Jライス小池が防衛省TOPを更迭?+ヒゲの隊長が海外活動に関してトンデモ発言
2007年 08月 14日
13日、新潟中越地震の被災者の、仮設住宅入居が始まった。まだ全体の
1/6ほどしか建設されておらず、いまだに体育館などで避難生活を送る人が
800人近くいるという。<というか、まだ3年前の地震で仮設住宅に住んで
いる人もいるし・・・。(--)>
被災から、早くも1ヶ月が過ぎようとしているが。暑い時期だけに、1日も
早く落ち着いた生活ができるようにと願っている。
また昨日は、アフガニスタンでタリバンに拘束されていた韓国人23名<男性
2名は、残念ながら殺害>のうち、体調が悪いと言われていた女性2名が解放
された。19日に拘束されてから、もうすぐ1ヶ月になるだけに、こちらも他の
人質たちの心身の状況が気がかりだ。
今は韓国政府や赤十字が直に交渉する形に変えたようだが、各国、機関の思惑
は色々あるだろうけれど、ともかく人命尊重第一の姿勢で、やって欲しいと思う。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ところで、先日、小池防衛大臣の「ジャパニーズ・ライス(Rice&Lice)」に関する
記事を書いたところ、「じじへそ・ナンセンス絵ブログ」さんが、そのイメージ画像(?)を
作成して下さった。ご覧下され![コチラ]_(^^ )
そして、いきなり訪米したのに、何故かゲイツ国防長官だけでなく、チェイニー
副大統領やライス国務長官との会談までセッティングしてもらって、気分はVIPの
イケイケコイケ状態になっている小池防衛大臣は、今度は防衛省の事務方(官僚)
TOPの守屋事務次官を追い出すことを画策しているようで、チョットした問題
になっている。<*>
<渡米前に、守屋氏の退任と後任候補をマスコミにリーク。ところが、守屋氏本人
も、人事の責任者である塩崎官房長官らも話をきいていなかったため、(゚Д゚)はあ
ということに。山崎拓氏をはじめ、防衛省関係者もおカンムリに。>
昨日13日には、夏休み返上で公邸に出勤した安倍首相の下に、小池大臣、守屋事務
次官が相次いで訪れたようなのだが。まだ小池氏が防衛大臣に留任すると決まったわけ
でもないし、とりあえず27日に内閣改造が終わるまでは、この件は保留することに
なったらしい。
<でも、7月に防衛大臣に就任して間もない小池氏が、いきなりベテランの事務
次官を更迭するというのも、不思議なもので。これまでに小池氏がよほど腹にすえ
かねるようなことがあったのか、それとも他からの要請があってのことなのか。
ちょっと「怪」だったりもする。>
ちなみに私は、小池氏は、かなり賢い&よくも悪くも嗅覚の鋭いところがある、
なかなか優秀な女性であると思っているのだけど。<ジャーナリスト&WBSの
司会時代は、それなりに好きだったんだけどな~。(・・)>
何だか、小泉政権で入閣したり、刺客成功でヨイショされたりするうちに、
チョット勘違いが始まっちゃったかな~と、残念に思ってしまう今日この頃だ。
<上昇志向が強そうだし、あと何年かが政治家としての勝負期だと思っている
のかな?・・・小池氏は、以前から、塩崎氏とやや対立関係にあったのだけど。
果たして、どちらが安倍内閣に残れるのだろうか?(@_@。>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
昨日、アッテンボローさんに頂いたTB記事[コチラ]を見て、私は(@_@;)
こ~んな目になってしまった。
先日の参院選で自民党から比例当選し、参院議員になったばかりの元・自衛官
佐藤正久氏(イラク派遣のヒゲの隊長)が、トンデモ発言をしていたからだ。
<関連報道記事は*1に。映像はコチラに。(1~2日でリンク切れになるかも)>
10日、安倍首相が集団的自衛権を検討するために作った有識者懇談会が、今は
憲法に違反すると考えられている、PKO活動などの際の「追っかけ警護」も
容認する旨の結論を出したのだが。<何でもOKを出すための懇談会なので。^^;>
「追っかけ警護」というのは、PKO活動などの際に、近隣にいる他国の部隊や
