自民党国対が、全省庁から野党への資料提供を事前チェックか?+中山が議員引退
2008年 10月 04日
*のついた報道記事は、記事の下のMore部分にあります。
自民党の中山成彬氏が、次の衆院選に出馬しないことに決めたという。
本人は、当初、閣僚は辞めても、今後は国会議員として政治活動を
続けて行くつもりだったようだが。地元の宮崎県連から、これでは選挙
が戦えないという声が高まっていたようなので、やむなく、出馬断念
をすることになったのではないかと思われる。(・・)
exciteコチラ
中山発言については、もう一度、機会があったら書きたいと思って
いるが・・・。<関連記事コチラなど>
今週、麻生首相や他の閣僚が、中山発言についてきかれる場面が
何回かあったのだけど。彼らは、まるで決まり文句のように「閣僚
としては、不適切な発言だった」と。やたらに「閣僚としては」を
強調している感じがあって。
mewは、それらをきいて、「じゃあ、国会議員や政治家としては、
不適切な発言ではないと思っているってこと?」と、何度もツッコミ
たくなったものだった。(ーー;)
<まあ、同じ超保守思想の持ち主で、失言癖のある人が多いとこを
見ると、やっぱ、一般社会のものの考え方や基準と、かなり大きな
ズレがあるのかな~って、思ったりもしたのだけどね。(・・)>
でも、ふつうは、地元の県連や支持者というのは、かなりの問題が
あっても、「先生」を擁護するものなのだけど。さすがに、宮崎県連
が出馬に難色を示したということ自体が、いかに国会議員としても
問題のある発言だったかを示すことになると思うし。
いつまでも日教組批判を繰り返す「先生」に、もう偏った思想や
思い込みでイッチャっている政治家には、付き合ってはいられないと
いう感じもあったのかも知れない。(**)
* * * * *
また、中山氏の後継者として、宮崎県の東国原知事が急浮上している
とのことで「何だかな~」と思ってしまう。(-"-) exciteコチラ
彼は知事になって、まだ1期めで、まだ2年も務めていない。しかも、
もともと保守的な考えの持ち主で、地元では自民党から地方or国政選挙
に出るのではないかと言われていたそうなのだが。実際には、知事選で、
自民党の候補2人を相手に戦って、いわば反保守&無党派層の代表と
いうことを売り物にして、勝っている。(・・)
それなのに、たった2年弱で知事の職を投げ出し、自民党公認or
無所属でも、自民党の支持を受ける形で衆院選に出るのは、あまりに
無責任だし、節操がないのではないかと思ってしまう。(ーー;)
<ちなみに、2人めの自民党候補を強引に擁立したのが、中山成彬氏
だという話もあって。自民党の支持が割れたことが、東国原氏の勝利
をもたらしたと言われている。^^;・・・あと、あの知事選で戦った
もう一人の自民党候補の持永氏は、残念ながら、この夏、沖縄の旅行中
に海の事故で亡くなって。ニュースを見た時は、驚いてしまった。>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「今は最後まで読む時間がない」「長文を一気に読むのは、しんどい!^^;」
「でも、応援クリックはしてあげようかな」という方は、コチラで。
<できれば、あとで時間がある時に、残りも読んで下さいね~。(~~)>
人気blogランキング ←より多くの人に読んで頂けるように、ご支援を!(~~)
にほんブログ村 ←お手数ですが、もうワンクリック。よろしくです。(・・)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
話は変わるが・・・。昨日、こんな報道記事が出ていた。
『自民党の国会対策委員会が農林水産省などに、民主党から資料要求
があった際は事前に自民党側に相談するよう求めていた問題で、
自民党国対が、全府省に対して相談するよう求めていたことが3日、
明らかになった。同党の村田吉隆国対筆頭副委員長が各府省の官房長
に直接指示していた。野党側は「自民党による事前検閲」と反発して
いる。<毎日新聞3日より>』(全文*1)exciteコチラ
関連記事*2
<仮に、資料提供のルールを作る必要があったとしても、何故、自民
党の国会対策を担う国対副委員長が、事前に相談を受ける形をとって
いるのか、私には理解不能だ。(-"-)>
これは、まさに長期政権を続けている自民党と役人が、いかに癒着
or結託しているかをあらわす例だろう。
彼らは、自分たちにとって不都合な情報は、野党や国民の目に触れ
ないように、操作してしまうのである。
それが、これまで、どんなにか国民に不利益を与えることに、つな
