松岡自殺(2)・・・すべては政府の方針で?+ 年金納付でつけ刃&強引な救済法案+党首討論など
2007年 05月 30日
またTBがうまく通らず、お返しできていないところがあります。すみません。m(__)m】
先にいくつかのニュースを。<後半に関連の記事を書いた。>
* 今日30日、党首討論が行なわれることになった。何もこんな時にと思ってしまう
ところもあるし、日程調整でトラブルもあり、民主党の小沢代表もやりにくいところが
あるとは思うが、年金納付記録の問題を中心に、攻めの姿勢で頑張って欲しい。<*1>
* 自民党は、29日、衆院の厚生労働委員会に「年金支給漏れを補償する特例法案」
を自公与党の議員立法として提出。ろくに審議も行なわずに、30日中に強行採決して、
31日に先週強行採決をした社保庁改革法案と一緒に、衆院可決を考えている。<*2>
救済策は急ぐべきだが、きちんと審議をしないで強行採決するのは問題では?
* 29日、緑資源機構の前身、旧森林開発公団の山崎進一・元理事(76)が、自宅
マンションで飛び降り自殺した。山崎氏は、機構の談合システムを作り、政界との
パイプ役も務めていたとされ、東京地検から参考人として事情聴取を受けていた。談合
システムや政界との関係の全容を知る山崎氏の死によって、捜査がかなり難しくなった
と言われているが、真相解明に全力を尽くして欲しいと思う。<*3>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
松岡利勝氏が亡くなってから、2日立った。
28日に東京で仮通夜が行なわれ、29日には遺体が郷里の熊本県阿蘇市に戻り、
その夜に本通夜。今日30日には、葬儀が行なわれる。
また、松岡氏が遺した遺書とメモが計8通あり、それらの宛名や国民、後援会
に宛てたものの内容が公表された。<*4>家族への遺書は、これらとは別に奥様
だけにわかる場所に置かれているようだ。
<封筒に入れられた6通の遺書の中に、小泉前首相の秘書官・飯島勲氏に宛てたもの
があることがわかり、それが気になったりもした。もしかしたら、飯島氏は松岡氏が
急にそれまで反対していた郵政民営化に賛成に回り、亀井氏らと袂を分かつなど、政治
家として大きな方向転換をしたことに関わっているのかも知れないと思ったりもした。>
* * * * *
この2日間の関係者のコメントの中で、最も印象的だったのは、久間防衛大臣の
言葉だった。
「進むも退くも地獄みたいな思いだったのではないでしょうか。辞めるというのはいつ
でも簡単ですけど、そうもいかないのでしょう」(TBS29日より)
この言葉が、すべて物語っているように思えた。
<別の意味で、最も印象に残ったのは、石原都知事の「死をもって罪をつぐなったと
いうことだね。侍だったね、彼は 」という言葉と、柳沢厚労大臣の「松岡大臣としても、
自分がベストと思う判断をしたのだろうとしか申し上げられない」という言葉だった。
奇しくも二人とも70代で、少しながら戦前教育を受けたことのある世代であるの
だが(三つ子の魂、百までなのか)このような死を「侍」「ベスト」とカメラの前で
表現してしまう政治家がいることに、問題性を覚えてしまう。(-_-;)huu
私は、政治や企業に絡む犯罪などに関して、「死をもって償う」「墓場まで持って
行く」ような考え方を美化するような国であってはいけないと思っている。・・・
あと、教育の影響力や重要性に関しても、改めて実感させられた部分があった。>
* * * * *
また、時間が立つにつれて、だんだんと松岡氏の近時の言動も明らかになって来た。
松岡氏と三十年以上の親しい付き合いがある鈴木宗男氏が、HPやインタビューで
明らかにした話も、インパクトがあった。<ムネムネ日記はコチラ・28日の記述参照>
鈴木氏は24日に松岡氏と共に食事をし、その時に光熱水費問題に関する謝罪と説明
