小泉が麻生に宣戦予告、小泉&改革派vs麻生&保守派の党内決戦に発展するのか?
2009年 02月 13日
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨日12日、例の「郵政民営化を堅持し推進する集い」が自民党本部
で開かれたのだけど・・・。
いや~、やっぱと言うか、ついにと言うか、「キタ~~~」という
感じで、小泉元首相が、吼えていましたね~。(@@。
いつも書いているけど、ともかく小泉氏は、郵政民営化に反対する
者は、ぜ~ったいに許さないのだ!(**)
ましてや、小泉くんは、以前から、麻生くんのことを快く思って
いないとこがあったし。<だから、昨年の総裁選も、小池百合子氏の
応援に回っててたしね。>
何だか、ここから、小泉氏&改革派の大逆襲が始まりそうな感じが
ある。^^;
~ ~ ~ ~ ~ ~ ~ ~
昨日の「郵政民営化を堅持し推進する集い」は、党内を混乱を懸念
してか、役員クラスの17人だけが集められたとのこと。
小泉氏は、前回(コチラ参照)に続いて、いわば議長テーブルの
ド真ん中に陣取っていて。
<両隣には、助さん角さんのように(?)、中川秀直氏、武部勤氏
の2人の元幹事長が、かなり厳しい表情で座っていた。小池百合子氏
や石原伸晃氏らの改革派も参列。>
そして、今回も小泉氏が最初にマイクをとって、まさに独演会
みたいな感じで、麻生首相へのきつ~い&辛らつな批判と脅し(圧力
がけ?)がなされたようだ。^^;
<毎日新聞12日の「発言要旨」から。>excite関連記事コチラ
「私は最近の(麻生太郎)首相の発言について、怒るというよりも
笑っちゃうぐらい、もう、ただただあきれている。」
『首相から「話がしたい」というんで電話で話したが、その時、
たまたま小野次郎衆院議員の「総理、それはないでしょう!」と、
世耕(弘成)参院議員の「それを言っちゃーおしめぇよ!」という
ブログを読んでいた。「首相にこういう意見は耳に入らないだろうから、
官邸に小野さん、世耕さんの文章をファクスで送るから、よーく読んで
おいてくれ」と言っときました。』
『だいたい、首相とか執行部の方針に批判的な意見を若手が出すと、
執行部から「後ろから鉄砲を撃つな」と抑え込みがかかるが、最近の
状況は、首相が前から「これから戦おう」としている人に鉄砲撃って
んじゃねえか。発言は気をつけてくれ」とよく言っておいた。」
『私についても「常識の通じない男」「奇人変人」とか言っている
ようだけど、私は自分では常識をわきまえた普通の人だと思っている。』
『定額給付金についても、首相は「さもしい」「自分はもらわない」
「いや、そんなことは言ってない」とかいろいろと言っているが、私は
本当にこの法案が(衆院の)3分の2を使ってでも成立させねばなら
ない法案だとは思っていないんです。私は引退表明して、あまり多くの
ことは言わないが、「あの時賛成したけども、実はそうじゃなかっ
たんだ」と言いたくないから、給付金についてもっと参院の意見と調整
して妥当な結論を出してほしいと思っている。』
『選挙を目前にした大事な時期で、9月までに国民の信を問わなきゃ
ならない。政治で力を得るには信頼だ。特に首相、首相の発言に信頼が
なければ戦えない。信頼が大事なことを肝に銘じて、なんとかこの難局
を切り抜けるよう、皆さんと共にいい知恵を出していきたい。』
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小泉御大・・・マジでお怒りです。^^;
mew的には、小泉氏が、小野氏や世耕氏のブログの話を持ち出した
のには、思わず笑いそうになってしまったのだけど・・・。
この「それはないでしょう!」「それを言っちゃーおしめぇよ!」
と言うのは、小泉氏が彼らの言葉を借りて、麻生氏へのメッセージと
して放ったものだと受け止めていいのではないだろうか?(・・)
「前から鉄砲」の話も、自分たち改革派に向けて、矢を放って来た
ことへの強~い批判&けん制だと受け止めていいだろうし。
<定額給付金に関して「あの時賛成したけども、実はそうじゃなかった
んだ」と言いたくない」なんて、ゾクゾクッて来るぐらいにステキな?
イヤミだしね~。(>_<)>
そして、何より、小泉氏が、マスコミのカメラの集まるこの場で、
堂々と「定額給付金」を人質にとることを公言して(脅しをかけて?)
