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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガからガラガラポンの政界大編成を希望。左右問わずmew基準で、政治や競馬、スポーツなど。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

自民も郵政民営化見直しか?+麻生「医師は常識欠落」&幼稚園でW失言+soccer

 最新の記事は、11月分・・・コチラ、10月分・・・コチラ 
*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。

 サッカーW杯の最終予選の第3戦、日本代表は、アウェイでカタール
と対戦し、3-0で快勝。勝ち点を7に伸ばした。(~~) exciteコチラ

 同日、行なわれた同じA組の試合で、オーストラリアが勝って、勝ち
点9で1位キープ。来年2月のオーストラリアとの直接対決が、W杯
出場するために、大きな鍵となる1戦になりそうだ。(・・)

 今日はサッカーファンには、思い出したくない「ドーハの悲劇」が
あったサッカー場での試合。しかも、日本代表は、これまでカタール
と5戦2勝3分けと相性が悪く・・・。^^;
 さらには、中澤らのレギュラー選手が故障で出場できないし。俊輔
も膝の故障の状態が不安だったし。何かこれに負けたら、岡田監督が
更迭かなんて話も出てるし・・・。(-"-)

 何かイヤ~なムード&深夜で眠気が漂う中、試合を観戦し始めたの
だけど。<正直なところ、昨日はかなり眠くて。もしいつもみたいに
ダラダラした試合をしたら、途中で眠っちゃうかも~と思ったりも
してたんだけどね。^^;>

 でも、今日のゲームは、みんなよくスピーディに動いていて、眠気も
す~っかり吹き飛ぶ感じに。(**)<もしかして岡田JAPANが
始まって以来、一番いい試合だったかも。>

 不安視されていたDFも、この4月に32歳で初の日本代表入りを
果たして会見で涙していた「寺田さん」(by俊輔)が、しっかりと守って
零封できたし。<周囲のサポートもGOODだった。>
 若い内田、長友も前に後ろに、よく動き回っていたし。敵陣にいる時、
みんなが前を向いていて、ゴールを目指そうとする姿勢もよかったし。
点のとり方<内田パスから田中シュート→玉田がミドルでドン!→
セット・プレーから闘莉王ヘディング>や時間帯もよかったしね。"^_^"

 ・・・というわけで、急に日本代表への期待度もぐ~んとアップ。
今日は、と~ってもご機嫌なmewなのだった。(@_@。

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ 

 昨日、気になった麻生発言のニュースを二つ・・・。

 一つは、郵政民営化の株式売却凍結に関する発言、もう一つは、
「医師は社会常識が欠落」失言なんだけど。
 両方とも、衆院選での支持票の行方が絡んでいたりするので、尚更に
興味深かったりする。(・・)

<もひとつオマケで、麻生首相は昨日、幼稚園のPTAの会合に出たの
だけど。相手を先生たちだと間違えてしまったのか、親たちに向かって
「妹が幼稚園の先生をしていたので苦労を聞かされた」「お子さんの
後ろに付いている親で苦労している人もいると思う」とか話していたん
だって。^^; *1>

* * * * *

『麻生首相は19日夜、日本郵政グループの株式売却について、「凍結
した方がいい」と述べ、当面は見合わせる考えを表明した。
 首相は、「こんなに株が下がっている時に、しゃにむに売らなくちゃ
いけない話があるか。株は高くなった時に売るのが当たり前だ」と述べ、
株式市場の低迷を売却凍結の理由に挙げた。

 その上で、「民間になった会社がもうかるような制度にもう1回考え
直す必要がある」と指摘し、持ち株会社の日本郵政会社の傘下に、郵便
局会社と郵便事業会社に金融2社を加えた計4社を収める体制を見直す
可能性もにじませた。ただ、「また国営化すると言う人がいるが、それ
は違う」とも述べた。<読売新聞19日より抜粋>』exciteコチラ

 政府の郵政民営化計画では、同グループのゆうちょ銀行とかんぽ生命
保険の金融2社の株式を2010年度にも上場し、17年9月末までに
全株を売却する予定になっている。

