米大統領選に見る主権者としての国民のあり方+麻生窮地の中、日本の総選挙は1月に?
2008年 11月 06日
昨日、アメリカの大統領選挙の開票が行なわれて、民主党のオバマ氏
(49)が大勝。第44代の大統領になることが決まった。"^_^"
また、日本の衆議院に当たる下院議員の全議員の選挙や、参議院に
当たる上院の一部の選挙も行なわれたが、下院は圧勝。上院も議席を
伸ばして、2院とも民主党が上位になった。(・・) exciteコチラ
オバマ氏は、ケニア人の父とハワイ在住の米国人の白人の母の間に
生まれたいわば黒人と白人のハーフなのだが。黒人の血を引く大統領の
誕生は1776年の建国以来、また1964~5年に黒人が公民権を得て
から初めてのことで。長い間、人種差別が続いて来た米国では、まさに
歴史的&画期的な大統領選となった。(^^♪
そして、これはまた、8年間続いたネオリベ・ネオコン(新自由
主義、新保守タカ派主義)の共和党・ブッシュ政権の政策に、国民が
明確に「NO!」を突きつけたということでもある。(**)
* * * * *
昨日は朝から夜まで、日本のTVでも米大統領選の様子や開票状況、
オバマ氏の当選スピーチの映像をなどが流れていて・・・。
それらを目にしながら、mewはずっと「いいな~、いいな~」と
羨ましくてたまらなかった。(+_+)
ついつい「あ~あ、本当なら、日本ももう選挙が終わってたかも
知れないのにな~」と思ってしまったりもした。(-"-)
<9月の予定では、米大統領選の前に総選挙を終わらせることに
なっていたんだもんね。(・・)>
そして、もしかしたら、戦後の憲政史上の中で、初めて大きな壁を
越えて、選挙での政権交代という、日本の民主主義にとって歴史的な
新たな一歩を踏み出していたかも知れないのに・・・。(-"-;)
米国は、ブッシュ政権の失政を省みて、とっとと国民の力で、国の
あり方を変えようと、政権政党を交代させた。
そして、これまで長い間、高くそびえ立って来た人種の壁を乗り
越えて、未来に向かって、新たな大きな一歩を踏み出した。(**)
米国の経済状況や格差問題、イラク、アフガンに関する問題などは、
日本より何倍も深刻だと言われているが。ここで政権&リーダーが
代わったことにより、国民も心機一転モードになって、前向きな
気持ちで、困難に立ち向かおうとすることだろう。(・・)
なのに、わが日本は、その米国のネオコン、ネオリベ政策に付き
合って、経済や社会のシステムや状況も、国民生活の状況もボロボロに
なりつつあるのに。折角、戦後、ずっと守り続けた平和主義も壊され
かけているのに。
いまだに、いつ解散総選挙が行なわれるかわからないようなグダグダ
した状況の中にいる。_(。。)_
* * * * *
いや、もし国民が麻生自民党に、この泥沼化しつつある状況からの
救済策を期待しているなら、また私もそれを期待できるなら、何も
文句を言うつもりはないのだ。(・・)
でも、読売新聞が1~3日に行なった世論調査では、麻生内閣の
支持率は40・5%(前月比ー5・4)に低下し、不支持率は41・9%
(同+3・3)で。政権発足後たった1ヶ月で、不支持率が支持率を
抜いてしまったという。^^; <*1>
また、『麻生内閣の金融危機への対応を聞くと、「評価する」は
42%にとどまり、「評価しない」の46%が多かった。
追加景気対策のうち、総額2兆円に上る定額給付金支給を「評価する」
は38%にとどまり、「評価しない」56%が多かった』そうだ。
この追加経済対策の目玉であるはずだった定額給付金については、
いまだに高額所得者への給付金をどうするかでもめているのだが。
<exciteコチラ>
当ブログにも何度も書いているように、国民はその場しのぎの
バラ撒きよりも、もっと根本的に生活が安定するような、また将来
の生活に不安を覚えないような対策を求めているように思われる。
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ただし、『衆院解散・総選挙を当面先送りする考えを示したことに
ついては、「評価する」56%が、「評価しない」33%を上回った』
