災害の対策は政府・与野党が協力を!&各地の現状を考えて+安倍の原発対応は評価
2007年 07月 19日
<民主党も目標の55を達成できるかな~?(・・)> この勢いで、参院選までGO!したい
です。他チームのファンの方も、大きな心で、ブログのご支援はよろしくです。m(__)m】
中越沖地震から3日が過ぎた。死者は10人に。負傷した人は1000人以上にのぼり、
危険とみなされた地域では、新たに91人に避難指示が出されたという。
また、避難先で心身の不調を訴える人も増えて来たと報じられている。
この件はまたいつか改めて書きたいが、実は、新潟は04年10月の中越地震から、
まだ完全に復興したわけではない。今でも仮設住宅で暮らしている人がいるし、復旧工事
や防災工事が十分になされていない地域が少なくないのが実情だ。
今回は最大震度の地域は少し異なるが、やっと昨年になって復旧工事を終えて、もとの生活
を取り戻したところもあったのに、前回に引き続きダブルの被害を受けた人、地域もあるときく。
<経済的なものだけでなく、精神的(心身のエネルギー的)ダメージも大きい。・・・
そのこともあって私は、16日の記事に「何でまた新潟が」と書いたのであった。>
だから、国も県も、ある意味で「ダブルのケア」をして欲しいと願っている。
民主党の小沢代表は、16日に「一時も早い十分な対応を政府にしてもらいたいし、
われわれも可能な限りお手伝いしたい」と述べ、被災者の救済などで協力する考えを
表明していたのだが。<時事通信16日>
できれば、安倍首相にも、同じようなことを言って欲しいと思ったりする。
このような自然災害の救済や復旧に関しては、選挙戦のことは度外視して、「国民の
ために」という視点で、政府も与野党も協力してやって行って欲しいと。野党議員の
情報や要望、進言にも耳を傾けて、被災地の人たちに有益&効果のある救済、復旧
対策ができるようにと切に願っている。
<本当は年金納付記録などの問題も、そうすべきだと思っているのだけどね。(・・)>
* * * * *
長岡市の実家や父・角栄氏のお墓や関連施設が被害を受けた田中真紀子氏が、
自民党所属議員の夫・直紀氏に対して、「あなたはよそ(自民党)なんだから、頑張っ
たら。民主党が政権とったらアタシが迅速にやりますって」とハッパをかけたとという
記事が載っていたが。<*1>
これは真紀子氏特有の表現の仕方をしたのだろうけれど。他の災害に関して、時に
自民党有力議員のいる地域の方が支援や復旧が早いなんて話を耳にすることもあり、
単なるジョークとは言い切れない部分もある。^^;
安倍氏自身は、もともとそれなりに正義感もあり、心根の優しい人だと思うので、
被災地のために懸命にやってくれると、ひとりの国民として期待しているのだが。
『首相周辺は、自ら陣頭指揮にあたる首相の姿をアピールし、守勢に回る参院選での
反転攻勢の一助にしたいようだ。』
『中川幹事長は17日の盛岡市での演説で、「自らの身の危険も顧みず、余震の続く中、
被災地に行き、原発に行き、救命救援復旧復興に一瞬の猶予もなく乗り出した。国民、
国を思う心は半端ではない」と首相の陣頭指揮をたたえた。<読売新聞18日>』
・・・な~んて記事を目にしてしまうと、何だかな~と思ってしまう私なのだった。(-"-;)
~ ~ ~ ~ ~ ~
15日に「台風災害と地方格差」の問題に関する記事をアップしたのだが。<コチラ>
その中で、地方格差が拡大する中、財政事情が厳しく、特に過疎化、高齢化している
地域では、防災工事も十分に行なえないということを書いた。<そのため高齢者が被害
を受けやすい傾向にある。>
その翌日、こんな報道記事を目にして、思わず「そうなんだよね~」とつぶやいて
しまった。
『参院選高知選挙区(改選数1)で3選をめざす自民党現職の田村公平氏(60)
=津島派=が16日、高知市内で開いた演説会で、安倍首相が掲げるスローガン
「美しい国」について「意味がよく分からない。高知は明日の飯をどうやって食うかと
いう追いつめられた状況にある。絵に描いた『美しい国、日本』で応援に来られて適当
なことばかり言われたら、馬鹿にされたような気がする」と痛烈に批判した。
田村氏は「美しい国って何でしょう」と前置き。「(首相が)私の選挙を心配する
なら銭を持ってきてほしい。南海地震対策を政府の責任で5000億円ぐらいやったら、
高知は地震や台風に耐えられる県になる」と訴えた後、首相のスローガンを批判し、
「そういう思いをだれかが言わないといけない」と語った。
首相は1日、高知県香南市で開かれた田村氏の決起集会に出席した。<朝日16日>』
<何か一瞬、ドラマ「家なき子」の「同情するならカネをくれ~」というセリフを思い
出してしまったのは、私だけ? (・・;)>
(後半につづく)
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、
高知は、九州南部と並んで、毎年、台風の被害が大きいことで知られている。
