沈没迫る自民党で、小泉、森など大物・古ダヌキたちが、いっせいに緊急出動!
2008年 12月 10日
*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。
今週初めに出た世論調査の結果<コチラ>で、麻生自民党タイタニック
号は、もう半分ぐらい水につかっている状況になっていることが判明。^^;
下の方にいる若手・中堅議員は、早めにそれに気付いて、アレコレ
動き始めていたわけだが・・・。exciteコチラ
<昨日は、渡辺、塩崎氏が率いる反麻生議員の会合に集まる人数が、
24人から48人に倍増。(・o・)・・・しかも、この中に安倍っちの実弟
の岸信夫氏もいたりして。^^; このメンバーの名簿を*1に。>
8日、内閣支持率急落を受けて、麻生首相の女房役である河村官房
長官が、党内の首相経験者や派閥の長のもとを回り、党内の結束への
協力&首相への支持、アドバイスを要請したという。<*1>
これは、ある意味で、党内に、非常事態宣言&緊急警報の発令が
行なわれたと言えるのかも知れない。(・・;)
それを受けてなのか、ついに最上階ラウンジに構えていた党内の
大物重鎮議員たち(古ダヌキたち)も、さすがに「これは、マジに
アブナイ」と思ったようで、いっせいに動き出して来た。
<何と、また小泉純一郎氏がオモテに登場。ウラでは、森喜朗氏ら
が読売のナベツネ氏と料亭会談を。>
何だか、ここから年末年始に向けて、党の内外での駆け引きが加速
しそうな感じがある。(@@。
* * * * *
先に、超・古ダヌキたちの動きについて書いておこう。
『自民党の森喜朗元首相、青木幹雄前参院議員会長、山崎拓前副総裁は
9日夜、都内の日本料理屋で会談した。
麻生内閣の支持率急落を受けた今後の政局動向や、同党内に広がる
政界再編論などをめぐって意見交換したとみられる。
会談には、渡辺恒雄読売新聞グループ本社会長、氏家斉一郎日本
テレビ取締役会議長も同席した。<時事通信9日>』
毎日新聞には『景気・雇用情勢の悪化を受けて、09年度予算案の
成立を急ぐべきだとの意見が相次いだほか、次期衆院選後は「ねじれ
国会」の解消に向け、政界再編が不可避との認識で一致した』と。
また、TVでは、「解散総選挙は、来年春の予算成立後に行なう
ことで意見が一致した」と報じていた。(・・) exciteコチラ
森氏、青木氏と言えば、衆参のドン&自民党の二大派閥(現・町村
派、津島派)のドンとして、00年に小渕元首相の急逝の際に、密室
談合で森氏を首相に決めたのに始まって、小泉、安倍、福田、麻生を
総理総裁にする際に、オモテでウラで活動して党内をまとめたりなど
などをして来た人たちで。
ともかく自民党が政権の座を保持できるためなら、「何でもあり」
という人たちなのだ。(ーー;)
<特に麻生氏は小派閥の長で、この2人が票をまとめた町村派、
津島派の支持に依存するところが大きいため、彼らがまさに
麻生政権の命運を握っていると言ってもいいだろう。(・・)>
また、ナベツネこと渡辺恒雄氏は、特に中曽根政権の頃から、
政界&自民党にやたらとクビやクチを突っ込んでいて、近時では、
昨年秋に、自民党と民主党の大連立構想を実現させようと画策して、
福田前首相や小沢代表に話を持ちかけたことで知られている。^^;
この件については、また改めて書きたいと思うが・・・。
彼らが動くと、ろくなことがないことがないし、民主主義が退廃
して行くように思えてしまうmewなのだった。(>_<)
<また、各派閥の長である二階氏、古賀氏、谷垣氏も会談を行なって
今後の政局や経済対策について協議をしたという。(・・)>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
そして、昨日、最も注目すべきことは、昨日9日の午後、自民党
の本部内で、小泉純一郎氏、安倍晋三氏の2人の元首相らを呼び掛け
人として、「郵政民営化を堅持し推進する集い」の会合が開かれた
ことだろう。(**)
<ちなみに、同じ時間帯に同じ党本部内で、自民党の郵政民営化PT
(プロジェクト・チーム)の会合が行なわれており、それにぶつけて、
会合が設定されたという話も出ていた。^^;>
すでに政界引退&次男への地盤禅譲を表明して、あとは選挙応援を
行なう以外は、半ば隠居生活にはいって、ひっそりと(大人しく?)
