福田ヴィジョンは、「脱・小泉改革」、「脱・安倍式の国づくり」では?
2008年 01月 18日
4位まで落ちていた。(゚Д゚)・・・超保守・ウヨブログのクリック数のレベルが
どんどん上がり、何故か短時間のうちにガ~ッと増えるブログも少なくない。
でも、今日からまさに衆院選に向けた与野党攻防の国会が始まるし。
当ブログを含め、リベラル・平和志向ブログも、コツコツ地道に頑張って
行きたいと思うので、応援よろしくお願いいたします。m(__)m】
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今日18日から、今年度の通常国会が始まる。<6月15日まで、
150日間の会期になる>
18日は、午後1時から参院本会議場に天皇陛下を迎えて開会式を
行なった後、衆参本会議で福田康夫首相の施政方針演説と財政、外交、
経済の担当閣僚による政府4演説が行われることになっている。
福田政権にとっては、3月末の予算成立までの前半部分をいかに
乗り越えるかが、大きな鍵になるだろう。
というのも、3月末で揮発油(ガソリン)税の暫定税率を含めた
歳入入関連法案の期限が切れてしまうため、いかにそれらを今まで
通りの形で延長するかが大きな課題になるからだ。(・・)
この件に関しては、今後、何回も取り上げることになると思う
ので、今回は控えたいと思うのだけど。民主党は、ガソリン税の
暫定税率撤廃を求め、それを解散総選挙に追い込む材料にしようと
しているだけに、ここが与野党攻防の最大の焦点になりそうだ。
* * * * *
そして、通常国会の開会に先立ち、17日には、自民党が定期党大会
を開催した。
一昨年の党大会は、前年の総選挙で大勝したあとだっただけに、小泉
元首相が、「さらなる改革推進」を声高に主張して、最後はみんなで
ペンライトを振るという派手な演出がなされた。
<思わず、ここは武道館(コンサート会場)か?!」とツッコミたく
なったりして。^^;>
昨年は、舞台のバックに「美しい国日本」という大きな書が飾られ、
安倍前首相が、「美しい国づくり」を進めて行くことや、「立党の精神
に立ち返って、憲法の改正に取り組む。国民的議論を起こしたい」と
勇ましく(?)アピールしていたものだった。
<ちなみに「美しい国」の部分は書家の筆によるもので、すご~く
雄大な感じだったのだけど。そのあと安倍っちが書いた「日本」の
部分が、小さく縮こまった感じで、「あらら」だった。^^;>
この安倍氏の演説を受けて、加藤紘一氏が「国づくりより、まずは
国民の生活を重視した政策を中心にすべきではないか」というような
コメントを出していたのが、妙に記憶に残っているのだけど・・・。
結局、安倍氏はそのような政策はとれずに、参院選で大敗。それを
受けた今年は、派手な演出も、勇ましい(ある意味で俗世離れした)
演説も行なわれなかったようだ。
* * * * *
福田首相(党総裁)は、挨拶の冒頭で「立党以来の最大の危機だ」と
切り出し、「国の政治への不安、自民党への不満を実感している」と
述べた。そして「国民&生活」を重視する政策を行なうことを強調。
「国民の声に耳を傾け、自民党に対する消えぬ期待の炎を燃えさかる
支持と支援の炎に変えていく。立党宣言に戻って大きな転換をしたい」
と語った。
何か、やたらに「国民」「生活」という言葉が出て来ていて、何だか
民主党の党大会かと思ってしまうような挨拶だったのだけど。
<しかも小沢氏が、政権交代のために「火の玉」になると言ったのを
意識したのか否か、何だか「炎」まで出て来ちゃうし~。(・o・)>
会場の席で、安倍晋三氏が、森喜朗氏の隣に座って、それを冷めた
ような目で見ていたのが、チョット印象的だった。(・・)
<福田首相の挨拶の詳細は、コチラの記事に。
産経新聞は、あまり考えが合わないのけど。^^;でも、産経MNSは
首相や官房長官の発言内容や証人喚問なども含めた重要な国会での
やりとりなどを、迅速に&かなり詳細に載せてくれるので、その報道の
姿勢を評価したい&とても有難く利用させて頂いている。>
* * * * *
福田政権は、福田カラーがない<無色不透明?>、福田ヴィジョンが
見えないと言われるが。
私は、昨日の挨拶には、福田氏の目指すものがはっきりと示された
ように思う。
それは、「脱・改革」「脱・国家再興」、または「脱・小泉」「脱・
安倍」ではないだろうか。(**)
すなわち「改革を重視した小泉政権の新自由主義政策からの脱却」で
あり、「美しい国づくり&戦後レジームからの脱却を訴え、復古主義的
な国づくりを重視した安倍政権の国家再興政策からの脱却」である。
彼らは、国民の意思よりも自分たちの思いや米国との関わりを重視
して、自分たちが先導(扇動?)してこのような政策を進めたのだけど。
福田首相は、それを否定して、日本の戦後の自由民主主義体制の
減点に戻り、国民生活重視の政策を行なおうとしているように思われる。
福田首相は、立党宣言に戻って、大きな転換をしたいと言っていた
ことからも、伺える。
この件は別記したいが、彼は自民党を昔ながらの「保守本流」の政党
に戻して、建て直しをはかろうとしているのである。(@_@。
* * * * *
党大会に出席していた党の議員たちも、地方支部の人たちも、今、
自民党が立党以来の危機を迎えているという、共通の認識は持って
いるようだ。
そして、もちろん、何とか次の衆院選で単独or与党で過半数をとって
政権の座を維持したいという思いも、共有していることだろう。