 でも、そもそも自民党の中には、郵政民営化自体や、小泉ー竹中的な
民営化のやり方に反対している人が多かったし。<それなのに、多くの
議員が、選挙で小泉人気に頼りたいがために、賛成しちゃったのが、
ムカつくというか、ホント無責任だと思っちゃうのだけど。(`´)>

 それに、麻生陣営としては、もともと超保守仲間で、思想的にも
つながりがある郵政造反離党組の平沼グループや国民新党の議員たち
の復党or連携を強めたり、彼らのバックにある郵政票が欲しかったり
するとこもあって。
 既に、自民党の中に、民営化見直しの勉強会を作ったり、国民新党
との間で、ちょこちょこ協議を進めたりしている。(**)

<参考記事『<郵政株>自民が路線転換 背景に「票」頼み』 (毎日
新聞)を*2にアップ>

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 実は、麻生首相は12日にも、国民新党の綿貫代表らと会っている。

 綿貫代表は、麻生首相に『昨年参院で可決した郵政株式売却凍結
法案について「株を金融不況の時に売ったら大変だ。衆院で可決、成立
させてほしい」と要請した。首相は「うん、そうか」とだけ応じたと
いう。<毎日新聞12日>』

 郵政事業の完全民営化阻止を最大の目標にしている国民新党は、
今は、民主党と連携しているのだが。民主党があまり郵政関連の法案
に熱心に動いてくれないことに不満を抱き始めている。^^;

『「自民党が郵政民営化見直しでかじを切るかもしれない。民主党が
本気でやらないと参院での(国民新党の)会派離脱もある。選挙協力
も分からない」。14日に国会内で行われた民主、国民新両党の定例
政策協議で、国民新党の亀井静香代表代行が言い切った』という。*2

 亀井氏は、19日の会見でも、「「(見直し法案の採決が)参院での
統一会派を維持する条件」とし、今国会で同法案が採決できない場合は、
民主党との参院での統一会派を解消する考えを示しており、民主党も
これを受けて、採決に前向きな姿勢を見せ始めた。(・・)

 ただ、国民新党としては、もうすぐ自分たちを切った、あの憎き小泉
元首相も引退していなくなるし。思想的には麻生自民党の方が合うわけ
で。<衆院選後の政界再編で手を結ぶ可能性がかなり高いと考えられて
いるのだが。>
 もし民主党が動いてくれないなら、衆院選前に自民党と連携すると
いう選択肢も十分にあるし。麻生自民党の方も、ここで、国民新党と
組めば、全国で20万票あると言われる郵政票が得られるだけに、
ここから積極的に動いて、民主党との綱引きをする可能性が出て来た。

* * * * *

 でも、自民党は、05年の総選挙で郵政民営化を訴えて圧勝している
わけで。それなのに、次の総選挙では、見直しを訴えて戦うことになる
とすれば、あまりに節操がないのではないか、という疑問や批判が出る
おそれが十分にある。(ーー;) 

 しかも自民党内には、中川秀直氏を筆頭に、小泉改革派の議員が、
100人以上おり、彼らから大きな反発が出るのは必至だ。(・・)
 実際、『中川秀直元幹事長は19日、「株式売却凍結をのんだ修正案
になれば、断固反対する。売却益は国民に還元すべきものだ」と批判』
していて。今度は、郵政見直し案に造反組が出て、逆の形で離党する
&党が分裂するような事態になるおそれもある。(・o・)

 この件も含め、自民党の分裂の可能性に関しては、また改めて書き
たいのだが・・・。
 麻生首相があまり解散を先送りして、しかも、かじとりを間違える
と、衆院選前にプチ政界再編が起きるかも知れない。(**)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 次に、麻生首相が、昨日、「医師は常識が欠落している人が多い」と
発言をして、すっかりヒンシュクを買ってしまったようだ。(・o・)

<たぶん、「おまえにだけは、社会常識が欠落しているとは言われたく
ない!(`´)」って、思った医師&国民が多かったでしょ~ね。^^;>
 
『麻生太郎首相は19日、首相官邸での全国都道府県知事会議で地方の
医師不足への対応を問われ、「自分で病院を経営しているから言うわけ
ではないが、医者の確保は大変だ。(医師には)社会的常識がかなり
欠落している人が多い。うちで何百人扱っているからよく分かる」と
述べた。地方の医師不足の原因が医師側にあることを指摘したものだが、
日本医師会など業界団体が反発するのは必至だ。<毎日新聞20日より>』

