次の焦点は再可決・・・福田3月解散道?+沖縄自決訴訟の妥当性
2008年 03月 31日
3月も今日で終わりになってしまうのね。(・・)
昨夜は、用事の帰りに、満開の桜が立ち並ぶ道をゆったりと歩いて、
プチお花見をした。
雨が降っていたのが残念だったけど。でも、その分、人がおらず。
それに雨に濡れた方が、ライトに浮かぶ花びらの色が鮮やかに見えて、
それはそれで、ステキだったかもと思ったりもする。(~~)
何だか突然、井上陽水の「桜三月散歩道」を思い出した。陽水の曲の
中でも最も好きなものの一つだ。<コチラyoutubeの映像のバックに
流れている曲・・・近時は、キンモクセイが歌っているとか?>
幸い、私の町には花があり。そして、もはや狂った恋が咲くことは
ないと思うが・・・(^^ゞ
人が狂い始めるのも、狂った桜が散るの3月・・・という3番の
歌詞の最後には、何か今の社会に重なるものを感じてしまう。(-"-)
* * * * *
先週、相次いで起きた青年による無差別殺傷事件、少年による突き
落とし事件は、本当にショッキングなものだったし・・・。
<なかなか記事の続きが書けないでいるのだけど。^^;>
日本の政治や国会も、何だか狂いが生じ始めているしね~。・・・
福田政権の散る日も近づいているのだろうか?(**)
今回はその話は書かないけど、私は先週、「文科省が勝手に新学習
指導要領を書き換えた」件<コチラの記事を参照>を知って、今まで
で一番「日本がアブナイ」と思ったかも知れないのだけど。
<だって、文科省が、知らないうちに勝手に、愛国心&国粋主義的な
教育内容に替えて、それを実行しちゃうなんて、民主主義の国とは
言えないもん!(`´)>
そして、ふと気付いたことに、これは福田首相も容認していること
なのではないかと。<とりあえず、修正を入れるor入れたことを報告
するぐらいのことはしているだろう。>
・・・と思ったら、やっぱ絶対、早めに政権交代を実現しないと
マズイと、改めて強く思ってしまったmewなのだった。(@@。
* * * * *
今日で、国の行政&予算は年度末を迎える。(・・)
新年度の予算は、とりあえず28日に成立したのだけど。<参院は
9年ぶりに否決。but衆院の優越により成立。>
でも、その予算の歳入に関わるガソリン税などの暫定税率の法案が
まだ通っていない。^^;
福田首相は、28日の会見に続き、29、30日にはTVに出ま
くって国民に、アレコレとアピールしていたようだけど。一般国民の
方は、「ふ~ん」という感じだったかも知れない。
<何かNHKで「大連立は小沢氏から持ちかけられた」と言ったん
だって?(・o・) ナベツネが持ちかけたというのが、正解なのでは?>
ガソリン関係の企業や店舗には大変なことだと思うけど・・・。
もう国民の多くは、このまま31日でガソリン税が廃止されるもの
だと思っているし。実際、そうなるのだろう。
あとは、政府与党が再可決してガソリン税の暫定税率を復活させる
のかどうか、再可決する場合はいつするのか・・・当面は、そのこと
が国政&国会の一番の見所になりそうだ。(**)
<参院での議決がない場合、最も早ければ、4月末に再可決できる
ことになるのだけど。せめてGW明けにすべきではないかとか、
国民の反応を見ながら決めた方がいいとか、色々な意見が出ている
ようだ。>
* * * * *
印象的だったのは、ふだんは穏やかな感じの二階総務会長が、
かなりコワイ顔で、「民主党の『ガソリン何とか隊』とかいう連中の
非常識な行動に対して、ひとこと言うべきだが、言わないのは、
(暫定税率期限切れまで)あす1日あるからです」と語っていたこと
だった。(・o・)<コチラにTBSの映像が。>
<そう言えば 二階氏って、少し前まで、小沢一郎氏の腹心とか
言われてたんだけどな~。(・・)>
先日の会見では、福田首相を「心は全面的に支持するということだ」
と、ビミョ~な言い回しをしていたのだけど。
二階氏は思いっきり道路族で知られている人で、早くから道路特定
財源&ガソリン税などの維持を強く主張していた人だけに、福田氏が
提言したオール一般財源化に賛成するとは、とても思えない。(・・)
昨日も、地元で行われたバイパスの開通式に出て、「地方には、まだ
道路建設が必要だ」と訴えたというし。何かの集会でも、「時が至れば
再議決というのは当然のこと。憲法上、保証されているわけです」と
早期の再可決をアピールしていたようだ。
町村官房長官や他の自民党幹部も、あちこちで「再可決の必要性」
をPRしており、国民に「いったんガソリン税が廃止になっても、すぐ
に再可決があって、値上げになるもの」なのだと、思い込ませようと
しているようにさえ感じられた。(-"-)
彼らが一番恐れるのは、値上げした場合に、国民の怒りを買って、
解散風が吹くことだ。
福田陣営は、解散する気はさらさらないが。野党側は、与党が再可決
した場合、首相の問責決議案を出すと言っている。そこに国民の追い風
が加わった場合、果たして粘り切ることができるのか・・・。
じっくりとウォッチして行きたい。(**)
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昨日の記事(沖縄の集団自決に関する訴訟について)のつづきを
