「参院は官邸の下請けと違うんやで」自民議員から痛烈批判+会期延長の参院選は2回とも大敗
2007年 06月 21日
らんきーブログさんとmewのとこは、ちょっと25位枠、ギリギリ・モードに。^^;
どうかここは一つ、参院選までもう一押し、アンチ安倍自民党のリベラル勢に、
お力をお貸し下さいませ!m(__)m】
仕事多忙&暑さバテで、なかなかゆっくりブログを書いたり、編集したりする時間
がとれなくなっているです。でも、欲張りmewは、小ネタも含めて、書きたいことが
アレコレ山ほどとあったりして。(^^ゞ
で、今後は、日によって、1日に別々に複数の記事をアップする形をとるかも知れ
ないのですけど・・・。よろしくお願いいたします。m(__)m
~ ~ ~ ~ ~ ~
安倍政権になってから、初めての「骨太の方針2007」が19日に閣議決定
された。<何か骨太というより、参院選目当てに、偽装耐震バラバラ鉄骨という感じの
総花的な内容だけど^^;>
これは、政府の経済財政の方針を示すものなのだけど。小泉前首相が「骨太の方針」
というふざけた名前をつけて、それがずっと続いている。
この正式名称は、もともと「経済財政運営と構造改革の基本方針」だったのだが、
今回から「経済財政改革の基本方針」に改められ、小泉前政権が進めた「構造改革」
という文言が消えた。<ちょっと小泉離れ?>
でも、そのかわり、さすが安倍首相。しっかりと副題に「美しい国へのシナリオ」
という副題をつけて来た。(>_<)
この副題には、経済諮問会議のメンバーから異論が唱えられたようなのだが。記者
会見で、それをきかれた安倍首相は、
「まあ、それは趣味の問題ですね。これは私の骨太の方針ですから私の考え方に
したがって書かせていただきました」と話したという。<朝日新聞19日より>
経済財政の方針に、自分の趣味を持ち込むな~~~!!!(ーー 〆)
っていうか、もういい加減、何にでも「美しい国」をくっつけるのを、やめて欲しいと
思いません? <ウザいを通り越して、ムカついて来るかも。>
あと、何でも「私の」をつけるのも、やめて欲しい。「私の内閣」「私の政府」
・・・まあ、国会とかで自分を「最高権力者」、自衛隊の「最高指揮官」とか
言って、権力を誇示しちゃうような人だからな~。<もしや「ボクの自衛隊」だと
思ってたりして。(-"-;)>
* * * * *
いや単なるおチャラケでなく、もしかしたら安倍氏は、心のどこかで「首相は国の
TOPとして、本当に絶対的な権力がある」のだと。そして、日本は「首相たる自分
の意のままにコントロールできる『自分の国』」なのだと、勘違いしているように思える
時がある。
そして、官邸などの仲間たちと自分のイメージに沿った「美しい国づくり」を行なおうと、
しているように見えるのだ。<まるで箱庭を作るかのように?>
このブログでも、安倍首相&仲間たちの「ボクの官邸ごっこ」をさんざん批判しているの
だけど。<コチラの記事とか>
自民党の鴻池祥肇議員が、自分のHPで痛烈に官邸批判をしていた。<ネタは朝日
新聞より>
彼は、安倍首相がど~しても通したいと公務員改革(天下り規制)法案を審議して
いる内閣委員会の筆頭理事を務めているのだが、官邸のワガママぶりにヘキエキと
させられているのが伝わって来る。
『この法案は官製談合等、不正の根となって来た「押しつけ天下り」を規制しようと
するもので「国民の声にこたえるもの(首相)」であることは認めますが、日程的には
100%不可能な法案を無理に参院へ送って成立をさせよ、その為には「参院選挙」の
日程も変更してでもとは・・・。苦労知らずの「仲良し官邸団」の諸君よ。参院は官邸
の下請けと違うんやで。参院選挙の会期延長した時は、2回とも大敗してるんやで。
これぐらいの事、知っときや。 ま、これはこれで頑張りますけど、任務やから。
<6月20日の「鴻池だより」(HPはコチラ)より抜粋>』
私は、これはワガママ王子こと安倍首相&仲間たちの身勝手な国会運営に付き合わ
されている、参院の自民党議員たちの本音なのではないかと思う。<衆院自民や野党の
議員たちも、本当にいい迷惑だと思っている人も多いだろう。>
それは、ひいては、国民にも迷惑をかけていることにもなるということも、よ~く
考えて欲しいと思う。
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私だって国会議員だって、これが本当に重要な法案なら文句は言わないと思う。
