ねずみ花火大会の総裁選→国政選挙には、国民はもう騙されまい?!
2008年 09月 06日
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まだ本格的に総裁選も始まっていないと言うのに。もう解散総選挙の
日程が、取り沙汰されている。(@@。
共同通信5日は『自民、公明両党が臨時国会冒頭の「代表質問後の
衆院解散」を軸に「10月解散-11月総選挙」を模索していることが
4日分かった。自民党総裁選を経て内閣支持率が大幅に改善することが
前提。』と報じていた。[excite コチラ]
また読売新聞6日は、さらに具体的に、24日に国会召集、29日
に新首相の所信表明演説を。その後、各党代表質問を行った直後、
10月上旬に衆院を解散。「10月28日公示、11月9日投開票」を
軸に選挙準備を加速させる方針だと伝えている。<*1>
いわゆる国会冒頭解散というやつだ。(**)
もし11月に総選挙を行なうとなれば、あと2ヶ月しかない。
正式に公認が決まっていない小選挙区の候補者や、比例順位を早く
決めたり、選挙活動の準備をしなければいけないし。
何より公明党は、きちんと決め細やかなスケジュールを立てて、
選挙活動をするところなので、よほどの不測の事態が起きない限り、
上述のような日程で解散総選挙が行なわれることになるのではないか
と思う。<内閣支持率があまり上がらなかったら、考えちゃうかも
知れないけど?^^;>
* * * * *
これを見て、mew的には、「何だかな~」という気分になっている。
個人的には、早く解散総選挙をして欲しい&政権交代を実現して
欲しいという気持ちでいっぱいなんだけど・・・。
何か、華々しく総裁選&その勢いで総選挙という自公の作戦に、
そのまま乗るのも、イヤ~な感じもあるし。(>_<)
客観的に見て、こんな風に選挙だけを行なうための選挙管理内閣
を作ること自体、時間と費用のムダなのではないかと。<とりあえず
形だけ、大臣の引継ぎとか、(記念の?)名刺やハンコとかを作っ
たりとかするんだろうし。>
何より、所信表明演説と代表質問だけで、何もやっていない新政権
を、どうやって評価しろ、支持不支持を決めろというのか・・・と、
疑問に思ってしまう部分が大きい。(-"-;)nan-ka musekinin dayone
これから書く01年の小泉フィーバーによる総裁選→参院選の成功
だって、総裁選は3月、参院選は7月で、チョットは小泉内閣として
仕事はしていたわけだしね~。
まあ、その間(5月)に、貴乃花優勝の表彰式で「痛みに耐えて、
よく頑張った。感動した!」の例の名ゼリフを残し、それがさらに人気
を高めることになったのだけど。^^;
・・・これが、小泉元首相の参院選勝利に貢献した一番の大仕事に
なっていたかも?(>_<)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
自民党の重鎮(古ダヌキ)たちが<公明党も?>、政権の座をかけ
た衆院選を控えて、「華やかに総裁選→勢いで総選挙」という図式を
描いたのは、やはり01年の小泉フィーバーで、党の大ピンチが救わ
れた、あのミラクルが忘れられないからだろう。(**)
<逆に言えば、この思いがけぬイケナイ経験が、その後の自民党の
姿勢を狂わせて、また日本の平和主義を崩したり(日本を右傾化させ
たり?)、一般国民の生活をボロボロにすることにつながってしまっ
たのだけど。(ーー゛)>
自民党は、90年代から徐々に衆参で過半数をとって、単独与党を
維持することが困難になって来た。
しかも、98年に、同じ自由民主主義を前提とする新・民主党が結成
された上、小選挙区制が導入されたこともあって、衆参第一党をとって
政権を維持すること自体に不安を抱くようにもなっていた。
その不安と恐怖は、2000年代にはいり、ますます大きくなる。
00年に小渕元首相が脳梗塞で倒れ、森喜朗氏が首相に就任したの
だが。これが自民党の五人組(森、青木、野中、村岡、亀井)による
密室談合で決められたという批判を受けた上に、森氏が「神の国発言」
などなどの問題発言を連発。また、ろくな景気対策も行なわなかった
ことから、内閣支持率もどんどん低下して、ついには一ケタになった。
自民党は、00年の衆院選で過半数をとれず。もし01年の参院選
で議席を伸ばせなければ、公明党などと合わせても過半数割れをして
しまうおそれがあり。まさに崖っぷちまで追い詰められていた。(-"-)
そして、この時に、自民党の救世主となったのが、小泉純一郎氏
なのであった。(**)
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01年、自民党は、森首相のままでは持たないということで、9月
に行なわれる予定だった総裁選を、3月に前倒しする形をとった。
この総裁選には、橋本竜太郎氏、亀井静香氏、小泉純一郎氏、麻生
太郎氏が出馬したのだが、事前の下馬評では、橋本氏が有利だと言わ
れていた。
橋本氏は、当時、党内の最大派閥・橋本派の長で、首相経験もある
し、国民的な知名度&人気もあった<龍さまとして、女性人気も
高かった>からだ。、
他方、小泉氏は政界の中では、そこそこ目立つ存在ではあったが
<総裁選も3度目の挑戦・過去2回は100票に届かず>、一般国民
(特に政治に関心のない女性)には、そんなに知られていたわけでは
なかった。
しかし、当時、注目度バツグン&特に主婦層に人気のあった田中