佇んでいると思われた小泉氏が、ここでオモテに出て来たのには、
チョット驚かされたところがあった。(・・)
小泉氏が、ど~しても、じっとしていられなくなったのは、決して
麻生首相を支えるためではない。自民党の中で、郵政民営化の見直し
論が強まって来ていることを受けて、麻生首相&党の議員たちに、
「民営化をやめたり、下手に見直しをしたら承知しないぞ!」と強~い
プレッシャーをかけるためだ。(-"-)
<郵政民営化推進派は、反麻生の中川秀直氏や渡辺喜美氏の
グループとも重なっているので、小泉氏がその気になれば、いっせいに
麻生氏に反旗を翻し、麻生おろしに走ったり、離党したりすることも
可能だ。>
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何分にも、小泉氏は、ともかく郵政事業を民営化することが30年
来の悲願で。<初出馬の時に、地元の特定郵便局の局長が対立候補を
支持したため、落選することになったのがきっかけらしい。^^;>
それが実現したいがために首相になったと言っても過言ではない。
しかし、党内には反対、慎重派が多かったため、なかなか話が進め
られず。ついにしびれを切らした彼は、5年めに、強引に党内の異論
を押し切って、民営化法案を国会に提出。造反議員は党を出すと
脅したものの、衆参で造反者が出て、参院では否決されてしまった
ため、自らの政治生命を賭けて、衆院を解散。
05年9月に、あの郵政民営化の総選挙を行ない、次々と刺客を
送り込むなどマスコミの注目を集める劇場型の選挙戦で、300議席
以上の大勝をして。ようやく法案を通したのである。(-"-)
それが、折角、去年から実際に民営化が始まって、これから本格化
して行こうという時に、見直しなんぞをされては、たまったもんじゃ
ない。彼にとっては、それだけは絶対に許せない、何が何でも阻止
しなければならないことなのである。(**)
<下手すると、国会引退を撤回するとまで言い出しかねないかも?^^;>
* * * * *
昨日の会合では、小泉元首相は、センターテーブルのど真ん中に
位置して、かなり強い調子で、麻生首相を含め、郵政民営化の見直し
を進めている者たちをけん制した。
『小泉氏はあいさつで、党内の民営化見直しの動きについて「何やら
不可解な行動をしているが、そういう方々の多くは(民営化賛成の)
誓約書まで書いて復党したことを忘れてほしくない」と厳しく批判
した。
小泉氏はまた、11日の衆院本会議で予定される野党提出の民営化
見直し法案の採決に関し「難局にあればあるほど冷静に良識ある行動
を取ってほしい」と述べ、党内が一致して否決するよう呼び掛けた。
「集い」の開催は、麻生太郎首相が日本郵政株の売却凍結に言及
したのを受けて勢いづく民営化見直し論をけん制するのが狙い。小泉、
安倍両氏を含め議員63人、代理50人が参加した。
出席者からは「3年前の衆院選で与党が3分の2の勢力を得た原動力
は民営化の推進だ。その原点は忘れてはならない」などの意見が続出。
首相に対し、民営化方針の堅持を申し入れることを決めた。
<時事通信9日>』
<この会合に参加した議員の名簿を、*2にアップ>
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
小泉氏らが、このような会合を開いた背景には、上の記事にも
あるように、11日に衆院本会議で、郵政民営化の見直し法案(株式
売却を凍結する法案)の議決が行なわれるからだ。(**)
<既に9日に総務委員会の採決で否決しているのだが。本会議
では、衆院議員が全員出席するので、造反が出るおそれがある。
exciteコチラ>
この法案は、国民新党が民主党などと協力して、去年の12月に
参院で可決、衆院に送付していたのだが。自公与党は、約1年、
審議もせずに、放置していた。
しかし、ここに来て、野党側が、参院で金融強化法案の審議、
議決を行なうことと引き換えに、与党に衆院で郵政法案の議決を
行なうことを要求しており、自公与党は大きな決断を迫られていた。
小泉氏や改革派にしてみれば、05年の郵政総選挙で大勝して、
国民世論の賛成を得て成立した法案なのだから、今さらアレコレ
見直しをすることなく、野党法案は否決するのが当然だろうと
いうことになるのだが・・・。
ただ、実際のところ、党内には今でも反対や慎重論が少なからず
あるし。識者や国民の中にも、民営化を全面的に中止するのは困難
だとしても、小泉ー竹中方式の民営化に疑問を呈する声が強く
なって来ている。(・・)mew,too.
