対照的だった自民、民主の党大会 ~ 自己アピールに懸命だった麻生、国民に語りかけた小沢
2009年 01月 25日
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*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。
1週間遅れの話になってしまうのだけど。^^;
先週の日曜、18日に自民党と民主党の党大会が開かれたのだが。
両者は、かなり対照的な感じがあった。(・・)
自民党は、午前中に、グランドプリンスホテル新高輪で地方組織の
幹部なども含め、党関係者を3400人を集めて開会。
カクテル光線などの照明の演出や、生のバンドによる音楽がはいるなど
会場の雰囲気もなかなか華やかで、1000万以上の費用がかかった
という。<式次第や一部の映像、発言要旨はコチラに。>
ちなみに、今年のスローガンは「いざ決戦!今こそわが党の真価を!
~実現しよう 強くて明るい国、日本~」だという。
今、ネットの一部で話題になっているようだが。保守系の政党らしく、
前面に大きな日の丸と党旗が掲げられ、ソプラノ歌手を招いての
国歌斉唱からスタート。<民主党はナシ。>
また、シンクロのアテネ五輪銀メダル・武田美保さんのゲスト・
スピーチもあった。<何か経産省キャリアのご主人が、自民党から
立候補するらしいという話が。(・・)>
* * * * *
『だが、来年の党大会も与党として臨めるのか-という危機感を誰も
が持つ中での開催だった』という。<産経新聞18日より>
それは、来賓として挨拶を行なった公明党の太田代表の「出口のない
トンネルはない、春の来ない冬はない。その春を呼び起こす戦いを
自公によって行いたい」という言葉にも、表れていたように思うし。
また、共に来賓挨拶に立った経団連の御手洗会長が、「衆院選で
自民党が勝利することを祈る(期待する?)」と語ったとのこと。
<民主党・小沢代表の会見で、記者がその話を出していた。>
経団連ほどの公的立場の団体のTOPが、特定の政党の支持をオモテ
立ってクチにするのは異例なことだというが。
それだけ、いかに自民党と経済界&大企業経営者が、お互いに依存
し合っているか、自民党政権でなくなると、彼らが思うように国政を
運べずに困ってしまうのかがわかるのではないかと思ったりもした。
<特に経団連は、自民党に多額の政治献金を斡旋。御手洗キャノンも、
年に数千万円も献金してる大スポンサーだしね~。(>_<)>
* * * * *
他方、午後に党大会を開いた民主党の方は、メルパルク東京という
旧・郵便局系の施設を用い、約1200人の党関係者が集まったという。
費用は百数十万円程度で、イベントっぽいことや特別な演出もなく、
順次、来賓や党幹部が粛々とスピーチを行なうという形をとった。
舞台前面には、「2009年政権交代、日本が変わる!国民生活が
第一」のスローガンが記されたタレ幕だけ。<国旗も国歌もナシ>
それでも『「勝利の美酒を味わっている前夜祭のようだ」。新党日本
の田中康夫代表が来賓あいさつでこう語ったが、「これほど熱気に
あふれた党大会はかつてなかった」と多くの議員たちも口をそろえた』
という。<産経新聞18日より>
来賓挨拶は、社民党の福島代表、国民新党の綿貫代表、新党日本の
田中代表。そして、経団連からは大橋政治対策委員長と、連合から
岡部謙治会長代行が。<連合の高木会長は体調不良で入院したとか?>
それぞれ持論を展開しつつも、経済・雇用対策への意欲や、政権交代
への期待を込めた演説を行なっていた。
<mew的には、福島代表が、挨拶の中で、「ソマリア沖派兵に反対だ」
と明言してくれて、嬉しかったですぅ。(・・)>
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そして、このあと各党とも、いわばメインディッシュの党首の演説
が行なわれたのだが・・・。
ここにも各党の情勢やそれぞれの姿勢の違いが、大きくあらわれて
いるような感じがした。(**)
民主党の小沢代表は、選挙&政権交代を強く意識していることも
あってか、国民に向けて、党の政策や民主主義のあり方などをトツトツ
と語りかけていたのだが。
自民党の麻生総裁の方は、<党の大会なので当然と言えば、そうかも
知れないけど>支持率や求心力の低下が懸念される中、自分の存在や
政策をアピールしたり、党の士気を鼓舞したりするような話が主体に
なっていたからだ。(・・)
また、経済等の状況に関しても、小沢代表はかなり憂慮している感じ
