郵政民営化の見直し&かんぽの宿の不正追及・・・小泉、竹中らの改革推進者への逆襲が始まった!
2009年 02月 07日
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*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。
フィギュアの四大陸選手権は、昨日、男子SPが。昨年から演技が
安定して、GPも制した小塚崇彦選手が3位。日本選手権優勝で、見事
に復帰を果たした復帰織田信成選手は、緊張で思うように演技ができず、
6位と出遅れ。南里康晴選手は、11位だった。
織田選手は、SPに続いてフリーも最終滑走で、またプレッシャーが
かかりそうだけど。^^; 世界の舞台にも、復帰をアピールできるよう、
思い切った演技をして欲しいですぅ。"^_^"
* * * * *
前記事で取り上げた、麻生首相の郵政民営化に「反対だった」&
「四分社化の見直しが必要だ」発言は、やはり自民党の中にかなりの
波紋を広げているようだ。(・・)
郵政民営化に反対だった議員は勢いを増している感じもある。
『鳩山総務相は「郵便事業会社と郵便局会社が別の方がいいのか、
やっぱり一緒の方がより便利なのではないか、という議論は当然出て
くる」と述べ、両社の統合問題が大きな焦点となるとの認識を示した。
さらに「市場原理主義でものを考え、ドライな改革をやりすぎたの
ではないかという反省をしないといけない」と、見直しの背景を説明
した。
野田消費者相も「見直しは法律に明記されており、当然やるべき
ことだ」と述べ、経営形態の見直しはあり得るとの考えを示した。
<読売新聞6日より>』
でも、自民党の改革派議員は、「何をいまさら」と怒りやとまどい
を隠せない様子。
『党関係者によると、小泉元首相は5日、町村派議員に電話し、
「麻生氏は郵政民営化に反対していなかった。反対なら(小泉内閣で)
総務相をやっているわけがない」と語ったという。
衆院選当時の幹事長だった武部勤・党改革実行本部長も「(麻生
首相の発言は)非常に不見識と言わざるを得ない」と指摘した。
<同上>』
また、公明党の高木陽介選挙対策委員長も7日朝のTBSの番組で、
『「敵に塩を送る余力が政府・与党にはないのに、塩を送って
しまった。首相の発言は丁寧にやってもらいたい」と厳しく批判した』
という。<読売7日より>
昨日も書いたように、もし麻生首相や反対派が、見直しの動きを
進めれば、小泉元首相&改革派グループが、このまま黙っている
はずはなく、自民党内の大きな火種になることは間違いない。(**)
<小泉式民営化&四分社化の問題点は、植草一秀氏のブログの
コチラの記事に。>
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さらに、ここに来て、郵政民営化の一環である「かんぽの宿」の
売却の不正問題も大きな進展を見せている。(・・)
鳩山総務大臣は、国会で、日本郵政に入札経緯に関する報告書を
求めることや、不明な点があれば、立ち入り検査を行なうことを
考えていると明言。
他方、野党3党は、疑惑追及PTを立ち上げて、この件の調査を
強化。国会での集中審議を求めている。
民主党の鳩山由紀夫幹事長は、1日に、「政権の命取りになるぐらい
の大きな問題が見え始めてきた」「郵便貯金を一括管理している会社が
オリックスの大株主で、そのオリックスが『かんぽの宿』を安く買い
たたく。インサイダーのにおいがぷんぷんする」と発言していたけど。
少しずつ情報がオモテにあらわれて来るにつれ、どんどん不正の疑惑
が強まっているところがある。(ーー;)
* * * * *
先に言えば、この件で興味深いことは、これまで、よくあるように
単に野党が政権&自民党の不正疑惑を追及するという形ではなく、
政権与党&麻生内閣の一員である鳩山総務大臣が、オリックスへの
一括譲渡に関して「何かおかしい」「出来レースではないか」と言い
出して、与党内閣の一員&野党が一体となって、疑惑を解明しようと
していることだ。(**)
<しかも、麻生首相も鳩山大臣の動きを容認。疑惑解明すべきだと、
国会でも答弁をしている。>
昨日は、社民党の保坂展人議員が、衆院の予算委員会の質問に立った
のであるが・・・。
『「死刑執行をめぐってはあまり意見があいませんでしたけれども、
今回は先生のご理解に非常に感謝している」。鳩山総務相は6日の衆院
予算委員会で、「かんぽの宿」を追及する社民党の保坂展人氏に語り
かけ、与野党を超えて息のあったところを見せた』りもしていて。
<朝日新聞6日より>
何か、この件が、いかに今までの不正追及とは、異なる展開になって
いるかがあらわれているようにも思えた。(・・)
* * * * *
今までのように、野党が一方的に不正追及する形だと、政府与党や