そして高知に限らず、日本各地に大震災のおそれがある地域が存在するわけだが。
選挙云々の話はさておき、これが財政難で防災工事もなかなかできず、同じような
被災を繰り返してしまう地域のホンネなのではないかと思う。なかなか本格的な防災
ができない。しかも、自然災害が農漁業に打撃を与えたり、復旧作業に費用がかかっ
たりで、また財政に支障を来たすという悪循環に陥ってしまうのだ。
そんな中で、「美しい国」ロマンの話などきかされたら、馬鹿にされた気分にも
なって、却って腹が立つ人も少なくないに違いない。
田中真紀子氏が「政治家が言ってることは空念仏。被害者にならないと分からない」
と言っていたそうだが。今、実際に仕事や生活、災害で困っている地方や人々にとっ
ては、「美しい国」の話は異次元世界の絵空事<「そら」は「宇宙」かも?^^;>に
しかきこえないし、「成長を実感に!」「改革実行力」とか言われても、空虚な言葉
にしか感じないだろう。
<小泉ー安倍政権のとる新自由主義政策&成長路線では、いつになったら、地方や
低所得者層におこぼれが回って来るかわかったもんじゃない。
* * * * *
もちろん、戦争でも災害でも貧困でも、誰もが実際にその被害や困窮した状況を
体験できるわけではない。
だけど、一般国民はもちろん、特に政治家たるものは、自分たちが見聞したり、
学んだりした知識や事実などをもとに、いかに色々な地域や立場の人たちの状況を
想像できるか、自分をその立場や状況に置いてみて考えることができるか、それが
重要なのではないだろうか?
前記事で書いたように、安倍首相&仲間たちに対して、青木参院幹事長をはじめ
他の自民党議員が怒ったのも、今回、人口の少ない県の1人区で、自民党が不利だと
言われるのも、いかに安倍自民党が地方の実情を理解していない<想像できないor
しようとしない>、そしてケアしていないかのかの現れであるように思う>
それは、自民党の公約で、地方の政策や災害対策を見ても、うなずける部分がある。
<津久井弁護士さんが、災害対策についての記事を書かれていた。・・・コチラ>
(この項、つづく予定)
~ ~ ~ ~ ~ ~
最後に、少し原発のことを・・・。
柏崎の原発に関する安倍首相の毅然とした&厳格な対応は、評価したいと思う。
原子力発電の政策を進める政府与党としては、原発への不信感を広めるような
対応は、あまりしたくないと思うのだが。<だからこそ、安倍首相も真っ先に、柏崎
の原発の視察に行ったと思われるのだが。>
柏崎市長が、思い切って同原発の運転中止を命じることができたのも、そのような
安倍政権の明確な姿勢があったからだろう。
柏崎の原発では、地震後の状況に関する報告が不明確&遅かった。また、IAEA
に勧告を受けていたにもかかわらず、消火体制を調えていなかったこともわかった。
またそのあとにも50以上のトラブルが見つかっている上、原発自体が、大きな
活断層の上に位置している可能性もあるという。
東京電力側は、稼動継続には大きな問題や影響はないと主張している。また、もし
この原発の活動を何ヶ月か休止した場合、東京など関東圏内の都市部の電力が不足
するおそれがあると言われる。<これから本格的な夏にはいって、電力消費がピーク
を迎える時期だしね~。^^;>
* * * * *
でも、これはもしかしたら政府も含めて、各地の原発&電力会社の言うことは、
ほとんど信用できない状況にあるのかも知れない。この1~2年だけで、隠蔽されて
いた過去の原発事故やトラブルの話がボロボロと出て来ているからだ。
つい今月5日にも『日本原子力研究開発機構の放射線管理区域外の排水槽などで
放射能汚染が見つかった問題で、同機構は5日、1988年には一部の汚染を把握して
いたと発表を修正、文部科学省と茨城県に報告書を提出した。文科省は、管理区域外の
汚染が発覚当時に報告されず放置されていたことについて同日、文書で厳重注意した。
同機構は当初、東海研究開発センターの排水槽汚染を、01年に把握したとしていた。
<毎日新聞>』という記事が報じられていたばかりだ。
幸いここまで大きな災害をもたらすほどの事故は起きていないが。原発に関しては
一つ間違えれば、現在だけでなく将来にわたって、人間を含む生物や自然に大きな
被害や影響をもたらすことになりかねないし。そこまで行かずとも、その地域の人たち
の生活や農漁業などに対するダメージは大きいものがある。
自然災害は止むを得ない部分もあるが、原発事故は「人災」になるだけに、それを
起こさないように、万全の対策、予防策を講じなければならないだろう。
というわけで、アンチ安倍自民党の私ではあるが。ひとりの国民として、安倍首相
にはその姿勢をしっかり貫いて欲しいと願っている。
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<報道記事は↓Moreの部分に>
*1
