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共生理念の元祖・黒川紀章氏急逝+環境と平和&郵政民営化見直し


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  昨日12日、最も驚いた&ショックを受けたのは、建築家の黒川紀章氏
(73)が急逝したというニュースだった。

 黒川氏に関しては、このブログでも都知事選の前に少し書いたことが
あったのだけど。<コチラ
 私は建築の専門的なことは全くわからないのだが。ともかく「黒川
紀章」という人は、私の中で小さい&若い頃から色々な意味で、「スゴ
イ人」として存在し続けていたので、何かチョット心の中にポッカリ
穴があいてしまったような寂しさを覚えている。

 まさに世界を股にかけて、国際的に自分の才能と力で活躍していた
ことや、彼の哲学的な(ある意味で人類普遍の原理とも思える)
「共生」の理念や「機械の時代から生命の時代へ」という概念なども
スゴイと思ったし。その他、本当に色々なことがある。

 ちなみに「共生」という言葉&理念は、彼が考え出したもので、HP
から引用すると「1960年に私はともいき仏教の「ともいき」と生物学
用語である「共棲(キョウセイ)」の両方の意味を複合させて「共生
(キョウセイ)」を再定義した。英語では生物学用語の「Symbiosis」
を使うこととした。そして「共生」とは対立、競走し、矛盾しつつ同時
にお互いを必要としている関係であると定義したのである。』とある。

<関心のある方は、HPのコチラのページをご覧頂きたい。>

* * * * *

 今日は夜明けぐらいまで、黒川氏のHPなどで、彼の作品を見たり、
書いたものを読んだりして、アレコレ思い出したり、考えたりして
いて。ブログにも黒川氏のことを色々と書こうと思ったのだが。何か
書いているうちに、次々と思い浮かぶことが出て来て、文章がまとまり
そうになかったので。また機会があったら、改めて書くことにする。

 まあ、今年の2回の選挙活動でのユニークなパフォーマンスが、
かなりマスコミにも取り上げられて、多くの人の印象に残ってしまっ
ている感じがあり。何か、そういう印象の人で終わってしまうとしたら
ものすごく残念というか、ちょっと悔しい感じもあるのだけど。(-"-;)

<また、黒川氏は、自分の理念をふつうに語るだけで、十分に共感を
得られるものがあると思うのに。何で、ああいう形のパフォーマンスを
しちゃったのかな~って思ったりもするのだが。^^;>

 昨年あたりから体調に問題があったとの話もあり<それで、人生の
残りを自分の理念を世の中で具現化するために、政治の世界で活動
しようと思ったのだろうか?>、選挙活動でかなりムリをしたところ
もあると思うし、心身ともに本当に疲れも大きかったと思うので、
今はただゆっくり、安らかに休んで欲しいと願っている。

<若尾文子さんが「私はいい奥さんじゃなかったと話しかけると、黒川氏は
『そんなこと、そんなこと…』と否定して、『本当に好きだったんだから~』と
言ってくれた」と語っていたのも、ジ~ンと来てしまった。(ノ_-。) >

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 昨日12日には、映画「不都合な真実」などを通じて地球温暖化の
危機を訴えてきたアル・ゴア前米副大統領(59)と、温暖化問題の影響
や対応策について報告する国際組織「気候変動に関する政府間パネル」
(IPCC)の双方に07年のノーベル平和賞を授与するという発表が
あり、何で「平和賞?」と意外に思ったりもした。

 ノーベル財団は「温暖化が進行すれば『紛争と戦争の危険』が増すと
警告。「制御不能になる前の行動」を国際社会に呼びかけた。
 確かに温暖化の問題は、領土にも影響を与えるし、各国の経済・産業
政策にも影響を来たすし、新たな資源の奪い合い、実質的な植民地化
政策なんかも起きるかも知れず。<アフリカなんかでは、すでに起き
つつあるような気もするけど。^^;>
 
 それこそ各国が私利私欲をヨコに置き、地球全体の問題として、
「共生」の精神で解決を考えなければいけないのではないかと思う。

 何かゴア氏に授与することによって、アメリカにも、ちゃんと
協力してね、というメッセージを送っているような気もしたのは
私だけだろうか?(・・)

* * * * *
 
 黒川氏は、以前から「都市と地方の共生」というものを提唱
していたのだけど。
 今の地方格差や弱者切捨ての問題も、まさに「共生」の理念が
大切になるものだと思うし。郵政民営化の問題も、そのひとつかも
知れない。

 かねてから、国民新党は郵政民営化見直し法案を今国会に出す
ことを主張して、法案の準備を進めていたのだが。<一度、夏に
出したのだけどね。>
 何だか民主党側と統一会派の件でうまく話がつかなかったことも
あって、なかなか法案の提出までこぎつけられなかったので、この
まま流れちゃうのかな~と心配していたところ・・・

『民主党は12日、国会内で総務・金融部門合同会議を開き、国民新党
がまとめた郵政民営化見直し法案を了承した。
 社民党を加えた3党で参院に共同提出し、可決を目指す。民主党と
国民新党は今後、参院での統一会派結成に向けた協議を本格化させる。
 合同会議には、国民新党の長谷川憲正副幹事長が出席し、法案の主要
条文を説明した。郵便、郵便貯金、簡易保険の郵政3事業の一体経営を
堅持するため、持ち株会社の日本郵政などの株式売却を凍結する内容で、
郵政民営化の見直しを求める規定も盛り込んだ。<共同通信12日>』

と、いう記事が出ていたので、ほっとした。

 以前、コチラの記事にも少し書いたが。正直なところ、今から完全に
民営化を完全にやめることは、現実的に見てかなり困難かも知れないの
だけど。
 ともかく株式を実質的に国が保有している間なら、何とか少しでも
いい形に改善して、大きな弊害を防ぐことができるのではないかと
期待している。

 幸い、マスコミも今月にはいってから<ちょっと遅きに失するの
だけど(-"-;)>郵政民営化に伴う問題点をかなり取り上げるように
なっているし。
 国民の方も、少しずつ「何だかな~」と思う人が増えているように
も感じるし。業務が競合する民間各社も、いまだに戦々恐々の感じに
なっていたり、抵抗感を覚えたりしているところも少なくないので、
国民の声を集められれば、まだまだ見直し論が盛り上がる余地がある
のではないだろうか?

 それにしても、郵政グループのテレビCMには、本当に腹が立つ
と思いません?(`´)
 ゆうちょ銀行のCMのコピーは「お金をたくさん儲けたい、そんな
人には縁がない銀行です」みたいなことを言ってて。

 投資信託とかの営業に躍起になってるくせに~。<しかも、よく
仕組みがわからない高齢者を巻き込もうとしている感じも?> 

 ついTVに向かって「な~に、言ってんだか」(ーー;) と、
ツッコンでしまうmewなのだった。

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by mew-run7 | 2007-10-13 16:39 | 政治・社会一般

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