ガソリン税廃止に、与党がトンデモ「奇策」で対抗+大阪府知事選+マック判決
2008年 01月 29日
もしかして、大阪府知事選があったからなのだろうか?・・・でもって、
クリック数がアクセス数の割に少なかったのは、府知事選の感想が
淡白だったからなのかな~?^^;
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府知事選のことも、今の選挙のあり方なども考えると、その気に
なれば、5回は連載できそうなほど、思うことは色々あるのだが。
今回は、も~っと大事な話題があるので、この件はまた余裕の
あるときに書きたいと思う。(・・)
ただ、私は、橋下氏が圧勝した要因としては、その「知名度」も大き
かったとは思うけど。それだけで片付けるのは、どうなのかな~と思うし。
単に負け惜しみで言ってるならともかく、もし民主党が本当にそう思っ
ているなら、今の国民・・・とりわけ選挙の鍵を握っている無党派層の
考えや気持ちが、把握できていないのではないかと、ちょっと心配に
なってしまった。(-"-)
<「らんきーブログ」さんの感想は、大きな参考になると思うし。mewは
これに+αで、府民が求めた「大阪を明るく元気にして欲しい」という思い
に、最もエネルギーが伝わる形でアピールできたのが、橋下氏だったの
ではないか、と思ったりもしている。>
* * * * *
マクドナルドの店長の残業代に関する地裁判決のニュースもかなり
印象的なものだった。(・・)
一昨年から、企業が管理職またはそれと同等の立場にあると判断
する従業員に残業代を支払わなくてもよいことにするWE法案が問題
になっているのだけど。
改めて、そのような法案は認めるべきではないと、そして企業は人件費
を中心とする過度なコスト削減に走るべきではないと、確認することが
できた判決だったのではないだろうか?(**)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
ところで・・・与野党の対立で注目されていたガソリン税などの暫定税率
に関して、ついに政府&自民党がマジで「奇策」を繰り出して来た。(**)
自民、公明の与党は、3月末で期限が切れるガソリンにかかる揮発油
税などの暫定税率について、5月末まで2カ月間延長する「つなぎ法案」
(ブリッジ法案)を提出することを正式に決めた。
今日29日に、与党2党の議員立法の形で国会に提出する。
<政府は、暫定税率10年延長の改正案を国会に出しているので、この
2ヶ月延長案は、自公が議員立法で提出する形をとるのだ。(-"-)>
そして、もし野党が否決をしたり、抵抗を示して、参院で審議や議決
が行なわれなかったりした場合には、3月末までに衆院で再可決をして、
法案を成立させると。そうして、とりあえず、暫定税率が3月31日の
期限切れで廃止されないようにするつもりなのだ。(ーー;)
福田首相は、1月の初めに、この暫定税率の問題について、「奇策が
ないわけじゃないが国民の信頼を失う」と語っていたのだが。
28日に記者団に「奇策ではないか」と問われ、気色ばんだという。
「奇策じゃない!正々堂々とやっていかないと」とのこと。(゚Д゚)ハァ?
BUT、これを「奇策」と言わずに、何と言おう。(ーー〆)
* * * * *
そして、どうか福田首相が懸念していたように、国民&マスコミは、
「こんな奇策は許さない!(ーー〆) 」という姿勢を見せて欲しい。
もし、このように、安易に国政&国会のルールを無視するような法案
の作り方&成立を許すようだと<マジに憲政史上、最悪な前例の一つに
なるかも~(`´)>、日本の国政、国会のあり方・・・ひいては(議会
制)民主主義は、ボロボロになってしまうおそれがあるからだ。(**)
<ただ、チョット気になったのは、何故、自民党は、当初、予定していた
3ヶ月延長をやめて、2ヶ月にしたのかということだ。
もしかして、この件で国会や国政が混乱した場合&自民党に分がある
と思った場合は、思い切って、解散総選挙に打つことも覚悟しているの
だろうか?(・・) それとも、5月末までに新たな一手を用意しているの
だろうか?・・・このあたりは、また後日、書きたい。>
* * * * *
何故、これが「奇策」かと言えば・・・国政&国会には、予算や関連
法案は3月末までに決めて、4月から新年度をきちんとスタートさせ
ようという国の決まりごとがある。でも、政府与党は、自分たちの都合
で安易にその決まりごとを破ってしまうような法律を、いきなり&強引
に作ってしまおうとしているからだ。
これは、ふつうなら考えられない&許されないような方法なので、
「奇策」と呼ばれてしまうのである。(-"-)
要は、その場しのぎの、かなりセコイ&ズッコイ方策なのだ。(`´)
<正直言うと、このような奇策を考え出した人もスゴイ(ズル賢い)
と思うけど。やっぱ、自己防衛のためならスーパー能力を発揮すると
思われる官僚なのかしらん?^^;・・・参院で野党が勝利して、ねじれ
国会になることから、テロ特措法なども含めて、いざという時の方策
を考えていた人がいたのかな?(・・)>
* * * * *
政府与党は、国政や国民生活の混乱を防ぐためには、致し方ないと
アピールすることだろう。
もし3月末までに、ガソリン税の暫定税率を含め、予算関連法案が
通らなかったら、国の予算や各産業、地域、企業、そして国民の生活
に大きな影響や混乱が生じてしまうと。<これを「4月パニック」と
呼ぶらしい。>
だから、とりあえず、予算や他の関連法案を成立させるためにも、
止むを得ない措置なのだと。(・・)
確かに、国民の生活を混乱させないことは、大切だと思う。
世界同時株安などの問題も十分に落ち着いたとは言えないし、日本
の経済&市場動向にも黄色信号が点る中、ここで国の財政に関して、