だったのに対して、麻生総裁は、明るく強くがテーマだったことも
あってか、どちらかと言えば、楽観視していたり、やや精神論的なもの
を強調したりしているような感じがあった。
* * * * *
麻生総裁は、会場の照明が暗くなった中、スポット・ライトに照ら
されて、荘厳な音楽をバックに、壇上に。
当初は10分の予定が、後半は、原稿を離れた麻生流のトークも
まじえる形で、20分の演説になった。(・・) <全文はコチラ>
「わたくしが目指す日本というものは、活力のある日本であります。
そして安心して生活ができる日本。日本は強く、明るくなければ
ならんのだと確信しております」という話から始まって。年頭所感と
同様に、明治時代の殖産興業や、戦後の復興などを例に挙げて、
「日本の底力」を強調。
そして、「われわれ日本は、日本と日本人にもっと誇りをもつべき
だ」「よき伝統を守り、発展させる。伝統を守るために改革する。
それこそが私の目指す真の保守であります。わが自由民主党が目指す
べき道であると確信している」と、自分の政治理念を掲げた。
<この件はまた改めて書きたいが、mewはこの辺りに、麻生首相が
今、目指している国政の方向性が感じとれるように思えた。>
* * * * *
そこから、何と自分が総裁になってから4ヶ月間の実績をアピール。
麻生政権で、いかに総裁選の公約で掲げた「強力な経済対策」「暮らし
の不安を解消する施策」「テロとの戦い」を行なって来たかを、言い
並べて。
「以上が私の内閣、ならびに自公連立政権4カ月の成果であります。
それぞれ、早期に大胆な政策を打ち出したと、われわれ、わたくしども、
自分なりにそう思っております」と、どこかの報道記事いわく、「自画
自賛」していた。^^;
<特に、「行政改革に取り組む」とか、「道路特定財源の一般財源化と
いう宿題も成し遂げた」ってとこは、「はぁ?(゚Д゚)」という感じに>
そして、ここで2011年に消費税を増税することを閣議決定した
ことを言明。
また、今後の課題としては、経済対策のほか、小泉元首相が提言して
いた「国会や選挙の制度の見直し」について、かなり長く述べていた。
終盤には、経済危機を乗り越えるということに関して、持論(思い出
話?)を展開。そして、TVのニュースでもかなり流れていたが・・・
「(来賓に)励まされるようじゃあダメなんだ。おれたちが励ませる
ような立場にならねばならん。」
「今、自信を持って世界に向かって、おれたちが最初にこの不況から
脱出するんだと、いうことを示さねばならぬ」
「経営危機もしくは経済危機というものに対して、きちんと対応策を
示せるのは、数ある政党のなかで自由民主党しかありえない。私はそう
確信しております。」
と、力を込めて、党関係者(と自分)を鼓舞。
<全体を通じて「私は確信しております」という言葉が、何回も出て
来たのが、妙に印象に残った。>
選挙についてはほとんど触れず、「今年1年、選挙に向けて全力を
挙げます。景気回復に向け、そして不況克服に向けて全力を挙げます。
自由民主党、頑張ります。よろしくお願い申し上げます」と締めた。
<全体的に、麻生氏の必死さや意欲は感じられたが、やや空回りして
いるような印象も受けた。
大会後、一部の国会議員や地方の幹部の中から、麻生総裁が掲げた
政策への批判や、地方対策や選挙への決意の言葉がほとんどなかった
点などに、不満や不安の声が出ていたという。保守系からは、憲法改正
や恒久法などが言及されなかったことに不満が出たようだ。^^;>
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他方、民主党の小沢代表は、少し緊張気味で、声もかすれている部分
もあったのだけど、ともかく「政権交代」への意欲を示して、国民と共に
歩むことを前面に打ち出して、国民に訴えかける形の演説をした。
<全文コチラ・要旨はコチラ、映像はコチラ>
小沢氏は、「ついに今年、『その時』を迎えました」という言葉から
始めて、「衆議院総選挙に勝利して、私たちが自ら新しい政権をつくり、
『国民の生活が第一。』の理念に基づいて、国民の『新しい生活』を
築くのです。もはや、一刻の猶予もなりません」と、決意を表明。
そして、「政治の役割は究極的に、国民の命と暮らしを守ること」
だが、「その責任と使命を忘れ、権力行使の目的さえも見失った政権は
一刻も早く、ただ消え去るのみ」と自公政権を批判。
「私たちの手で、この国の仕組みを根本的に変え、『新しい生活』、