麻生氏と正面からやり合う姿勢を見せたことは、注目に値すべきこと
ではないかと思う。(**)
小泉氏は、息子が自民党公認で選挙に出ることもあって、言いたい
ことをかなり我慢していた部分もあったようなのだが。今回は、もう
黙っていられないという感じが、ひしひしと伝わって来る。^^;
これは「宣戦布告」まで行かないが、小泉氏からの「宣戦予告」
だと考えていいだろう。(@@。
* * * * *
さあ、どうする、麻生首相&保守(非改革)派?(・o・)
昨日、<言葉は悪いけど>麻生首相は「地雷を踏んでしまった」
と書いたのだけど。まさにそうなってしまった感じがある。
このブログにも何回か書いたように、この小泉s.麻生の対立は、
かなり前から続いていたわけだが・・・。
<この件は、昨日の記事の続きとして、また改めて書きたいけど。
ともかく、小泉氏は麻生氏が嫌いだし。麻生氏も小泉氏が嫌いだし。
改革派vs.保守派も絡んで、お互いに敵視し合っている存在なのだ。>
お互いににらみ合い、アレコレけん制し合いながらも、これまでは、
周囲の力もあって、何とか大きな波を立てることなく、やり過ごして
来たところがあったのだ。
でも、今度は、ついにそうは行かなくなるかも知れない。(>_<)
もし、麻生陣営が、このまま「郵政民営化の見直し」の姿勢を
続ければ、小泉改革グル-プは、定額給付金などの予算関連法案で
造反。麻生おろしに走って、党内が分裂するおそれが高い。
そして、総選挙前なので、難しい問題も多いのだが。最悪の場合は、
小泉改革グループが、離党する可能性も否定できない。(**)
ちなみに、中川秀直氏は、10日発売の月刊誌「中央公論」のインタ
ビューで、自らが掲げようとしている政策ビジョン&新しい旗に共鳴
する議員が、自民党の中に「現職国会議員で100人くらい」いるとの
認識を示していたのだが。その旗には「小泉改革」という印が刻まれ
ている。
小泉氏はオモテ立っては、ここには加わっていないが。いざという時
には、腹心の中川、武部、さらに横に控える小池、石原などを動かして、
「反麻生」ののろしを揚げて、マジに戦闘モードにはいることになる
だろう。(@@。
* * * * *
他方、何とか郵政の完全民営化を阻止したいと、ずっと考えて来た
反・小泉陣営は、昨年から党内に「郵政民営化見直し」のための勉強会
やPTを発足させたり、郵政造反組を閣僚に登用したりして、徐々に
自分たちの勢力を強めて来たのだけど・・・。
麻生首相が、昨年11月、「郵政株式凍結法案」に理解を示す発言
をしたところで<コチラ参照>、それまで黙っていた小泉氏が、ついに
動いて、麻生氏の前に立ちはだかったのであった。
麻生首相の言動に怒った&警戒を示した小泉氏&改革派グループが、
PTの会合にぶつける形で、「郵政民営化を堅持する集い」を召集。
その場で小泉氏が「3年前の選挙がどういう選挙だったか、しっかり
と思い起こしてほしい。難局であればあるほど、冷静に良識ある行動を
とってほしい」と、静かながらも強~い圧力をかけて来て、麻生陣営
をけん制。
結局、麻生首相は、その時には、引き下がざるを得ないことになって
しまったのだった。(-"-)
今回も、それと同じような構図になったわけだが。果たして、麻生氏
は、また今回も引き下がるのだろうか。
それとも、今度は、いわば保守派(非改革派)の矜持にかけて、勝負
を賭けて来るのだろうか?(**)
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マスコミの中には、麻生首相が、国会で「郵政民営化に反対だった」
&「四分社化の見直し」発言を行なったことに関して、また麻生氏が
ろくに考えず、調子に乗って、つい言ってしまったことであるかの
ように評しているところもあるみたいだが。
mewは、あの言葉は、麻生氏がわざわざ確信的に言ったものなのでは
ないかと思っている部分がある。
つまりmewには、あの発言は、麻生首相から、小泉元首相&改革派
グループに向けた「宣戦布告」の予兆に見えたのだ。(・・)
<そこで売られたケンカを、小泉氏が買ったとも言えるかも?^^;>
このあたりもまた改めて書きたいが・・・。
mewは、麻生氏らを筆頭にした保守派(非改革派)が、総選挙を目前
に控えて、この8年間、小泉氏&改革派に、いわば乗っ取られ、ぶっ
壊されて変容してしまった自民党を、自分たちの手に取り戻そうとして
いるのではないかと・・・そんな感じを受けているところがある。
* * * * *
そして、これまで小泉vs.麻生の対立が何となくおさまって来たのは、
森氏らが、色々な形で動いていたところがあったからなのだけど。
