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新テロ特措法(2)~福田首相がブッシュと延長を約束した給油活動の目的は何?

最新の記事一覧・・・7月分はコチラ 8月分は、コチラ 

 今回も、コチラの記事のつづきで、当ブログがこだわる新テロ特措法
の話を・・・。

 福田首相は、7月のサミットの時に、ブッシュ大統領に給油活動の
延長をお約束していたのだそ~だ。

『インド洋での給油継続を約束 福田首相、米大統領に明言

 福田康夫首相が7月の主要国首脳会議に合わせて行われた日米首脳
会談で、インド洋での海上自衛隊による給油活動の来年1月以降の継続
を「約束する」とブッシュ大統領に明言していたことが分かった。
 会談ではアフガニスタン本土への自衛隊派遣断念も伝えた。給油活動
の根拠である新テロ対策特別措置法は来年1月15日で期限切れとなる。
 首相発言は9月召集見込みの臨時国会で、同法を延長する改正案の
成立が前提。<共同通信23日より>』exciteニュースはコチラ

 なるほど~。(・・)

 でも、サミット以降、公明党との交渉が難航して、なかなか約束
を守るための段取りが決まらず。それを見たシーファー米大使が、
「約束はどうしたの~?」と突っつきに来ちゃったので。 
 福田首相は、あわてて必死に「給油活動継続の重要性」をアピール。
自民党も米国へのメッセージのような終戦記念日の党声明<コチラ
を出したりしてたのね。(**)

* * * * *

 しかも、mew的には、チョット気になる出来事が・・・。

『国際海事局(IMB)海賊情報センター(クアラルンプール)などに
よると、ソマリア沖のアデン湾で21日午前(日本時間同)、日本の
興洋海運(東京都港区)が管理するパナマ船籍のケミカルタンカー
「アイリーン」(7373トン)が武装した海賊に乗っ取られた。
 乗組員はフィリピン人船員など19人だが、日本人は乗船していない。
タンカーはシンガポールにある興洋海運の関連会社が運航し、フランス
からインドに化学品を運ぶ途中だった。
 同海域では、タンカー襲撃とほぼ同時刻にイランの貨物船が襲われた
ほか、19日もマレーシアのタンカーが襲撃され、ともに乗っ取られて
いる。このため、海賊情報センターは、付近を航海中の船舶に警戒を
呼びかけている。<読売新聞21日>』excite関連記事はコチラ

 このニュースを見た途端、mewは「あちゃ~(>_<)」と思ってしまった。

 最近、政府&自民党は「国民生活に必要な石油などを運ぶタンカーの
護衛のためにも、海上阻止行動や給油活動の継続は必要だ」という
理由付けを使うようになっているからだ。(-"-)

<それこそ麻生幹事長らは、給油活動が継続できない場合には、海上
自衛隊にタンカー護衛をさせることも検討したい」という提案も行なっ
たりしてたしね~。^^;>

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 そうしたら、案の定、福田首相や町村官房長官が早速、会見でその
ようなコメントを出したよ~だ。(・・;)

『首相は21日夜、「アフガニスタンの対策のため各国の艦船が出て
いるが、海上の安全を図ることも大きな任務だ。そういう活動をする
艦船に補給し、間接的に海賊行為取り締まりに協力している」と指摘。
インド洋での補給活動を可能にする新テロ対策特別措置法の延長は
必要だとの見解を改めて強調した。<産経新聞21日より>*1』

『町村信孝官房長官は22日午前の記者会見で、アフリカ東部のソマ
リア沖で日本関連のタンカーが海賊に乗っ取られた事件に関し、
「(米国などによるインド洋での)海上警戒活動がなければ、海賊は
もっと増える。海上自衛隊による給油支援活動は副次的な効果として、
日本の原油輸入の大動脈であるインド洋の海上輸送の安全に寄与して
いる」と述べ、給油活動継続の重要性を強調した。 
<時事通信 22日>』

 ただね。mewの記憶によれば、この海自が給油で支援している海上
阻止行動っていうのは、「テロとの戦い」の一環として行なうもの
だったのではないかな~と。

 アフガンには、NYテロを起こしたアルカイダやそれを擁護する
タリバンが巣食っていて。そのテロリストたちに武器などの物資が
輸送されたり、逆にアフガンから資金源となる麻薬が輸送されたり
しないために、各国軍隊が、インド洋を航行する艦船をチェックして
いるのだと。
 で、その海上自衛隊が、それらの艦船に給油をすることが、テロ
との戦いに参加して、国際貢献活動をすることになるのだと・・・。