がって来たことだろう。(ーー;)
また、国民にとって重要な情報が与えられなければ、私たち国民は、
国政に関して判断する材料が得られないことになって、選挙などでも
きちんとした民意が反映できないことになる。<つまり、真の民主
主義の実現が妨げられることになってしまう。(`´)>
そして、先に言えば、このような状況を変えるためにも、政権交代
を実現させる必要があるのではないかと思うのだ。(**)
* * * * *
このニュースを見て、私は、ふと、94年に自社さ政権が作られた
時に、社会党の議員<誰だったか失念>がこんなことを言っていた
のを思い出した。
「与党になって、何に一番驚いたかと言えば、役人に指示すれば、
必要な資料をすぐに取り揃えて、持って来させることができるという
ことだった。これはスゴイことだと思った」というのだ。(**)
同時に、その人は、これが与党と野党の大きな差なのだと。
こんなに扱いの差があったら、野党はいつまでも国政の実態や真実
を知ることができないし。問題を追及して、国民に知らせることも
できず、野党のままでいることになる。
逆に、政府与党は、いつまでも、都合の悪いことは国民に隠して、
自分たちの思うように国政を運営して、権益を手に入れ、国民の
支持を失うことなく、与党のままでいるのだろう・・・というような
話もしていた。(-"-)
* * * * *
実際、野党の議員は、省庁にいくら請求しても、なかなか資料を
見せてもらえないのが実情だ。(ーー;)
近時、民主党が積極的に省庁の役人を呼んでヒアリング(聴取)
を行なっているのだが。たまに映像を見ても、役人たちは、問題の
ある部分はのらりくらりと交わして、やり過ごそうとするばかりで。
関連の資料も小出しをして来るので、なかなか真相が解明できな
かったりする。^^;
今は、法律ができて、各省庁に情報公開請求をすることができるが。
政府自民党や各省庁にとって都合が悪いところは、秘密保持のため
とか、個人情報保護のためだという口実で、重要な部分はすべて黒塗り
をされた形で出されるので、結局、一番知りたい肝心なことがわからず
じまいのままだったりすることも少なくない。(-"-;)
<何か黒塗りのいい例がないかと探してみたら、赤旗にスゴイ黒塗り
の資料の写真が載っていた。(コチラ) イラクの航空自衛隊の輸送
活動に関する資料だ。政府は、イラクの輸送活動は、国連の要請に
基づいて行なわれているという点を強調しているのだが。実際には、
大部分は、米軍の兵士や物資を運ぶ活動をしていると言われている。
で、それを確認したくて資料を請求しても、黒塗りの何もわからない
ようなものしか出して来ないのだ。>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
「今は最後まで読む時間がない」「長文を一気に読むのは、しんどい!^^;」
「でも、応援クリックはしてあげようかな」という方は、コチラで。
<できれば、あとで時間がある時に、残りも読んで下さいね~。(~~)>
人気blogランキング ←より多くの人に読んで頂けるように、ご支援を!(~~)
にほんブログ村 ←お手数ですが、もうワンクリック。よろしくです。(・・)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
去年、ついに民主党が明るみにした年金記録の問題も、実はもっと
早くから、長妻議員らが国会で何度も質問をしていて、安倍首相&政府
は調査報告を手にしていたのだが。それを、なかなか公表しようとしな
かったのである。(`´)
昨日も年金記録に関して、こんなニュースが出ていた。
『厚生年金の記録改ざん問題で、改ざんの疑いが濃厚とされていた
6万9000件を含め、不自然な記録が延べ143万9000件に
上ることが3日、社会保険庁の調査で明らかになった』
『調査は民主党で2年にわたり、年金記録問題を追及してきた長妻昭
政調会長代理が先月25日に提出した質問主意書がきっかけだった』
という。<読売新聞3日より・全文*3>
これも、以前からずっと「おかしい」と指摘されていて。先月に
なってやっと舛添大臣が事実を認めて、調査を始めたものだ。、
* * * * *
ついでに、というわけではないが。昨日はこんなニュースも出て
いた。
『沖縄返還直前に日米両政府高官が交わした3通の秘密文書に対する
情報公開請求に対して、外務省と財務省は3日までに、文書の「不存在」
を理由に非開示と決定した。決定は2日付。
公開請求したジャーナリスト原寿雄さんらは3日、通知を受けて記者
会見。決定に対する異議申し立てや取り消し訴訟を近く行う方針を明らか
