2つの911~民主主義への策略terrorとも言える05年小泉総選挙の二の舞はしたくない
2008年 09月 12日
最新の記事一覧・・・9月分はコチラ 8月分は、コチラ
昨日は9月11日だった。私はこの日が来るたびに、2つの悪夢を
思い出して、イヤ~な気持ちに、本当に哀しくて、重~い気持ちに
なってしまう。
一つは、もちろん、01年の911NYテロ事件だ。exciteコチラ
この件は、また後日に書きたいが・・・。この事件が、単に3000
人近くの犠牲者を出しただけでなく、戦争をしたがっていたネオコン
米ブッシュ政権に「テロとの戦い」という大義名分を与えたこと。
そして、アフガン、イラクへの侵攻で、兵士だけでなく、10万人を
超えると言われる一般の市民や子供たちが命を奪われ、数え切れぬ者
たちが生活の場を失い、今も尚、戦いの中で恐怖に脅えていること。
また、これも小泉政権&自民党の話につながってしまうが。米国
べったりだった小泉元首相が、ブッシュ政権&日本の保守・タカ派系
議員たちのご機嫌をとるために、「テロとのたたかい」を支持して、
国会でまともに審議せず、国民の意思も軽視して、自衛隊の海外派兵
を決めてしまったことも、忘れてはいけないと思う。(-"-;)
そして、もう一つは、05年の911小泉総選挙である。
私は、その選挙戦を見ていて、「このままじゃ、日本がアブナイ!」
という思いがどんどん募って来て、このブログを立ち上げることになっ
たのだけど・・・。
それぐらい、あの総選挙は、私にとって、ある意味で、政治テロ
or日本の民主主義を崩壊させてしまうテロ(terror恐怖、脅威)にも
思えるようなものだったのだ。_(__)_
今回は、こちらのことをメインに書きたいと思う。
* * * * *
私が、あの05年の総選挙に、ある種の脅威、アブナさを感じたのは
小泉自民党が大勝したからではない。
その結果が出る前に、あの選挙戦の異常な状況を見て、これでは日本
の民主主義が壊れて、機能しなくなってしまうかも知れないということ
に、大きな恐怖や危惧感を覚えたのだ。(ーー;)
何が異常だったかと言えば・・・。今さら言うまでもないことかも
知れないが。あの選挙では、少なからずの国民が、小泉自民党の政策の
中身をほとんど知らないまま、それが後にどのような影響を及ぼすか
考えないままに、小泉劇場に興じていたからである。
しかも、本来は、国政や選挙において、国民に判断する材料を提供
すべきマスコミまで、その劇場中継に乗ってしまっていた。
その結果、少なからずの国民は、あたかも観劇料でも支払うかの
ように、自民党&その候補者に票を投じ、小泉自民党は予想をはるかに
上回る大勝をしてしまったのだった。(>_<)
私は、もし多くの国民が、小泉自民党の政策に賛同して、彼らの
応援に涌き、選挙に向かい、票を投じていたとしたなら、それはそれ
で理解できるし、仕方ないとも思うのだけど・・・。<もちろん、あの時
も、ちゃんと考えて、投票した人もいたとは思うけどね。>
もう当時は、経済格差がどんどん拡大して、改革の痛みに耐えられ
ない人がどんどん出ていたのに。自衛隊の海外派兵の仕方や、憲法
9条の改正の問題なども懸念されていたのに。
それゆえ、小泉人気が続いていたにもかかわらず、03年の衆院選、
04年の参院選と、自民党は、どんどん議席を減らしていたのに。(・・)
国民は、どんどん小泉「改革」のまやかしに、気付き始めていると
思っていたのに・・・。
あの05年の衆院選だけは、一体、何でそうなってしまったのか。
私には、いまだに十分、理解できないような異常な小泉旋風(という
よりタイフ~ン?)が吹き荒れたのである。(ーー;)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「今は最後まで読む時間がない」「長文を一気に読むのは、しんどい!^^;」
「でも、応援クリックはしてあげようかな」という方は、コチラで。
<できれば、あとで時間がある時に、残りも読んで下さいね~。(~~)>
人気blogランキング ←一つでも上位に、ご支援を!(~~)
にほんブログ村 ←お手数ですが、もうワンクリック。よろしくです。(・・)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
でも、後から少しずつ、当時の小泉陣営の作戦のことがわかって
来た。小泉陣営は、前年から、この郵政民営化を争点にした総選挙を
行なうことを想定し、様々な対策を練っていたのであった。
その内容が、私にとっては、またショッキングなものだった。(-"-)
詳しくはコチラの記事に書いたように、小泉陣営が委託した専門
スタッフが、国民のタイプを分析。
彼らは、いわゆるB層と呼ばれる「小泉内閣支持基盤 主婦層・子供
を中心、シルバー層 具体的なことはわからないが、小泉総理のキャラ
クターを支持する層、内閣閣僚を支持する層」をターゲットに設定。
