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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガからガラガラポンの政界大編成を希望。左右問わずmew基準で、政治や競馬、スポーツなど。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

アフガンでのNGO職員の拉致事件に、日本の国際貢献のあり方を考える。

最新の記事一覧・・・7月分はコチラ 8月分は、コチラ 

 26日、アフガニスタンでNGO活動をしていた31歳の青年が、
武装勢力に拉致されるという事件が起き、気がかりになっている。

 青年は、中村哲医師が主催するぺシャワール会に所属し、東部の
ジャララバードで農業指導の支援活動を行なっていた。
 そして、26日朝、運転手と共に農場に向かう途中に、4人の武装
勢力から襲撃を受け、拉致されたという。

『ジャララバードの警察幹部は毎日新聞に対し、伊藤さんの「無事」は
確認していることを明らかにした。身代金などの要求は出されていない
という。運転手は、治安当局が捜索中に犯行グループと銃撃戦になった
際、救出された。』

『一方、複数のタリバン関係者は犯行を認めた上で、治安当局と銃撃戦
となり、「死傷者が出た」と答えた。犯行の目的については、拘束され
ている仲間の釈放を求めるためだと説明した。』
<毎日新聞26日より、関連のexciteニュースはコチラ

 ただ、安否の情報、犯人に関する情報はかなり錯綜しており、まだ
真相が掴めない状況だ。(-"-)

<犯行は、他の村との間のトラブルが原因だという話や、地元の有力者
が、犯行グループと青年の解放に関する交渉を行なっているという報道
もあるし。一時、青年が解放されたとの誤報も出たり。27日に、青年の
身柄が軍閥に引き渡されることになったとの情報もある。>

* * * * *

 同会現地代表の中村哲医師は滞在先のバンコクから現地に向かう。
また、社団法人「日本アフガニスタン協会」の理事長を務めている自民
党の松浪健四郎衆院議員は26日夜、首都カブールに向けて出発。カル
ザイ大統領と会うなど、現地での救済支援に当たるという。

 現段階では、身代金の要求はないとのことだが。ただ、これは他国
でも例のあるように、拘束された仲間の釈放のために、日本人を拉致
して、交換要求をするのは有効だと考える可能性はある。

 青年は、現地語が堪能だとのこと。また、日本は軍隊をアフガンに
送っていないことから、軍隊を送っている国の人のように敵視はされて
いないようなので、拉致グループが、彼が住民のためにやっていた仕事
を理解して、まずは、ともかく危害を加えないようにしてくれればと
願っている。
 そして、ともかく、一日も早く、被害者が、安全に解放されるのを
祈るばかりだ。

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 このブログでも、何回もアフガニスタンの現状や支援活動のあり方
について、取り上げているが・・・。

 お玉おばさんも、コチラに書かれているが。私も、このニュースを
見て、まさに恐れていた事態が起きてしまったという気がした。(-"-)

 今年6月のコチラコチラの記事などでも書いたのだが・・・。

 ペシャワール会の中村哲氏は、アフガンの戦闘や治安の状況が悪化
しており、道路修復の工事などを行なう外国兵士まで、狙われるよう
な状態になっていると。これ以上、状況が悪くようであれば、同会も
撤退せざるを得ないかも知れないと語っていた。(・・)
<アフガンで支援活動を行なっている伊勢崎賢治氏も、近時、繰り
返し、同様のことを語っている。>

 後述するように、アフガンの住民にとっては、7年もアフガンの
各地域を攻撃し続け、家族や同邦人を多数殺傷し、生活の場を破壊
し続けている米軍やその仲間の兵士は、すべて敵のように見えるから
である。<地域や住民の境遇によっては、タリバンよりも、米軍&
仲間たちの方が、憎むべき存在なのだ。(ーー;)>

 それでも、日本のNGO職員などは、兵士とは異なり、武器も持っ
ていないし、現地の住民に溶け込む形で、彼らにとって有益な活動を
しているので、地元住民からの信頼も厚く、今まで、現地の者に襲わ
れることはなかったという。
<日本が、米軍を支援する形で、アフガンに軍隊を出していないこと
も、住民たちから敵視されない大きな要因になっている。(・・)>

* * * * *

 しかし、近時は、さらに状況が悪化しているため、その活動を続ける
ことさえ困難になっているというのだ。

『現地で活動を続けてきた日本のNGOは、外務省が確認している
だけで8団体。うち5団体は拠点をパキスタンなどに移し、電話など
で現地スタッフを「遠隔操作」しているが、人道的見地などから、
ペシャワール会など3団体は現地駐在体制を崩していなかった。

 そのうちの一つで、地雷回避の教育を行ってきた「難民を助ける会」
(東京)の堀江良彰事務局長は「治安は毎年悪くなっている。厳しい
状況だ」。学校の建設、修復などに取り組む「JEN」(同)の村沢
繭子さんは「ペシャワール会は地元密着でいい活動をしてきた。こう
いうことで復興支援に影響が出ると、困るのは現地の人々。支援が
止まると大変だ」と、事件の影響を危ぶんだ。
<西日本新聞 27日より>』

