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麻生クーデター(?)が潰されたわけ(3)・・・森氏、麻生氏、それぞれの思惑


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 この記事は、『麻生クーデター(?)が潰されたわけ(2)・・・「福田擁立」
のシナリオ&派閥合意は、8月初にできていた』<コチラ>のつづきです。

* * * * *

  先日TVで、森喜朗氏が、この夏、群馬にある福田赳夫氏のお墓に
お参りに行き、地元関係者に「次は、福田先生が総理になる番ですよ」
と言い残して行ったという取材映像を流していた。
 もう8月には、やはり「ポスト安倍は、福田」という路線が敷かれて
いたという証にもなるようにも感じた。(・・)

 ただ、これは森氏も他の派閥の人たちの多くも同じ考えだったと
察するのだけど。
 もし福田氏を首相にするとしても、安倍氏のあと、早期解散を避け、
党を安定させるための短期リリーフ(野球に例えれば、エースが早めに
打ち込まれてしまったので、急遽、中継ぎを準備するような感じ?>
として考えていたのではないかと思う。

 彼らは福田氏が首相をしている間に、党内の各勢力を再構築したり、
衆院選の準備をしたり、政界再編<民主党をはじめ他党の保守勢力の
取り込み)を考えたりしながら、次の「衆院選の顔」となるべき候補
を決めようとしていたのではないのかと思うのだ。(**)

<いわゆる「選挙準備内閣」ってやつ? ・・・あとは、国会の状況、
支持率などを見ながら、どこで解散するか、福田氏のまま戦うのかor
他の総裁で戦うかを決める?!(+_+)>

* * * * *
 
 また、反安倍&麻生勢力としては、1日も早く「安倍おろし」を
したいと。また、麻生氏が次期首相になることを阻止したいと考えて
いたのではないかと思うのだけど。

 おそらく森氏は、もし安倍氏が自ら辞任を決めなければ<心身の状態
もさほど悪くなければ>、こんなに早く首相交代をさせる気はなかった
と思うし。場合によっては、将来的に麻生氏を首相にすることも、全く
考えていなかったわけではないようにも思える。
 
 森氏としては、ともかく、しばらくは、安倍&麻生タッグ政権の様子
を見ながら、いかにいい形で安倍氏に首相を辞任させるか<将来、安倍
氏を首相の座に再チャレンジする目を残すためにも>、首相交代のタイ
ミングをはかろうとしていたように見える。

* * * * *

 それゆえ、森氏はアチコチで、「次の内閣では、谷垣氏と古賀氏を
入閣させるべきだ」「挙党一致内閣を作った方がいい」「官房長官は
町村氏にした方がいい」と言いまくっていた。<安倍氏や麻生氏にも、
同様のことを、TELで伝えたという報もある。>

 谷垣、古賀氏の入閣に関しては、おそらく森氏は、安倍氏とソリが
合わず、反安倍・麻生勢の中心になっている派閥の長を内閣に入れる
ことで、急激な倒閣運動が起きるのを避けようとしたのではないかと
思われる。<ちなみに、谷垣、古賀氏も宏池会結集で、麻生氏とも
ビミョ~な関係にある。(コチラの記事参照)>

 また、麻生氏が幹事長になるであろうことは明らかだったので、
その分、官房長官は絶対に町村派(旧・森派)の者を選ぶべきだと。
また、今回は、それなりに力のある人が官房長官になって、内閣や
党内を(幹事長も?)コントロールできる体制をとるべきだと考えて、
町村氏を推したのだろう。

 そして、私は、もし安倍&麻生氏らが、この提案に乗っていたなら、
その後の展開はかなり違ったかも知れないと思う部分もある。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 ちなみに、内閣の要である官房長官か、党の№1の職である幹事長の
どちらかは、首相の出身派閥から出すのが鉄則だと考えられている。
 首相&党総裁を十分にアシストして安定政権を作るためには、人、金、
モノ(ここには政府与党の政策決定、遂行や党内&国会運営なども含む)
の実権を握ることが必要だからだ。

 人事には、いわゆる閣僚や党三役等の要職だけでなく、副大臣や
政務次官、党役員など細かいものも含まれる。また選挙対策(公認
や重点地区を決めたりなど)も、超重要だ。
 さらに、官房長官は官邸の、幹事長は自民党の金庫を握ること
ができるからだ。<官邸には、完全に自由に使える官房機密費が年
に十何億円の予算が(実際はもっとあるという説も?)認められて
いる。自民党には、幹事長の裁量で、選挙や国会対策で使える予算が
何十億円かあるという。>
 この二つを握ることによって、内閣や党の議員、地方支部などを
掌握、コントロールできるのである。(+_+)


 そして、逆に言えば、麻生氏が幹事長になりたがっていたのは、安倍
首相のあとを確実にとるために、党内を掌握したかったからだろう。
<昨秋も安倍氏とは話ができていたのに、森氏の反対で、ダメになっ
ちゃったので「今度こそ!」だったのよね。(・・)>

[後半に、つづく]