を勧めたが、松岡氏は「今は黙っていた方がいいと国対からの、上からの指示なのです。
それに従うしかないんです」と答えたというのだ。<インタビューでは、「政府の方針
で」という言葉もあった。><*5>
塩崎官房長官や自民党の議員らは、「国対に確認したが、そんな事実はない」と
否定したようだが・・・。
それが国対(自民党の国会対策委員会)の指示なのか、上(官邸や党幹部)の指示
なのかは別として。このブログにも書いたが、昨年末から何人かの閣僚や党幹部に事務
所費に関する疑惑や問題が報じられて間もなく、官邸スタッフが想定問答集を作成して、
取材に対する答え方を決めていたことが明るみになっているし。<*6>
また、松岡氏の光熱水費問題に関しても、安倍首相や管総務大臣(政治資金の収支報告
書は総務省の所官)も一緒になって「法にのっとって」のフレーズを繰り返していたこと
からも、内閣が一体となって、このような答弁の方針を立てて、逃げ切ろうとしていた
ことは明らかなのではないかと思う。<コチラの記事参照>
また、この他にも、松岡氏が阿蘇の関係者に「言いたいこともあるけど、今は言えない
んだ」「やめられるなら、やめたい」と語ったことや、26日に帰省した時に、すでに
引退した地方議員に「オレもスッパリやめられたらな~」と冗談めかしにしながらも、
語っていたことがTVの取材などからわかっている。<自分がつい「ナントカ還元水」
という言葉を発したことが、大きな問題となり「あんなことを言わなければ」と悔いて
いたという話もあったようだ。>
* * * * *
前記事にも少し書いたが、松岡氏の件からは、単に談合や不正献金など汚職の問題だけ
でなく、これからの政治家や選挙のあり方、地方の政治や経済、農林業などの産業のあり
方について考えるべき点も色々あると思うので、このブログでも今後も少しずつ取り上げ
て行きたいと考えている。
そして、鈴木宗男氏も書いていたが、これで様々な問題を終わりにしてはならないと
思う。安倍内閣&自民党は、早く政治資金法改正案(与党案)を通して、それで「政治
とおカネ」の問題の幕引きをしたいようだが、コチラにも書いたように「政治資金管理
団体だけが5万円以上の特定の経費に領収書をつければいい」というようなザル法を
作ったところで、透明性など確保できるわけはないのだ。
談合事件の解明についても、うやむやに終わらせないようにしなければなるまい。
少なくとも安倍自民党に、松岡氏の死を「助かった」と思わせたり、この死を利用
して国民の利益を軽視するような法案や政策を強引に通させたりすることは、決して
許すべきではないと思う。
<この項、つづく>
~ ~ ~ ~ ~ ~
今は最後まで読む時間がない」「一気に最後まで読むのは、しんどい!^^;」という方の
ために、クリック・コーナーを。<でも、できれば余裕のある時に、残りも読んでね。(・・)>
人気blogランキングへ
にほんブログ村 政治ブログ
~ ~ ~ ~ ~ ~
さて、最初に書いた党首討論などの件であるが・・・。
29日には、安倍首相が松岡氏の阿蘇での葬儀に参列するために、30日の党首討論
は延期されることになると報じられていた。<民主党も、了承する意向だった。>
ところが、自民党は、同じ30日に年金納付記録の問題に対処するための「年金支給
漏れを補償する特例法案」を自公与党の議員立法の形で国会に提出し、同日に衆院厚労
委員会で採決すると言い出したことから、国対で与野党がもめてしまうことになった。
安倍内閣&自民党は、先週の委員会で、安倍首相や柳沢厚労大臣が納付記録問題や
その対応策に関する野党の追及に十分な答弁ができなかったことや、同日に社保庁改革
案を強行採決したことが、野党、メディアや国民の批判を浴びたこと<週末の世論調査
で、支持率が大きく低下したこと>を深刻に受け止め、急にこの救済法案の出すことに
決めた。