要人が攻撃された時に、自衛隊がそこに駆け付けて、応戦することで。もし味方
のチームの軍隊を守るためであっても、あえて駆け付けて攻撃するのは、集団的
自衛権を行使することに当たると考えられ、現憲法9条ではできない行為だと
解釈されているのだ。
それに関して、佐藤正久氏はこのような発言をしたのである。
『「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらな
かったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」
佐藤氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆け
つけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない
形で警護するつもりだったといいます。
「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で
苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)
行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで
裁かれてやろうと」』(@_@;)
* * * * *
確かに、近隣で仲間の軍隊が攻撃されているのに、何も助けられないのは、
心苦しいことだし、「恥」にさえ感じられることなのかも知れない。
でも、だからと言って、あえて現場に駆け付けて、自分が巻き込まれること
で、敵を攻撃する大義名分を作ろうとする行為は、おおいに問題があるだろう。
ましてや、法律や、海外派遣に際してあらかじめ決められたルールを勝手に
破ったり、その抜け道を考えたりするようでは、あまりにも問題性が大きい。
もし現場の自衛官の中に、そう考える者がいるのだとしたら、ましてや部隊
の隊長がそんなことを考えているのだとしたら、あまりにもアブナかしくって
とてもじゃないけど、海外に自衛隊を派遣することはできないようにも思う。
それは、本人は軍人としてやるべきことをやったと、日本の法律で裁かれるの
であれば喜んで裁かれてやるとか、自分ではカッコいいつもりで、または仲間
うちではヒーロー扱いされて、自己満足に浸れるかも知れないけれど。(ーー;
でも、それじゃあ、話が済まない危険性ガあることも。もしかしたら、その
結果、日本がこれまで築いて来た信頼を失ったり、最悪の場合、日本の領土や
国民がテロ攻撃にあったりすることさえあり得るということまで、ちゃんと
考えて行動してくれないようでは、困るのである。
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再リクエストがあったので、中休みを兼ねて・・・? ( ^^) _旦~~
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もちろん、他国の軍隊が、何の非もないのに一方的に攻撃を受けることも
ないとは言えない。
でも、実際のところ、現場にいない限り(現場にいても?)どっちがどういう
形で先に手を出したか判断するのは難しい。
イラクやアフガニスタンの例を見ればわかるように、危険な地域では双方の
兵士がナーバスになっているので、チョットした動きや勘違いで、防衛意図の
もとに相手を攻撃するケースは少なからずあるし。時には、誤って一般市民を
殺傷したり、巻き込んでしまったりすることも稀ではない。
そこでドンパチやっているところに、「味方のピンチだ。助けなくちゃ」と
自衛隊が駆け付けて、共に応戦したとしよう。
まず、最初の一発で、「日本は他国に武力攻撃をすることはない」という世界
の多くの国々から得ている評価や、それに基づく信頼が大きく崩れることになる。
また、その攻撃で、もしかしたら相手が、日本をその地域を侵略、占領して
いる国連や海外の軍隊の仲間だとみなして、その国の人々からの信頼を失うばか
りか、日本人を敵視をするおそれもあることも考えるべきである。
それは日本の国や国民との関係を悪化させたり、他の自衛隊やボランティアの