新しい日本をつくり始める時であります。それ以外に、国民生活を、
日本を救う方法はない」と続けた。
それから、民主党の実現目標について「国民の国民による国民の
ための政治」「人間の人間による人間のための政治」「住民の住民に
よる住民のための政治」の3つを挙げた。
<「国民の~」を挙げたあと、「単純な言い方だが、それが民主主義
だ。その当たり前のことが、日本では行われて来なかった」と言って
いたけど。ベタな言葉の引用かも知れないけど、実のところ、mewも
日本は今までそれがなかなか実現できずにいたのだと思うのよね~。>
さらに「私たちの目指す将来の『人間のための経済』『住民のため
の社会』を実現する」ために、「その中心となる総需要維持政策」と
して『環境のニューディール』と『安全・安心のニューディール』の
二つ」を提言。
「国民の中に入り、その苦しみや悩みを共有し、国民とともに歩んで
いく姿を最後まで貫く」ことを明言。「国民の苦しみや悩みに対する
想像力さえ失ってしまい、政権の獲得維持そのものが目的化すると、
自公政権と大差のないものになってしまう」と語った。
* * * * *
mewが一番印象に残った&心がぐっと魅かれたのは、最後の部分
だった。<チョット長いけど、その部分を全部、引用してしまおう。(・・)>
小沢氏は「国民の皆さんにも、おやりいただかなくてはならないこと
があります」と訴えたのだ。
「自分自身が主権者であり、最終的な権力を握っているのだという
ことを自覚し、ここでその主権を必ず行使していただきたい」「総選挙
で一票を投じ、主権者としての意思を表明する。それによって、現在の
自公政権を続けるのか、それとも民主党を中心とする新しい政権を
つくるのかを、選択していただかなければならない」と。
「政権は、国民自身が選ぶもの」「政府は、国民自身がつくるものだ」
「国民を超えた『お上』がつくってくれるものではない」「国民が自分
で決め、自分でつくるという積極的な姿勢が、民主主義の必要条件で
あり、日本国憲法の定める主権者の在り方なのだ」と。
そして、「もし、国民の皆さんが今の自公政権に満足できないので
あれば、今度の総選挙ではぜひ、私たち民主党に一票を投じてください。
そして、もし、私たち民主党が政権を担っても、国民との約束を守ら
なかったり、国民の期待に応えられなかった場合は、直ちにその次の
総選挙で私たちを政権の座から下ろしてください。議会制民主主義に
おける主権者の責務とは、そういうものであると思います」と結んだ。
* * * * *
何か「政治経済」や「憲法」の教科書に載っていそうな話だけど。
これこそ、政党云々の話の枠を超えて、日本が真の民主主義国家
としてt、本来、あるべき姿だし。最も基本的な&重要なことなのでは
ないかと思うのだ。(**)
小沢氏は、妙に政局や力関係にこだわって、そのウラで策士or豪腕
ぶりを発揮する、ダーティ&政治屋的な部分もあって。そこに抵抗感
を覚える人も少なからずいると思うのだが。^^;mew,too.
でも、彼には、昔から現憲法の民主主義の理念をすごく大事に考えて
いる面があって、小沢氏のそのようなところには、かなり共感できる
ものがある。"^_^"
自民党サイドや支持者は、民主党が「きれいごとばかり並べている」
「政権交代は幻想だ」とか批判を強めているのだけど。
麻生自民党が「国民が主権者」であることを忘れかけている今、
小沢民主党が「国民が第一」をいわば国政の基本方針としてアピール
することには大きな意味があるのではないだろうか?(・・)
そして、小沢氏とまさに同じ思いで、政権交代の実現を強く強く
願っているmewなのだった。(@_@。
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さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
『自民党の平成21年運動方針のポイントは次の通り。
一、100年に一度の経済危機克服は緊急課題。
一、ねじれ国会で立党以来最大の危機が続く中、立党精神に返って議会民主政治の大道を歩む。
一、靖国神社参拝を受け継ぎ、恒久平和への決意を新たにする。
一、麻生太郎総裁を先頭に「強くて明るい日本」を実現。公明党と政策協議を尽くす。
一、景気回復への実感を広げ、不安を取り除くのが今年の最大目標。
一、財政出動とともに社会保障財源の確保が必要。行政改革を積極推進する。
一、民主党が振りまく「政権交代」が幻想にすぎないことを国民に訴えかける。
<産経新聞18日>』