ただ、法案の内容は時効停止などの救済策が中心で、他の具体的な対応策はほとんど
記されていないという。<しかも、先週は法案や対応策を具体的に決めるのは大変なの
で、今国会には間に合わず、秋の臨時国会になってしまうかもと言っていたのに。
たった数日間で、まさにつけ刃の法案を作ったのである。>
自民党の中川幹事長は、会見で「政府はできるだけ1年以内に調査を行なうと決めている」
と語っていたが、彼は政府の人間ではなく、その言葉に責任がとれる立場にない。<実際、
1年以内に行なうのは不可能だという声が多い。逆にそんな短期間での調査では、また調査
もれ、通知もれの二重のミスが起きるのではないかという懸念がある。>
そして、もし政府側の責任者である安倍首相や柳沢厚労大臣に、この法案や今後の対応
に関して質問をして確かめたくても、議員立法の形をとるので、彼らに委員会への出席を
求めて、答弁をさせることができない。
<政府が出した法案でも対応策でもないとなれば、いざ実行できないことがあった場合に、
政府が責任逃れをすることも可能になってしまう。(時効の件は除くとしても)>
さらに、確かに1日も早く時効停止も含めた救済法案を作るべきではあるのだが、
いきなり法案を出して来て、何時間かしか審議をせず、その日のうちに採決するという
のは、あまりにも乱暴な話である。
<与党は、野党にも配慮して社保庁改革法案の衆院議決を見送ったと言っているが、
この救済法案を出すことが決まったので、31日に一気に2つとも本会議で議決をして
参院に送ればいいと考えただけのことだろう。>
そんなこんながあって、与野党の国対協議は深夜までもめてしまい、国会の日程調整
がつかないということで、党首討論の延期の話も消えてしまったのだった。
* * * * *
おそらく与党側は、民主党をはじめ野党は、首相が閣僚の葬儀に出席したいという
要望にも配慮せず、30日の党首討論を強行することにしたと批判するだろう。
私も、最初に野党がこの延期を認めなかったときいた時には「何で?」と思った
のであるが<やっぱ葬儀参列は優先すべきではないかと>。でも、その後、与党側
の主張や態度に関する報道を見て、それも致し方ないかな~と思ってしまったところ
があった。
与党は、自分の方は首相の都合で日程を延期してくれと言いながら、野党の要望や
意見には耳を貸そうとしないからだ。<自分の都合で相手に国会のスケジュールを
変えてもらうなら、相手の要望も少しは聞き入れる姿勢が求められるだろう。>
特に救済法案は重要なので、きちんと審議をすべきだと言っても、ともかく急いで
法案を通すことが必要だ、このあとの日程が詰まっているとの理由で、最初から強行
採決をすることも前提にして法案提出をして来るというのは、あまりにも身勝手な
やり方である。
そして野党側としては、こんないい加減な法案で「安倍内閣&与党は、きちんと
国民のための救済法案を作りました」などとアピールされてはたまらないと考えるのも
ムリからぬことだろう。
しかも、前述したように、政治とおカネに関する審議も、与党側は松岡氏の死に
よって事務所費問題は幕引きしたい考えを持っており、状況逆転を狙って、民主党の
小沢氏が問題とされている政治団体の不動産保有に関する禁止規制強化やその審議
に中心を移そうとしているという。
私は不動産の件も規制はあった方がいいと思うが、今回のメインはいい加減に行な
われていた事務所費等の経常経費の収支報告をどうすべきかという問題であったはず
だ。このようなゴマカシは許容できない部分がある。
与党は、野党が参院選対策のためにアレコレ言っているというが、表面的なまや
かしの対応だけで露骨な参院選対策に走っているのは、明らかに与党の方であろう。
メディアも国民も、この安倍自民党の対応をきちんとウォッチして、よ~く判断
して欲しいと思う。
THANKS