<実はmewは、麻生氏が医療に関わる話をする時に、「自分は病院を
経営している」ってよく言うのも気になっているのよね。医師や患者
の立場からを考えなければならないことに関して、病院経営者の観点
から、ものを言われてもね~。^^; ちなみに、麻生首相がかつて経営
していた「麻生(セメント)」(今は弟が経営)が、地元で病院も経営
してるんだって。(・・)>

『さらに首相は、「正直これだけ(医師不足が)激しくなれば、責任は
お宅ら、お医者さんの話ではないのか。しかも、お医者さんを『減らせ
減らせ、多すぎだ』と言ったのはどなたでしたか」と、過去の医師側
の発言を紹介する形で医師を批判した。そのうえで、医師不足解消に
関し「急患が多いところはその分(診療報酬の)点数を上げたらどう
ですか」と指摘した。<同上>』exciteコチラ
<医者を減らす政策も厚労省が関わっていたのでは?(・・) それに、
何よりも、診療報酬の引き下げは、政府&厚労省&財務省が、国の医療
費の支出をおさえたいために、やったことなんじゃないの~?(ーー;)> 

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 で、夜の官邸のぶら下がりの会見のこと。
 早速、記者に「(知事会の中で)文脈として「医者には社会常識が
最も欠落している」と取れるような発言があったが」と記者にツッコ
まれた麻生首相は・・・「ああ、そう? それは知らなかった」と。^^;

「あー、お医者さんてのはオレの友達もいっぱいいるんだけど、なんと
なくそういった意味で、なんとなくちょっと、全然、話した意見が全然、
普段のオレたちと波長が合わないのが多いなと。友達多いせいかそう
思ってました。うちも医者いっぱいいますから。なんて言ったんだって?
ちょっと覚えてねえんだがな」<産経新聞19日より>』

<波長が合わないのは、キミの方が変わっているからなんじゃない?^^;>

 で、記者が「医者には最も社会常識が欠落している人が多いと取れる」
と言い直すと・・・。
「あー、そういう、そういう意味じゃ全くありません。だからそういった
意味で、なんていうの、まともなお医者さんが不快な思いしたっていうん
であれば、そら申し訳ありません。それは」と謝罪した。

 以上、産経新聞20日の記事から引用したのだが。ちなみに、その記事
のタイトルは『「失言」の弁明も失言?』だった。(>_<)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~  

 麻生内閣&自民党では、10日に二階経産大臣が、妊婦の救急搬送
の受け入れ拒否に絡んで「医者のモラルの問題だ。相当の決意を持って
なったのだろうから、忙しいだの、人が足りないだのということは言い
訳に過ぎない」と発言。
 医師や病院の団体などから、かなりの抗議を受けて、13日に謝罪
撤回したばかりだ。^^;

 また昨日の麻生発言に対しても、様々な医療団体から批判の声が出て
いたとのこと。<*3>
『定例記者会見中に首相発言が舞い込んだ日本医師会の中川俊男常任
理事は「信じられない。これから確認したい」と述べ、あぜんとした
表情を見せた』という。<共同通信19日>』
 
 日本医師会というのは、長い間、自民党べったりの支持団体で。次の
衆院選でも、全国組織としては、自民党の支持を表明している。
<麻生首相は、元・病院経営者であるためか、特に医師会とはつながり
が深い。10日昼にも、医師会会長が首相官邸を訪れていた。(・・)>

 ところが、先月、茨城の医師会が、独自に民主党の候補を支持する
ことを発表。他の地方組織からも、それに続く動きが出そうな感じも
あるという。
 政府自民党の「後期高齢者医療制度」や「社会保障費削減」の方針
に批判的だし。地方の医療の状況は日増しに悪化しているからだ。(-"-)
コチラの記事参照。参考記事として「漂流「医師会票」 自・民の
争奪戦激化」(河北新報)を*4にアップ>