でも、確かに、多くの国民は天下りを規制した方がいいとは思っているだろうけど。
果たして、今、国会延長してまで強引にこの法案を通すことが、「国民の声にこた
えるもの(首相)」なのかと問われれば、答えは「NO!」であろう。
そもそも、この法案の中身をほとんど知らない国民も多いと思うし。この法案では
天下り規制には効果がないと思っている人の方が多いのだ。
<朝日新聞の世論調査では、『新しく作る人材バンクに一本化しようとする政府案が、
天下りの弊害をなくすために「有効だ」は23%にとどまり、「有効ではない」が
59%を占めた。自民支持層でも、ともに38%と並び、評価は高くない。>
TVなどでも取り上げられ始めたが、もし国会が延長されて、参院選の投票日も
延期されれば、それにかかる費用もバカにならない。
国会の運営には、1日約1億円かかっていると言われる。12日延長すれば、
12億円だ。
自民党の議員の中には、投票日を延期するなら、公認料を上げてくれという
者も出始めた。<党から公認された候補者は、公認料として選挙費用が出る>
各地域の選挙管理委員会は、7月22日を前提に選挙関連の印刷物をすでに用意
してしまったところも少なからずあり、何百万単位の費用がムダになるという。*2
<千葉では、選挙権者に送る「投票所入場整理券」のはがきをすでに印刷。費用は900万>
群馬では、同時に行なう予定の知事選を、法律の規定上、ずらすことができない
ので、参院選と別々に行なうことになれば、3億円以上余計にかかることになると
いう。<ふるさと納税とか言っている前に、こういう損害を与えない方が大事
なんじゃないかしらん?(・・)>
* * * * *
ただ、この件はいずれツッコもうと思っていたのだけど。
折角、鴻池議員が書いていたので、ちょっと取り上げちゃうと・・・。
『参院選挙の会期延長した時は、2回とも大敗してるんやで。これぐらいの事、知っ
ときや。』なのである。
『参院選前の国会を延長した例は、最近では89年(25日間)と98年(8日間)
がある。
89年は、消費税導入やリクルート事件などで国会が混乱。当時の竹下首相が退陣
表明してようやく正常化し、予算案の処理などのために大幅延長を決めた。国会で追い
込まれ、宇野内閣に代わったが、影響を引きずって参院選でも大敗した。98年の橋本
内閣は、補正予算の審議のために与党主導で延長した。ただ、選挙戦での首相の発言
をめぐり流れが変わり、結果的に与党が敗れた。
今回の場合は、年金問題の逆風下での会期延長だが、これを切り返すために与党が
延長に持ち込むもので、この2例の中間といえる。
・・・自民党内にも、延長がマイナスに作用することを警戒する声は少なくない。
同党幹部の一人は語る。「強行して早く終わらせても、会期延長で長引かせても、どち
らも野党の優位は変わらない。公務員法をやる時点で、わかりきったことだ」
<朝日新聞 19日>』
ちなみに、自民党は改選126議席中、86年に72議席もとっていたのに、
89年には候補者を78人立てながら、当選は36議席と大惨敗。(・o・)
98年も、候補者を87人立てて44議席しかとれなかった。
考えてみれば、大事な選挙を控えながら国会延長をするということは、それだけ
政権&国会運営がうまく行っていないドタバタの状況にあるわけで。
そんな状況では、国民の自民党への信頼も低下してしまう・・・ということに
なるのかも知れない。
<確かに今もドタバタだもんね~。(・・)>
それでも、ど~しても国会を延長をしたいというなら、ワガママを通して参院選
を延期して頂いて、しっかり大惨敗して頂こうかな?(@_@。
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↑ 残念ながら、2位陥落。 でも、またコツコツと上を目指して。(@_@。
報道記事は↓Moreの部分に
*1
『 政府が19日決定した経済財政運営の基本方針「骨太の方針2007」。目前に迫った参院選を強く意識した結果、安倍晋三首相が掲げる政策理念や国民の耳に聞こえのよい項目を羅列した“百花繚乱”の内容になった。一方で、自民党などの抵抗勢力が暗躍し、“消えた年金”ならぬ“消えた項目”も多く、小泉純一郎政権が掲げた「構造改革路線」の後退を懸念する声が高まっている。(中山忠夫、那須慎一)
安倍首相が初めてまとめた骨太の方針は、A4判サイズで52ページ。最少で27ページに収まったこともある小泉政権時代に比べると2倍以上に膨れあがった。