しかも、何より麻生首相が、もともと民営化に慎重派(小泉方式
には反対のようだ)であり、超保守仲間である郵政造反離党した
平沼赳夫氏や国民新党の議員都の連携を模索して、党内でも
民営化の見直しを進めようとしていることが、小泉氏や改革派の
警戒感を強めているように思われる。(**)
<つづく>
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さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
*1
『◆自民党の「速やかな政策実現を求める有志議員の会」の会員として登録しているメンバーは次の通り。
<町村派=13人>谷畑孝(4)※、谷本龍哉(3)、柴山昌彦(2)※、西村明宏(2)、西村康稔(2)、萩生田光一(2)、関芳弘(1)、世耕弘成(3)参、礒崎陽輔(1)参※、岸信夫(1)参、古川俊治(1)参、丸川珠代(1)参、義家弘介(1)参
<津島派=10人>伊藤達也(5)、茂木敏充(5)、大村秀章(4)、新藤義孝(3)、加藤勝信(2)、大塚高司(1)、原田憲治(1)※、福岡資麿(1)、田村耕太郎(2)参、島尻安伊子(1)参
<古賀派=10人>遠藤利明(4)、塩崎恭久(4)、望月義夫(4)、小野寺五典(3)、上川陽子(3)、平井卓也(3)、井沢京子(1)、木原誠二(1)※、土井真樹(1)、萩原誠司(1)
<山崎派=3人>山際大志郎(2)、上野賢一郎(1)※、平将明(1)※
<伊吹派=1人>宇野治(2)
<無派閥=11人>水野賢一(4)、渡辺喜美(4)、梶山弘志(3)、後藤茂之(3)、秋葉賢也(2)※、菅原一秀(2)、御法川信英(2)、赤沢亮正(1)、佐藤ゆかり(1)※、牧原秀樹(1)※、山内康一(1)
(注)9日現在。敬称略。数字は当選回数。参=参院議員。※は今回初登録し会合にも初出席の議員。麻生派と二階派からの参加者はなし
<毎日新聞10日より>』
『◇郵政民営化推進派会合の出席者
9日開かれた自民党の「郵政民営化を堅持し推進する集い」の出席者は以下の通り(敬称略、丸数字は当選回数、参院議員は町村派のみ)。
【町村派】伊藤公介(9)、中川秀直(9)、衛藤征士郎(8)、坂本剛二(6)、杉浦正健(6)、細田博之(6)、安倍晋三(5)、小野晋也(5)、小池百合子(5)、木村太郎(4)、高木毅(3)、中野正志(3)、松島みどり(3)、柴山昌彦(2)、中山泰秀(2)、並木正芳(2)、早川忠孝(2)、大塚拓(1)、越智隆雄(1)、関芳弘(1)、松本文明(1)(以上衆院)
世耕弘成(3)、山本一太(3)、中村博彦(1)、中川雅治(1)(以上参院)
【津島派】笹川堯(7)、茂木敏充(5)、桜田義孝(4)、棚橋泰文(4)、加藤勝信(2)、木原稔(1)、渡嘉敷奈緒美(1)
【古賀派】今井宏(4)、塩崎恭久(4)、菅義偉(4)、西野陽(4)、木原誠二(1)
【山崎派】石原伸晃(6)、木村勉(3)、山際大志郎(2)、上野賢一郎(1)、平将明(1)、広津素子(1)
【伊吹派】山本朋広(1)
【麻生派】中馬弘毅(9)、鈴木馨祐(1)
【無所属】小泉純一郎(12)、水野賢一(4)、秋葉賢也(2)、菅原一秀(2)、飯島夕雁(1)、石原宏高(1)、猪口邦子(1)、小野次郎(1)、片山さつき(1)、近藤三津枝(1)、佐藤ゆかり(1)、田中良生(1)、土屋正忠(1)、藤田幹雄(1)、牧原秀樹(1)、安井潤一郎(1)、山内康一(1)
<時事通信9日>』