民主党は小沢3選モードも、自民vs.民主の攻防、自民・公明・民主の駆引が激化
2008年 09月 01日
米国にまた大ハリケーン上陸のおそれ』<コチラ>という記事も
アップしました。】
最新の記事一覧・・・7月分はコチラ 8月分は、コチラ
9月にはいって、日本の政界も本格的に動き出しそうな感じだ。
1日には、民主党の代表・小沢一郎氏が、党代表選(8日告示、21
日投開票)に立候補することを、正式に表明する会見を開いた。
『小沢氏は「代表選に立候補し、三度、党員・サポーターの判断を
あおぐことにした」と語った。
そのうえで、「働いても満足に暮らしていけない人が多い。国民生活
の実態や、政治・経済も一段と不安定になっている国際情勢を見るに
つけ、生活感がなく対応力に欠ける自公政権を一日も早く終わらせな
ければならない」と述べ、早期の衆院解散・総選挙に追い込み、政権
交代を実現する決意を表明した。
また、次期衆院選の政権公約(マニフェスト)について、「1年前
(の参院選公約)と基本的に大筋の考えは変わらない」と述べ、参院選
公約を踏襲する考えを示した。[読売新聞1日より]』
<関連exciteニュース コチラ>
そして、「自公政権を終わらせることが、私の政治生活を通じての
悲願だ」と語っていた。(**)
* * * * *
民主党に関しては、また、おいおい書くことにしたいが・・・。
先週には、2人の議員の離党&姫の出戻り騒ぎがあったばかりだし。
これからも、自民党サイドからは、ねじれ国会解消のために参院議員
の取り込み工作が行なわれるだろうし。
また新テロ特措法の延長メインに、安保防衛政策に絡んで、衆参の
保守系議員の切り崩しがなされるであろうことも、目に見えている。
<この新テロ特措法延長や海外派兵の恒久法を巡っては、民主党が分裂
する危険もはらんでいる。>
無投票で3選となる可能性が高くなった小沢代表&民主党が、これら
をどのように凌いで行くのか。
おそらく小沢代表は、生活関連の政策、法案を重視。オモテ舞台で
ある国会審議に力を入れることで、解散総選挙に向けて、議員たちの
団結をはかろうとするのではないかと思われるが・・・。
そのウラで繰り広げられる自民党側との様々な攻防に、果たして、
打ち勝つことができるのか?
民主党の保守系議員たちは、じっとしていられるのか・・・
まだまだ乗り越えなくてはならないヤマがいくつもありそうな感じ
がする。(**)
~ ~ ~ ~ ~ ~
けど、実のところ、政府与党の方も、相変わらず、グダグダの状況が
続いている。
こちらも、次の選挙の重要な目玉となるはずの経済対策に関して、
自民党の中でも意見の対立が激化。また様々な点で、自民党と公明党
との意見や方針のズレ、溝が深まっていて、下手すると民主党以上に
バラバラ(まき)の状態になりつつある。(ーー;)
政府は、先週、秋の臨時国会に向けて、総合経済対策をまとめた
のだが。<総合経済対策の中身は、*1に>
これに関して、自民党内で、また公明党の間で、かなり激しくもめ
ることになった。(・・)
公明党は、選挙を目前に控え、最低でも1兆円以上の大型規模の
総合経済対策を強く要望。特に「定額減税の実施」にこだわった。
そして、自民党の中にも、大型の経済対策に賛同する幹部もいたの
だが、何分にも、それらすべてを実施する財源のメドが立たない。
そこで、議員の一部には、また埋蔵金の話を持ち出す人もいたり、
赤字国債発行も止むを得ない、という声まで出たりしていた。
でも、自民党内には、小泉改革派を中心に、財政再建優先派の
議員が少なくない。そして、彼らにしてみれば、財政収入を減らす
減税措置はナンセンスだし。ましてや、赤字国債発行などトンデモ
ない話だということになる。
小泉改革派の先鋒・中川秀直氏は、自分のブログで「党内に『バラ
マキの旗』で選挙を戦いたい人がいるのだろうか。『改革の旗』で
なければ国民に受け入れられない」などと批判。
政府の諮問機関でも、バラマキは行なうべきではないという意見が
出されたりもした。^^;
しかし、公明党は、ど~しても「定額減税の実施」を譲らず。28日
29日と、自公協議が続けられる中、自民党幹部の言うことはコロコロ
変わったのだが・・・。
結局、最終的に「赤字国債は出さない」方向で、「1年だけ公明党の
要望する定額減税を行なおう」ということに決めたのだった。(>_<)
しかし、その結論には、「1年だけじゃ、さしたる効果もないし。
