麻生失言の次は、塩崎事務所費疑惑・・・安倍内閣が続く限り、失言とカネの問題が繰り返される
2007年 07月 21日
投票する候補者、政党を決めるとのこと。ここからが一番大事な時期になります。
「日本の政治はこのままでいいのか」「本当に国民のためになっているのか」を問いかける
ために、あと少しの間、お力を貸して下さいませ。m(__)m】
午後2時、塩崎長官の事務所はパパ所有のビルだったことを追記】
安倍首相の「わたしの内閣」の閣僚たちの問題発言&「政治とおカネ」に関する疑惑
が止まらない。
19日の麻生アルツハイマー発言につづき、20日には塩崎官房長官の事務所費疑惑
が浮上した。
先に書くなら・・・、私は、安倍内閣が続く限り(仮に内閣改造を行なって、大臣
などを入れ替えても)、このような問題はず~~~っと続くのではないかと思う。(・・)
何故なら、
1・安倍氏は首相として、問題のない閣僚を選んだり、自分の内閣の閣僚を管理、指導して
行くための判断力、能力に欠けている。<自民党総裁として、党を率いる力も乏しい>
2・安倍氏には「政治とおカネの問題」を本気で解決する意欲、能力が乏しい
と考えるからである。
だから、きっとまた少しすれば(閣僚を入れ替えても)、「あっちの閣僚の失言し、
こっちの閣僚に政治資金に関する疑惑が生じ」という繰り返しが続くことになるの
ではないかと・・・。
そして、そんなことを繰り返されてしまうと<国民の中には面白がる人もいるかも
知れないけど>、それだけ政治に対する信頼はどんどん失われ、怒りや失望感が増す
ことにつながるのではないかと思うし。このような問題の対処にエネルギーを費やす分、
肝心な国政の仕事がおろそかになってしまうし。日本の国にとっても、国民にとっても、
大きなマイナスになってしまうのではないかと思うのだ。(ーー;)
私は、ひとりの国民として、どこの政党が与党になろうと、誰が首相になろうと、
<それが私と考えが合う人であろうとなかろうと>、自分の国の首相や閣僚には、
国民のことを考えて、きちんとした仕事をして欲しい。
また「政治とおカネの問題」も、いい加減、クリアにすべき時期に来ているのでは
ないかと思う。いつまでも「政治の沙汰も金次第」というような印象を国民に与える
ような不透明な金銭のやりとり&政治活動を行なっているべきではないだろう。
彼らが行政にTOPとして、しっかりと仕事をしてくれなければ、私たち国民の
生活に支障が出てしまうし。政治への不信感や無関心が大きくなれば、日本はますます
民主主義からほど遠い国になってしまう。<その結果、国民がさらなる不利益を受ける
ことにもなる。>
だから、やはりこの参院選では、国民はこんな問題を繰り返す内閣、政治はイヤだと
いう意思を表わすためにも、「安倍政権(安倍自民党)にNO!」と言うべきでは
ないのかと思うのである。(@_@。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
安倍氏が首相に就任してから、まだ10ヶ月立っていないというのに・・・。
昨年末、ほとんど国民に存在を知られないまま、事務所費付け替え疑惑で辞任した
佐田前行革大臣の問題に始まって、次から次へと問題&話題が出て来る。
何かもう、はるか昔のことに感じてしまうところがあるのだけど・・・^^;。
柳沢厚労大臣の「産む機械」発言(2月)から、まだ半年も立っていないし。
同月に「ナントカ還元水」答弁をして、「政治とおカネの問題」の矢面に立たされた
松岡前農水大臣が自殺したのは、つい2ヶ月前のことだ。(-"-;)
<伊吹文科大臣にも、事務所費疑惑があったんだけど。松岡氏のナントカ答弁の陰に
隠れてしまって、ウヤムヤのまま終わってしまったのよね。(--)>
そして、久間前防衛大臣の「原爆投下はしょうがない」発言をしたのが、た~った
3週間前のこと。数日間のドタバタの末、引責辞任したのは今月の3日である。
これで落ち着くかと思いきや、すぐに赤城農水大臣の事務所費問題が。(ーー;)
<しかも、今週、吹き出物ガーゼでムッツリ事件のおまけつき?(--#)>
