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日本がアブナイ!

平和で平穏で楽しい生活が一番!・・・脱アベ・スガ、反超保守&新自由主義。左右問わず、mew基準で、政治や競馬、スポーツなどについて。写真はトロットスター・・・↓PC画面のリンク1~5は無効

海賊に「やられたら、やり返せ」と麻生。次の大使も日本の軍事拡大を煽る~ソ沖派兵の前に民意を問え!

最新の記事一覧は、1月分・・・コチラ、12月分・・・コチラ
*印のついた報道記事は、記事の最後のMoreの部分にあるです。

 後半の記事が、8日のうちに間に合わなかった~~~。(・o・)

 いや、実は、後半部分には、他のことを書きつつあったのだけど。
 さっきネットの報道を見たら、麻生首相や浜田防衛大臣が、ソマリア
沖への海自派遣や、安保防衛政策に関して、あまりにもイケイケに
なっている感じで、ムカついた&これはアブナイ!と危機感を覚えた
ので、それらについて書くことにしたら、チョット予定よりも時間が
かかってしまって。(^^ゞ

 ・・・というわけで、mewがこだわるソマリア沖海自派遣に関する
怒りの(?)記事でございますぅ。(・・)

* * * * *

 まずは、この麻生首相の「やられたら、やり返せ」発言の記事を。

『麻生太郎首相は8日午後、福井県あわら市で講演し、ソマリア沖に
海賊対策として、海上警備行動に基づいて海上自衛隊の艦船を派遣
することについて、「人さらい、誘拐がビジネスになってきている。
船を守るための対応をするのは当たり前だ」と述べ、新法制定を含めて
海賊対策に万全を期す考えを強調した。

 さらに首相は、「(海賊は)強盗ですよ。強盗している人たちに対し、
こっちもやられたらやり返さないとしょうがない。お巡りさんはいない
んだし」と語った。現行の海上警備行動での武器使用基準は、正当防衛
と緊急避難に限定されている。<時事通信8日>』

<産経新聞8日には『「海賊は強盗であって、戦争じゃない。国(や
国に準ずる組織)ではない。強盗にやられたらやり返さないといけない」
と述べ、海賊への反撃は、憲法が禁じる海外での武力行使に当たらない
との認識を強調した。』と記されていた。

* * * * *

 ほ~らね。この間まで「ともかく護衛官が日本の船のヨコを走って、
エスコートするだけでもいい」「あくまでも警察に代わる警護の活動
として派遣する」とか言ってたくせに。これだもんね。(`´)

 結局、麻生くん&仲間たちは、自衛隊を戦闘を行なえる場所に出して、
チャンスさえあれば、武器を使用させたくてたまらないのよ。(**)
 で、こんな風に「やられたらやり返せ」「相手は海賊なんだから、
他国の軍隊みたいに、バンバン攻撃しちゃえ」みたいな考えで、海上
自衛隊を派遣しようとしているのだ。(ーー;)

<そもそも内閣官房は、与党PTの会合で、海上警備行動の場合、
法律では、正当防衛の武器使用しかできないのに、「相手の艦船を
攻撃して沈没させてもいい」って言ってたりしてたしね~。<コチラ>
大体、日本の警察は、強盗にやられても、やり返したりしちゃいけない
んだし。彼らは、結局、法律を守る気さえもないんだよね~。(-"-)>

* * * * *

 確かに、海賊は国の組織じゃない。海賊とやり合っても、国と
国の戦争になるわけじゃない。
 でも、そうであれば、日本の自衛隊がどんどん武器を使っていい
のか、「やられたらやり返す」ようなことをしていいのかどうかと
いうのは、話は別だろう。(**)

 mewは、自衛隊がいったん武器を使用したら、たとえ相手が軍隊では
なく海賊だったとしても、日本が戦後60年余り封印して来たパンドラ
の箱を開けることになってしまうことに、大きな危惧感を抱いている。

 逆に言えば、麻生首相らの保守タカ派勢力は、この海賊退治の海自
派遣を、そのパンドラの箱を開けるための絶好のチャンスだと考えて
いるのだ。(**)