そして、米国の選挙手法を参考に、「郵政民営化に賛成か、反対か」
という単純な図式の問いかけを、選挙の争点にしたのである。
あとは広告専門スタッフも策を練り、B層がよく見るワイド・ショー
や若者向けにはネットの掲示板などで注目されるような状況を作出。
ふだんは、選挙にはあまり参加していない彼らの関心を集め、小泉自民
党に投票をさせるように誘った(仕向けた?)のであった。(・・)
そして、哀しいかな、この作戦は見事にハマってしまった。(-"-)
<それは、その後の選挙&投票結果の分析でも明らかになっていた。>
誰だったか忘れたが、政治学者が「もし、あの選挙で、小泉氏が、
『郵政民営化に反対すべきだ』という主張をしたとしても、大勝した
だろう」と話していたのだが・・・。
要は、小泉自民党を支持した人の多くは、具体的な政策の中身を
問わないので、小泉氏がいいというものであれば、何でも支持を得た
であろうということだ。(--;)
ただ、それが、今のさらなる経済&生活格差の拡大(地域、医療、
教育、労働などの格差の拡大)や、後期高齢医療制度や年金などの
社会保障の問題、そして日本の軍事化や教育改悪の問題などに、
つながってしまっているわけで・・・。
小泉劇場に興じた分、ある意味で、自分で自分のクビをしめることに
なってしまった国民が少なくないのも事実だろう。(**)
* * * * *
実のところ、それ以前に、小泉元首相の諸政策に問題があると気付い
ていながら、小泉人気におぶさって政権を維持をしたいがために、小泉
氏の暴走を食い止めようとしなかった自民党に、ある意味では、もっと
大きな罪があるようにも思うのだけど・・・。
ともかく、自民党がコチラにも書いたように、01年に小泉フィー
バーが巻き起こった総裁選→参院選の勝利に続き、またまた自民党の
大きなピンチを救うことになった05年の小泉ミラクル総選挙に、
おいしい思いをしたのは確かで。
特に自民党の重鎮たちは、いまだにそれが忘れられずにいる。
彼らは、B層を中心とした一般国民の多くは、どうせ政策などのこと
はわからないor考えないのだから、ともかく人気のある「選挙の顔」
を立てて、派手なor興味深いパフォーマンスで惹き付ければ 選挙
では、何とか勝てるのではないかと期待しているのだ。
<まあ、ここまでピンチになると、もうそういうものに賭けるしかない
のかも知れないけどね。^^;>
自民党は、小泉退陣後に、2匹目のドジョウを狙って、今度は、翌年
の参院選で「選挙の顔」にすべく、当時、人気のあった安倍氏を総理
総裁に担いだものの、大惨敗しているのだが・・・。
それでも、まだ懲りていない。^^;
今回も、ミエミエの策略であることを承知で、人気がない&地味な
福田首相をおろして、派手な総裁選ショ~で注目&支持を集めて、
総選挙で何とか勝利という作戦を実行して来ている。(>_<)
<らんきーブログさんの、「冠婚総裁選」に座布団3枚かな?(~~)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「今は最後まで読む時間がない」「長文を一気に読むのは、しんどい!^^;」
「でも、応援クリックはしてあげようかな」という方は、コチラで。
<できれば、あとで時間がある時に、残りも読んで下さいね~。(~~)>
人気blogランキング ←一つでも上位に、ご支援を!(~~)
にほんブログ村 ←お手数ですが、もうワンクリック。よろしくです。(・・)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
総裁選に立候補した5人は、茶番劇と言われつつ、これから全国を
ドサ回り公演(講演?)するらしい。
昨日は、そのスタートとして、渋谷駅前で街頭演説会を行なった
そうなのだが・・・。
『麻生太郎幹事長(67)がマイクを握る。「景気対策が最優先だ」。
この日は得意の漫画の話題もなく、若者の反応はいま一つ。柵の外で
友達を待っていた茶髪の高校1年生、マイコさん(16)は「芸能人
なら興味あるけど、ぶっちゃけ迷惑」。一方、「麻生さんには親しみ
が持てる。民主党の政策は財源があいまい」と話した女子中学生は、
麻生氏が卒業した学習院の後輩だった。(毎日新聞11日より)』
<exciteコチラ>
「ぶっちゃけ迷惑」には、思わず笑ってしまったけど。"^_^"
<財源問題を語る女子中学生は脅威かも~~~?(@@。>
麻生氏は、チラッと自分を漫画オタクだと紹介した以外は、そのネタ
にはふれなかったようで。やっぱ、昨日も書いたけど、今回はマジで
総裁を狙っている自重気味の様子。
<そう言えば、今回は、秋葉原には行かないのかしらん?(・・)>
今回は、あまり「政策がない」と批判されるのもマズイので、ちょこ
っと政策論争をする形を演出。マスコミも、05年の反省もあってか、
政策面を重視した報道の仕方をしているような感じがある。
ただ、何分にも911トラウマがあまりに大きいためか、私の中で