* * * * *
で、さ~すがにここで打ち止めになるかと思いきや・・・。
前記事でお伝えしたように、19日に麻生外務大臣が、「アルツハイマーでもわかる」
発言を!(゚Д゚)
ポスト安倍を狙っている(?)&参院選を目前に控えているだけに、麻生氏は早速
「(発言は)不適切なものだった。撤回する。不快の念を持たれた方にはおわびを申し上げる」
と謝罪し、発言を撤回する考えを示したようだ。<毎日20日より>
これに対して野党はアレコレ非難しているけど。あえて野党が言わずとも、この発言
をきいて、あまりの良識のなさに呆れてしまっている国民が多いことだろう。
<私は、安倍首相が、赤城大臣の両親が「自宅は事務所として使っていない」と発言
したことに対し「ご両親は高齢だから」と言ったことにも、麻生氏の失言に類するもの
があると思っているのだけど。(--)>
つい2~3週間前に、久間大臣の問題発言があって、安倍首相も閣議で「閣僚は発言に
慎重を期すように注意を!」と強く指示したのに、な~んの効果はないのだ。
<ほとんどの閣僚にナメられちゃっているんだろうな~。^^;>
* * * * *
しかも、昨日20日には、今度はついに安倍首相の女房役である塩崎官房長官に事務
所費の疑惑が呈されることになった。(・o・)
これは共産党の志位委員長が、仙台で記者会見で指摘したものであるが。<22日付
の「あかはた日曜版」でも報道。> それによれば・・・
『塩崎氏が支部長を務める「自民党愛媛県第一選挙区支部」と「塩崎恭久後援会」は、
松山市内の同一のビルに事務所を置き、2005年分の政治資金収支報告書に事務所費
計約2100万円を計上している。だが、家賃や電話代などの経費は計約770万円で、
残る約1330万円について「どこに消えたのか」』という疑問が呈された。
【追記・『 志位氏や赤旗によると、塩崎氏の後援会と自民党支部はともに松山市内のビル2階に事務所があり、17年の事務所費は両団体で計約2100万円。家賃はそれぞれ月10万円で年240万円、電話代やリース料などで530万円が支出され、残りの計1330万円が使途不明としている。
また、このビルの所有者は、塩崎氏の父母が役員を務めるファミリー企業。父親の潤氏(90)は経企庁長官や総務庁長官などを歴任したエリート代議士で、昨年は「息子の働きぶりを見にきた」と首相官邸に現れる珍パフォーマンスで話題をふりまいた。
2世代議士が親の物件を舞台に事務所費を“調整”するという図式は、赤城徳彦農相(48)とまったく同じだ。(サンケイスポーツ21日)』】
これに対し、塩崎長官は同日夕、首相官邸で記者団に対し「私の政治資金収支は政治
資金規正法に則って適正に処理されている。他の国会議員とそんなに変わった数字(金額)
ではない」「松山の後援会事務所と議員会館、東京にもう一つ連絡事務所があり、(支出
は)この三つを合わせたものだ」と反論。
「政治資金収支報告はずっと公開してきたが、(参院選挙期間中の)このタイミングで
どうして出てくるのか。場合によっては厳重に抗議をしたい気持ちだ」と不快感を示した
という。<以上、毎日20日、読売21日より>
<はい、はい。また『法にのっとって適正』なのね。(-"-;) unzari>
* * * * *
さらに、安倍自民党には、さんざんザル法だと批判された「政治資金規正改正法」を
見直す気が全くない。<*1>
安倍首相は、参院選対策も考えて、その批判を交わすために、とりあえず自民党内で
政治資金の流れを資金管理団体に一本化する党内規を検討するよう、党に指示したこと
を発表した。<法律を改正しちゃうと「法にのっとって適切に」って言えなくなっちゃ
うので(?!)、とりあえず自民党で「内規」を作ることにして、ごまかそうと。^^;>
でも、自民党内では、その内規を作るのにも反発が大きく。自民党の党改革実行本部
(本部長・石原伸晃幹事長代理)は、一本化の対象となる政治団体の範囲をどこまで
広げるかや、一本化した後のその団体の扱いをどうするかなどの問題などが出た。そこで