 彼らは、自衛隊が、早く軍隊っぽく武力行使などの活動ができる
ように、まずは一発目を撃たせてしまいたいと。
 で、自衛隊にどんどん戦闘の場に出られるように実戦&実践的な
訓練をさせたいし。
 同時に、自衛隊が海外で武器使用をすることに対しての、自衛隊
自身や、一般国民の抵抗感をどんどん薄めて行きたいという意図を
持っているのだ。(-"-)

<また、コチラに書いたように、政府の理論によれば、ハマスだって、
イラクの部族の軍隊だって国の組織じゃないとのこと。この解釈を
拡大すれば、タリバンやアフガンからの麻薬密輸船だって、国の組織
ではないことになるわけで。自衛隊が、これらの組織に武器を使って
もOKということになってしまうのだ。(ーー;)>

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 ドイツを訪問中の浜田防衛大臣も、ミュンヘン国際安全保障会議に
出席したり、前後に各国の防衛大臣と軍事的なことに関して会談を
重ねてしていることもあってか、だんだんイケイケ・ドンドンのモード
にはいりつつある。(>_<)

 特に、次の駐日大使になると考えられているジョセフ・ナイ元国防
次官補との会談は、大きかったことだろう。(・・)

『浜田靖一防衛相は七日午後(日本時間八日未明)、訪問先のドイツ・
ミュンヘンでオバマ米政権下で次期駐日大使就任が固まっている
ジョセフ・ナイ元国防次官補と会談した。ナイ氏はソマリア沖海賊対策
で、日本が海上警備行動に基づく自衛隊護衛艦派遣の準備に入っている
ことを高く評価した。

 ナイ氏は二〇〇〇年と〇七年にアーミテージ元国務副長官と主導し、
集団的自衛権行使の容認などを求めた日米同盟に関する報告書に触れ
「報告書は現憲法下でも日本にまだできることがあると指摘している。
海賊対策は良い例だ。自衛隊の役割が大きく前進しうれしい」と述べた。
浜田氏は「日米安全保障関係を緊密化していくべきだ」と応じた。

 これに先立ち、浜田氏はドイツのユング国防相と会談し、海賊対策の
協力で一致した。<中国新聞8日>』

* * * * *

 mewは、このブログに何十回も、日本と米国が、日米軍が一体と
なった新安保体制の計画を立てて、それをどんどん実行していると
いう話を書いているのだけど。
<自衛隊の海外活動の拡大、最終的には憲法9条改正を目指している
ものの、それ以前に、集団的自衛権の解釈変更、武器使用の緩和を
しようとしているのも、その一環。>

 日本にその計画を持ちかけて、積極的に実行を促していたのが、
あの「Show the FLAG」「Boots on the Ground」などの言葉で、
自衛隊の海外派遣を政府に迫った&挑発した、スキンヘッドの巨漢
アーミテージ氏と、彼のパートナーだったナイ氏だったのだ。(ーー;) 
<彼らは、2000年&07年にアーミテージ・レポートなる政策
提言集を作成。日本の有事&安保体制に関しても具体的に言及した。>

 ナイ氏が「報告書は現憲法下でも日本にまだできることがある」と
指摘したのは、早く集団的自衛権の解釈変更や、武器使用の緩和を
して、もっと海外のアチコチに自衛隊を派遣したり、国内外での
ミサイル防衛や安保防衛の計画を促進しろと言っているのだ。(・・)

<彼は昨年12月、民主党の鳩山幹事長らと会談。『ナイ氏が「オバマ
次期政権下で(日本の)民主党が安全保障政策でインド洋での給油活動
をやめ、日米地位協定などの見直しに動いたら反米と受け止める」と
クギを刺す場面もあったという。<産経新聞12月22日より>』
 
 やっとシーファー氏が駐日大使を辞めたと思ったら<コチラ参照>
こんな人が、次の駐日大使として来ちゃうっていうのも、mewにとって
は、悲劇なのだけど。(ノ_-。)

 彼もまたおそらく、日本の自衛隊が海賊退治に出て、早く一発めを
撃ち、実戦&実践的に武器を使用することによって、パンドラの箱を
開けることを、願っている一人に違いない。(-"-) 

