「小渕は、子供を産んだから大臣に」&離党勧告、麻生退陣論・・・党幹部から問題発言が相次ぐ自民党
2008年 12月 07日
*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。
前記事でも、政治家の様々な発言を書いたけど・・・。
何だか昨日も、新たな問題発言や注目発言がアレコレ出ていたので、
今回もそれらを取り上げておきたい。
問題発言として扱われていたのは・・・
☆ 笹川総務会長「小渕氏は子供を産んだから少子化大臣になれた」
☆ 鴻池副官房長官「中山はさん正しい。日教組はとんでもない」
☆ 麻生首相、「さもしく(定額給付金の)1万2千円欲しい人は」
<「記者が定額給付金もらうのおかしい」「(昨年)当時、不景気
なんて書いた新聞なかった」等々>
注目発言としては・・・
☆ 安倍元首相 麻生批判者に「文句があってもやせ我慢を」
☆ 町村元官房長官 麻生批判者に「(党から)どんどん逃げてもらい
たい」
☆ 自民党幹部 「予算引き換えに、話し合い解散、首相退陣ある」
<時間がないので、麻生氏と安倍氏の発言は別立てにするとして、
この記事では、その他の発言について書くことにする。(・・)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
上記の中でも、笹川総務会長の「子供を産んだから」発言は、
柳澤「産む機会」発言に準ずるものだけに、新聞各紙とも取り上げて
いたし、かなり問題視されそうな感じがある。(**)
『自民党の笹川堯総務会長は6日、松江市で開かれた同党島根県連パー
ティーであいさつし「小渕優子大臣は少子化担当大臣。なぜなれたか。
子供を産んだからだ」と発言した。
子供を産んでいなければ担当相には起用されなかったとも受け取れる
発言で、論議を呼びそうだ。
笹川氏は、「もし結婚して子供がいないのでは『おまえ(少子化
対策が)分かってんのか』と言われる。わたしは男の子が5人、孫が
14人。(少子化担当相には)わたしの方がよかったかもしれない」
とも述べた。<時事通信7日>』
『笹川氏は「人口は努力しないと増えませんよ。近ごろの若い人は
努力が足りない」とも述べた。同氏は9月にも、米下院が金融安定化
法案をいったん否決したことに関連し「下院議長は女性。男性とは
ひと味違うような気がする、リードが。それで破裂した」と発言して
いた。<毎日新聞6日より>』
つい先週、アラフォ~がらみで、コチラの記事に、女性の年齢と
生き方(結婚、出産、仕事など)、社会のとらえ方のことを書いた
ばかりだったのだけど。(-"-)
もうここでは、アレコレと書くのは、やめにしたいと思うが。
こういう人は、きっと、もう固定観念を変えようがないんだろう
けど。もし内心でそう思ってても、公の場では、言葉や表現を
きちんと考えて、クチにすべきだしね。
mew的には、「おまえ、(少子化の要因)が分かってんのか」と。
こういう政治家や男性がいる限り、少子化の有効な対策はできない
んじゃないかな、と言いたくなってしまうのだった。(`´)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
鴻池官房副長官の発言に関しては、もうmew的には、呆れ口調で
「はい、はい」「一生、言っておいて」っていう感じになって
しまうんだけど。^^;
『鴻池祥肇官房副長官は6日、大分県杵築市で講演し、日教組批判
や成田空港をめぐる発言などで辞任した中山成彬・前国土交通相の
発言について、「中山さんは正しい。私も日教組はとんでもないと
思っている」と述べ、中山氏を擁護した。<読売新聞6日>』
関連記事*1 exciteコチラ
鴻池氏は、中山成彬氏や、安倍、麻生、中山昭一氏らの超保守系
の政治家お仲間で。以前から、かなり積極的に発言、活動していて
ややカルト宗教的に、イッチャているかも知れないタイプの人なので。
当然にして、そう思っているのだろうし。おそらく、彼らも、もう
固定観念を変えるのも困難なのだろう。(-"-)
ただ、鴻池氏は官房副長官という、閣僚に次ぐ立場の、日本政府・
麻生内閣のスタッフゆえ、その点からは、この発言は問題視されても
致し方ないのではないかと思う。
<中山発言に関しても、麻生首相は、「閣僚としては不適切」として
批判し、辞任させたのだしね。(・・)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
