦いぶりに注目が集まる。
★丸川氏に聞く
--なぜ参院選
「長い目で、この国の将来を考えた仕事をしたいと考えたからです」
--東京選挙区の理由
「安倍首相が『東京選挙区で』とおっしゃったので。私自身、東京に住んで18年になります。勉強してさまざまな経験を積んで、現在の価値観を作ったのは東京だから、という理由もあります」
--家族への報告は
「数日前、母親に電話しました。母は『やりたいなら、やってごらん』と言ってくれました」
--テレ朝の女子アナに出馬を相談した
「全く相談しませんでした。もちろん他局の女子アナにも相談はしていません」
--将来、女子アナ新党を結成する
「すいません(笑)。今のところ、ないですね」
--憲法第9条について
「改正してもいいと思います。ただ、平和憲法の精神は守らなければならないといけない」
--選挙戦は
「私は知名度があるとは思ってません。直接、人とお会いして、話をして、私という人間を知ってほしいです」
--ライバルは
「皆さま、先輩ですので私は私のできることを一生懸命やるだけです」
--建築家の黒川紀章氏(七三)などの出馬について
「素晴らしいことだと思います。選択肢が多い方が、いいと思います」
★テレ朝社長は不快感
テレビ朝日の君和田正夫社長(65)は22日、東京・六本木の同局で行った定例会見で丸川氏の出馬について質問され、「(16日に退社する)2、3日前に聞いた。知らぬは我々ばかりだった」と不快感を示した。丸川氏本人にも「メディアと政治の距離をどう理解するか、そういうことを話しました」と苦言を呈したという。
<サンケイスポーツ 23日>』
*2
『政府の規制改革会議(議長・草刈隆郎日本郵船会長)は21日、労働市場改革について
の意見書を発表した。安倍首相が意欲を示している最低賃金引き上げについて「不用意に
引き上げることは、その賃金に見合う生産性を発揮できない労働者の失業をもたらす」
などと指摘し、慎重な検討を求めた。
意見書はこのほか、事業主が金銭を支払えば解雇できる「解雇の金銭解決」の試験的
導入など、労働法制の大幅な規制緩和を提言した。同会議が今月末にまとめる第1次答申
に、会議側の見解として盛り込まれる。
ワーキングプア(働く貧困層)対策として議論されている最低賃金の引き上げについて
は「生活をかえって困窮させることにつながる」と指摘。21日に記者会見した同会議の
福井秀夫委員(政策研究大学院大教授)は「平均的に生産性が向上しても、平均より生産
性が劣る労働者が個別に出るのは避けられない。そういう副作用も踏まえたうえで政策
判断すべきだ」と語った。
安倍首相は最低賃金引き上げについて国会答弁などで「生産性の向上に見合った最低
賃金の引き上げを実現していかなければならない」と語っている。塩崎官房長官は21日
の会見で「(同会議は)引き上げ自体に反対をしているわけではないと思う」と述べ、
政府方針との間に食い違いはないとの認識を示した。 <朝日新聞21日>』
*3
『今夏の参院選で自民党からの出馬が確実視されている丸川珠代元アナ(36)。安倍首相に「美しい国づくりを手伝ってほしい」と言われ、「光栄に思う」と舞い上がっていたが、周囲の誰もが「そもそも、なぜ自民党なのか」とアキレ顔だ。
というのも、丸川はこれまで、安倍政権の目指す「美しい国」とは正反対の主張を続けてきたのだ。たとえば、慶大教授・金子勝氏との対談本「ダマされるな!」(03年)では、イラク問題についてこう言っている。
「いったいアメリカの愛国心って誰の役に立っているのでしょう」「アメリカ国民には、自分たちの仏(ブッシュ)が信じるに値するものかどうか、よく考えていただきたい」「自衛隊まで派遣した我々日本人のほうが、よっぽどオメデタイと思われてたりして」
安倍が継承する小泉改革についてはこうだ。
「規制緩和を進めれば、激しい競争が起きて、社会は一部の大金持ちと、たくさんの貧乏人に分かれてしまうのではないか。年金改革や医療改革を進めれば、給付が減り、負担が重くなって、ますます将来の不安が大きくなるのではないか」
その通りのことが現実に起きているし、丸川には民主党も打診していた。それだけに、ますます「なぜ?」なのだ。
丸川はタレント候補にも否定的な意見を持っている。ネット上に連載していた自身のコラムで、こんなことを言っていた。
「もしテレビなどで顔や名前が有名な立候補者をたて、たくさんの票を集め、党の議席を増やしたとしたら? 投票した人は立候補している個人を応援したつもりでも、実際には党を応援したことになる。まるで党が有名人の威(この場合知名度)を借りるようなもの」
なかなか、いいことを言っているのだ。民主党の蓮舫議員も「なぜ自民党なのか全くわからない」と言っていた。出馬会見ではきっちり説明して欲しい。
< ゲンダイネット 2007年5月19日掲載>』