「安倍内閣で初めての骨太でもあり、ある程度広範にわたることはやむを得ない。(ページ数が増えたのは)項目ごとに見やすくするためで、余白も多くある」
原案を決定した今月12日の会見で、大田弘子経済財政担当相は、「総花的」との批判に、苦しい弁明に終始した。
◆小泉改革「揺り戻し」
今回の方針の最大の特徴が成長力の強化。労働生産性の向上や地域経済の活性化を盛り込んだ「成長力加速プログラム」を目玉と位置づけている。
国民に痛みを求めた小泉改革からの「揺り戻し」(自民党幹部)もあり、安倍政権は発足当初から、成長重視を掲げてきた。財政再建でも成長による税収増に軸足を置いており、その姿勢が方針にも反映された。
国際競争力強化のための生産性向上では、5年間で伸び率を50%引き上げるという「数少ない明確な数値目標」(民間エコノミスト)が明記された。
グローバルな市場間競争を勝ち抜くため、「金融・資本市場競争力強化プラン」を年内に策定し、証券や商品先物などを総合的に扱う取引所の検討や銀行と証券の垣根規制の緩和も打ち出した。
小泉改革の「弊害」と指摘され、年金問題が浮上する以前は参院選の最大の争点になるはずだった「格差問題」にも力を入れた。人材や資金を集中的に投入し地域経済の再生を図る「地域力再生機構」の創設もその一つだ。
だが、一方で先送りされたり、消えていった政策も少なくない。
一定の条件を満たした社員を労働時間規制の対象外とする「日本版ホワイトカラー・エグゼンプション」。経済財政諮問会議の民間議員は労働生産性の向上で国際競争力を高める“労働ビッグバン”政策の柱に位置付け、導入を迫った。
ところが、「残業代ゼロ制度」との批判が各方面から噴出。安倍首相は参院選への影響に配慮し1月には早々と今国会への関連法案の提出見送りを決めた。
国際線の便数や就航する航空会社の決定に政府が介入せず、民間の自由な判断に委ねる「オープンスカイ」構想。5月16日の最終報告では、海外から乗り入れ要望が多い羽田、成田の両空港について、「将来課題」と表現するにとどまった。
「発着枠が満杯」というのが表向きの理由だが、航空交渉の権益を手放したくない国土交通省や運輸族議員が猛反発したことが影響した。焦点だった羽田の国際化、24時間化も「早朝・夜間の国際チャーター便拡大」と大幅に後退した。
◆「3%削減」見送る
極め付きが、歳出削減の象徴である「公共事業費」だ。
小泉政権の5年間で約4分の3の水準にまで大幅削減され、昨年度の骨太の方針では、11年度まで「毎年1~3%減らす」との数値目標が決まっていた。今年も民間議員が素案に「3%削減」の明記を求めたが、結局、見送られた。参院選を前に「地方経済への配慮」を求める与党議員らの意向が強く働いたためだ。
「昨年決めた方針を守っていくのは想像以上に難しい」
大田経済財政相は12日の会見でこう本音を漏らした。
骨太の方針を取りまとめる経済財政会議は小泉政権時代、首相官邸主導で郵政民営化などの構造改革を推進する原動力となった。だが、今回は、「役所が予算獲得のため、提案を競い、お墨付きをもらうための会議に成り下がった」(関係者)。かつての“ばらまき予算”への回帰も懸念されるなか、安倍首相の指導力が問われている。
<フジサンケイ・ビジネスアイ 20日>』
『国会の会期延長で参院選の日程変更が濃厚になる中、千葉市が7月22日投票の日程の入った「投票所入場整理券」46万枚を作製していたことが分かった。有権者数が多く、公示日までに整理券が届くように早めに発注していた。作製費用は900万円で、同市は変更に伴う費用負担などを業者と調整している。
~~~~~
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市選管によると、入場券は選挙人名簿に基づき作られ、ハガキで世帯ごとに送付される。1世帯あたり5人以上なら2枚に分けて送り、同市では45万4800枚が必要になる。予備を含め計46万枚を作製した。7月12日の公示でも変更作業は間に合うが、市選管は「(日程変更は)選管泣かせです」と話している。<共同通信20日>』
『国会の会期の延長問題に、各地の選挙管理委員会や参院選の立候補予定者の陣営が気をもんでいる。延長幅が12日間で、これまで前提としていた7月5日公示、同22日投開票という参院選日程まで1週間ずれ込んだ場合、投票所確保や選挙事務所の契約など実務にも支障が出てくるからだ。特に7月22日に知事選の投開票が決まり、「ダブル選」を見越して準備してきた群馬県では、大きな影響が出そうだ。