長いので^^;、小休止で「クリック・コーナー」を。( ^^) 旦 socha desuga・・・
人気blogランキング ←より多くの人に読んで頂けるように、ご支援を!(~~)
にほんブログ村 ←コチラのクリックもよろしくですぅ。m(__)m
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
町村元官房長官は、党内で、麻生氏を批判する人たちにかなり
お怒りの様子。(・・)
『自民党の町村信孝前官房長官は6日午後、札幌市で講演し、同党の
渡辺喜美元行政改革担当相らが麻生太郎首相の政権運営を批判して
いることについて「他人の弱みに付け込んで足を引っ張るのは、
まともな人のやることではない。こういう人は(党から)どんどん
逃げて(出て)もらいたい」と強く批判した。<時事通信7日より>』
「他人の弱みにつけ込んで」って・・・麻生政権や自民党には、
つけ込まれるような弱点や問題がたくさんあることを、自ら認めて
いるようにも思えるのだけど。^^;
<「どんどん逃げて」ってきくと、「やっぱ沈むの?」ってツッコみ
たくなったりね~。(・・)>
昨日、森氏の発言について書いたけど。自民党最大派閥で、権力を
誇って来た清和会(旧・森派、現・町村派)は、今、大ピンチ。
自分たちの派閥から、森、小泉、安倍、福田氏と4人連続して、
首相を出したものの、安倍、福田氏は1年足らずで辞めることに
なっちゃったし。(ーー;)
<おまけに、町村氏は、派閥の長になって、順番待ちをしていたのに、
このままでは首相になれないまま終わりそうだし。(・・;)>
森氏&町村派が中心になって、「選挙の顔」として麻生氏を担いだ
ものの、麻生首相は、森氏や町村派の細田幹事長の言うことに耳を
傾けずに、どんどん解散を先送りするので、支持率がボロボロに
なってしまったし。
しかも、もともと同じ派閥の№2である小泉改革派の中川秀直氏が
派閥の中で対立しつつあったのだけど。総裁選でも、町村派は麻生
支持を決めていたのに、小池百合子氏を擁立して、派内が割れて
しまったし。
今度は、渡辺氏らと連携して、反・麻生っぽい人たちを集めた議員
連盟を作ろうとしたり、マスコミに離党や政界再編について語って
いたりするし。(-"-)
森氏も町村氏もイライラし通しなのではないだろうか?(@@。
<尚、その中川秀直氏は6日のTVで、「選挙は、予算成立後まで
できない」と。そして、政界再編については「経済界ではそう思って
いる割合が大きい。政界でもだんだん増えている」と指摘。その上で
「選挙が終わったその瞬間に判断する」と、自身が再編を仕掛ける
可能性に含みを残したという。(NIKKEI6日より)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そんな中、自民党幹部の注目すべき発言が、ほぼ全ての新聞に
出ていた。
<たぶん、あの人が与野党へのメッセージとして、意図的に記者を
集めて、報じてもらったのではないかと察するです。(・・)>
『自民党幹部は6日、麻生内閣の支持率がこのまま低迷し、来年の
通常国会で平成21年度予算案と関連法案の審議が行き詰まった場合、
政権が失速して来春に麻生太郎首相の退陣や民主党との「話し合い
解散」、自民党総裁選があり得るとの見方を示した。自民党では石原
伸晃幹事長代理が5日、「麻生政権はがけっぷち」と述べたばかり。
この幹部は「予算案と法案を通すため野党との話し合い(解散)
が成立するかもしれない」と述べた。
さらに、平成13年4月に森喜朗首相(当時)の支持率低迷で、
同年9月予定の党総裁選を前倒して、新総裁に小泉純一郎氏を選出
したことを指摘。「麻生首相が解散を打つとしても、総裁選で選挙
の顔は別の人になることはあり得る。地方から『選挙が戦えない』と
いわれたら首相も考えるだろう」と、衆院選期間中の「総総分離
(総理と総裁の分離)」にも言及した。<産経新聞6日>』
関連記事*2 exciteコチラ
* * * * *
今後の与野党の反応を待ちたいところだが・・・。
この党幹部の案は、自民党ペースでコトを進めるもので<野党は、
あくまでもサブとして、協力させられる形で>、政府与党がいいとこ
どり&時間稼ぎをするような感じになるので、おそらく民主党はこの
案には乗らないだろうし。mewも、賛成しかねるところがあるの
だけど。
