全閣僚が受け取ろうと、定額給付金への批判は消えない+麻生は9月まで粘る?+赤羽医師解放
2009年 01月 11日
日本海側を中心に、豪雪&強風が続いているとのこと。<青森の
酸ケ湯では、186センチも降ったとか。(・o・)>
折角の連休ゆえ、残念なとこもあるでしょうし。明日は成人式ゆえ、支障
が出ないといいと思うのですけど・・・。
風雪が強い地域の方は、どうか、お気をつけ下さいね。(・・)
最新の記事一覧は、1月分・・・コチラ、12月分・・・コチラ
*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。
まずは、いい話から・・・。(~~)
エチオピアで誘拐されて、今月7日に108日ぶりに解放された
「世界の医療団」(本部パリ)の医師赤羽桂子さん(32)が10日、
パリで記者会見を行なった。(写真つき関連記事コチラ)
赤羽さんは、日本から駆けつけた家族と面会。「108日間家族の
ことを考えない日はなかった」「生きてこの日を迎えることができて
うれしい」と語り、関係者に感謝の意を表していた。
最初の1週間から1カ月は殺される恐怖感が離れず、銃を触る音が
聞こえるたびに、「もう終わりなのかな」と思っていたという。
それでも、心身を休めて、健康を回復したら、「また、このような
ところで活動できたら」と話していたそうだ。<朝日10日より>
その思い&気持ちの強さに、mewは感服させられてしまった。(・・)
彼女は、かつて小児科に勤務。今は国際貢献と熱帯病の研究をして
いるようなのだが。本当に困っている人たち、医師の力を必要として
いる人たちに触れて、医師としてのやりがいや使命感を強くしたの
かも知れない。
ただ、ともかく、まずは楽しみにしているお母様の手料理を食べて、
ゆっくり休んで欲しい。"^_^"
* * * * *
次は、よくない話かな?^^;
麻生首相は、昨日10日、首相官邸で内閣記者会のインタビューに
応じた。<会見要旨*1>
解散時期について、予算成立までは行なわない方針を改めて示すと
共に、『公明党が、7月に任期満了を迎える東京都議選と衆院選の
間隔を空けるよう求めていることに関しては「7月だけ絶対外すという
ことはないが、連立を組んでいるので、双方にとって一番いい時期を
選ぶ」と語り、配慮する姿勢を示した。<毎日新聞10日より>』
<exciteコチラ>
報道記事の中には、これらの話から、4~5月頃に解散総選挙を
行なうことを模索するのではないかと書かれていたものもあったが。
mewは、麻生首相の「経済対策の効果が出る目安をつけておかないと
無責任になる」という言葉や、予算成立後の追加の経済対策も「あり
得る」と語ったことが、チョット引っかかったりもした。(・・) exciteコチラ
これは、3~4月に予算や関連法案が成立したあとも、しばらくは
様子を見て、追加経済対策を出すこともあるということで・・・。
ということは、4~5月も解散総選挙を見送り、6~7月は公明党
の都議選対策に配慮して解散は行なわず、結局、任期満了前後の
9~10月まで総選挙を引き延ばすこともあり得るということを示唆
したとも受け取れるからだ。(>_<)
* * * * *
以前にも書いたが、今、自民党内からは、「9月の任期満了まで解散
をする必要はない」という趣旨の発言をする人が、出始めている。(-"-)
もし途中で民主党が大きなマイナスを被ることでもあれば、話は別
だろうが。そうでもない限り、当分は、麻生内閣の支持率が飛躍的に
アップすることは考えられないからだ。(・・)
麻生首相&周辺とすれば、そうであるなら、選挙は遅い方がいいと。
<それこそ定額給付金を給付し終えて、何ヶ月か立ったあとの方が
イメージ的に、ベターかも?^^; オバマ政権の失敗を待つという
のもあるのかな?(・・)>
どうせなら、麻生政権をより長く続けて、折角の首相&要職気分
を満喫すると共に、自衛隊の海外派遣や防衛大綱などに関して、
超保守派としての功績を残したいと考えているのではないかと思う
部分もある。(-"-)
<安倍っちは、たった1年で辞めたけど、教基法や自衛隊法の改正や、