書きたい。
産経新聞の29日付けの主張」(社説)を見て、「(・・)megaten」に
なってしまった。
<『大阪地裁は大江氏側の主張をほぼ認め、原告の請求を棄却した。
教科書などで誤り伝えられている“日本軍強制”説を追認しかねない
残念な判決である。』という表現もスゴイと思ったけど。やっぱ、
とても一般紙とは呼べないよね。^^;>
『この訴訟で争われた最大の論点は、沖縄県の渡嘉敷・座間味両島に駐屯
した日本軍の隊長が住民に集団自決を命じたか否かだった。だが、判決は
その点をあいまいにしたまま、「集団自決に日本軍が深くかかわったと
認められる」「隊長が関与したことは十分に推認できる」などとした。
そのうえで、「自決命令がただちに事実とは断定できない」としながら、
「その(自決命令の)事実については合理的資料や根拠がある」と結論
づけた。
日本軍の関与の有無は、訴訟の大きな争点ではない。軍命令の有無と
いう肝心な論点をぼかした分かりにくい判決といえる。』
<軍命令は集団自決した住民の遺族に援護法を適用するために創作された
という捏造説も支持しているかのような書き方だった。(-"-)>
* * * * *
何か保守系の人たちの多くは、この裁判そのものを理解していないor
勘違いしているように思われる。^^;
この裁判は、大江健三郎氏らが、その著作の記述に関して、名誉毀損
で訴えられている民事訴訟なのである。
だから、裁判所は、大江氏らに名誉毀損の不法行為が成立するかどう
かを判断すればいいのだ。
昨日も書いたように、裁判所は歴史的事実を検証、認定する場では
ないし。もし原告が主張する(歴史的)事実に関して、裁判官がはっ
きりしないと思えば&それがなくとも判断が下せるなら、あえて断定
する必要もないのである。(**)
* * * * *
名誉毀損が成立するかしないか判断する際には、二つの判断基準が
ある。<何かの記述をされた場合だと想定する。>
ふつ~の場合は、記述された事実の真偽にかかわらず、その記述が
原告が名誉を毀損して、精神的なものも含め、何らかの損害が生じた
ことが立証できれば、それでいい。
でも、公共の利害にかかる事実で、もっぱら公益を図る目的がある
もの(以下、公益性があるもの)に関しては、異なる判断の基準が
用いられる。
記述された事実が、1・真実である(と客観的に証明される)か、
2・記述した者が、それを真実だと信じるにたる相当な理由<合理的
な根拠>があれば、もし真実でなくてもor真偽がわからなくとも、
違法性がないと判断され、名誉毀損の不法行為は成立しないのだ。
<犯罪に関する事実とか、公務員(議員なども含む)や選挙の候補者
に関する事実なども、公益性があるものだとされている。>
何で公益性がある事実は判断基準が違うかと言えば・・・、その
ような事実は、私たちが民主主義を行なって行く上で、また安全な
社会生活を送って行く上で必要不可欠な、国民にとって利益をもたらす
<公共の福祉&利益にかなう>情報である可能性が大きいからだ。
<もし、いちいち真実であることが客観的に証明ができるものしか
公表できないとすれば(名誉毀損で訴えられて、それが成立する
リスクがあるとすれば)、報道は成り立たなくなってしまうだろう。>
というわけで、今回の訴訟でも、裁判所はまず、大江氏らの著作に
公益性があることを認定し。その上で、1の点で、軍の命令があった
かどうかは、伝達経路などが明らかではなく、あったと断定するのに
は躊躇するものの<ただし、否定もできないと言っている。要は双方
に決め手になる証明がなかったということだ>、2の点で、当時の状況
学説などの状況、そして裁判所での証言などから、大江氏が真実だと
信じるには相当な、合理的な根拠があるとして、名誉毀損の違法性が
ないと判断したのだ。(・・)
<たぶん特定の思想に基づかずに、客観的にこの判決を見た場合、
法律の専門家の多くは、常識的で妥当な判決だと評価するはずだ。>
* * * * *
でも、原告側は<というか、そのバックにいる人たちは>、この
判決を批判する。
原告本人&遺族は、「自分たちが命令していない」ということを
証明したかったのかも知れないと思うし。その意味では、彼らにとっ
ては、その部分が最大の争点&核心となる部分だったのかも知れない。
けど、裁判所が、その部分を認定しなかった(肯定も否定もしな
かった)ことを、不当だと批判するのは、お門違いなのである。(・・)
けど、昨日も少し書いたが、この判決での事実の認定を教科書検定
や愛国心教育などに利用しようとしている人たちにとっては、裁判所
が命令を否定しなかったこと、深い関与を認定したことは、都合が
悪いものだったに違いない。
<しかも、彼らは、住民が軍の命令があったと言ったのは、戦後、
援護法の支給を得るために、つまりはおカネ欲しさに事実を捏造した
とまで主張しているのだ。(`´)>
ただ、このような人たちの力によって、日本はアブナイ方向に導か
れているわけで。(ーー゛)
だからこそ、もっと多くの人に色々と知ってもらって、何とかこの
アブナイ流れを国民の力で阻止しなければ、と思うmewなのだった。(@@。
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