この8年、自分の政策や思いは二の次、三の次で、自分が党内の実権
を握り続けること&自民党が政権維持をすることに執心&終始して来た
森氏なのだが・・・。
何だか今回は、チョット様子が違うような感じもしている。(・・)
森氏は、小泉発言を受けて、昨夜、河村官房長官らと料亭で会談。
TVでは、記者に対して「うるさい」と声を荒げる不機嫌な表情が
映し出されて。
「小泉さんも言葉に気を付けた方がいいが、首相も余分なことを言う
からこういうことになる」と、首相への苦言を呈したなどとも報じ
られていたのだけど・・・。
でも、郵政民営化に関しては、かなりホンネの部分が出ていて、
明らかに麻生首相の応援に回っているようにも思えるからだ。(**)
11日には、「民営化が本当にいいのかという思いはあった」と。
また、「(麻生首相の)答弁の仕方が悪い。国会で質問を受けると
つい本当のことを言って(当時は)賛成ではなかったとか言う。私が
言うのと首相が言うのでは違う」と苦言を呈しながらも、自分も
含めて、民営化に反対である議員が多かったことを認めていて。
「(郵政民営化法には)3年後に見直すと書いてある。首相が一生
懸命に取り組もうとしている熱意は買ってあげなければいけない」
と応援。<共同通信11日より>
また12日夜の会談でも、『11日の講演で「民営化が正しいと
思っていた議員は小泉氏だけだった」と指摘したことに関しては
「小泉氏自身が『最初はおれ以外はみんな民営化には反対だった』
と言っていた」と説明。』<共同通信12日より>
そして、「首相は頑張れるところまでとことんやれ」と激励した
という。<時事通信12日より>
<森氏は、自分が実質的TOPである町村派(旧森派)で、改革派の
中川秀直氏を降格させたばかりだしね~。>
もしこれまで調整役に徹して来た森氏が、麻生首相&非改革派の
応援に回った場合、自民党内での対立はますます激化し、党内が
混迷するのではないかと思ったりもしているmewなのだった。(@@。
<関連記事*1>
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また、この他にリベラルor平和系のいいブログがた~くさんあるです。
ぶいっちゃんの「らんきーブログ」、iiyumeさんの「とりあえず書いて
みようか」も必見!(**)
さらに現政権にノーさんが作った「THE BLOGGER」をご参照下さい。
『郵政民営化をめぐる麻生太郎首相の発言は12日、首相経験者の「反麻生宣言」にまで発展した。自民党の小泉純一郎元首相は、首相の言動について「笑っちゃうぐらい、あきれている」と厳しく批判。小泉氏の発言は、自民党内の麻生離れの動きに「お墨付き」を与えかねず、党内には「中堅・若手の倒閣運動に結びつくと、大変なことになる」(町村派幹部)との懸念が強まっている。
小泉氏は05年秋、郵政民営化の是非を問う衆院選を断行。与党は衆院で3分の2を超える圧倒的多数の勢力を得た。ねじれ国会に苦しむ麻生政権にとって、衆院の議席が政権維持の生命線だ。にもかかわらず、小泉改革との決別を鮮明にし、民営化を支持した民意を軽視しかねない首相の発言に対し、小泉氏の怒りが一気に噴き出したと言える。
町村派の主導権争いに敗れ、森喜朗元首相とたもとを分かった中川秀直元幹事長も「今後の展開次第では民営化を堅持する行動を起こしていかなければならない」と語り、小泉路線の堅持を強調した。麻生政権と距離を置く中川氏は同日夜、東京都内の料理屋で町村派2回生を集め、支持勢力拡大に乗り出した。
小泉氏があいさつの中で、総額2兆円規模の定額給付金の効果に疑問を投げ掛けたことも、首相にとって大きな打撃。08年度第2次補正予算関連法案は参院で審議しており、衆院での再議決の際、自民党から16人以上の造反が出れば、再可決できない。民主党の鳩山由紀夫幹事長は12日、東京都内で記者団に対し「小泉氏を信奉する人は行動してほしい」と述べ、造反を促した。
消費増税や給付金問題を巡り、自民党内には首相批判がくすぶっている。町村派の町村信孝会長は12日、国会内で河村建夫官房長官と会い、「寝た子を起こさないよう、首相も発言には注意してほしい」と要請した。
ただ、自民党内には地方の疲弊をもたらしたとして、小泉改革への不満も根強く、閣僚の一人は「小泉さんの負の遺産もたくさんある」と吐き捨てるように言った。久しぶりの「小泉劇場」に対し「今回の発言で若手は余計に首相の悪口を言い出す。元首相が現首相の足を引っ張ってどうする」(閣僚経験者)と次期衆院選への影響を懸念する声も出ている。
<毎日新聞12日>exciteコチラ