【下の2つのランキングに登録しています。安倍政権や今の日本の問題点をより多くの人に
伝えたい&クリックが増えると、と~っても励みになる(^^♪ので、できるだけ2つともクリック
して頂けると嬉しい&有難いです。組織票はないので、ブログを読んで下さる方々だけが
頼りです。よろしくお願いいたします。m(__)m 】
↓ 25位枠の攻防に。皆さまのご支援が、頼りです。 m(__)m
人気blogランキングへ
にほんブログ村 政治ブログ
↑つかの間の1位だったけど。(--) またコツコツと復活を!(・・)
【報道記事などは、More の部分に】
*1
『安倍晋三首相(自民党総裁)と小沢一郎民主党代表による党首討論が30日午後に開かれることになった。首相は30日昼、故松岡利勝前農水相の熊本県阿蘇市での密葬に参列する予定だったが、取りやめた。
民主党は29日午前の段階では、密葬への参列を希望する首相の意向に配慮、30日に開催予定の党首討論を来週以降に先送りすることを受け入れる方向だった。
しかし、与党が年金支給漏れを補償する特例法案を30日に衆院厚生労働委員会で採決する構えを示したことに、民主党が反発。党首討論の30日開催をあくまで求める方針に転じたため、首相も熊本行きを断念、昭恵夫人が代理で参列することになった。
[時事通信社 30日 ]』
*2
『自民、公明両党は29日、年金の支給漏れ問題への対応策として、新たに見つかった保険料納付記録に基づく年金でも、5年間さかのぼった分しか受給できない時効を撤廃し全額補償する「年金時効停止特別措置法案」を国会に提出した。
社会保険庁が管理する納付記録は、約5000万件が払い主不明で宙に浮いているほか、記録自体が消滅している例もある。今後新たな記録が見つかった人は年金が増額されるはずだが、会計法の時効が適用されて5年で受給権が消滅するため時効を迎えた記録に基づく年金は支給されない。
法案では、会計法の適用を除外。支給漏れが見つかれば時効分も全額受給できるようにする。政府は、60歳以上の宙に浮く記録2880万件と年金受給者3000万人の記録を照合する作業などを優先して進める。与党は法案に、国には納付記録を正確に整備する責務があることを明記した。
安倍晋三首相は29日、記者団に「国民の不安をなくさなければならない。すべての方々が払い漏れのないように、しっかり担保していく(時効停止の)法律を直ちに成立させたい」と語った。
<毎日新聞 29日>』
*3
『官製談合システムを発案した緑資源機構の「陰のドン」も命を絶った。29日、機構の前身、旧森林開発公団の山崎進一・元理事(76)の自殺。山崎元理事は業界団体「特定森林地域協議会」(特森協)=解散=の副会長も務め、政界への窓口役とされた。命と引き換えに、いったい何を守ろうとしたのか。松岡利勝農相に続く死の選択で、真相は闇に葬られようとしている。
「またも自殺者が出るとは」。検察関係者は29日朝、キーマンの自殺を知り絶句した。
山崎元理事は公団発足(56年)当時からの職員。業務部長などを経て88年10月~90年10月、理事を務めた。担当は今回事件の舞台となった林道部門など。発注権限を一手に握った山崎元理事は90年ごろ、天下りを多く受け入れた企業や公益法人に優先的に業務を回すため、出先機関から配分案を吸い上げ公団本部で決定する現行システムの原型を作り上げた。
「自分は山崎さんから直接引き継いだ。最近も割り振り済みの業務に介入してきて、受注先を差し替えたことがあった」。24日に独占禁止法違反容疑で逮捕された高木宗男前理事(59)=解任=は逮捕前、周辺にこう語り、関係者は山崎元理事を「陰のドン」と呼んだ。
山崎元理事には「政界とのパイプ役」というもう一つの顔があった。副会長を務めた機構の受注業者でつくる特森協は、表裏一体の政治団体「特森懇話会」=解散=を設立。03~05年、この懇話会から21人の国会議員に計822万円の献金があり、うち計120万円が松岡氏に渡った。