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 アフガニスタンは、今、非常に危険な状況にある。(ーー;) 

 今年のアフガンでの外国人の死者数は、イラクでの死者数を超えた
という。
 タリバン勢力がかなり巻き返しを見せており、各地での戦闘が激化。
外国兵士や、米軍に協力するアフガン政府軍や関係者を狙うような
自爆テロ行為なども増えている。(-"-)

 7月には、南部でISAF軍参加の米兵が、戦闘で10人死亡。
 先週19日には、カブール東部で、同軍に参加していたフランス
兵士がタリバンと交戦になり、10人が死亡、21人が負傷した。
これは、1回の戦闘行為では、最大の死傷者数であったという。

<ただし、フランスのルモンド紙は、襲撃で負傷した複数の兵士の話
として、「タリバーンを狙ったNATOの空爆が標的を外れ、地上の
アフガン軍部隊からの銃弾とともに、仏軍兵士に被害を与えた」と
報じているという。(CNN22日)>

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 他方、22日には、アフガニスタン内務省が、西部ヘラート州での
米軍主導の多国籍軍の空爆により、少なくとも民間人が89人が死亡
したと発表した。
 しかも、犠牲者のうち50人が15歳未満の子供、19人が女性だと
いう。
<被害地区の者の話から、米軍が、イスラム教の集会場を空爆したため
に民間人が多数犠牲になったと言われている。>

 米軍は、反政府武装勢力タリバンがアフガン軍の車両を襲撃したため
反撃し、タリバン兵約30人を殺害、武器などを押収したと主張。
空爆の事実は認めているが、民間人殺害に関しては否定的なようだ。

 だが、カルザイ大統領は、多国籍軍の、この攻撃を批判。西部地域の
司令官らアフガン軍幹部を解任した。<AP通信によると、幹部らは
作戦を主導。事実関係を把握しながら報告していなかったという。>

 <以上、各紙、通信社より。>
 
* * * * *

 カルザイ大統領が、怒るのもムリはあるまい。
 米軍や、その仲間たちは、アフガニスタンの国民や、国の復興の
ことなど、ほとんど考えていないからだ。(**)

 彼らにしてみれば、01年、911NYテロ事件を契機に、米国が
「テロとの戦い」をブチ上げてから、ただ、意地になって、彼らの
敵とみなされたタリバン撲滅のために、他国の領土を7年も攻め続け
ているだけなのである。

 しかも、そのNYテロ事件は、他の国からアフガンに潜入していた
ビン・ラディン率いるアルカイダが行なったもので、アフガン国民が
行なったものではないのだ。(**)

 それなのに、何で7年もの間、攻撃され続け、家族や同胞を何万人
も殺傷され、生活の場を破壊され、生きるすべもなくなかった人たち
が十何万人も難民化しなけれならない状況に置かれなければならない
のか・・・。彼らに、それを理解、納得しろという方がムリなこと
だろう。(ーー゛)
 アフガン国民にとっては、むしろ米軍&仲間たちの攻撃の方が、
自国への脅威としての「テロ行為」に思えるかも知れない。(-"-)

 それゆえ、カルザイ大統領や多くの政府関係者は、タリバンとの
和解も含め、早く戦闘状態を終結させたいと提案し始めている。
 そして、国民が安心して平穏な生活を送れるように。そして将来に
向けて、国や地域を復興できるようにしたいと考えているのに・・・。

 米国や仲間たちは、そんな政府や国民の思いなどお構いなしに、
「テロとの戦い」ごっこをやめようとしないのである。(`´)

* * * * *

 米国は、日本にアフガンでの「テロとの戦い」への協力を求め、海上
自衛隊によるインド洋での給油活動の継続を強く要求している。
<海自による給油は、コチラにも書いたように、過去に、アフガン
攻撃をする艦船に対して行なわれており、今もそれが為されている
という疑いがある。(-"-;)>

 それを受けて、政府自民党は、実際はアフガン国民の役にはな~ん
も立たないのに<下手すれば、彼らにとって、マイナスになる部分の
方が大きいかも知れないのに>、「国際貢献」の大義名分を掲げて、
何とか米国の要求に応じようと、必死になっている。(`´)

 しかも、米国はアフガンへの陸自、空自の派遣も要請しており、
自民党の保守系議員は、それらを実現するために海外派兵の
「恒久法」を作る準備もしているのだ。(**)

 でも、今回のことを機に、果たして、本当の意味での「国際貢献」
とは何なのか、私たち日本人が、アフガン国民のためにできる「国際
貢献」とは何なのか・・・日本の国民が、もう一度、よ~く考えてみる
必要があるのではないかな~と思うmewなのであった。(@@。

<関連の記事は、つづく>

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by mew-run7 | 2008-08-27 05:25 | 平和、戦争、自衛隊

by mew-run7