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 しかも、浜田防衛大臣は、ナイ氏らと会った後の7日夜、ミュン
ヘンで同行記者団に、海上自衛隊の護衛艦2隻を出航させる時期に
ついて、「準備は着々と進んでいる。3月上旬には出せるようになる」
との見通しを示したという。

『浜田防衛相は「快く日本にも(海賊対策に)来てもらって、(各国から)
一緒にやりたいという話もしていただきましたので」などと述べた。
ミュンヘンで開催されている安全保障会議に出席している浜田防衛相
は、欧米各国の閣僚などに、海賊対策での自衛隊派遣の意義を強調した。
<FNNニュース8日より>』

『政府が検討中の海賊対策の新法案で焦点となる武器使用要件について
は、「任務をするために広げてもらいたい」と海上警備行動時の要件
よりも緩和することを求めた。また、法案の国会提出時期について、
海上警備行動の発令前が望ましいとの考えを示した。<読売新聞8日>』

 当初は慎重な姿勢を見せていた浜田防衛大臣&自衛隊側も、麻生
首相らや米国などにあおられて、ともかく早く海自を送り出すように
懸命に努めている感じがある。(-"-)
 そして、彼らは、できるなら、自衛隊が3月下旬にソマリア沖に
着いて、活動を始める前に、武器使用を緩和した新法を作ることを
考えているのだ。(**)

* * * * *

 ただ、何度も書いているように、これは、本末転倒というか、ある
意味で、法の抜け道を狙ったようなキタナイ&アブナイやり方だ。

 自衛隊を海外で派遣する際には、本当なら、きちんと国会で審議
したり、国民の声や専門家の意見などもきいたりして、その是非を
検討。そして、是とした場合も、活動の範囲、中身を決めた新法を
作ってから、送り出すべきなのに。
 麻生内閣は、別の用途の法律を使って、見切り発車で自衛隊を送り
出して。あとから、何とか新法を作って、何とかつじつまを合わせ
しているのだから。(ーー;)

* * * * *

『民主党の直嶋正行政調会長は8日のNHKの番組で、ソマリア沖
での海賊対策について「今の麻生内閣の支持率から見ても、選挙を
まず先にやって、新しい政権の下で実行すべきではないか」と述べ、
早期に衆院選を実施し、国民の信任を得た新政権が行うべきだと
強調した』というけど。<時事通信8日>

 mewも同感だ。(・・)

 麻生首相は、総額2兆円もかかる定額給付金も、2011年からの
消費税増税も、国民の多くが反対であるにもかかわらず、選挙を経る
こともなく、勝手に決めてしまったわけだけど。(ーー;) 
<しかも、郵政民営化選挙でとった多量の議席で、強引に国会を通す
くせに、「郵政民営化には反対だった」とか言ってるし~。(-"-)>

 ただ、消費税増税や天下り規制、郵政民営化などの問題に関しては、
もし政権交代をすれば、あとで民意を反映して、変えることはできる
けど。
 ソマリア沖派兵の自衛隊派遣は、一発撃って、パンドラの箱が開いて
しまってからでは、取り戻しがつかないことになるかも知れないのだ。

 そうなったら、日本が戦後60年余り守り続けて来たものが崩壊して
しまって、日本の平和主義の道が大きく路線変更してしまう可能性が
あるのに。
 少し大げさかも知れないけど、日本の国&国民の運命が、ここで
ガラ~ッと大きく変わってしまうかも知れないのだから。(・・)
 
 国民の将来の運命がかかった自衛隊の海外派遣まで、麻生氏&
仲間たちの思いによって、国民にも国会にも問うことなく、こんな
ヒドイやり方で勝手に決められては、たまったもんじゃない。(`´)
  
 やはり、海上自衛隊をソマリア沖に出発させる前に、麻生政権が
目指す新法(武器使用の緩和や、外国船の警護の容認などが含まれる
予定)や、安保防衛に関する考えなどを、きちんと争点にして掲げて、
ちゃんと選挙で国民の意思を問うのが筋なのではないのではない
だろうか?(**)

 そして、そのためにも早く解散総選挙をすべきではないかと、
改めて強く訴えたいmewなのであった。(@@。

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by mew-run7 | 2009-02-09 01:09 | 平和、戦争、自衛隊

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