関連団体、企業は、完全防御体制にはいって、いかに都合の悪い情報
を隠したり、ツッコまれるようなネタはスル~したりするかかを考える
のだけど。
今回は、政権与党の総務大臣が、野党の調査にも関心を抱いて、
さらなる問題情報を引き出そうとしていたりするのだから、疑惑の
解明スピードが何倍も速くなる。"^_^"
ましてや、総務大臣の鳩山邦夫氏と民主党幹事長の鳩山由紀夫氏は、
実の兄弟。今は与野党に分かれているが、かつては、同じ自民党&
初期の民主党を立ち上げた仲間で。一時は仲がよくなかったようだが、
最近は、電話でやりとりをすることも増えて来たという。<一緒に、
友愛塾なる政治の勉強会なんかもやっているのよね。(・・)>
今回の件で、この2人がタッグを組むと、かなり強力(協力)な
体制ができることだろう。(**)
<変な話、こういう時には、あまりお金に困っていない&私利私欲の
ないリッチな兄弟は、却って、小泉氏のような有力政治家や大企業に
刃向かいやすくて、いいかもって思ったりもして?(・・)>
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また、この背景には、何より、竹中平蔵氏を筆頭とする小泉改革
勢力が、野党だけでなく、麻生太郎氏や鳩山邦夫氏などの自民党の
旧来型の保守勢力にとっても、共通の敵となっていて。両者に利害
関係が一致する部分があるということが大きい。
<ある意味で、反小泉改革路線の逆襲とも言えるかも?^^;>
昨日も少し触れたが、5日の予算委員会では、民主党の川内議員が、
「かんぽの宿などの施設を、民営化から5年以内に売却する」法案に
関して、「誰がどの場で検討し、どのような経緯をたどってこの
法律案に至ったのか」と質問したのに対し、鳩山総務相は「当時の
郵政民営化担当相は竹中平蔵氏で、責任者としては、当時の竹中担当
相」と述べ、竹中氏が責任者であることを明らかにした。
<当時の郵政民営化準備室長も、竹中氏から指示があったことを
認めていた。>
麻生首相が、郵政民営化の担当大臣は竹中氏であって、自分は
関わりはなかったと主張したのは、かんぽの宿の問題も意識して
のことだろう。(・・)
あの時、郵政民営化の方法や法案は、小泉元首相の指示の下で、
ほとんど竹中平蔵氏が決めてしまったことを、強調したかった
のである。(**)
<ちなみに、民営化した日本郵政の社長に、元・三井住友銀行頭取の
西川善文氏の起用を決めたのも、竹中氏の意向によるものだったと
言われている。>
mewは、日本に、いわば米国的な新自由主義革命を起こそうとした
小泉ー竹中氏らや彼らを支援していた企業などの改革勢力の動きに、
ここでしっかりと歯止めをかけて、路線転換をはかることには大きな
意味があると思われるだけに。
是非、この「かんぽの宿」の不正追及を、その歯止め&路線転換
のきっかけにして欲しいと、応援しているところがある。o(^-^)o
<また、mewを含め、これが郵政民営化の見直しの動きにも、連動する
ことを期待している政治家&国民も少なくないだろう。(・・)>
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さて、オリックスの一括譲渡が決まった日本郵政の入札には、
どんどん不審な点が見つかっている。
保坂展人議員がブログ<コチラ>で指摘していたように、
やはり、この入札は通常の「一般入札」ではなかったことが判明した。
『日本郵政の西川善文社長はかんぽの宿について「一般競争入札では
ない」と答弁。
鳩山氏は「入札という言葉が使いにくくなったが、1回目の入札
もどきと、2回目の入札もどきについて、入れ札の原本を見せるように
報告を求めた。見せてくれなければ立ち入り調査しかない」。さながら
野党のような追及だった。<朝日新聞6日より>』
保坂氏のヒアリングで、日本郵政の担当者が答えたように、あれは
「企画提案コンペ」だったのだ。しかも、もしかしたら、ゴルフで
言えば、お客様にうまく勝たせて豪華景品をお持ち帰り頂くような
出来レースの「接待コンペ」だったのかも知れない。^^;
* * * * *
実際、日本郵政の資料には、それを伺わせるようなことが書かれて
いるようだ。
『鳩山総務相が「オリックス」への一括譲渡に反対している「かんぽ
の宿」の問題で、日本テレビは、「日本郵政」が入札から落札までの
経緯をまとめた資料を独自に入手した。
資料は日本郵政が総務省に提出したもので、これまで明らかにして
いなかった落札までの経緯が示されている。これによると、当初、
入札に参加した27社には、「オリックス不動産」のほかに大手の
不動産会社4社や海外の投資ファンド10社も含まれていた。しかし、
資金不足などの理由から次々と辞退した経緯が記載されている。
また、審査を経て残った企業のうち、オリックス不動産と「ホテル
