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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガからガラガラポンの政界大編成を希望。左右問わずmew基準で、政治や競馬、スポーツなど。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

ゼロから出直せない安倍+「美しい国」を世耕がシャット+法案先議で、参院がオモシロくなる


 結局、参院選が終わっても、毎日、政治のことを書き続けてしまっているのだけど。^^;
 書いている時の気分が、全然違うしね~。<切羽詰まった気分じゃないし。_(__)_relax>

 与野党逆転のお陰で、これからの展開がすごく興味深くなって来て、ますますアレコレ
書きたくなってしまうところがある。
 というわけで、今日も政治ネタを・・・。(@_@。 


 安倍首相は2日付けのメルマガで、「覚悟を決めて」「ゼロからの出直し」を宣言
した。<全文はコチラ> 
 でも、やっぱ敗因がちゃんとわかっていないようだし、全然、「ゼロからの出直し」
じゃないのよね。(・・)
 ただ、何と党内から批判が出たこともあってか、安倍氏の売り文句だった「美しい
国」という表現をしばらく封印するみたいだ。(・o・)


 メルマガでは、選挙の敗因について「年金記録問題を引き起こした政府への怒り。相次ぐ
閣僚の不適切な発言や政治資金の問題に対する、いい加減にしろ、との怒り。こうした国民
のみなさんの怒りや不信が、今回の結果につながった・・・」。
 そして「『政府や政治に向けられた不信すら一掃できないようでは、新しい国づくりなんてでき
ないぞ。」これが、今回の結果によって示された、国民の強い声だと受け止めています」と。

 でも、「教育再生や公務員制度改革、新成長戦略の推進、地域の活性化・再生、地球環境
問題の解決に向けたイニシアティブ、アジア外交の再構築、憲法改正に向けた取組み。・・・私が
進めつつある改革の方向性が、今回の結果によって否定されたとは思えないのです」と主張。
 だから、様々な問題点の改善をはかりつつも、「今後とも新たな国づくりを進めていくことが、
私の使命であり、責任であると考え・・・ここで逃げることなく、自らが先頭に立ち、国民の厳しい
声に正面からこたえていく覚悟です。そして、ゼロから出直す気持ちで、新しい国づくりに向けた
信念を貫いていきたいと思います。」との決意を示したものだった。 


 う~ん・・・。(-"-;) huu

 コチラにも書いたけど・・・。<自分の非を認めにくい状況にあることを考慮しても>やはり
安倍氏は、選挙に負けたのは、年金問題や閣僚の諸問題に対する政府への不信感ゆえであり、
「自分自身&自分の基本的な政策、方針が悪いわけではない」という思いが強いことが、ここに
も見事に現れているように思う。

 そして、以前から繰り返し書いているように、ともかく、自分の新しい国づくり、改革路線など
の改憲・国家再興勢力的な考えは絶対正しいと信じ、それが自分の使命なのだと。しかも、
それは国民に理解されているのだと、そう思い込んでしまっているのだから、困りものだ。
理想&信念の強さゆえに、現実から乖離したややアブナイ領域にはいりつつある感じもある。

 それに「ゼロからの出直す」気があるなら、最初から根本的に政策を考える必要があるわけ
で。こんなにアレコレ自分の目指す政策を書いて、それを果たすのが使命だと強調しているよう
じゃ、「ゼロからの出直し」どころか、「しょ~がないから、100あるうちの20ぐらいは、チョット
修正するかな?」という感じでしかないのでは?(ーー;)

 ひとりの国民として、このような首相を持ってしまったことに、だんだん空しささえ覚えてしまう
今日この頃である。(-"-;) 

* * * * *

 で、 コチラの記事でもちょこっと指摘したのだけど。何か参院選の最後ぐらいから<特に
参院選後からは、安倍首相が「美しい国」という言葉をどんどん使わなくなってしまっているの
だが。<「新しい国」「新たな国づくり」とか言うことが多い。↑のメルマガでも、そうだ。>

 選挙中に、高知の候補者から「美しい国」批判が出たし<コチラ>、他からも言われたの
かな~と思っていたら・・・。何と安倍官邸の首相補佐官(広報担当)のセコーくん(世耕氏)
が、安倍首相に苦言を呈していたらしい。