改憲の国民投票法を作ったことで、超保守勢力からは、かなり評価
されているしね。(>_<)>
また、何だか「麻生氏では選挙は戦えない」ということで、もう一度
選挙前に総裁選を行なうことを考えて、9月まで解散は先送りした方が
いいと言っている議員たちもいるらしい。^^;
でも、もし9月~10月まで総選挙が行なわれないとすれば、多く
の国民にとっては、将来への希望、期待の持てない日々が続くことに
なりかねない。
これは、何とか国民、マスコミ、自民党議員も含めて良識ある政治家
の力で、早期の解散総選挙に追い込むしかあるまい。(**)
その大きな契機になり得るのは、やはり「定額給付金」の是非に
なるのではではないかと思われる。(・・)
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ところで、その定額給付金に関して、昨日の朝、公明党の高木選対
委員長が、「サタスバッ」で、こんな発言をしていた。
「首相はぶれることなく、『減税だから受け取るんです』と言えば
話は終わっていた。」
「『さもしい』とか『矜持の問題』とか言わなければ、全く問題は
なかった」<mew目撃+報道各紙参照>
mewは、この発言を見て、「それは違うだろう!」と思った。(・o・)
また、公明党の支持者はどうだか知らないけど、それは一般国民を
あまりにもバカにした発想であるようにも思えた。(ーー;)
実際、もし麻生首相やすべての閣僚が、最初から「喜んで受け取る」
と言っていたとしても、この給付金に疑問や批判を呈する声は、かなり
多かったのではないだろうか?(**)
<実際、そういう話が出る前から、クビをかしげる声は多かったの
ではないかと思うしね。(・・)>
* * * * *
定額給付金に関しては、何だか国会でもマスコミでも、首相やどの
閣僚が受け取ると言った、言わなかったとか、何に使うと言ったとか、
そのような話題が主になっているのだが・・・。<関連記事*2>
それは、あくまでも、首相や閣僚がこの給付金の性格をどうとらえ
ているかとか、彼らの政治家としての資質とかを見るためのもので
あって<mewもその意味では、ブログに取り上げることはあるけど>。
そのことが、定額給付金の問題の中核ではないのだから。(ーー;)
国民やマスコミはもちろん、誰よりも政治家たちが、それを見誤って
はいけないのではないかとも思う。(・・)
今、国民が問題にしているのは、「定額給付金は、本当に生活支援や
消費刺激の効果があるのか」「単なる選挙用のバラマキに過ぎないの
ではないか」ということなのである。(**)
<その前に、何故、定率減税が定額減税に、そして定額給付金へと
変わったのかということも疑問なんだけど。・・・ちなみに、定率or
定額減税だったら、mewも含めて、賛成の人はもう少し多かったかも?
07年から小泉減税がなくなって(実質増税になって)、諸税やら保険
料やらが上がって、きつい思いをしていた人は結構いると思うし。>
* * * * *
そして、ふつうなら、国民1人に1万2千円から2万円くれると
言ったら、あえて反対することなく、そのままラッキ~って受け取って
も、おかしくないところなのだけど。
わが国の国民の7割前後は、雇用問題を含め、社会の諸状況を見て、
「チョット待った~」と。(懐かしのねるとん風?)「どうせ2兆円
も使うなら、もっと別のことに使った方が、国にとっても、国民に
とっても有益なのではないか」と考えているのである。(ノ_-。)
で、政府&自民党としても、この財政難の折、国民がそこまで言う
なら、その意を汲んで<場合によっては、その一部でも>別のことに
使おうかと考えてもいいはずなのに。
それこそ自党内からも批判が出ていながら、どうしても実施しよう
としていることに、国民は尚更に批判や不信感を強めているのだ。(・・)
2兆円もかけて、国民に金銭を渡す(返す?)というのに、これだけ
批判される施策を行なおうとしているなんて、そんな理&利に合わない
ことはないのではないだろうか?(@@。
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自民党は、8日に、自党の議員たちに、定額給付金に関する模範