無用な混乱を生じさせないことも必要かも知れない。
* * * * *
でも、本当は、大きな混乱を防ぐ方法があるのだ。
詳細は後述するように、43もある日切れ法案など歳入関連法案の
パッケージ化&一括審議をやめて、野党が賛成しているものと、反対
しているもの、議論が必要なものと分ければいいのである。
もしガソリン税の法案だけでも分離すれば、野党は他の法案の審議や
議決に協力する可能性が高いし。そうなれば、国民生活への影響は、
最小限におさえることができる。
しかも、ガソリン税の問題に関しては、賛否両論があるものの、国民
からの関心も高いし。それこそ、妙な奇策は使わず、正々堂々と、国会
で真正面から議論して、決めるべきことだろう!(**)
それが、議会制民主主義というものではないのだろうか?(@_@。
<後半につづく>
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そもそも政府与党は、それ以前から、ズッコイ策を用いていたのだ。
今年3月31日の年度末で、期限を迎える税金関連の法案(日切れ
法案)は、何と43本もあるのだという。
民主党&野党が廃止を訴えている揮発油税の暫定税率に関する法律
は、その一部に過ぎない。
他の日切れ法案の中には、中小企業や住宅取得者への優遇税制、輸入
品への関税に関わるものも含まれていて、野党が積極的に賛成している
ものも多い。
そして、本当なら、一つ一つの法案を、これは延長が必要かどうか、
税率の見直しをしなくてもいいのかなどと審議して、決めるべきだし。
そこまで細かくはやらなくても、例年は、対象となる分野に応じて、
財務金融、国土交通、経済産業など各委員会で審議しているのが。
何と今年に限っては、政府与党は、43の法案を一つにパッケージ化
して国会に提出。財務金融委員会で一括して審議、採決する方法をとっ
たのだ。(゚Д゚)
<しかも、通常は1月中~下旬に国会が始まったあと、まず予算その
もの審議をして、それから2~3月にかけて、予算に関連する&必要な
法案(日切れ法案を含む歳入法案など)の審議を行なうのだけど。
何と今年は、政府が1月中に日切れ法案などを国会に提出。予算の
審議と並行する形で、審議を進めようとしているのである。(-"-)>
民主党は、賛成すべき法案には賛成すると。だから、与野党で見解
が分かれて議論が必要な「ガソリン税の暫定税率」などの法案に
関しては、パッケージとは切り離して、別途に審議をするようにと
要求したのだけど。政府&自民党は、パッケージによる一括審議を
譲らなかったのだ。(ーー〆)
* * * * *
ここには、自民、公明与党のセコイ戦略があった。
ガソリン税の暫定税率の廃止に関しては、一般国民の中にも賛成する
者が多いかも知れない。
そして、もし民主党がそれを訴えて、国民世論の後押し、追い風を
受けたら、解散総選挙(&敗北?)に追い込まれてしまうおそれがある。
そこで政府与党は、ガソリン税の法案と共に、多くの企業や国民に
影響のある他の法案も一括審議を行なうことにすれば、野党は動きが
とりにくくなるだろうと考えたのだ。
もし民主党などが強く抵抗を示せば、「民主党が、ガソリン税に
こだわるあまりに、予算関連法案の議決に協力しない。これでは多くの
国民の生活に大きな混乱を生じてしまう」と。そして「こんな政党に
政権担当能力があるのか」と批判をして、プレッシャー(脅し?)を
かけることができるからだ。(ーー;)
<しかも、民主党の中には、ガソリン税の件に反対の議員も少なからず
いる。もし民主党があまりに強引に抵抗を示せば、同党や国民新党など
の中から、参院議員を何人かゲットできるかも知れないと。^^;>
* * * * *
ただ、政府&自民党には、若干の誤算が生じた。^^;
実は、当初、政府&自民党は、1月中に衆院で予算関連法案を議決
して、参院に送るという方法をとろうとしていた。
もし参院で否決or議決拒否(遅延)をされたら、3月中に衆院で
再可決してしまえばいいと考えたのである。
ところが、この方法に、公明党や自民党の一部から、慎重論が出た。
<コチラにも書いたように、創価学会からも疑問の声が出たようだ。>
また、衆院の河野洋平議長が、このようなやり方に異論を唱えたと
いう話もある。
<産経28日の『ブリッジ法案、衆院採決へ パニック回避へ「奇策」』
(これもすごいタイトルかも?^^;)によれば、『参院幹部らは「そんな
奇策は野党の反発が大きすぎる。なぜ日切れ法案を堂々と衆院通過させ
ないのか」と不満顔。but22日に『河野洋平衆院議長が、与党が日切れ
法案の月内採決を強行するならば本会議開始のベルを押さないと言い
出したのだ』などと書かれていた。(@@。>
* * * * *
それで、政府与党は仕方なく、1月中に衆院で法案を通過させて、
3月末までに衆院再可決で法案を成立させることを断念したのだけど。
でも、その代わりに出して来たのが、この「つなぎ法案」だった
のである。(-"-;)
国民の見解が分かれる中、ガソリン税の暫定税率を10年も延長する
法案を、新テロ特措法に続いて、またまた衆院再可決するのは、確かに
マズイかも知れない。
だったら、とりあえず2ヶ月延長することにできないかと。で、その
間にちゃんと野党の意見や国民の意思にも配慮して、国会で議論の場を
設けるようにするからさ~と言えば、何とか河野衆院議長や与党内の
慎重論派や、<おまけで国民に?>理解を得られるのではないかと。
でも、このような、安易なその場しのぎの「奇策」を許してしまった
ら、政府与党は、ますます国民をナメることになってしまうと思うmew
なのであった。(@@。
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