支援企業と特森協は、談合事件の裏で極秘裏に進めてきた政界捜査の焦点で、山崎元理事は真相を語ることができる重要人物だった。松岡氏の後を追うかのような自殺。「林野の闇」の実態解明が遠のこうとしている。
◇「にこやかな人」とマンション住民
山崎進一元理事が自殺したマンションには29日午前、報道関係者数十人が集まった。
山崎さんと顔見知りというマンションの女性住民は「山崎さんはここ1カ月で一度、団地内で後ろ姿を見たのが最後だった。あいさつをすると、にこやかで夫婦の仲がいい様子だった。自殺するような人には見えなかった。気の毒だ」と表情を曇らせた。
同マンションに住む60代男性は「午前6時半ごろ自宅に車で戻るとパトカーが来て、警察がマンション上層階から距離を測る鑑識活動をしていた。昨日は松岡(農相)さんが自殺したばかりで嫌な気分だ」と話した。<毎日新聞 29日>』
*4
『故松岡利勝農相が残した8通の遺書のうち、封書の6通のあて名は▽安倍晋三首相▽縁せき関係にある島根県選出の景山俊太郎参院議員▽小林芳雄・農水事務次官▽青山豊久農相秘書官と警護官(本名)▽小泉純一郎前首相の前秘書官の飯島勲氏▽事務所の事務担当者(本名)。そのほか、「国民の皆様 後援会の皆様」と題された農水省のA4判の便せんに横書きで記された遺書の全文と、発見者のために便せんに書かれたとみられるものは次の通り。
◇国民の皆様 後援会の皆様
私自身の不明、不徳の為(ため)、お騒がせ致しましたこと、ご迷惑をおかけ致しましたこと、衷心からお詫(わ)び申し上げます。
自分の身命を持って責任とお詫びに代えさせていただきます。
なにとぞお許し下さいませ。
残された者達には、皆様方のお情けを賜りますようお願い申し上げます。
安倍総理 日本国万歳
平成19年5月28日 松岡利勝
◇(発見者のために書かれたとみられるもの)
家族への手紙は、女房が分かるところにありますので、ぜひ探さないで下さい。
女房が来るまでは、どこにも触れないで下さい。
*5
『新党大地代表の鈴木宗男衆院議員は29日までに、自らのホームページ上で故松岡利勝農相が自身の事務所費の問題などについて「今は黙っていた方がいいと国対(自民党国会対策委員会)からの、上からの指示なのです。それに従うしかないんです」と鈴木氏に語っていたことを明らかにした。
鈴木氏は自民党所属時代から松岡氏と懇意で、鈴木氏によると、今月24日夜にも東京都内で会食した席上、鈴木氏が「国民に心からのおわびをしたらどうか。国民に土下座し、説明責任が果たされていなかったと率直に謝った方がいい」と進言。これに対し、松岡氏は「自分も謝りたいが、今は黙っているしかない。政府方針も決まっているので、私が何か言うとおかしくなる」とも語ったという。
これに関して、自民党の中川秀直幹事長は29日の記者会見で「国対に確認したが、そういう事実は一切ない」と否定。また、塩崎恭久官房長官も同日の会見で、松岡氏の事務所費問題で、首相官邸側が答弁内容を指示したかどうかについては「ありません」と否定した。
<毎日新聞 29日>』
*6
『不明朗な支出が問題となっている閣僚らの事務所費問題をめぐり、政府内で想定問答集が作成され、30日の閣僚懇談会終了後に、配布されていたことが分かった。下村博文官房副長官が31日午前の記者会見で「そのようなことがあったと承知している」と認めた。
想定問答集については、閣僚が事務所費の内訳などを質問された場合、「適切に報告している」などと答弁するよう記してあると、一部で報道された。これに関し、下村副長官は「閣僚懇後の話なので、政府の立場で答えるのは差し控えたい」としながらも、「政治家が残ったやりとりの中で、政治資金規正法などの話をしたことは聞いている」と述べた。ただ、想定問答集を誰が作成したかなどについて、下村副長官は「知らない」として説明を避けた。<時事通信1月31日>』