そうなので、その判断を責められないのかな~とも思うけど・・・。
この辺りはまた書きたいけど。このままズルズルと行けば、麻生
首相は、公明党や自民党の議員から見放されて、孤立化を深め、
何かをしたくても、動くに動けなくなってしまうおそれが強いし。
そうなれば、国民もまた救われる者も救われなくなるようなことに
なりかねない。(**)
それこそ昨日も、脳疾患を起こした妊婦が、救急搬送されたものの
複数の病院に受け入れられかったというケースが発覚したのだが。
経済的に重篤な状況にある者には、早く手当てを講じないと、本当に
助かる者も助からなくなってしまうし。
国民はいつまで立っても、前向きな気持ちにもなれないし。明るい
展望も持てないまま、じっと待っているしかなくなってしまう。(-"-)
* * * * *
ただ、ここに来て、1月総選挙説の話がチラホラ出て来た。
まあ、ともかく早期解散を願う公明党や、民主党関係者のことを
考えて、そう言うしかないのかも知れないけど・・・。
『自民党の大島理森国対委員長は4日夜、兵庫県尼崎市で開かれた
公明党衆院議員の会合で講演し、衆院解散・総選挙について「年内は
選挙はない。来年は1月1日から選挙態勢に入ってください」と述べ、
年明け以降の衆院選を念頭に準備すべきだとの見解を示した。<時事
通信4日>』
『民主党の小沢一郎代表は4日、党本部で開かれた役員会で、衆院解散
総選挙について「私の判断では年明けの冒頭にある」と述べ、来年1月
の通常国会冒頭までに行われるとの見方を示した。そのうえで「選挙が
年越しになった場合、元気に年末年始を送れる態勢をとっていく」と
述べ、解散先送りに伴い資金面での不安を訴える党内の声に配慮する
考えを明らかにした。<毎日新聞4日より>』exciteコチラ
実は、先日、コチラのTheCommonsの記事にこんな話が載っていた。
『正月に選挙をやるというのは珍しい。珍しいが戦後では2回ある。
1949年と67年である。そのうち1949年は少数与党の第二次
吉田内閣が政権基盤を強めるために行い大勝した。弱小派閥の麻生総理
が自らと重ね合わせて「験をかつごう」と思えば、まさにぴったりの
時期である。』
麻生首相は、祖父の吉田茂元首相をかなり意識しているようで、
党総裁に当選した時の挨拶でも、わざわざ吉田氏の話を引き合いに
出していた。<ハマキを吸うのも、吉田氏のマネらしい。^^;>
とすれば、彼が、おじいちゃまと自分を重ね合わせての逆転ロマン
に賭ける可能性も否定できないかな~と思ったりした。(・・)
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話を、米大統領選のことに戻そう。
今回の大統領選を通じて感じたことは、色々あるのだが・・・。
個人的に一番嬉しかったのは、オバマ氏が大勝をしたことによって、
米国民がネオコン、ネオリベ政策を推し進めたブッシュ&共和党政権に、
NO!と言ってくれたことで。
それは、何より世界の平和や経済の安定に寄与するものだと思うし。
また、ブッシュ&共和党政権を支持して、日本の軍事化を進めようと
して来た日本の小泉、安倍、麻生氏らの保守系タカ派の政治家たちや、
それを支えた自民党を。そして、米国型の新自由主義を強引に持ち
込んで日本の経済、社会のシステムや国民生活をボロボロにした小泉
氏&自民党の政策が否定されることにも、つながるのではないかと
思うからだ。(・・)
そして、この件は機会があったら、改めて書きたいのだけど。
米国民が、バラク・オバマ氏という黒人の血を引き、人種や宗教や
地域性を問わないグローバルでボーダレスな人を、大統領に選んだ
ことに、国民の意識の大きな変化を感じたりもした。(++)
でも、たぶん一番強く感じたのは、米国はやっぱり民主主義の国で、
国民が主体的になって、その時々の国の状況を考えながら、自分たち
が支持すべきリーダーや政党を考えているということだ。(**)
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おそらく、そこには長い間続いている二大政党制&政権交代の歴史
があるからだとは思うのだけど・・・。
