厚労省が格差拡大を認める+民主党躍進の陰に小沢戦略あり+朝原、100m予選で快走!
2007年 08月 25日
+小池防衛相「私は辞めるって言ってるのよ」』もアップしました~。】
世界陸上の男子100mの1次予選で、ず~っと大ファンの朝原宣治(35)
選手が、す~ごくいい走りをして、優勝候補のひとり、アメリカのタイ
ソン・ゲイ(米国)選手を抑えて、組1位で2次予選進出を決めた。(~~)
最後にあれだけ流して、10秒14とは!(@@。・・・ちょっと追い風
だったし、もし最後までマジに走ったら「10秒切ってたかも~(・・)」
って思ったりもするけど。<もったいなかったかな~?^^;>
折角、地元・大阪での世界陸上を目指して、ここまで頑張って来たので、
リレーも含めて、悔いのないよう、まさに集大成で、思うような走りを
して欲しいと思う!p(*^-^*)q がんばっ
100mのホープ・塚原直貴(22)選手も10秒20の自己ベスト
で2着に入り、2次予選に進出。こちらもリレーと共に、頑張って
欲しい。(~~)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
さて、今回の記事に関連する最新ニュースをひとつ。
『厚生労働省は24日、世帯ごとの所得格差の大きさを表す2005年の
ジニ係数が0・5263で、過去最大になったとする「05年所得再分配
調査」の結果を発表した。
同省は、一般的に所得が少ない高齢者世帯の増加が主な要因と見ている
が「非正規社員と正社員の所得格差などが影響している可能性も否定でき
ない」としており、次の臨時国会などで格差問題を巡る議論が活発化し
そうだ。<読売新聞 25日より>』
この数字は、全所得の75%を全世帯の1/4以下が占めているという
もので。<つまりは、国民の一部だけが潤っているということで。>
しかも、おそらくその多くは都市部に集中していると思われ。おそらく、
地方は、かなり苦しくなっているのではないかと推測できる。
こういう実態があるにもかかわらず、民主党の小沢代表が「日本は世界
で一番格差が進んでいる」と国会で発言したところ「そんな証拠はない」
と噛み付いたり、首相官邸で「格差って言葉は使わないようにしよう」
なんて決めたり<コチラ参照>、「成長力を実感に!」なんて言ってる
から、参院選でああいう結果が出ちゃうんだよね。(ーー;)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
で、前記事の続きみたいになるのだけど。今更ながらに、参院選の
回顧も含めて、民主党の勝因について思ったことを書いてみたい。
自民党は、参院選総括の報告書の中で『政策面で「美しい国」や
「戦後レジームからの脱却」という訴えや、改革路線を選挙の争点に
設定できず、野党の「生活が第一」に主導権を奪われたと結論付けた』
『都市部との格差による「地方の反乱」、平成の大合併に伴う地方議員
や首長の減少などを敗因に挙げた』りしていたわけだけど。
私は、自民党の参院反省会の会合の記事なども見ていて、改めて民主
党の小沢代表は「ただものじゃないな~」と再認識させられたのだった。
参院選での民主党の勝因に関して、年金問題や閣僚の失言・金銭問題
で自民党に吹いた逆風が止まらず、民主党がそれを受ける形になったと
見る人が多いのではないかと思う。
まあ、確かにここまで大差がついた要因には、自民への逆風→民主
への追い風があったとは思うけど。でも、年金問題等の逆風が吹くこと
は5月末までは想定できなかったわけで。民主党の小沢代表は、そんな
こと抜きに、いかに与野党逆転を成し遂げるかを考え、着々とその作戦
を実行していたように思うのだ。
それは、自民党の弱点である地方の組織&支持をいかに固めるかと
いうことと、イメージ戦略に走りそうな自民党に対して、いかに現実的
に実感できる(わかりやすい)テーマを掲げて、民主党の存在感を
アピールして行くかということではないかと考える。
<それは、報告書にもあったけれど、安倍自民党がいかに国民の方を
向いていないかとアピールすることにもつながるだろう。>
* * * * *
自民党は、この10~20年で地方組織がどんどん弱体化しており、
小泉政権にはいってからは、むしろ都市部の無党派層をターゲットに
小泉氏の人気&キャラ+イメージ戦略選挙でしのいでいる状態だった
のだが。<実は小泉政権時代も、まともに勝った選挙は01年の参院選
と05年の衆院選だけで。後者も地方の票数はイマイチだった。>
安倍官邸&自民党は、同じようなイメージ戦略の選挙戦を踏襲しよう
としたところがあった。<しかも、小泉風に「改革」をキーワードに
して、「AかBか?」の二者択一方式の戦法を使って。^^;>
でも、小沢氏は、おそらく過去の選挙結果をしっかり分析して、かつ