* * * * * 

 こんな発言が続くようだと、医師や医療関係者からの支持もどんどん
減ってしまいそうな感じもしてしまう今日この頃・・・。
 一般社会常識に欠ける総裁を持つ自民党も、ヒヤヒヤしている様子。
 
 何だか最近は、「麻生のクチは禍の元」かも、と思ってしまったりも
するmewなのだった。(@@。
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*1

『 麻生太郎首相は19日、都内で開かれた全日本私立幼稚園PTA連合会全国大会であいさつし「しつけるべきは子どもより母親だと言った幼稚園の園長を尊敬している」などと保護者側に厳しい発言を繰り返した。

 首相は「妹が幼稚園の先生をしていたので苦労を聞かされた」と切り出し、「お子さんの後ろに付いている親で苦労している人もいると思う」「はしの持ち方のしつけは家庭でやるものだと言おうものなら、あの先生は親切じゃないという話になる」と教員に話しかけるような表現が続いたことから教員の会合と勘違いした可能性が高い。

 ただ、途中で保護者が多いと気付いたのか「子どもは愛情を持って育てるべきだ」と急に批判をトーンダウンさせた。 <スポニチ19日>』

* * * * *

*2

『郵政株 自民が路線転換 背景に「票」頼み

郵政民営化の見直しに向けた機運がにわかに高まってきた。麻生太郎首相は19日、日本郵政など3社の、株式売却の凍結に賛意を示し、自民、国民新両党は「郵政株式売却凍結法案」の修正協議に国対委員長レベルで合意した。05年衆院選で郵政民営化を掲げて大勝した自民党の路線転換に踏み切った背景には、次期総選挙をにらみ、20万票ともいわれる「郵政票」へのなりふりかまわぬ期待感も透けて見える。

 「自民党が郵政民営化見直しでかじを切るかもしれない。民主党が本気でやらないと参院での(国民新党の)会派離脱もある。選挙協力も分からない」。14日に国会内で行われた民主、国民新両党の定例政策協議で、国民新党の亀井静香代表代行が言い切った。2日前には同党の綿貫民輔代表が首相官邸で麻生太郎首相と会い、凍結法案成立への協力を直談判していた。

 郵政民営化見直しは国民新党の「党是」。凍結法案は昨年12月に参院で可決されたが、与党が多数を占める衆院ではたなざらしとなっていた。綿貫氏の要請を受けた麻生氏は「国対に伝える」と約束。大島理森国対委員長も即座に動いた。

 自民党内では、郵政民営化が地方の離反を招き、昨年夏の参院選で惨敗する一因になったとの見方が根強い。同党の議員連盟「郵政研究会」(代表・山口俊一首相補佐官)は19日の会合で、持ち株会社「日本郵政」の西川善文社長を、「責任を取るところは取らなければいけない」と追及。株式の売却についても慎重な意見が相次いだ。保利耕輔政調会長の下に、見直しに向けたプロジェクトチームも近く発足させる。

 麻生政権で郵政造反組が党三役や閣僚に復権したことも、国民新党との垣根を低くしている。凍結法案をテコに参院で統一会派を組む国民新党と民主党を離れさせれば「ねじれ国会」の打開につながるとの思惑もある。

 ただ、あからさまな軌道修正には自民党内に不満もくすぶる。小泉改革を支持する中川秀直元幹事長は19日、「株式売却凍結をのんだ修正案になれば、断固反対する。売却益は国民に還元すべきものだ」と批判した。<毎日新聞20日>』

* * * * *

*3

『麻生太郎首相の「医師は社会常識がかなり欠落している人が多い」という発言に関連して、医師の団体からは批判や反発の声が相次いだ。

 病院勤務医を中心に約800人が加盟する「全国医師連盟」の黒川衛代表は「驚いた。一国の首相の言葉とは思えない配慮のない発言で残念だ」とした上で、「一生懸命働いている医療者のことを真剣に考え、社会全体で医師不足対策を考えてほしい」と注文を付けた。