回答集を配ったという。(・・)
3連休に地元に帰る議員たちに、地元の支持者たちにうまく説明
できるように配慮して作られたようなのだが。
中身は、生活支援や内需拡大など制度の意義を強調するもので、
『文書は3枚で、給付金について「緊急支援として、最もふさわしい
迅速で公平な措置」と強調。昨春、所得減税を実施した米国などの
事例を挙げ、「諸外国でもやっている」と説明した。給付金への
ばらまき批判がくすぶる党内の空気を意識し、「意義を正確に理解
した前向きの議論を期待したい」と結んでいる。<毎日新聞9日より>』
何か麻生首相をはじめ何人かの議員が、国会の答弁やインタビュー
で、早速、この文書に書かれていたことを話していたので、笑って
しまった・・・そして、チョットな情けなくなってしまったのだが。^^;
* * * * *
ちなみにアメリカの場合は、定額給付金の形はとっておらず、
定率減税(還付金)+減税の対象にならない人に給付金という形を
とっていたのではないかと思う。
しかも、コチラのブログの記事にもあるが、08年の減税効果は、
消費に結びつかなかった。
『国際ショッピングセンターの調べによると
アメリカの所得税の還付金の使用使途は
借入金返済 51.0% 貯蓄 27.1%
最も期待された消費はたった21.9%だった。』というのだ。(-"-)
アメリカ人は、そんなに貯蓄はしないし、他の報道記事などから
考えると、貯蓄の中には投資も含まれるかも知れないのだけど。
<ただ、サブプライムローンの問題などがもう出ていたから、投資
マインドも冷めて来ていたかも?^^;>
消費はおさえて、借入金返済に回すというのは、もう生活防衛に
はいっているような感じも見える。<去年はクリスマス商戦も不発
に終わったようだし。(ーー;)>
自民党の議員たちは、そのあたりのことを、どう説明してくれる
のだろう?(**)
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
それでも、麻生首相は、一度言ったことを引き下げるのはイヤ
なのか、それとも解散総選挙の先送りで迷惑をかけている公明党
<その支持者>に配慮してなのか、もうこの給付金を撤回する気は
ないようだ。^^;
<もしかして、麻生首相が、公明党が難色を示していた新テロ特措法
の再可決や、今度の海賊退治のための海自派遣に協力してくれるのと
引き換えに、公明党の提言を呑むのだとしたら、最悪なんだけど。(-"-)>
しかも、自公与党は、職権で、13日に予算&金融委員会で、定額
給付金を含む二次補正案の採決を行なうことに決めてしまった。
野党は大きな反発を示しているが、いざとなったら、与党だけで強行
採決をする構えも見せているという。(ーー;)
それに対して、民主党は、定額給付金を外した二次補正案の修正案
を参院に提出すると共に、給付金の代わりに雇用対策や学校耐震化への
上乗せを主張するキャンペーンを展開する計画を立てている。(・・)
ここからは、政局や駆け引きなども絡んで来るとは思うが・・・。
mew的には、定額給付金に関して、本質的なことに立ち返って、重要な
争点をきちんと議論して欲しいと思っている。
国民が、自分たちの税金や財産<国の財産は国民のものだもん>を
どう使うかを考える・・・これぞ、ある意味で、民主主義の原点なの
だから。
そして、今こそ国民が、自分たちの意思を国の経済政策にきちんと
反映できる絶好の機会が与えられているのではないかと思うmewなの
だった。(@@。
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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
*1
『 麻生太郎首相が10日、内閣記者会とのインタビューで語った内容の要旨は次の通り。
【予算案】
(2008年度第2次補正予算案と09年度予算案の)審議が1日も早く進んで、採決となることを最も期待している。確実に予算を実行していくために、どうしても(野党が予算関連法案に)反対というのであれば、(衆院再可決を定めた憲法の)3分の2条項を使わざるを得ない可能性はある。(自民党議員の造反は)あまり想定していない。