『震度6強を記録した新潟・中越沖地震で、田中真紀子衆院議員(63)が17日、被害を受けた地元の柏崎市西山町に入った。自宅に入った同氏は「もうムチャクチャ」と途方に暮れた様子。裏にある父・角栄元首相の墓も倒壊しており「とにかく人手が足りない」と訴えた。なお、この日朝には女性1人の死亡が確認され、地震による死者は計9人、負傷者も1000人を超えた。
震度6強の直撃を受けた柏崎市。市内の西山町にある田中邸も例外ではなかった。この日、昼過ぎに東京から新幹線で里帰りした真紀子氏は、家から出てくるなり「もうムチャクチャですよ、全部。信じられない」とまくしたてた。
ガラスや食器が散乱し、土壁がはく落。危険防止のため白いゴム長靴のまま家の中を見て回った。玄関の重厚な石柱もゆがみが生じ、前面道路は隆起しアスファルトが割れている。「仏壇もひっくり返ってました。夏はいつもここでゆっくりするんですけど、もう無理」と肩を落とした。
実家の裏山にある角栄氏の墓も倒壊した。「前回の時は(墓石の)向きが変わっただけだったんですけど、何メートルもある大きな石がビューンと飛んでるんです」
それだけではなかった。近くにある西山ふるさと公苑内にある田中角栄記念館は、入り口の自動ドア4枚が全損。補修工事は始まっていたが、当面は営業中止となりそうだ。隣の西遊園では、石牌坊(せきはいぼう=鳥居状の中国風石門)が完全に倒壊。04年の震災でも倒壊し、耐震性を高めて再建したが、再び被害を受けた。
石垣が崩れた向かいの家を見舞った真紀子氏は「縁側に座っていたら、庭に自分の体が飛んだって。すさまじいですね。みなさんがどんなにか大変だろうと思います。自分たちがどこまで復興できるか、切実です」と被害者感情を思いやった。
またも地元を襲った天災。「政治家が言ってることは空念仏。被害者にならないと分からない。現場を見ないと分からないですよ。水や食料は基本中の基本ですが、とにかく人手が足りない。手際よく対応しないと」と一刻も早い支援を求めた。
すでに地元の警察や消防、県知事にも連絡。再び降り出した雨に「地盤が緩むのが怖い」と空を見上げると「要望を聞かないと」と地元住民が集まる避難場所へ急いだ。
夫の田中直紀氏とは、顔を合わせたこの日朝に「あなたはよそ(自民党)なんだから、頑張ったら。民主党が政権とったらアタシが迅速にやりますって」とハッパをかけたという。地元の一大事に真紀子氏がパワフルに動き出した。
◆真紀子新党の結成構想披露
真紀子氏は17日夜、新潟県三条市で、民主党・森裕子候補(51)の個人演説会に出席。倒壊した角栄元首相の墓をネタに「今度は墓を横にしようと思ってる。(人を抱きかかえるようにして)ちょっと頭を上げて『お父さん、ただいま』ってね」と集まった約800人を爆笑させた。公示後初めての新潟入りとなった真紀子氏は「私は田中党。(会派を組んでいる)民主党の人たちと一緒に、正しいことをバンバン言っていくグループをつくろうと思う」と“真紀子新党”結成の構想も明かした。<スポーツ報知 17日>』
*2
『安倍首相は17日午後、東京電力柏崎刈羽原子力発電所で放射能を含む水漏れが発生したことについて、「(東電から国への)報告は遅かったと思う。厳しく反省してもらわねばならない」と述べ、東電の対応を強く批判した。
首相官邸で記者団の質問に答えた。
首相はこれに先立ち、首相官邸で開かれた新潟県中越沖地震関係省庁局長会議に出席し、「原子力発電所については、国民の不安払しょくに全力を挙げ、国への厳格な報告体制の構築、消防を含めた災害対策の確保を徹底するように」と指示した。<読売新聞 17日>』
『新潟県柏崎市の会田洋市長は18日午前、東京電力の勝俣恒久社長を市役所に呼び、中越沖地震の際に火災が発生した柏崎刈羽原発施設内の地盤に傷みが見つかったとして、安全が確認されるまで運転しないよう停止命令を出した。会田市長は「調査によって施設内の地盤に、かなりの傷みが見つかった」とした上で「このままでは原発の再開はとても認められない」と停止命令の理由を説明した。<共同通信 18日>
『 共産党の志位和夫委員長は18日夜、テレビ朝日の番組に出演し、新潟県中越沖地震で東京電力の柏崎刈羽原子力発電所の火災の消火に時間がかかったことに関し、「政府も(国際原子力機関=IAEA=の勧告順守を)約束していたはずなのに、消火専門の部隊がなかった。政府に監督責任がある」と批判した。
社民党の福島瑞穂党首も同番組で、「消火できないのは本当に問題だ」と消火機能の不備を指摘しつつ、政府の対応を非難した。[時事通信社18日]』
『新潟県中越沖地震を起こした断層が東京電力柏崎刈羽原子力発電所(新潟県柏崎市・刈羽村)の直下まで延びている可能性のあることが、気象庁などの分析で分かった。断層までの深さは20キロ程度あると推計され、専門家は耐震性に影響を与える可能性は低いと説明する。しかし、原発周辺では徹底した調査で事前に断層を見つけることを前提に建設しており、調査のあり方や耐震性が問われそうだ。<毎日新聞 17日>』