いかにも、選挙目当てのバラマキではないか?」と、野党やマスコミ
だけでなく、自民党内からも批判が続出。
さらに、自民党内からは、何で、そこまで公明党の要望を聞き入れる
必要があるのかという疑問や不満の声が強くなっているという。(**)
<それは、もちろん、公明党の選挙協力の頼みの綱だからに決まってる
じゃないね~。(@@>
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でも、公明党は、今年にはいってから、特にサミットを終えてから、
かなり強気なのだ。(・o・)
昨日31日に、公明党の石川県本部の会合が、金沢市内で行なわれた
のだけど。そこでも、強気の発言がなされていた。
公明党の太田代表は、『年度内実施が決まった定額減税について
「単年度で無駄を削ってやる場合、バラマキだとか効果がないという
ことは絶対にありえない」と述べ、バラマキ政策との批判に反論した。
そのうえで「消費の低迷があれば、経済全体の沈滞に大きく波及する」
と指摘し、定額減税の正当性を主張した。<朝日新聞31日より>』
* * * * *
また、以前から自公の間でもめている国会の日程に関しても、
公明党の漆原国会対策委員長が、9月29日以降に所信表明演説と
代表質問を行なうことを提言したという。
『漆原氏は「この国会で大事なことは与野党協議だ。初っぱなから
ドンパチをやるのはいかがなものか。首相の『国連総会に行きたい』
という思いを実現すると29日に所信表明となる」と語った。
政府・与党は12日に所信表明演説を行い、16~18日に衆参両院
で各党代表質問を実施する方針だったが、野党が2008年度補正予算
案提出までは代表質問に応じないとしているため、日程を検討している。
<読売新聞 31日>』
政府&自民党は、もともと8月下旬から9月上旬に国会を召集して、
1日も早く、経済対策案の補正予算や新テロ特措法延長の審議にはいり
たかったのだが。公明党が、9月下旬の召集を主張したために、間を
とって9月12日の召集に決めたのだけど・・・。
これに対して、野党側は1・民主党が代表選を終えて、新執行部が
決まるまで、代表質問はできない、2・補正予算の中身がわからない
と、代表質問はできないとして、上記の日程に反対している。
で、何と、公明党も、野党側の主張に乗っかって、何とか、9月の
終わりから、代表質問を行なうような日程を組ませようと考えている
ようなのだ。(・o・)
というのも、公明党は、今でも、秋の臨時国会をできるだけ短く
して、何とかして、野党が検討している矢野元委員長の参考人招致
を阻止したい&自民党がまた強い意欲を示し始めた新テロ特措法の
延長に関する衆院再可決を阻止したいという思いを強く抱いている
からだ。(**)
* * * * *
さらには、太田農水大臣の事務所費問題に関しても、太田氏が
29日に領収書を示して説明を行ない、政府自民党しては、これで
終わりにしたかったはずなのに・・・。
<何か他の事務所で使用した費用が多いようだし、領収書の宛名も
バラバラで、とりあえず、使えそうな領収書をアチコチから集めて
来たという感じだったとか?^^;>
『公明党の高木陽介選対委員長は30日朝のTBS番組で、政治団体
の経費に関する太田誠一農水相の説明について「人件費をしっかりと
説明しない限りは、この問題は解決しない」と述べ、不十分との考え
を示した。[時事通信社30日]』・・・とのことで。
政府自民党から見れば、決してオモシロくはない発言だろう。(>_<)
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このように自民党と公明党との意見や方針の食い違い、なかなか
おさまらないことから、マスコミの中には、公明党は、いざとなっ
たら、自民党との連立を解消して、民主党側につくのではないかと
いう観測も流れ始めている。(・・)
まあ、もともと政治思想や政策で言えば、平和と国民生活を重視
する政党である公明党は、自民党より民主党の方に考えが近い。
もし選挙に勝っても、どうせ、近い将来、恒久法や憲法9条の改正
などの問題で、自民党ともめることを考えると、そろそろ連立解消
を現実的に考えてもいい時期だし。
それに、民主党につけば、矢野元委員長の参考人招致をやめさせる
こともできるかも知れない。(**)
民主党も、自公の分断をはかろうとしている感じがある。今日も、小沢
氏が会見で、「自民党は公明党と創価学会なくして選挙戦を戦えない