は、また不安が募り出しているところもある。
たとえば、近時、TVでは、「次の総裁として、誰がいいか?」と
いう街頭アンケートをするコーナーを設ける番組が増えているのだが。
それぞれが自分の支持する人を選んだあと、その理由を語っているのを
きくと、「はぁ・・・」とため息をついてしまうことがあるのだ。(-"-;)
「明るい雰囲気がいい」「話が面白い」「はっきりモノを言うので、
頼もしいイメージがある」「何となく庶民的な感じで、親しみが持てる」
「女性だから」「若くて、元気ガよさそうだから」・・・
<ある番組では10人ぐらいに話をきいて、老若男女、ひとりも政策
のことを言う人はいなかったりして。(ーー;)>
~ ~ ~ ~ ~ ~
しかも、昨日、まさに911デ~に、その主役だった小泉元首相が、
TV各局の画面に(取材映像)で登場していたのを見て、さらに深い
ため息をつくことになってしまった。(-"-)
小泉氏は、都内ホテルで開かれた、小泉氏の偉大なるイエスマン・
武部勤氏とチルドレンが作る「新しい風」の出版記念の催しに出席
したのだが。そこでの挨拶で、こんな話をしていた。
「サッカーに例えると、前半のハーフが総裁選、後半のハーフが
衆院選。・・・政策だけじゃない。政策と人両方が大事。台本が同じ
でも役者によってまったく違うでしょう。誰がなったら民主党といい
勝負ができるのかを考えていかないといけない」
{(候補者は)全員が小泉内閣の閣僚だった。今の時点で、誰と
いうのはちょっと躊躇している。(水泳の)北島(康介)選手では
ないが、今のところは『なんも言えねえ』」(大きな笑いを誘う)
<mewがTVで目撃&各社報道を参考に。excite関連記事コチラ>
いや~、正直なところ、この「何も言えねえ」発言をきいた時は、
「うまい!さすが、小泉。やるな~。」と妙に感心してしまったりも
したのだけど。^^;<やっぱ、シャベリに関しては、天才かも?>
で、思わず、「コイツには、何も言わせたくねぇ」とつぶやいて
しまったのだけど・・・。(▽▽〆)
ここで、何とか支持を表明して欲しいと思っていた小池百合子氏本人
や支援している武部氏らは、ややガッカリした様子だったようだが。
<追記・何だか今見たお昼のFNNニュースでは、小泉氏は小池氏を
支持して、一票入れると、小池支持の衛藤氏や武部氏に語ったと
報じていたですぅ。(・・) *1 exciteコチラ>
でも、mewはホントに、もう2度と、悪夢の911総選挙の二の舞は
したくない。(**)
だから、そのためにも、何とか多くの国民に「選挙の顔の雰囲気」
だけでなく、どうか政策のことも考えて、投票して欲しいと・・・切に切に
願ってしまうmewなのだった。(@@。
THANKS
【下の2つのランキングに参加中です。
mewなりに、政治や社会の問題などについて書いて、より多くの人にそれを
伝えたいと思っているので、頑張れ~と思って下さる方は、クリックをお願い
します。m(__)m と~っても励みになるです。(^^♪
できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。・・・組織票はなく、
記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↓ 25位枠遠のく。(ノ_-。) ご支援、よろしくです。 m(__)m
人気blogランキング
にほんブログ村
↑ 1位も遠のく。(ノ_-。) アツい応援を、よろしくです。m(__)m
解散総選挙&政権交代に向かって、当ブログと一緒にウヨ保守系
の伏魔殿ランキングでコツコツと頑張り続けている生活重視のリベラル
&平和志向系ブログの応援キャンペーン中です。(^^♪
わんばらんすさん、喜八さん、とむ丸さん、秘書玲奈さん、お玉おばさん
へのアクセス&ご支援のクリックをよろしくお願いいたします。m(__)m
また、この他にリベラルor平和系のいいブログがた~くさんあるです。
現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
自民党総裁選に立候補している小池百合子元防衛相の選対本部の12日午前の会合で、選対本部長の衛藤征士郎元防衛庁長官は「10時から30分間、小泉純一郎元首相と会った。小泉さんは『オレは小池さんを支持する。小池総裁になれば、民主党の小沢一郎代表といい勝負になる』と言っていた」と報告した。
小泉氏は11日、競泳の北島康介選手が金メダルを獲得した直後に発した「何も言えねえ」を引き、意中の候補を明らかにしない考えを示していた。
衛藤氏の報告の後、小池氏は「小泉さんは『何も言えねえ』と言っていたが、(自分への支持を)言ってくれた。私は『超うれしい』だ」と喜んだ。
中川秀直元幹事長も「小泉元首相から強力なメッセージをいただいた」と歓迎。小泉氏の小池氏支持表明は総裁選の行方に一定の影響を与えるとみられる。<毎日新聞12日>』