現実の状況をきちんと見極めて、自民党の弱点である地方の対策を重視
すると共に、国民の実感に訴えるイメージを着実な形で浸透させようと
したのだ。
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
中休みも兼ねて、「クリック・コーナー」を。( ^^) _旦 yappa toukyou wa atsuiyo~
「今は最後まで読む時間がない」「長文を一気に読むのは、しんどい!」
「でも、応援クリックはしてあげようかな」という方は、コチラで。
<できれば、あとで時間がある時に、残りも読んで下さいね~。(~~)>
人気blogランキングへ
にほんブログ村 政治ブログ
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
小沢氏は昨年夏から、全国の地方行脚を開始。<驚くほど、小さな
町村や集会などを回っていたりもした。>地方の住民、団体に会うだけ
でなく、地方の支部もしっかりとチェックして、地方組織を固めること
に力を傾けていた。
その成果は、この春の統一地方選で、見事にあらわれた。地方再編の
影響もあったとはいえ、自民党が地方の首長や議員の数を大幅に減らし
たのに対し、民主党はそれらを大幅に増やしたからだ。
地方議員が増えれば、地方の選対本部も前向きになれるし、選挙戦
での活動も厚くなる。党首が地方を回ることにより、地方重視の姿勢
も伝わる。
つまり、自民党には思った以上の逆風が吹いたのは事実だと思うが、
その票はたまたま民主党に流れたのでがなく、小沢氏はもともと
自民党への批判票をとれるような受け皿を、しっかりと着実に準備
してあったのである。
<ここには都市部の住民の支持や票は計算しにくいけど、地方の住民
の支持は、一度信頼は得れば、手堅く票に結びつくという考え&経験
則もあったのかも知れない。>
* * * * *
そして、民主党はイメージ戦略でも、安倍自民党の「美しい国」と
いうあいまいなイメージの逆をついて、「生活が第一」という国民が
実感し得るようなテーマを掲げた。このコピーも、上述のように地盤
を固めたからこそ、活きることになったのではないかとも思う。
小沢氏は、参院選では地方の1人区をどれだけとれるかが鍵だと
考えていたわけだが、見事に23勝6敗と大きく勝ち越し、それが
民主党の大勝につながることになったのだ。
おそらく小沢氏は、地方選挙区がもっと細かく分かれる衆院選の
対策まで見据えて、これらを行なって来たのではないだろうか?
と考えると、実に用意周到&虎視眈々とコトを進めて来たことが
わかり、「やっぱり、策士やな~」と思ってしまったりもするの
だった。(@_@。
<民主党の若手は(おそらく自民党のイケイケ広報スタッフたちも)
地方回りを重視する小沢氏を「古いやり方」「効率が悪い。もっと
メディア戦略を重視すべきだ」などと批判したり、冷たい目で見て
いたようだけど。こういう深いとこまで、考えなくちゃだわ。(・・)>
* * * * *
自民党は、これから衆院選に向けて、何とか地方組織を立て直そう
とするだろうけど。実際、国会議員たちがなげいているように、地方
議員が減っているだけに、組織固めが難しくなっているようだ。
さらに参院選で現職国会議員が落ちた選挙区もかなりあるので、
尚更にパワーダウンしてしまったところが増えたかも知れない。
また、野田聖子氏&佐藤ゆかり氏が同居する岐阜一区に代表される
ように、復党組のいる選挙区ではアレコレもめるケースも出て来る
だろうし。<こういう選挙区では、地方支部も割れてしまいがちだ。>
比例選の順位も含めて、いわゆる小泉チルドレンの処遇などでももめ
そうな感じもあるし。問題山積なのである。(>_<)
このようにして見ると、おそらく自民党は、とても早期に衆院を解散
して、選挙戦に臨める体制にはないようにも思われる。
* * * * *
他方、民主党の方は、いざという時のために衆院選の準備を進めて
いるようだけど。ただ、オモテ向きは、衆院の選挙区で100人程度の
空きが作られている。そして、どうもこれは、他党の候補を受け入れ
たり、選挙協力で推薦したりするために空けてあるらしいとの話も
出ている。
小沢氏としては、次の参院選がまさに勝負になるだけに、国会で
自民党を揺さぶりをかけて様子を見ながら、いかに非自民党勢力を
結集するかということを考えて<政界再編もアタマにおいて>選挙の
準備を進めて行くのではないかと思われる。
そして、もしかしたら非自民党勢力の候補には、公明党もはいって
いるのかも知れない。(**)
<つづく> THANKS
↓ 25位枠にギリギリ残留!ご支援よろしくです。 m(__)m
人気blogランキングへ
にほんブログ村 政治ブログ
↑新ブログ急騰で、ついに一位陥落~。(ノ_-。) 応援、よろしくです。m(__)m