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 麻生氏は、わずか16人の小さな派閥の長に過ぎない。同じ宏池会
系の古賀、谷垣派と連携を模索したものの、それも不調に終わった。
<古賀+丹羽派の丹羽氏はやや親安倍・麻生だと言われるが。>
 そこで幹事長になって、党内を人事、お金、選挙の面で掌握して、
自分を支持する議員を固めておきたかったのではないかと思われる。

 さらに党内には、5年半にわたる小泉流のトップダウン式の党内
運営や、極端な新自由主義政策に不満を持つ議員が多いし。それを
ハンパな形で踏襲しようとした安倍氏への批判も高まっていたし。
その影響で、ポストが回って来なくて不満を抱く議員も少なからず
いたようだ。<小泉氏を批判する議員には、麻生氏と同じ保守本流的
な考え方をする人も多い。>

* * * * *

 麻生氏は、幹事長に就任した時の会見で、「自民党をぶっ壊すという
人を選び、その人は事実ぶっ壊した。ぶっ壊された自民党をどう立て
直すかが、われわれ3人 に与えられた役目だと自覚している」と、
あえて小泉元首相への批判を述べたのも、それを意識してのことだと
思われる。
 またおそらく麻生氏は、党内で「安倍氏が首相のままでは、衆院選
は戦えない」という声が強まっていたのもわかっていたことだろう。

 そして、あとは安倍政権をそれなりに支えて、党内から「やはり
首相交代を」の声が高まり、安倍氏が「やはり辞任する」と言い出す
のを待って(自分でそう決意させる方向に持って行くことも考えて
いたかも知れないけど)、できるなら、安倍氏も党内も、マスコミ
や国民世論なども、「さあ、次は麻生氏」という感じになったところ
で、総裁選を迎えたかったのではないかと察する。(・・)

* * * * *

 私は、麻生氏がこのように考えたこと自体は、そんなに「お主も
ワルよの~」という感じでとらえて、批判する気はない。

 麻生氏は、吉田茂元首相の孫として&超名門な家系の議員として、
おそらく早くから周囲に「いずれは首相に」と期待され、自分も
それを目指す気持ちがあったことだろう。


 先日「何で麻生さんは、有名な首相の孫だし、大臣とかもやって
いるのに、そんな小さな派閥にいるの?」ときかれたのだけど。

 もともと麻生氏は、吉田茂元首相の流れを汲む「宏池会」に属して
いた。この派閥からは、池田勇人、大平正芳、鈴木善幸、宮沢喜一と
4人の首相を出しており、もし派閥がそのまま続けば、「麻生氏を首相
に」という話になってもおかしくない感じだったのではないかと思う。
<ちなみに麻生氏の妻は、鈴木善幸元首相の三女である。(・・)>

 だが、コチラ(wikipedia)にもあるように、90年代後半から、
アレコレ内紛があって、結局、「宏池会」は分裂。今は古賀(+丹羽)
派、谷垣派、麻生派の3つに分かれており、谷垣派と麻生派は対立
関係に。古賀派は、中間の立場をとりながら、谷垣派との連携が強く
なっているような感じで、宏池会を再結集するのは極めて難しいと
考えられている。^^; 

 そんなこんなするうちに、麻生氏も、もう当選9回、66歳になっ
しまった。もういい加減(?)、首相になってもいい時期だし、また
逆に言えば、そろそろ実現できないと、そのチャンスを完全に失なっ
てしまうおそれも高い時期でもある。

 となれば、ここで自ら動いて、多少の画策をしてでも、何とかその
チャンスをつかむしかあるまい。(**)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 麻生氏にしてみれば、小泉政権が異常に(?)長かったのが誤算だっ
たのではないかとも思うのだが。<私にとっても誤算だった。(-"-;)>

 ただ、幸いに06年の総裁選で、自分が思っていたより、議員や地方
の票がとれた&ネットを中心に若者層に人気があるのがわかり、本人も
目標の実現に向けて、かなり明るい展望を持ったのではないかと思わ
れる。

 世間でも、「ポスト安倍は麻生」というのが定説化して来ていたし、
本人も今回の総裁選でアピールしていたように、「衆院選の顔」になる
なら自分だという自負を抱き始めていたのかも知れない。
 
 でも、残念ながら、派閥&数の力では勝つことはできないとなれば、
上述のように多少の策を講じてでも、党内の支持を固めようと考える
のも、やむを得ないことだと思うのだ。

<注・私個人は、アンチ麻生(改憲&国家再興勢力)なので、それを
阻止したいと思っていたわけだけど。(**)>

* * * * *

 けど、麻生氏は、私から見ると、チョット急ぎ過ぎたのではないか
と思ったりする。
 折角、ここまでチャンスを待って、いい形に持って来たのに、最後
のツメの部分で、焦ってしまった&強引にコトを運び過ぎたのでは
ないかと思うのだ。
 
 そして、ある意味では、自ら「麻生クーデター」とか「麻生にだま
された」という批判を招く要因を作ってしまったように思われる。

    <つづく>    THANKS


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