真紀子氏が小泉氏の応援について、全国遊説に同行。それによって、
選挙カーの周囲には聴衆が集まり、またTVの朝昼のワイド・ショー
で毎日のようにその様子が取り上げられることに。そして、それを
見た人たちが、小泉氏に注目するようになったのだ。(ーー;)
小泉氏は、容姿もいいし、明るく個性的なキャラを持っていて、
話し方も、そこそこ上手い&オモシロイ。
<両方とも、mewの趣味じゃないんだけどね。(-"-)>
しかも、バブル崩壊後、長引く不況(失われた10年)に、疲労
感や閉塞感が漂う中、その明るさ、オモシロさ、そして「改革」
「自民党をぶっ壊す」などという言葉が、国民の心をどんどん惹き
つけることになった。
かくして、この総裁選で、小泉フィーバーが起きて、小泉氏は
党員票で大きくリード。亀井氏が途中で辞退をして、その議員票が
小泉氏に回った&勝ち馬に乗ろうとした議員が増えたこともあり、
橋本氏を大きく引き離して、総裁に当選してしまったのだった。(・o・)
* * * * *
それから、しばらく、マスコミ、特にTVの朝昼夕のニュース&
ワイド・ショーは、小泉ファンの期待に応え、毎日のように小泉氏の
発言や映像を伝えるようになった。
4月の新内閣の人事で、これまでの慣例を破って、各派閥の推薦を
受けずに、小泉首相自らが、閣僚を選んで任命したり、官邸からメル
マガも発行。<これらは、mewも評価したい。(・・)>
当初の内閣支持率は、何と90%近くに及んだ。(゚Д゚)
そして迎えた7月の参院選で、自民党は、議席数を大きく伸ばして、
公明党などと合わせて過半数を維持することに成功し、小泉さまさま
状態になったのだった。(**)
この後、小泉氏も派閥の長を務めていた清和会(旧・森派)は、
議員数が増えて、旧・橋本派を抜き、党内№1に。それに伴い、
森喜朗氏の党内での発言権もどんどん強まって行くことになる。^^;
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
その小泉氏を総理総裁に仕立てた、田中真紀子氏は<最初の内閣で
外務大臣になるも、翌年、辞任させられることに>、先日、こんな話を
していた。
『01年総裁選で、小泉純一郎元首相を応援し勝利に導いた真紀子氏。
「党内に風穴を開けたいという空気がある中、小泉さんという花火が
バーと咲いたので、みんなが『わーきれい』となった」と振り返る。
だが「今は燃えかすばかりで、線香花火のようにシュルシュルといって
いるだけ」と分析した。』
『総裁選へ出馬する麻生氏については「小泉さんのようなフィーバーは
起こらない」と予測した。』<スポーツ報知3日より>
何か今回の総裁選の顔ぶれを見ていると、mewには、線香花火と言う
より、大小のねずみ花火が、シュルシュル、ピューピューって、
いっぱい地面を這い回っているような感じもしてしまうのだけど。^^;
ただ、01年の小泉氏のミラクル大花火は、多くの自民党議員の心に
あまりに強烈に刻み込まれてしまったらしく・・・。
自民党は、党の理念や政策よりも、マスコミや国民の目を惹く華や
かな花火大会をしたり、「選挙の顔」を立てたりすることこそ政権を
維持する道だと勘違いしてしまう議員が増えてしまったのだった。(-"-)
<奇しくも、今日の毎日新聞には、「<自民総裁選>政策論議後回し
乱立で推薦人集めに奔走」というタイトルの記事が載っていた。
<*2 excite コチラ>
そして、そのために、03年の総裁選で、mewから見たら、自民党は
大きな過ちを犯してしまうのである。(>_<)
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現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
政局の最大の焦点である衆院解散・総選挙について、24日召集予定の臨時国会で新首相の所信表明演説と各党代表質問を行った直後の10月上旬に衆院を解散する方向で、自民党が公明党と調整に入ったことが5日、明らかになった。
麻生太郎幹事長ら5人以上で争われることになった自民党総裁選の余勢を駆って選挙戦に臨むほうが有利と判断したとみられる。自公両党は「10月28日公示、11月9日投開票」を軸に選挙準備を加速させる方針だ。
最終的な決断は総裁選で選任される新総裁(首相)によって行われるが、複数の与党幹部によると、9月29日に新首相が所信表明演説を行い、これに対する衆参両院での各党代表質問を10月1日から3日間の日程で行った直後、3日か6日のいずれかに衆院を解散する案を検討している。
公明党には「新内閣の支持率が最も高いタイミングでの選挙が望ましい」として、臨時国会冒頭の解散論も根強い。これに対し、自民党側は「1996年10月の衆院選で、所信表明演説と各党代表質問をせずに解散したところ、論戦を避けたとの批判が出た」との理由で難色を示し、代表質問後の10月上旬解散案が有力となったものだ。
自民党は、岩手1区など公認候補が決まっていない六つの「空白区」の候補者選考を党本部主導で進める方針だ。年末年始の解散を想定していた公明党と支持団体の創価学会も、衆院選の準備を前倒しで始めた。
衆院選の投開票日は、公示までに必要な準備期間を考慮すると、10月26日、11月2日、9日のいずれかとみられる。このうち、2日は「土曜日を含め3連休の中日のため、選挙日を設定するのはなじまない」(自民党幹部)との判断から除外する方向だ。
[読売新聞 2008年9月6日3時5分 ]