【衆院解散】
(2次補正や09年度予算案に盛られた)経済対策が効果があるか否かが一番大事だ。きちんとした効果が出る目安を付けないと無責任になる。今の段階で(予算が)通ったら解散するとか決めているわけではない。(予算成立後の追加対策は)あり得る。
(都議選を重視する公明党に対して)それぞれの党にはそれぞれの事情がおありだから、全然無視するつもりもないが、(都議選の投開票が想定される)7月だけは絶対外すという気もない。双方にとって一番いい時期を選ばなければならない。(任期満了の)9月までの期間、いろんなことが考えられるので、解散は最終的にわたしが判断する。(予算成立後の内閣改造の考えは)ない。
【政界再編】
衆院選が終わった後だから、いろいろなことが考えられる。ただ、小選挙区制度の下での大連立は世界中ない。選挙制度改正も考えないとなかなか前には進みにくい。
【定額給付金】
個人にかかわる話を受け取れとか受けるなとか、総理大臣の命令でやる話と思ったことは1度もない。わたし自身については、その時になって判断する。
【製造業への派遣労働】
常用雇用が一番望ましいが、急激な景気の変動になかなか対応しにくい問題がある。(製造業への派遣を禁止すると)既にいる派遣労働者がいきなり職を失うことになりかねない。安易にやるべき話ではない。
【ソマリア海賊対策】
自衛官がそこに存在しているだけで犯罪発生を抑止する効果があるので(自衛隊派遣の意義は)大きい。(自衛隊は)撃たれた場合、撃ち返せる。しかし、派遣される自衛官は危険で丸腰だ。不測の事態に対応できる法律もきちんと作って出すのが正しい。<時事通信9日>
*2
『麻生内閣の迷走が止まらない。定額給付金の受け取りをめぐり、閣僚の間で9日、足並みの乱れが露呈した。11人が受け取りを表明したが、甘利明行革担当相(59)は辞退、与謝野馨経済財政担当相(70)ら5人が麻生太郎首相(68)と同じく明言を避けた。政府は個人の判断にゆだねる方針だが、河村建夫官房長官(66)が辞退の甘利氏を「格好付け」と批判。定額給付金は与野党間だけでなく、政権内でも対立の火種となりつつある。
連日批判にさらされている定額給付金の是非をめぐり、政権内の温度差が露呈した。受け取り派の理由は、多くが景気刺激効果。野田聖子消費者行政担当相(48)は「(地元岐阜県の名産品)飛騨牛を食べるとかいろいろある」と述べ、鳩山邦夫総務相(60)は「全世帯がニコニコ喜んで受け取ってもらいたい」と強調した。
また、給付金を第2次補正予算案に入れるよう、自民党に強く求めた公明党出身の斉藤鉄夫環境相(56)は「電球型の蛍光灯など省エネ製品を買ったりして、私のお金もプラスして地元で消費したい」と、必死に強調した。
しかし、甘利氏は「家計支援という趣旨で言えば、私は申請しない方がいい」と辞退表明。「消費刺激の責務があるので、家族には私のポケットマネーから給付し、地元の商店街で使うよう要請したい」と述べた。また、高額所得者への給付金支給に反対していた与謝野馨経済財政担当相(70)ら5人は明言を避けた。
そもそも昨年末まで、麻生氏自身が議員など高額所得者の受け取りを「さもしい」と否定的だったのが今月6日、自民党の細田博之幹事長が「景気対策のため国会議員も使うべき」と主張。雪崩を打つように、受け取り容認の動きが出てきた。自民党の反発もあり、公明党に配慮したためとも言われる。
河村建夫官房長官は9日、閣僚の受け取りは個人の判断に委ねるとしながらも、公明党の会合では「『辞退する』と、格好をつけるようなことを言う人もいる」と、甘利氏を批判。この矛盾が政権の迷走ぶりを示している。
この日の衆院予算委員会で、麻生氏は受け取りに関して「予算が決まり、地方に来て配分される段階で判断する」と述べるだけ。首相周辺も「『さもしい』とまで言ったのは、やはりまずかった。あれがなければ『自分も景気対策のために受け取る』と軌道修正できた」と悔やむ。官邸サイドからは「正直、公明党には責任取ってほしい」との恨み節まで漏れている。
<日刊スポーツ10日>』