にした。
請求したのは、1971年6月12日付の秘密合意書簡など3文書。
沖縄返還をめぐっては、米側負担と定められた軍用地の原状回復補償費
400万ドルを日本側が肩代わりする密約など、複数の秘密合意がある
ことが米側公文書で裏付けられたが、日本政府は一貫して否定している。
外務省などは今回「該当する文書を保有していない」と回答。原さんは
「日本政府は従来の態度を変えないという選択をした。国際的にみても
非常識」と批判した。
請求人の1人で、密約をめぐる外務省極秘公電のコピーを入手し国家
公務員法違反容疑で逮捕、起訴された元毎日新聞記者西山太吉さんも
「政府が正式にもう一度うそをついたことは深刻。訴訟までいかざるを
得ない」と述べた。<共同通信3日>』
この件に関しては、「西山事件」<コチラwikipedia>などを参照して
頂きたいのだが・・・。
実のところ、上述のように、もう米国では、この密約に関する記録が
機密解除されて閲覧可能になっており、日本でも当時の関係者が密約が
あったことを証言しているのだが。
『財務省は不開示決定通知書で「行政文書の保管場所を探索したが、
対象文書を作成、取得した事実は確認できず、廃棄の記録もなかった」
とした』とのこと。<時事通信3日より>
まあ、実際のところ、誰かがどこかに隠してしまったのか、捨てて
しまったのか、本当はあるのに「ない」と言っているのか・・・その
真相を知る術もないのだけど・・・。
戦時中のことも含め、日本では、政府や軍部にとって都合が悪いと
思われる書類は、ほとんど廃棄または隠匿されてしまったため、真実
を究明できないまま終わってしまっていることが、あまりにも多い。
<しかも、いわゆる歴史認識の問題でも、何かの事実を指摘される
と、証拠が残っていないことを理由に、そんな事実はなかったと否定
する人たちが多かったりするし~。(ーー;)>
* * * * *
何だか自民党の人たちは、「議院内閣制においては、政府与党は
一体なのだから、自民党と各省庁が情報を共有するのは当然だ」と
開き直っているようなのだが。(-"-)
長い間、一体になっていると、お互いに不都合なことを共有して
いる部分も大きくなってしまうし。それで、自民党も野党や国民に
教えたくないことが増えてしまうのだろう。^^;
だったら、自民党以外の政党に与党になってもらって、各省庁と
情報を共有してもらえれば、それをもっと国民に提供してくれる機会
が増えるのではないだろうか?(・・)
・・・というわけで、やはり次の衆院選では、政権交代を実現させ
なければという思いをますます強くしたmewなのであった。(@@。
THANKS
【下の2つのランキングに参加中です。
mewなりに、政治や社会の問題などについて書いて、より多くの人にそれを
伝えたいと思っているので、頑張れ~と思って下さる方は、クリックをお願い
します。m(__)m と~っても励みになるです。(^^♪
できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。・・・組織票はなく、
記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↓ 25位枠遠のく。(ノ_-。) ご支援、よろしくです。 m(__)m
人気blogランキング
にほんブログ村
↑ 1位も遠のく。(ノ_-。) アツい応援を、よろしくです。m(__)m
解散総選挙&政権交代に向かって、当ブログと一緒にウヨ保守系
の伏魔殿ランキングでコツコツと頑張り続けている生活重視のリベラル
&平和志向系ブログの応援キャンペーン中です。(^^♪
わんばらんすさん、喜八さん、とむ丸さん、秘書玲奈さん、お玉おばさん
へのアクセス&ご支援のクリックをよろしくお願いいたします。m(__)m
また、この他にリベラルor平和系のいいブログがた~くさんあるです。
ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
、
*1
『自民党の国会対策委員会が農林水産省などに、民主党から資料要求があった際は事前に自民党側に相談するよう求めていた問題で、自民党国対が、全府省に対して相談するよう求めていたことが3日、明らかになった。同党の村田吉隆国対筆頭副委員長が各府省の官房長に直接指示していた。野党側は「自民党による事前検閲」と反発している。
村田国対副委員長によると、野党の各府省への資料請求が膨大な量に上ることから、資料請求のあり方などについて自民党国対として民主党側にルール作りを申し入れている。このため、実態把握の観点から9月12日に各府省の官房長に「ルール作りのために実態把握が必要なので相談してほしい」と求めたという。内閣総務官室も自民党国対の意向を受け、各府省の国会担当者に指示していた。