『「街頭では、とても『美しい国』なんて言えませんでした」。参院和歌山選挙区で当選し、1日から
官邸での業務を再開した世耕弘成首相補佐官(広報担当)は、復帰早々に安倍首相に苦言を
呈した。世耕氏は「美しい国づくり」国民運動の担当でもあるが、苦しい選挙戦を経て軌道修正
を迫ったものだ。

 首相は、地方遊説のたびに「美しい国」をアピールし、「地域の活力なくして国の活力なし」と
訴えた。だが、自民党は1人区で6勝23敗と惨敗。あまりの逆風に世耕氏は当選確定後に
万歳をせず、「安倍内閣への逆風を真っ正面から受けた。有権者の声を首相にじっくり伝え
たい」と語り、笑顔も見せなかった。

 世耕氏は、首相に「生活に密着した政策を打ち出し、憲法改正などとバランスを取るべき
です」と進言。神妙に聴き入ったという首相は、参院選後は「美しい国」という言葉を口にして
いない。<朝日新聞 3日>』

 正直、この記事には苦笑した。

 世耕氏と言えば、安倍官邸の広報の責任者。これまで、さんざん「美しい国」を前面に出して
ポスターやら何やら作って、「美しい国づくりプロジェクト」<コチラ>まで立ち上げるなどの
キャンペーンを繰り広げていたのに。
<マニフェストにも「美しい国」を並べ立てていて、選挙後も「あのマニフェストはよかったけど、
有権者にあまり見てもらえなかった」とか言ってたのに。(TVで目撃)>

 まあ、選挙戦を通じて、これじゃあマズイと実感したのかも知れないけど。何か無責任と
いう感じもするし。  
 安倍首相としても、ここまで「美しい国」を連呼して<同名の本まで出していて>、それで
いきなりそれを封印するというのも、何だかな~という感じがする。
<呼び方が変わっても、中身は変わっていないんだしね。相変わらずの「まやかし」というか。>



 
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今回の参院選の与野党逆転の成果が、早くも現れ始めている。

 予算は衆院に先議権があるけれど、法案の場合は、参院で先に可決して衆院が送って
もいいわけで。民主党&野党が、これは必要だと思うもの、政府や自民党がなかなか
作ろうとしないような法案を、参院で作って衆院に送り、自民党多数の衆院に「さあ、
どうする?」と迫ることができるのだ。(@_@ <*1>

<あまり衆院で拒否or否決ばかりしたら、国民から批判が来るだろうし。だから野党
は国民はコレならと納得してくれる法案を作らなくてはいけないし、与党もしっかり
と対応しなければならなくなる。・・・と~っても議会制民主主義ぽいでしょ?(~~)>

 この何日かのニュースで、個人的に一番よかったな~と思ったのは、民主党が秋の
臨時国会にB・C型肝炎患者への医療費助成を柱とする「肝炎対策緊急措置法案」
(仮称)を同党として提出する考えを明らかにしたことだ。<*2>

<以前から書いているように私は近親者を複数、薬害肝炎によるガンなどで亡くして
いるので。この問題&対策に大きな関心を持っている。>

 政府与党は、いくつもの訴訟で国の責任が認められて敗訴しているのに、なかなか
本気で対策を講じようとしないどころか、控訴も行なっている。安倍首相も柳沢厚労
大臣も、原告の患者の団体に会ってもくれない。
<小沢代表は、以前も患者が国会前で集会をした時に出て来てくれたし、2日も面会
して協力を約束してくれた。ちなみに、参議院議員に当選したばかりの川田龍平氏も、
集会に参加してスピーチしていた。(~~)>

 薬害肝炎の被害者は、全国に数十万人いると言われているが。早期に検査&治療を
すれば、がんや肝硬変に移行して命を奪われる危険を回避できる。対策が間に合わず、
亡くなる人がどんどん出ているだけに、政府与党も早い決断をしてくれることを、
そして衆院でも民主党提出の法案に賛同してくれることを、心から願っている。

 また、民主党は、前国会で提出したけど、与党に無視されて廃案になってしまった
「年金流用禁止法案」(*3)や「政治資金規制法の再改正案」ももう一度出す予定
でいる。