という現実がある。言うことを聞かざるを得ない。」と発言していたらしい。
<ただ、民主党内には公明党と組むことに慎重な議員も少なくない。>
自民党内にも、本当は、もう公明党を切って、早く民主党の保守系
議員と連携すべきだという声が少なからずあるのだが。
現時点では、まだ民主党の議員と連携できるかわからないし。何分
にも次の選挙のことを考えるると、公明党の協力なしには、戦いよう
がないというのが、実情だ。^^;
* * * * *
昨日、自民党の森喜朗元首相も、公明党の会合に出席していたの
だが。<石川は、地元だしね~。(・・)>
森氏は、自民党と公明党の間がギクシャクしていることを懸念して
いるようで、まずは公明党の経済対策案をヨイショ。
『政府・与党でまとめた総合経済対策に盛り込まれた定額減税に
「ばらまき」との批判があることについて「あらゆる人に公平に渡す
のが政策だ。ばらまきしなかったらどうなるのか」と反論した。
<時事通信 31日より>』
そして、近時のウワサを意識してか、こんな話もしたようだ。
『自民党の森元首相は同じ会合で「自自公が一緒になる時、小沢さん
(現・民主党代表)がこだわったのは衆院の定数を300にしろと
いうこと。これは比例をなくせということで、公明党つぶしのためだ」
と強調。「公明党のみなさんも、自民党とすきま風ができたから民主党
が良いと思っていると、また(小沢氏に)やられますよ」と公明党の
支持者を牽制(けんせい)した。<朝日新聞31日>』
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
何だか、時間がないので、アレコレを書き並べてしまったのだが。
そんなこんなで・・・、一応、今の段階では、自民+公明の与党vs.
民主党+野党<&独自の共産党>という枠組みになっているものの、
自民党と公明党の連立政権も、どこでどう壊れるかわからないし。
民主党が、自民党に切り崩される可能性だって否定できないし。
また、今回は書かないが、自民党内での対立が激化した場合には、
小泉改革派が離党して新党を作るのではないかとか、党内のリベラル
派が民主党と連携するのではないかとかいう話もチラホラ出ているし。
今後の展開から、目が離せないぞ~!(**)
・・・というわけで、しっかり「政界ウォッチングぅ」をして、この
ブログでお伝えしたいと思っているmewなのだった。(@@。
<エドはるみさん、豪雨あり、照りつける太陽ありの中、昨日のマラ
ソン、頑張りましたね。ナイス・ランニングぅでした。"^_^"b >
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『政府・与党は29日、事業規模が11兆7000億円にのぼる総合経済対策を決定した。原油高対策が柱で、資金繰りに苦しむ中小企業への融資拡大や高速道路料金の引き下げなどを盛り込んだ。物価高に苦しむ一般家庭向けには、所得税と個人住民税から一定額を差し引く定額減税を本年度内に実施するほか、年金生活者など所得税を納めていない低所得者も恩恵を受けられるよう、老齢年金受給者などを対象に給付金を交付する。
減税と給付金は1年限りの特例措置で、規模や手法は年末の税制改正作業で詰める予定。対策の柱は、物価上昇に苦しむ国民や中小企業の支援だが、衆院選を控えた“ばらまき”の要素を持つ定額減税には批判も予想される。
実質的な財政支出を伴う「真水」は総額2兆円。このうち1兆8000億円を早急に確保するため、福田康夫首相は伊吹文明財務相に2008年度補正予算の編成を指示した。赤字国債の追加発行は避ける方針で、財政健全化との両立を図る。
具体的には、原材料価格の高騰で打撃を受けている中小企業の支援事業に9兆1000億円を振り向け、融資の円滑化などに取り組む。公立小中学校の耐震工事事業などに1兆9000億円を見込むほか、70歳以上の医療費自己負担の引き上げ凍結など高齢者医療対策に4000億円を投じる計画。
このほか、農漁業対策として食料自給率50%を達成するための工程表を策定し、融資を強化。非正規労働者の正社員への起用や、賃上げ後押しなども盛り込み、生活者の不安解消を目指す。
総合経済対策としての事業規模は、過去10年で最大だった1998年11月の24兆円超を大幅に下回るが、定額減税など追加施策が具体化すれば、再び補正予算が組まれる可能性があり、事業規模も拡大する。<中日新聞29日>』