農水省はこれを受けて9月12日付で「野党からの資料要求には、各省庁限りの判断で資料を提出することは厳に慎み、自民党の国対筆頭副委員長に相談すること」との文書を省内に出していた。
3日午前の閣議後に開かれた各閣僚の記者会見で二階俊博経済産業相は「確かめてみたが、国会活動を制約する意図は感じられない」と述べ、「事前検閲」の意図はないと説明。金子一義国土交通相も「これまでも資料は出してきたし、変わりない」と話し、実態として影響はないと強調した。<毎日新聞3日>』
*2
『自民党国会対策委員会が全府省庁に対し、民主党から資料要求があった際は事前に相談するよう求めていたことが明らかになった。厚生労働省が発表した「改ざんの疑いがある厚生年金記録約75万件」を引き出した民主党議員提出の質問主意書への回答も、厚労省が自民党の要請に沿って事前に報告していた。民主党は強く反発しており、6日から始まる衆院予算委員会でこの問題を取り上げて追及する方針だ。
「なぜ民主党には言わず、自民党には言ったのか」。3日の民主党厚労部門会議で、長妻昭衆院議員らが迫ると、厚労省の担当課長らは「自民党から要請があったからだ。政府と与党は一体だ」と抗弁した。
長妻氏は9月25日に主意書を提出、答弁書は3日閣議決定された。厚労省は2日、民主党には「閣議決定前」を理由に知らせない一方で、自民党には「非公式に」(幹部)知らせていた。
問題は9月12日に端を発する。自民党の村田吉隆国対副委員長が野党の資料請求が膨大な量に上るとして、各府省庁の官房長に「ルール作りのために実態把握が必要なので相談してほしい」と要求。内閣総務官室も各府省庁の国会担当者に相談を指示した。
政府・与党は「事前検閲ではなく、実態把握」と主張。自民党の大島理森国対委員長は3日、記者団に「ある議員からの要求には2055人、延べ4350時間の膨大な事務作業と時間外手当がかかった。ルール作りのため実態を教えてくれということで、それ以上でもそれ以下でもない」と強調した。
民主党の反発には「省庁の資料から不祥事を暴いて追及する」という党のセールスポイントが脅かされかねないという認識がある。鳩山由紀夫幹事長は3日の札幌市での講演で「改ざんされた記録はもっとあると思う。『もっと隠ぺいし、民主党に素直に情報提供してはダメだ』と自民党国対が言ったんだろう」と批判した。<毎日新聞3日>』
*3
『厚生年金の記録改ざん問題で、改ざんの疑いが濃厚とされていた6万9000件を含め、不自然な記録が延べ143万9000件に上ることが3日、社会保険庁の調査で明らかになった。
舛添厚生労働相は、改ざんの可能性もあるとしている。総数が100万件超となるおそれもあり、麻生首相には大きな痛手となりそうだ。与党内では衆院選への影響を懸念する声が強い。
「ふざけた話だ。こういった話はきちんと厳正にやっていく以外にない」
麻生首相は3日夜、首相官邸で記者団にこう語り、原因究明や記録確認を急ぐ考えを示した。
調査は民主党で2年にわたり、年金記録問題を追及してきた長妻昭政調会長代理が先月25日に提出した質問主意書がきっかけだった。舛添氏は答弁書を決定した3日の閣議直後の記者会見で、急きょ調査結果を一覧にしたパネルを用意して事実関係を説明した。
素早い対応は、年金記録問題が明るみに出た安倍政権で、政府の対応が後手に回り、国民の強い反発を招いたことが、昨年の参院選惨敗につながったことへの反省からだ。
ただ、舛添氏はこれまでに、一部の記録改ざんに社保庁職員がかかわっていることを認めており、組織的な不祥事に発展する可能性もある。社保庁幹部は3日の民主党の会議で、公表に先立ち、自民党国会対策委員会に調査結果を伝えたことも明らかにしており、批判はさらに強まりそうだ。
年金記録を巡っては、改ざん問題以外にも、該当者不明の大量の記録漏れ、記録原本である約8億5000万件の紙台帳の全件照合など課題は山積している。
自民党は衆院選を見据えて社保庁改革の姿勢をアピールするため、2010年1月に発足する後継組織「日本年金機構」で、改ざんに関与した社保庁職員を採用しないなどとする同機構法改正案を今国会に提出する方針だ。首相は3日夜、「事実なんだから(調査結果を)出した方がいい。妙に隠すのはやめた方がいい」と舛添氏の対応を評価した。
しかし、与野党の論戦が本格化する衆院予算委員会を6日に控えた時期だけに、自民党内は「公表は最悪のタイミングだ」(幹部)との声が大勢だ。
(2008年10月4日01時41分 読売新聞)』