 また開業医が多い全国保険医団体連合会の住江憲勇会長は「日本の医療費が低水準にある中で、地域医療を守っている医師の気持ちを全く理解していない」と切り捨て、「二階俊博経産相が、相次ぐ妊婦の受け入れ拒否は『医師のモラルの問題』と発言したのを撤回したばかり。医師不足に関する麻生内閣の認識はどうなっているのか」と批判した。

 定例記者会見中に首相発言が舞い込んだ日本医師会の中川俊男常任理事は「信じられない。これから確認したい」と述べ、あぜんとした表情を見せた。(共同通信19日)』

* * * * *

*4

『漂流「医師会票」 自・民の争奪戦激化 
2008年10月26日(日)09:00
 衆院の解散・総選挙に向けて「医師会票」をめぐる自民、民主両党の攻防が激化している。日本医師会(日医)の政治団体「日本医師連盟」は既に、与党候補者の推薦を機関決定。ところが、小泉内閣以来の医療制度改革に反発し、反旗を翻す若手医師や地方団体が現れた。郵政票と同様、小泉改革で影響力をそぎ落とされたもう1つの巨大集票マシンの漂流が浮き彫りになりつつある。

<往年の威光衰え>
 9月30日、日本医師連盟(事務局・東京)あてに、2枚のファクスが届いた。差出人は「民主党NC(次の内閣)厚生労働大臣 山田正彦」

 「政権交代で国民本位の医療制度を実現する」と前書きされた文書には「後期高齢者医療制度は廃止」「療養病床削減計画は廃止」と民主党の医療政策8項目が並んでいた。

 公然と日医会員16万5000人に触手を伸ばしてきた民主党。「電話もなく一方的に送ってきた。無礼だ」。医師連盟の伊東潤造選対委員長(宮城県医師会長)は、組織防衛のために民主党への反論書を各都道府県医師会に送付し、引き締めを図った。

 「老人拠出金の増大が保険者財政を圧迫している。後期高齢者医療制度廃止だけでは解決しない」「麻生太郎首相は社会保障費削減の見直しを予算編成でやると言っている」。長年にわたって自民党の有力支持団体であり続けた日医の基本スタンスは、次期衆院選でも変わらない。

 だが、昨年の参院選比例代表では、自民党から出た組織内候補が落選するという辛酸をなめた。診療報酬の改定や医師の優遇税制で与党への「圧力団体」として権勢を振るってきた往年の威光は確実に衰えつつある。

 伊東氏も「医師は1人100票と言われた時代があったが、今は家族を含めて2、3票。選挙に関心のない医師も多く、みくびられている」と、時代の変化に歯ぎしりする。

 加えて、医療制度改革が医師の与党離れを加速させた。小泉内閣で始まった構造改革では、社会保障費の国庫負担が毎年、2200億円ずつ削減された。産科や小児科の医師不足、財政難による自治体病院の閉鎖・縮小など医療現場の崩壊が止まらない。

 仙台市青葉区のある開業医は「自民党一辺倒で支えてきた結果、医師にも国民にも厳しい医療環境になった」と日医の政治姿勢を厳しく批判する。

<民主議員講師に>
 ここに来て自民党との蜜月関係を見直す地方組織も現れた。
 9月中旬、茨城県医師連盟は県内7選挙区で民主党候補の推薦を決めた。関東甲信越の医師会連合会は11月中旬、民主党医療介護改革作業チーム事務局長の桜井充参院議員(宮城選挙区)を講師に勉強会を開く。同会が民主党議員を招くのは初めてという。

 「官僚機構と結びついた自民党が何をやっても医療がよくならないのは、現場の医師が一番よく分かっている」。この機会をとらえて内科医でもある桜井氏は、支持拡大に自信をみせる。

 東北では、今のところ表立って民主党に接近する動きは見られない。岩手、宮城の医師連盟は既に自民党候補の推薦を決定、ほかの4県でも解散前後には推薦を決める見通しだ。

 だが仙台市医師会の幹部は「絶対に自民党、と考えるのは、医師会の長老クラスだけだ。若い世代ほど自民党への信頼度は薄れている。上意下達の時代は終わった」と、集票組織の緩やかな溶解を予言した。 <河北新報10月26日>』
by mew-run7 | 2008-11-20 06:51 | 政治・社会一般

by mew-run7