、
『自民党の中川秀直幹事長は20日、佐賀市内の街頭演説で、「政治とカネ」問題を受け、政治資金の収支を資金管理団体に一本化するよう党の内規で定める方針について、一本化は事務所費に限定する可能性を示唆した。
安倍晋三首相は政治資金をすべて一本化するよう指示しているが、党内には複数の政治
団体を持つ議員が多く、すべての一本化には反発もあるため配慮したとみられる。』
ここのところは、わかりにくいので、また改めて書きたいと思うけど。
要は、自民党議員の多くは、いかに国民に批判されようと、基本的に、政治団体の収支を
明らかにする気はないし、党の総裁である安倍氏の指示に、まともに従う気もないということ
である。(ーー;)
<逆に言えば、安倍総裁には、自分の指示に従わせる力がないのであった。(--)>
ね、最初に書いた1と2が、ウラ打ちされるような感じでしょ?(*_*)
<つづく>
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*1
『安倍晋三首相は15日のテレビ朝日の番組で、赤城徳彦農相の事務所費問題に関連し、
自民党所属国会議員の政治資金の流れを資金管理団体に一本化する党内規を検討する
よう、党に指示したことを明らかにした。
首相は「我が党の議員については、なるべく資金管理団体に出入りを集中していく。
基本的にそういう方向で議論するように指示している」と述べた。
来年1月施行の改正政治資金規正法は、資金管理団体に限って5万円以上の経常経費
支出に領収書添付が義務付けられたが、それ以外の政治団体は対象外。赤城農相の政治
団体は改正法でも領収書添付義務が生じないことから、「ザル法」との批判が改めて
強まった。これを受け、自民党の中川秀直幹事長は10日、資金管理団体以外の政治団体
の経常経費にも領収書添付を義務付ける内規の検討を進める考えを示していた。
資金の流れを資金管理団体に一本化する内規に関して、首相は同日、記者団に「基本的
にはそれぞれの政治家が見識で行っていくことだ」と述べるにとどめていたが、農相批判
がやまないことから、追加的な検討を指示したとみられる。[毎日新聞7月15日] 』
『自民党の党改革実行本部(本部長・石原伸晃幹事長代理)は18日、党本部でコン
プライアンス(法令順守)小委員会を開き、政治資金の収支について、国会議員らが一つ
指定できる資金管理団体に一本化する方向で検討することを決めた。政治資金規正法の
改正ではなく、党の内規で対応する方針。赤城徳彦農水相の政治団体による不透明な会計
処理問題への批判を踏まえ、「政治とカネ」への取り組みをアピールする狙いがある。
資金管理団体への収支一本化は、安倍晋三首相(党総裁)が先に党側に検討を指示して
いた。ただ、一本化の対象となる政治団体の範囲をどこまで広げるかや、一本化した後の
その団体の扱いをどうするかなどの問題もあり、検討は難航も予想される。
先に成立した改正政治資金規正法は、資金管理団体を対象に、5万円以上の経常経費に
ついて領収書の添付を義務付けた。しかし、赤城農水相は問題となった会計処理が資金
管理団体のものではなかったこともあり、領収書の公表を拒否している。
[時事通信社18日]』
『自民党の中川秀直幹事長は20日、佐賀市内の街頭演説で、「政治とカネ」問題を
受け、政治資金の収支を資金管理団体に一本化するよう党の内規で定める方針について、
一本化は事務所費に限定する可能性を示唆した。安倍晋三首相は政治資金をすべて一本化
するよう指示しているが、党内には複数の政治団体を持つ議員が多く、すべての一本化
には反発もあるため配慮したとみられる。
中川氏は「できる限り一本化するか、連結的に事務所費を公開したい」と語った。
具体的には、国会議員が関係する政治団体の事務所費に限り、資金管理団体の政治資金
収支報告書に一括して計上するなどの案がある。
政治資金の支出には、事務所費などの経常経費のほかに、選挙関係費など議員の活動
に直結する政治活動費があるが、活動費は一本化の対象外となる。[毎日新聞20日]』