米国民のいいところは、「やっぱ、あの政権や政策はよくなかった」
と思ったら、政権交代した方がいいと考えることである。(**)
ブッシュはダメ、共和党はダメと思えば、上院の中間選挙の時から、
民主党に勝たせて、政権にプレッシャーをかけて行くし。
今回の大統領選や議会議員の選挙でも、オバマ氏云々の前に、
「ブッシュ共和党は失政をしたので、ここは民主党に代えるべきだ」
という意見で、民主党を支持した人も多かったように思う。
つまり、失政の責任は、きちんと選挙で追及するのである。(・・)
また、今回オバマ氏が、一時はマケイン氏に支持率で並ばれかけ
ながら、最後には大差をつけた大きな要因に、金融危機があった
からだと思われる。<実際、出口調査では、6割の有権者が、経済
対策を主に考えて投票したという。>
今回の金融危機は、米国にとってあまりにも打撃が大きいもので、
さすがに「小さな政府」<国は民間、国民には、できるだけ何もしない
のが一番という考え>を推し進めて来たのブッシュ大統領でさえ、公的
資金の導入を行なうことを決意したほどの状況なわけだが・・・。
米国民たちも、その状況を見て、やはりこの危機から国や国民を
救済するのは、リベラルな経済・社会政策(修正された自由主義)を
とる民主党の方が適しているのではないかと考えた人が多かったの
ではないだろうか?(・・)
つまり、彼らは、国や国民の状況によって、各政党やリーダーの
適性というものを見極めて、投票しているのである。(**)
* * * * *
これらを見て、やはり米国民は、大統領にせよ、政治家や政党に
せよ、自分たちの意思を反映すべく、自分たちの利益のために使う
ものだという主権者意識が、かなり強いんだな~と実感させられる
部分があった。(・・)
国民は、この大統領や政党の方向性が誤っていると思えば、
ちゃんと選挙を通じて、ダメ出しもするわけで。
そうすれば、国や国民の根本的なあり方を、変えてしまうことも
できるのだし。
そして、主権者たる国民が、このような観点から、リーダーや
政治家や政党を選ぶことによって、彼らは国民の意思や反応を意識
して、国政を行なわざるを得なくなる。
となれば、日本みたいに、自民党がいくら失政を繰り返しても、
とりあえずアタマをすげ替えて、雰囲気を変えれば、何とか政権を
維持できる・・・でも、反省がないから、また別の形で執政を繰り
返すというような悪循環もなくなるわけで。(-"-)
できるなら、今回の米大統領選から、政権交代が可能な仕組みの
大切さ、そして国民が政権政党を選べることの大切さを、実感して
欲しいな~と。
そして、国民が国のあり方を大きく変えられることを知って欲しい
な~と思うmewなのだった。(@_@。
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読売新聞社が1~3日に実施した全国世論調査(電話方式)によると、麻生内閣の支持率は40・5%(前月比5・4ポイント減)に低下し、不支持率は41・9%(同3・3ポイント増)に増えた。
内閣発足から1か月余りで、不支持率が支持率を上回り、逆転した。
麻生首相が米国発の金融危機への対応を優先し、衆院解散・総選挙を当面先送りする考えを示したことについては、「評価する」56%が、「評価しない」33%を上回った。ただ、麻生内閣の金融危機への対応を聞くと、「評価する」は42%にとどまり、「評価しない」の46%が多かった。
追加景気対策のうち、総額2兆円に上る定額給付金支給を「評価する」は38%にとどまり、「評価しない」56%が多かった。一方、高速道路料金の大幅な引き下げは「評価する」56%が「評価しない」37%を上回った。
首相が、行政改革実現と景気回復を条件に、3年後に消費税率を引き上げる考えを表明したことについては、「評価する」42%、「評価しない」51%となった。
政党支持率は自民が32・4%(前月比6・3ポイント減)と大幅に減らした。民主は23・4%(同0・9ポイント減)だった。次の衆院選の比例選で投票しようと思う政党は自民32%、民主31%となった。自民は7ポイントの大幅減で、民主は1ポイント減だった。
(2008年11月3日22時13分 読売新聞)