 何かそんな説明をされたような気がするのよね~。(@@。

* * * * *

 コチラの外務省のHPにもこんな説明がされている。

『「不朽の自由」作戦の一環として、インド洋では、テロリスト及び
関連物資の拡散や流入を阻止するために、海上阻止活動(OEF-MIO)が
行われており、10カ国弱、10数隻が活動している。
 海上阻止活動は、テロリストにインド洋を自由にさせないという抑止
の意味からも極めて重要であり、テロリストの移動や物資・資金調達を
含む行動の自由を奪う大きな制約要因となるとともに、言わば「海上の
盾」としてアフガニスタン国内の治安・テロ対策や復興支援の円滑な
実施を下支えするものと認識している。(中略)
 補給支援活動の実施は、我が国がテロリズムの根絶に向けた国際社会
の連帯において責任を果たしていくために必要不可欠な貢献策である。』

 やっぱ、そうだよね~。(・・)

 まあ、確かに、各国の軍艦がウロウロしていれば、海賊も活動しに
くいとは思うので。首相の言うように、間接的に効果はあるだろうけど。

 海上阻止行動は、決して、海賊から民間のタンカーや貨物船を守る
ために、行なわれている活動ではないわけで。(**)

 それなのに、「ほ~ら、海賊がたくさん出てて危険だから、新テロ
特措法の延長が必要でしょ~」と、何でもありでピールをしようとする、
政府自民党のあさましいこと!(ーー;)

<マジで国民をバカにしているとしか思えないよね~。(`´)> 

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 それに、インド洋での給油活動では、過去に、アフガンで武力行使を
している米軍艦船にも燃料が提供されていたという事実があって。
<高村外務大臣が、国会で認めていた。>

 さらには、イラク攻撃に加わっていた米軍艦船にも給油されていた
事実も明らかになっているのだけど。
<ただし、日本政府&米軍は、それらの艦船は、アラビア海に向かって
航行中で、何日か後には、イラク作戦に加わったけど。給油された時は、
海上阻止行動中だったのだと苦しい説明をしている。^^;>

 高村大臣は、昨秋の国会で、今はアフガンで武力行使を行なう艦船
には給油は行っていないと明言していた。

 でも、mewもその国会質疑は見たのだけど、コチラの赤旗に載っている
ように、海自は近時も、武力行使を行なう米艦船に給油している可能性
があるのだ。(ーー;) 

 共産党の小池議員は、06年9月に海自補給艦「ましゅう」が米強襲
揚陸艦イオウジマに給油をしている写真や、07年2月には、アラビア
海上の空母アイゼンハワーの周辺で、海自の補給艦「とわだ」が米ミサ
イル巡洋艦アンツィオに給油している写真を提示。
 石破茂前防衛大臣は、海自がイオウジマに06年9月4日と22日に
給油したこと、また、この間にイオウジマ艦載機のハリアー垂直離着陸
攻撃機がアフガンに対して136回も攻撃飛行していると答弁した。

 給油活動継続には、基本的に賛成の立場をとる民主党の前原副代表で
さえ、海自の給油活動の実態が明らかにされないことには、問題を覚え
ると批判。それを自分が反対票を投じる根拠にしていた。(・・)

* * * * *

 そして、前の記事にも少し書いたが、海自が補給している燃料は、
米軍の航空機が使用する高級なもので<海上阻止行動を行なう
パキスタンなどの艦船には、そんな高級な燃料は不要なのだという>。

 しかも海自は、わざわざ外国の石油会社からそれを高額で購入して、
<その会社はライス国務長官との関わりがあるという話がある>、
それを米国や他国の艦船に無料で配っているのである。(>_<)

* * * * * 

 新テロ特措法の延長に反対する人たちの中には、別に「何が何でも
自衛隊の海外活動に反対」だという立場の人ばかりではない。

 01年から始まった海自のインド洋での給油活動が、燃料の購入
にせよ、その使い方にせよ、きちんと明らかにされていない上に、
国民への説明と違ったことに使われているおそれがあることから、
反対している人も少なくないのである。(**)

<しかも今度は、海賊の問題を持ち出して、やはり給油活動が必要
だと言い出す始末だし。(-"-;)>

 果たして、福田首相は、このような実態や問題がわかった上で、
ブッシュ大統領と給油継続の約束をしているのだろうか?(・・)