活動に支障を来たしたりする危険性もあるし、最悪の場合、日本の領土や国民を
狙ったテロ攻撃につながるおそれさえもあるのだ。(><)
<イラクもアフガンもそうだが。米国や他国、または国連がどのように考えて、
軍隊を派遣しているかにかかわらず(それがたとえ、その国の復興や国民の救済
のためだという意図で派兵していたとしても)、地元の国民の中には、ヨソの国
の軍隊が、自分の国にはいり込んで、地元の人間を殺したり、国内を荒らしたり
して、自分たちの生活をめちゃくちゃにしていると、とらえる人が少なからず
いることにも、留意する必要があると思う。
国連や大国が、自分たちの都合も交えて「その国のために、よかれ」と思う
ことが、必ずしも地元の国民のためになっていないこと、むしろ迷惑になったり
恨みすら抱いたりするかも知れないことも、考えるべきであろう。>
* * * * *
私個人は、武力行使を行なう必要があるかも知れないような海外の危険な地域
に、自衛隊を派遣するのは、反対の立場である。
民主党の小沢代表は、国連が認めたものはOKだと考えるらしいが。私は国連
がどう決議しようと、海外での武力行使には反対だ。<今の国連は、大国に左右
されることが多く、主体的な役割が果たせていないと思うので、尚更に反対。>
私は、コチラにも書いたように、日本は、武力行使を伴わない分野で、十分に
本当に役に立つ国際貢献ができると考えているし。米国以外は、そのような活動
を主体に行なうことに理解を示してくれるのではないかと考えている。
<むしろ、他国が云々というよりも、日本人の保守派や防衛省関係者の一部が、
自分たちがオモテ立って活動できないことを、恥だと思って、やりたがっている
だけなのではないかと思ってしまう部分もある。>
民主党はテロ特措法の延長に反対する場合、他の方法でアフガンを支援する
ことを検討し、それを法案化することを考えているようだが。その方が、米軍に
給油するよりも、よっぽど「国際貢献」と呼ぶにふさわしい活動になるだろう。
< >
<何かわが天敵の前原っちが、ゴチャゴチャ言ったり、動き回ったりしている
ようだけど。しかも、何か安倍首相も最近は、口に出すのを控えている自衛隊の
海外派遣の恒久法の話まで、持ち出しているし~。(`´)この件は、また改めて
書きたいが。前原っちには、とっとと民主党を出て行ってもらいたい!( 一一)>
まあ、この自衛隊の海外派遣や国際貢献のあり方の問題は、個人の国家観や
価値観などによって、考えも異なるところだとは思うけれど。
いずれにせよ、秋の臨時国会でテロ特措法案の延長やイラク派遣廃止などの
審議を行なう過程で、国民も含め、これらの問題をもう一度きちんと考えたり、
議論したりすることには、大きな意義があると思う。
そして、私はこの審議の過程で、上述の佐藤守久氏の発言を取り上げる必要
があるのではないかとも考えている。
もし、折角、国会で慎重に審議して、新たな法律や付帯ルールを決めても、
現場にいる自衛官がそれをきちんと守る気がないなら、そんな審議も無意味に
なるし。自衛隊の海外派遣自体をやめさせるべきだと思うからだ。(*_*)
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<報道記事などは、↓Moreの部分にアップ>
『小池百合子防衛相が9月の退任を内定した防衛省の守屋武昌事務次官の人事をめぐり、小池、守屋両氏が政府・自民党を巻き込んだ神経戦を展開している。在任期間が4年を超え、「出処進退は自分で決める」と語っていた守屋氏は顔に泥を塗られた格好で、小池氏が内定した警察庁出身幹部の次官就任阻止に動いている。(加納宏幸)
「人事については相談することになっていたはずだ。これでは話が違う」。7日朝、新聞報道で自らの処遇を知った守屋氏は大臣室を訪れ、小池氏に抗議した。が、小池氏は「報道の通りです」と冷たく言い放った。秋の臨時国会でテロ対策特別措置法改正案が最大の焦点となるため、周囲に「秋は忙しくなる」と語っていた守屋氏。与野党双方に幅広い人脈を持ち、「官僚というよりも政治家タイプ」(政府筋)とあって、政界工作には絶対的な自信がある。小泉政権で陰の実力者とされた飯島勲前首相秘書官に食い込み、昨年6月の首相訪米には事務次官として異例の同行を果たした。