公職選挙法によると、知事選は任期満了日前の30日以内とされ、7月27日が満了日の群馬県はこれ以上遅らせることはできない。県選管は「予定通り国会が閉会するとみて知事選の日程を決めたのに……」と困惑顔だ。
知事選と参院選は選挙期間が17日間で一緒。県選管などによると、ダブル選でなくなった場合、期日前投票は知事選→知事選と参院選の両方→参院選、と時期によって変わり、事務が複雑になる。22日は複数の投票所で、知事選の投票のさなかに参院選の期日前投票を受け付けなければならず、有権者の混乱も予想される。
いっぺんに終わるはずだった投開票作業も別建てになる。同日選なら、こうした事務作業に伴う人件費などが県支出分だけで3億円余浮くはずだった。
県選管は先週末、「7月22日 知事選・参院選」などと書かれた選挙啓発用のティッシュ約14万5000個や、うちわ約4万8000本の製造を一時ストップさせた。市町村にも、知事選1週間後も引き続き投票所などの会場を確保するよう求め、ドタバタの対応が続く。
懸念はもう一つある。投票率だ。40%前後だった知事選の投票率が参院選と重なった95年は53.74%に上がるなど「ダブル選」効果もみられた。特に今回は、5選を目指す小寺弘之知事と、自民公認の大沢正明・前県議会議長らが対決するという激戦が予想されるだけに、選挙結果にも影響しかねない。
「知事選で(支持者が)疲れているあとに、集会をやっても効果が出るかどうか」。参院群馬選挙区に出る陣営からは、こんな声も漏れた。 <朝日新聞 19日>』
『政府・与党が今国会の延長方針を固めたのは、参院選がある年の通常国会では異例だ。首相官邸が国家公務員法改正案成立にこだわったためで、参院選の日程もずれる可能性が出ている。安定した政治運営ができなかった表れともいえ、過去の例では参院選で与党が苦戦を強いられている。今回の安倍首相の賭けが吉とでるか凶とでるか、与党も測りかねている。
「談合を根絶するために公務員制度の改革を行う。戦後の仕組みを思い切って変える。まさに私の内閣の使命だ」
18日、自民党本部で開かれた全国幹事長会議。安倍首相は冒頭のあいさつで、国家公務員法改正案の成立にかける思いを強い言葉で訴えた。
参院選を前にした国会では、政府・与党が法案を絞り、会期内に終わらせるのが通例だ。まして、選挙日程を変えるほどの延長となると「よほどの理由が必要」(自民党幹部)となる。
政府・与党は、野党の対応次第では日程変更も辞さない構えで、その大義が「公務員制度改革」だ。この日の会議では、中川秀直幹事長が「社会保険庁改革法案、公務員法案などを廃案にしたら、不祥事の流れを断ち切ることはできない。年金問題も今より悪くなる」と述べ、意義を強調した。
ただ、党内にも懐疑的な見方は残る。会議に出席した党県連の幹事長らからは、公務員改革への意見はほとんどなく、年金問題に批判が集中。古賀誠元幹事長は17日の講演で「投票日を延ばすほどの重要案件と、国民が求めているのか」と疑問を呈した。
それというのも、国会は一般的に野党にとって攻勢をかける舞台で、政府・与党からすれば、選挙前には不利に働くことを警戒する。にもかかわらず延長するのは、参院選に向けて想定通りの政治運営ができなかったことを意味する。
参院選前の国会を延長した例は、最近では89年(25日間)と98年(8日間)がある。
89年は、消費税導入やリクルート事件などで国会が混乱。当時の竹下首相が退陣表明してようやく正常化し、予算案の処理などのために大幅延長を決めた。国会で追い込まれ、宇野内閣に代わったが、影響を引きずって参院選でも大敗した。98年の橋本内閣は、補正予算の審議のために与党主導で延長した。ただ、選挙戦での首相の発言をめぐり流れが変わり、結果的に与党が敗れた。
今回の場合は、年金問題の逆風下での会期延長だが、これを切り返すために与党が延長に持ち込むもので、この2例の中間といえる。
ただ、野党側は、年金問題を中心に延長国会でも政府への攻撃を重ねる構えだ。民主党の鳩山由紀夫幹事長は16日、「民主党は国民の側に立って議論している。その姿を見せるチャンスを延長で広げることができる」と語った。
自民党内にも、延長がマイナスに作用することを警戒する声は少なくない。同党幹部の一人は語る。「強行して早く終わらせても、会期延長で長引かせても、どちらも野党の優位は変わらない。公務員法をやる時点で、わかりきったことだ」 <朝日新聞19日>』