 それとも、たとえ国民を欺くような実態があったとしても、米国
が求める以上は、言いなりになるのは、仕方がないことなのだと。
 国民は、アレコレ真相がどうなのかなどということは詮索せず、
黙って給油活動継続に賛成しておけというのだろうか?(**)

<そう言えば、福田氏は官房長官の時に、給油量のことで、防衛省
から誤った報告をされて、大恥をこいているのにね。^^;>

 そのあたりのことを含めて、まだまだ新テロ特措法&給油活動の
問題に、こだわり続けて行きたいと思うmewなのだった。(@@。

<つづく>             THANKS 

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『政府はソマリア沖で日本企業が運航するパナマ船籍のタンカーが21日に海賊に乗っ取られた事件を受け、情報収集にあたるとともに、海賊船など不審船の取り締まり強化を可能にする法整備を加速化させる方針を固めた。

 福田康夫首相は21日夜、首相官邸で記者団に対し、政府の総合海洋政策本部で検討している法整備について「こういうこと(海賊行為)が頻発するので、ちょっと検討を早めなければいけない」と強調した。

 不審船の取り締まりをめぐっては、領海内や周辺海域で不審船を発見した場合、船舶停止命令や臨検を行う権限が明確に規定されていない。このため、同本部では昨年11月に審議チームを設置し、漁業法などの改正や新法制定を視野に検討を進めている。

 政府は日本人乗組員がいなかったとはいえ、海上自衛隊が米軍などの多国籍軍に対して洋上補給をしているインド洋につながるソマリア沖で事件が起きたことを重視している。

 首相は21日夜、「アフガニスタンの対策のため各国の艦船が出ているが、海上の安全を図ることも大きな任務だ。そういう活動をする艦船に補給し、間接的に海賊行為取り締まりに協力している」と指摘。インド洋での補給活動を可能にする新テロ対策特別措置法の延長は必要だとの見解を改めて強調した。<産経新聞 21日>』

おまけで・・・22日の町村官房長官の会見より>産経新聞22日>

『【タンカー乗っ取り事件】

「閣議については以上でありますが、あの、1、2の方からですね、8月21日11時47分に発生したアデン湾の海賊事件の少し詳しい状況を教えてもらいたいというご依頼がございましたので、お話をしておきますけれども、これはですね、船籍も所有会社も運航会社も日本ではない。そういう意味では日本関係船舶ではないんですが、管理会社というのがありまして、これが興洋海運という日本の会社でありますが、その興洋海運。管理会社である興洋海運の子会社と思われる興洋海運エイシア。

 これはシンガポールの法人ですが、これが運航会社という意味で、だから、最大限広く見れば、これが日本関係船舶といえないこともないことはないという関係にあるようでございます。フランスを発ってインドに行く途中というイエメン沖で、高速艇2隻に乗った海賊に襲われたということで、被害の状況等は必ずしもまだ詳しく分かっているわけではございません。で、世界全体ではですね、この海賊というものは今、いろんな面での管理がだんだん、だんだん進んできてまいりまして、全体としては少し減り気味なんですけれども、このソマリア周辺海域。アデン湾とか紅海とか、あるいはソマリア沖。ここだけは少し増えてきておりまして、2006年が20件、2007年が44件、2008年が上半期だけで24件という具合にですね、増えてきております。これはたとえば2007年の44件というのは世界全体263件の16.7%ということで、ここの比率が世界的にはむしろ高まってきている状況ということでございます。
 したがいまして、それを直接的に目的としている給油活動ではないわけではありますけれども、しかし、副次的な効果として海上輸送の安全に寄与していると。日本の原油の輸入の大動脈であるインド洋を中心とする海上輸送の安全に大変寄与しているのが補給支援活動であると、こういう位置づけをしているわけでございまして、そういう意味から、この活動が大変重要であると。日本と何の関係があるんだという向きがありますが、直接の目的ではないけれども副次的な効果としてわが国の国益にまさに合致する、そういう補給支援活動であるということは言えるわけでございます。
 もしこうした海上の警戒活動がなかりせば、もっともっとこの地域の海賊行為が増え、そして、日本の原油輸入等、あるいは日本の、これは観光船もですね襲われたりしたこともありますけれども、そうした面での被害がもっと増えるであろうということを考えたときに、この補給支援活動の重要性というのは、もちろん国際的なテロ対策ということが主たる理由でございますけれども、ま、副次的な効果としてそういう効果が直接的に日本にもあるんだということを改めて強調をしたいと思います。私からは以上でございます』

  
by mew-run7 | 2008-08-24 02:29 | 平和、戦争、自衛隊

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