 安倍首相は参院選の結果&赤城問題を受けて、自民党にザル法と言われた「政治資金
規正法の再改正」の法案と新たな内規を作ることを指示したが、党内だはいまだに抵抗
が強く、すぐに話がまとまりそうにないようなのだ。<中川幹事長が「すべての政治
団体に1円以上から領収書を」と提案したが、反発が強く、なかなか受け入れられそう
にないという。<*4>
 民主党&野党が参院で先に成立させた場合、自民党は衆院で否決するのかどうか・・・
かなり見ものであろう。
 

 今国会では、参院は「官邸の下請けか?!」と自民党議員も怒っていたほど、ろくに
審議の時間も与えられず、衆院から回された法案をひたすらに可決する日々が続いて
いたのだけど。(ーー;)
<小泉氏の時は、参院が郵政民営化法案を否決したら「そんなの認めない」って、
衆院解散、総選挙で決議を無視されちゃうし~。(`Д´) >

 でも、今回の与野党逆転で、参院の存在意義がぐ~んと大きくなりそうだし。
国民にとっても、国会が興味深いものになるのではないだろうか?(^^♪

<マスコミも、もっともっと国会の動きを伝えてね~。(@_@。>
                         
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 報道記事は、↓Moreの部分に





*1
『参院選で大勝した民主党は、これまでの「国会より選挙優先」の態勢から「国会での政策対決」へ切り替える方針だ。参院に政府与党と異なる民主党独自の考えを盛り込んだ法案を次々に提出して通過させ、安倍内閣に突きつける作戦。秋の臨時国会は08年度予算編成の真っ最中。予算にくさびを打ち込む法案を集中的に提出し、来年の通常国会での予算案否決につなげ、衆院解散・総選挙に追い込む布石とする。テロ対策特別措置法への反対や、イラク復興支援特別措置法廃止法案の提出も検討し、内政・外交の両面から政権をゆさぶる。【須藤孝】

 「民主党が法案を提出し、政権を取ればどう変わるか示せば、必ず与党との対立が来る。信を問うべきだという展開も十分考えられる」

 菅直人代表代行は2日の記者会見で強調した。民主党が秋の臨時国会で提出する法案は、農家への戸別所得補償など参院選のマニフェストで掲げた政策を実現する法案だ。参院選で与党を大幅に過半数割れさせたため「マニフェストは国民の支持を得た正当性がある」(同党政調幹部)と見る。衆院で多数を占める与党に対し、民主党が迫る最初のハードルだ。

 ただ、戸別所得補償などは約1兆円の予算措置が必要で、政府与党が受け入れることは困難だ。そこで、臨時国会で提出した法案の中身を反映した予算案対案を提出したうえで、政府予算案を参院で否決し「自民か、民主か」という選択を迫り、解散を求める。予算案否決は政権にとっては大きな打撃で、これを2番目のハードルにする。

 また、民主党が提出する法案や予算案には政府与党側から「財源が不透明」との批判が予想される。このため、参院での過半数確保で発動が可能になった国政調査権を利用し、税金の無駄遣いを指摘して財源の裏付けとする考えだ。鳩山由紀夫幹事長は3日の記者会見で「国政調査権で情報公開を進めていくことが民主党の大きな役割だ」と語った。

 一方、小沢氏が反対を表明したテロ特措法やイラク特措法廃止法案は、現政権の対米外交そのものに疑問を投げ掛けるのが狙いだ。日米関係に悪影響を与えるという指摘もあるが、党幹部は「安倍内閣の対米外交の相手は、イラク戦争を推進する共和党だけだ。次期大統領選で優位とされる米民主党やアジアにも目配りした幅広い外交を示していく」としている。

*2

『民主党の小沢一郎代表は2日、党本部で薬害C型肝炎訴訟の原告団と面会し、秋の臨時国会にB・C型肝炎患者への医療費助成を柱とする「肝炎対策緊急措置法案」(仮称)を同党として提出する考えを明らかにした。

 会合では全国原告団の山口美智子代表が、早期解決に向けた取り組みを政府に働きかけるよう要望。小沢氏は「立法化を目指し参院で提案し、成立に向けてがんばりたい」と救済に向けた取り組みを約束した。