でも、<ある意味では、コチラの記事のつづきになるが>今後、
自民党がどのような方向を目指すべきなのか、党内でも大きく見解が
分かれている。
それゆえ、なかなか党が一丸となって、福田首相を支える形で国会
運営や衆院選の準備に臨もうという感じになっていないのが実情だ。
民主党も困ったもんだが、政権与党にある自民党も、かなり困った
状態にあるのだ。(-"-;)
* * * * *
昨日、注目されたことの一つに、福田首相が「改革」という言葉を
使わなかったということがあった。(・・)
<ちなみに、安倍前首相は、昨年、しっかりと「小泉改革を継承する」
とアピールしている。(-"-)>
今年にはいって、財界や(その意向を受けたのか)中川秀直幹事長
などの自民党議員が、福田首相に「改革のメッセージを出して欲しい」
と要望していたし。
昨日も、来賓として挨拶に立った経団連の御手洗会長が、「国民生活
を豊かにするために強力な改革を進める必要がある。それが、閉塞感を
払拭し、格差解消につながるスピーディー、着実に進めることを期待
する」と主張したという。
日本国内では、昨年末から経済的にイマイチの数字が出ている上、
<倒産件数も今世紀最高に(--;)>、昨年末から株安が加速しており、
その大きな要因として「福田内閣が、構造改革&成長路線に消極的で
あること」があると指摘する内外の識者が少なくない。^^;
また自民党内には、改革や成長路線を進めないと<それは、国の
経済力&その様々な数字を重視するため、大企業の利益を優先する
ことにつながりやすいのだが>、日本が国際競争に勝てなくなって
しまうとか、大企業&その関係者から、強い支持が得られなくなる
おそれがあるという不安、不満を口にする者が少なくないようだ。
<改革推進派の山本一太氏は、それらを気にしたのか、党大会の後
にマイクを向けられて、「福田首相は、改革のメッセージを出した
ものだと信じている」とか意味不明のコメントを出していた。^^;>
果たして、福田首相が、今日の施政方針演説で、「改革」という
言葉を入れるのか、また財界や他の議員に配慮して、その言葉を
入れるとしても、どの程度、どのようにアピールするか、一つの注目点
かも知れない。(**)
* * * * *
また、福田首相が「憲法改正」や国家再興政策に積極的に取り
組まないことに、不満な人たちがいる。
それは当ブログにいう超保守勢力の議員たちだ。
AHA~Nの会(HANAの会、麻生、平沼、安倍、中川昭一氏)
がが、超保守勢力を結集するために、昨年末に「真・保守政策研究会」
を立ち上げたわけだが。今、70名以上の議員が集まっている、
今、安倍、麻生氏は直接加わっていないし、衆院選を控えて、動き
がとれない若手、中堅議員がいるようなのだけど。今後100名以上
のメンバーが集まる可能性があるときく。
さらに、今年は平沼新党を作って、他党の議員も集め<平沼氏は
30人以上の党にしたいと言っていた>、政界再編の受け皿にしたい
と考えている。
<また、彼らのように、復古主義ではないけれど、憲法改正を強く
望んでいる「新保守主義」(ネオコン)の議員たちもいる。>
いや、実を言うと、昨日の党大会で承認された「2008年の自民党
の運動方針」には、ちゃ~んと「新憲法制定に向けた国民的論議の喚起、
自衛隊の国際平和協力活動推進<恒久法>など、国際社会から信頼される
国づくり」というのが盛り込まれている。
前文には、靖国神社参拝の継承、領土問題への断固たる取り組みなども
はいっているという。
<これを入れないと、超保守勢力が納得しないし、その背後にいる企業
や諸団体の支持も得にくくなる。>
もともと福田首相らの保守本流系の議員たちも、憲法改正自体には、
反対ではない。
だが、安倍前首相らの超保守勢力のように、「先に国家ありき」では
なく、「先に国民ありき」の政治を行なおうと考えているのだ。
ちょっと時間がなくなってしまったので、中途半端ながら、ここまで
でアップするが・・・。
今日の施政方針演説で、「憲法改正」や国づくりについて、何か言う
のかどうかも、注目すべき点ではないかと思う。
そして、この福田ヴィジョンでの自民党建て直し策に、党内の改革推進
派や超保守派たちが、どのような反応や動きを見せるのか・・・「福田おろし」
にまで発展するのか・・・実のところ、そのあたりに一番関心があったりする
mewなのだった。(@@。
<これは、政界再編の動きにもつながることだしね。(・・)>
<つづく> THANKS、
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『自民党は7日の総務会で、17日の党大会で採択する平成20年の党運動方針を了承した。「新たな決意、さらなる挑戦」と題し、昨年夏の参院選惨敗の反省から、今年を党再生元年と位置づけ「立党以来最大の危機を克服する」との決意を打ち出した。また、「党のすべての力を使い国民の『不安』を『安心』に変える」と強調した。
次期衆院選については「『世論の追い風が吹けば』などの過信を捨て、必ず勝つ強靭(きようじん)な態勢を構築する」とし、友好団体との連携強化などを掲げた。また、衆参ねじれ国会の対応については、野党に粘り強く協議を呼びかけて政策実現を図ることを明記した。
さらに重点政策には、国民生活に密着した社会保障制度の充実や地域経済活性化のほか、新憲法制定に向けた国民的論議の喚起、自衛隊の国際平和協力活動推進など国際社会から信頼される国づくりを盛り込んだ。福田康夫首相が掲げた「200年住宅」構想の実現も打ち出した。<産経新聞 7日>』