ただ、これを機に、いわゆる本格的な与野党連携の話に発展する
可能性もあるし。
何より自民党幹部が、麻生首相の交代や総々分離<要は首相は
麻生氏のまま、選挙を戦う自民党総裁は別の人に変えるんだよね>
という方法に言及したことは、注目すべきことなのではないかと
思われ・・・。(**)
自民党が、沈没間近の「最後のあがき」に動き出すかも知れない
な~と、思ってしまったmewなのだった。(@@。
THANKS
【下の2つのランキングに参加中です。
mewなりに、政治や社会の問題などについて書いて、より多くの人にそれを
伝えたいと思っているので、頑張れ~と思って下さる方は、クリックをお願い
します。m(__)m と~っても励みになるです。(^^♪
できれば、2つともクリックして頂けると、有難いです。・・・組織票はなく、
記事を読んで下さる方々だけが頼りなので、よろしくお願いします。m(__)m】
↓ 25位枠遠のく。(ノ_-。) ご支援、よろしくです。 m(__)m
人気blogランキング
にほんブログ村
↑ 1位も遠のく。(ノ_-。) アツい応援を、よろしくです。m(__)m
解散総選挙&政権交代に向かって、当ブログと一緒にウヨ保守系
の伏魔殿ランキングでコツコツと頑張り続けている生活重視のリベラル
&平和志向系ブログの応援キャンペーン中です。(^^♪
わんばらんすさん、喜八さん、とむ丸さん、秘書玲奈さん、お玉おばさん
へのアクセス&ご支援のクリックをよろしくお願いいたします。m(__)m
また、この他にリベラルor平和系のいいブログがた~くさんあるです。
ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
*1
『鴻池祥肇官房副長官は6日、大分県杵築市内での講演で、日教組批判をした中山成彬前国土交通相の更迭問題に触れながら「私も小学校時代から日教組は良くないと思っている。もう一つ悪いのは文部科学省。『こんな役所いらんわ』というぐらいろくなやつがいない」と日教組、文科省両方を厳しく批判した。
鴻池氏は「教育とは未熟な子供を立派な大人にし、(他人に)迷惑をかけないようにすることだ。その基本理念が教師にも教育委員会にも文科省にもない」と教育界全体に不満をぶちまけた。<時事通信6日>』
『鴻池祥肇(こうのいけ・よしただ)官房副長官は6日、大分県杵築市での講演で、教育委員会について「委員長とか委員とか教育は全然分からない『自分は偉い』と思っているおじんばっかり」として「必要ないんだけど」と述べた。
地元自民党衆院議員が開いた時局講演会。教委については米国からの制度導入に無理があった旨の指摘をし、不必要とした。また文部科学省についても「あんな役所はいらんのちがうかな。ろくなやつはおらんし」と述べた。さらに中山成彬・前国土交通相の日教組批判にも言及し「(組合員の教諭は)日教組の会合があるといっていなくなるんだから、よくないと思っていた」と擁護した。
<毎日新聞6日>』
*2
『度重なる発言修正など麻生太郎首相の迷走ぶりに、自民党内で今後の政権運営への危機感が強まっている。党幹部は6日、来年1月召集予定の次期通常国会で、09年度予算案と関連法案の審議が行き詰まった場合、法案成立と引き換えに衆院解散・総選挙を行う「話し合い解散」があり得るとの見方を表明。選挙前の首相退陣や選挙後の政界再編など政局含みの発言も相次いでいる。
自民党幹部は6日、東京都内で記者団に対し、「『予算関連法案を成立させる代わりに選挙をする』と民主党と話し合えばいい。麻生首相が衆院を解散しても、自民党総裁選をやって、選挙の顔は別の人というのはあるかもしれない」と述べ、選挙前の首相退陣の可能性にまで言及した。
一方、衆院選後の政界再編にからむ発言も複数の自民党議員から飛び出した。中川秀直元幹事長は6日、テレビ東京の番組で「自民、民主の双方がビジョンを出し、日本の政治がおしまいにならないよう生まれ変わっていかなければいけない」と指摘。自ら政界再編に動く可能性についても「選挙が終わったら、その瞬間に判断する」と含みを残した。
中川氏は今月11日、9月の党総裁選に立候補した小池百合子元防衛相らと社会保障に関する議員連盟を発足させる見通し。議連に参加予定の渡辺喜美元行政改革担当相は6日の日本テレビの番組で、今後の政局について「政界はカオスに向かって突き進んでいる。何があっても即座に行動できるようにしておかなければならない」と指摘した。
<毎日新聞6日>』