 薬害肝炎訴訟をめぐっては、先月31日に名古屋地裁で国と製薬会社に賠償を命じる判決が出たばかり。小沢氏は「国の対応が決まらずにぐずぐずしている間にどんどん犠牲者が出ている」と政府・与党の対応の遅れを批判した。法案には肝炎から肝臓がんや肝硬変への悪化を防ぐために有効とされるインターフェロン療法への助成などを盛り込む見通し。<毎日2日>』

*3
『民主党は2日、年金保険料の使途を年金支給のみに限定する「年金保険料流用禁止法案」を、7日召集の臨時国会に再提出することを決めた。臨時国会は会期が短いため、審議入りは秋の臨時国会となる見通しだが、年金問題で政府・与党に引き続き攻勢をかけていく方針をアピールする狙いがあるようだ。

 菅直人代表代行は2日の記者会見で「臨時国会は短期で法案通過は難しいが、すぐにでも実現するという中で、法案提出できるのではないかとなった。わが党の公約実現に向け国民へのメッセージになる」と説明した。

 年金保険料をめぐっては、先の通常国会で成立した社会保険庁改革関連法で、年金相談コーナーの拡充工事費や繁忙期のアルバイト代など年金支給以外にも使えることが認められ、民主党は「保険料の流用を恒久化するもの」と批判していた。

 法案は、社保庁改革関連法の保険料使途条項を修正し、福祉施設建設や事務費も含め、年金給付以外に充てることを一切禁止する。民主党は先の通常国会にも提出したが廃案になった。

 今回は、野党が参院で過半数を獲得したことから、与党内にも同法案に同調する声が出始めており、参院で可決させることで与党側に揺さぶりをかける狙いがある。
<産経新聞 2日>』



*4
『事務所費の透明化策をめぐり自民党で3日、政治資金規正法の再改正で領収書添付の義務付け額を「5万円以上」から「1円以上」に引き下げる執行部案について「事務作業が煩雑になる」との反対意見が噴き出した。安倍首相は早急の取りまとめを指示しているが、結論は今月下旬に予定される内閣改造、党役員人事以降に先送りされる見通しだ。首相の指導力不足を露呈した形で、政策立案は機能不全に陥りつつある。<共同通信 3日>』

『自民党は3日、党改革実行本部でコンプライアンス(法令順守)小委員会を開いたが、政治団体の「1円以上」の経常経費に領収書添付を義務づけるとの中川秀直幹事長案に異論が相次ぎ、結論を先送りした。党内規には盛り込まず、政治資金規正法の再改正論議で検討していく方向だ。ただ安倍晋三首相は3日、1円以上の義務付けに同調を表明。透明性の確保を図る構えを示した。

 また同本部は、閣僚不祥事の再発防止のため、党所属国会議員に関連政治団体の03~06年の4年間分の事務所費を点検させる方針を固めた。

 中川幹事長は1日、領収書の添付義務を資金管理団体からすべての政治団体に広げ、対象も5万円以上から1円以上に拡大する考えを表明。党の内規で定め、法の再改正を前に党国会議員に適用する方針を示した。

 だが、3日の小委では批判が噴出。「新執行部で議論すべきだ」との意見も出た。終了後、本部長の石原伸晃幹事長代理は「(『1円以上』は)党の内規ではなく政治資金規正法の議論でやる」と記者団に語った。

 一方、領収書の添付を「1万円超」としてきた民主党も3日、「1円以上」に厳格化する法案の国会提出を目指す方針を示した。【渡辺創】

 【ことば】領収書公開問題 先の通常国会で改正された政治資金規正法は、それまで総額のみの報告だった資金管理団体の経常経費(人件費を除く)について「5万円以上」の支出に領収書添付を義務付けた。「1万円超」とする法案を提出していた民主党はこの法改正を「ザル法」と批判。参院選敗北後、中川秀直自民党幹事長は民主案より厳しい「1円以上」公開案を示し、まず党の内規とする意向を表明していた。 <毎日新聞3日>』
by mew-run7 | 2007-08-04 08:19 | 民主主義、選挙

by mew-run7