守屋氏には平成15年8月の就任以来、自衛隊のイラク派遣、在日米軍再編、そして防衛庁の省昇格といった同省の権限強化につながる事業を成し遂げてきた実績がある。「守屋氏の存在がなければ三流官庁のままだった」(同省幹部)との指摘は的はずれではない。
その一方で、意に沿わない人物を左遷することで長期政権を築いたとの指摘も。その結果、「(昭和46年入庁の)守屋氏よりも4年下の増田好平人事教育局長まで次官にふさわしい人材が存在しない」(防衛庁長官経験者)という状況を作った。防衛官僚は守屋氏の顔色をうかがうようになり、情報流出など不祥事も続出。守屋氏自身も防衛産業との関係をめぐるゴシップが絶えない。省内でも早期退任を望む声は強まっていた。
守屋氏自身、地位にしがみつくつもりはないというが、後任に挙げられたのは警察庁出身の西川徹矢官房長(昭和47年入庁)。防衛省生え抜きの人物を思い描いてきた守屋氏にとって受け入れられるものではなく、政界への巻き返し工作を展開。十分な根回しを行わないまま訪米に出発した小池氏に対し、政府・与党からも批判が出ている。
今回の人事を事前にまったく知らされなかった塩崎恭久官房長官は、「最後に決めるのは正副官房長官会議だ」と周辺に不快感を隠さない。自民党の山崎拓元副総裁は9日、「訪米前に事務次官人事をリークしたが、首相の了承がなければできない」と述べた。
小池氏は11日の帰国後に調整を再開するが、初の女性防衛担当相を迎えた省内の歓迎ムードは今回の騒動で一変した。ある防衛省幹部は「守屋色の一掃を狙う小池、西川両氏が仕掛けたクーデターだ。絶対に西川氏を次官にはさせない」と吐き捨てた。<産経新聞12日>』
『政府は13日、調整が難航している守屋武昌防衛事務次官の後任人事の決定を、27日予定の内閣改造後に先送りする方針を固めた。小池百合子防衛相は13日、塩崎恭久官房長官と会談し、西川徹矢官房長の起用を提案。これを拒んだ塩崎氏に反発し、一時辞任を示唆しながら主張を繰り返したが結論が出なかった。小池氏は会談で「9月1日の防衛省の組織再編に合わせて人心を一新したい」と述べ、西川氏を事務次官とする人事案を書面で説明した。
<共同通信 14日>』
『集団的自衛権に関する政府の有識者会合はPKO=国連平和維持活動を行う自衛隊に対して、憲法上できないとしてきた「駆けつけ警護」を認めるべきだ、という意見で一致しました。
PKO活動の際の武器使用は、正当防衛や緊急避難などの場合に限られていますが、10日の会議では国連の集団安全保障の問題としてとらえるべきだとする意見で一致しました。
その上で、正当防衛を超えるとして憲法違反とされるいわゆる「駆けつけ警護」は認めるべきだとする意見が相次ぎました。これは、味方である他国の軍隊が攻撃された場合、駆けつけて応戦するものです。
こうした事例について、イラクに派遣された陸上自衛隊の指揮官だった佐藤正久氏は、当時現場では、事実上の「駆けつけ警護」を行う考えだったことをJNNの取材に対して明かしました。
「自衛隊とオランダ軍が近くの地域で活動していたら、何らかの対応をやらなかったら、自衛隊に対する批判というものは、ものすごく出ると思います」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員)
佐藤氏は、もしオランダ軍が攻撃を受ければ、「情報収集の名目で現場に駆けつけ、あえて巻き込まれる」という状況を作り出すことで、憲法に違反しない形で警護するつもりだったといいます。
「巻き込まれない限りは正当防衛・緊急避難の状況は作れませんから。目の前で苦しんでいる仲間がいる。普通に考えて手をさしのべるべきだという時は(警護に)行ったと思うんですけどね。その代わり、日本の法律で裁かれるのであれば喜んで裁かれてやろうと」(元イラク先遣隊長 佐藤正久・参院議員)
懇談会は11月までに集団的自衛権の行使を容認する提言をとりまとめると見られます。しかし、公明党が反対している上、参院選の惨敗で安倍総理の求心力が低下しており、報告書は棚上げせざるを得ないという見方が強まっています。(TBS10日)』