運営会社」以外は、評価額を「大幅に下回る価格を提示」したと
書かれている。さらに最終審査で、オリックス不動産が、ホテル運営
会社の61億円を上回る109億円を提示したことなどから選ばれた
と説明されている。<日テレ・ニュース5日>』
先日、どこかのTVで、入札に参加した27社のひとつの幹部が、
覆面インタビューに応じていたのを見たのだが。
自分の不動産会社は、上場2社と組んで、400億円近い金額を
提示したのだが。入札を担当する会社の人(メリルリンチの人かな?>
が事前に面接にやって来て、一次審査の段階で、27→22社になった
時に、外されてしまったという話をしていた。(・o・)
<日本郵政側によれば、入札に際して、参加した企業の財務体力や
事業能力などを審査する必要があったとのこと。>
何だか、オリックスがうまく残って、そこそこの値段で買えるよう
に、みんなで図っていたような感じがあるのだ。(ーー;)
この記事はとりあえず、ここで終わりにしたいが・・・。
何とかうまく竹中氏や他の政治家、そしてオリックスや新自由
主義を進めた企業などとの関連まで解明して、日本の国の経済&
社会のシステムや国民生活をボロボロにした人たちを、一網打尽に
できるといいな~と思っているmewなのだった。(@_@。
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ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
『麻生太郎首相が日本郵政グループの経営形態再編に言及したことに対し、自民党内では6日、民営化推進派だけでなく見直し容認派からも批判が相次いだ。党のプロジェクトチーム(PT)は月内に見直しの結論をまとめるが、現在の4分社化体制を変える郵政民営化法改正に踏み込めば、対立の激化は必至。定額給付金、道路特定財源、消費税増税に続く新たな火種を生みかねず、「首相はあまりに軽率だ」(幹部)との声が広がっている。【中田卓二】
小泉構造改革を支持するグループは6日、首相発言に一斉に反発した。武部勤党改革実行本部長は党役員連絡会で「今さら言われても困る。寝た子を起こすようなことをなぜするのか」と批判。山本一太参院議員は記者会見で「民営化方針を全面的に見直すなら、(自民党が大勝した)この前の衆院選はインチキだったと言われかねない」と指摘した。
首相にとって、さらに深刻なのは、見直し容認派からも評価されていないことだ。
PTは現在、党内の民営化推進派にも配慮し、4分社化体制を維持したうえで事業を拡大する方向で意見集約を目指している。
党政調幹部は「本当は(郵便事業会社と郵便局会社を統合する)3分社化の方がいいが、今そんなことを言えば、郵政選挙の恩恵を受けた都市部の議員が黙っていない」と漏らす。首相の発言は、こうした合意へ向けた努力に水を差しかねないというわけだ。
党執行部は「首相は質問者の挑発に乗ってポンと言ってしまったんだろう」などと火消しに努めている。大島理森国対委員長は6日、国会内で河村建夫官房長官に「予算委員会で野党に付け入るすきを与えないでほしい」と苦言を呈した。
「一部に誤解。少なくとも国営化に戻すと言ったことは一回もない。分社化は国民の利便性、経営の効率性、この二つを考える」。首相は6日夜、記者団に、微妙に発言を修正しつつも正当性を強調した。<毎日新聞6日>exciteコチラ
『日本郵政の「かんぽの宿」売却問題で、民主、社民、国民新の野党3党が6日、疑惑追及プロジェクトチーム(PT)を発足させた。不透明な契約を「麻生政権の命取りにつながる問題」とみて、後半国会の焦点にする考えだ。
初会合には、民主党の原口一博「次の内閣」総務相、社民党の重野安正幹事長、国民新党の自見庄三郎副代表らが出席。日本郵政がかんぽの宿約70施設などを取得費の約20分の1でオリックス不動産に譲渡する契約を結んだことを「国民の財産がごく一部の者に分けられる実態が国民に明らかになってきた」として糾明する方針を確認した。
原口氏は直後の衆院予算委員会で「出来レースではないか」として、オリックス不動産が譲渡先に選定される過程の資料開示を要求。記者団に「郵政民営化により、国民から見えないところで私物化が行われるんじゃないかと追及してきたが、今それが噴き出てきた」と語った。
野党が問題視するのは「民営化会社は国の100%出資なのに国会の監視がききにくく、口利きや談合の温床になりかねない」(幹部)という点だ。民主党の鳩山由紀夫幹事長は6日の記者会見で「政権を揺るがす大変大きなスキャンダルになってきた。一体どんな不祥事が起きていたのか。通常国会の最大のテーマを見いだした」と指摘した。
鳩山氏ら同党幹部は6日、国民新党の亀井静香代表代行らと会談。麻生首相の郵政民営化に対する姿勢と絡めて国会で徹底追及し、麻生政権を追い込む方針を確認した。<朝日新聞6日>』