拉致問題の早期解決のために・・・金賢姫や蓮池兄の意見は重要&政権交代して現実的な解決を
2009年 03月 12日
*印のついた報道記事は、文末のMore部分にあるです。
昨日、北朝鮮による拉致被害者である田口八重子さんの兄と長男が、
韓国で、元・北朝鮮の工作員だった金賢姫さんと対面した。
<excite関連コチラ、コチラなど>
田口さんは、78年に、長男が一歳の時に行方がわからなくなり、
失踪したとされていたのだが。
大韓航空機爆破事件で、韓国に逮捕された金賢姫さんが、工作員と
しての教育を受けていた時に、日本の言葉や生活文化を学ぶために
一緒に暮らしていたリ・ウネという日本人が、田口八重子さんであると
証言して。彼女も拉致被害者であることが判明したという経緯がある。
今回の対面の実現のウラには、日本や韓国政府の様々な思惑も絡んで
いたかも知れないのだが。
それはヨコに置くとして、被害者の家族には、少しでも拉致された
家族の情報を得たい、ワラにでもすがる思いで、ほんの小さな手がかり
でもいいから掴みたいという気持ちが大きいと思うのだ。(・・)
だから、mewは、今回の対面が実現して本当によかったと思うし。
後述するように、横田めぐみさんの両親が、北朝鮮にいる孫と会う
ことも含めて、もっと色々な形で、交渉や情報取得の方法を考える
べきだと思っている。
それは拉致問題の解決の仕方でも、同様だ。(**)
* * * * *
mewは、ひとりの国民として、1日も早く、1人でも多く拉致被害者
が帰国できるようにと願っているし。<被害者の両親や兄姉がどんどん
高齢化して、既に亡くなった方もいるだけに、尚更に早くと思う。>
そのためには、日本政府は、あらゆる手段を講じる努力をすべきだ
と思っている。(・・)
そして、実は、もし民主党が政権をとれたら、拉致問題の解決にも
新たな道が開けるのではないかという期待を抱いている。
民主党の小沢代表は90年の金丸訪朝団の一員として訪朝したこと
もあるし、連携している社民党には北朝鮮とのパイプがある。また、
中国も小沢氏や民主、社民党には、かなりの親近感を抱いていて、
問題解決に協力をしてくれる可能性があるからだ。(**)
しかし、このブログにも何回も書いているが。<コチラ、コチラなど>
今の麻生、安倍氏らの超保守派(戦前復古主義、民族&国粋主義)が
大きな実権を握っている自民党政権では、もはや北朝鮮との関係に
おいて、この硬直状態から脱するのは困難だろう。(ーー;)
彼らは、もともと北朝鮮を、民族的にも思想的にも、強く敵視、
蔑視していて、拉致問題の解決も含め、基本的に北朝鮮という国を
いかに痛めつけるか、いかに潰すかという視点でしか考えていない
ので、彼らが政権の中枢にいる限りは、北朝鮮は頑なな態度を
とり続けるのは目に見えているからだ。(-"-)
* * * * *
mewが、昨日、金賢姫さんの会見での発言で一番印象に残ったのは、
この部分だった。
『日本政府のこれまでの取り組みをみていて、北の自尊心を傷つけない
ようにしながら、心を動かす方法を考えるべきではないかと感じた。
努力すれば奇跡も起きる。北では死んだ(とされる)人も生きている
ことがある。』
また彼女は、こう続けた。
『北も(米国による)テロ支援国家指定解除がかなったのだから、
拉致被害者をただ死んだと主張するのではなく、彼らが故郷に戻れる
ように、せめて家族と会えるようにしてあげるべきだ。それが北が
国際社会の一員となり、(他国との)関係改善の上でも利益になる
と思う。』<以上、共同通信11日より>
これは、北朝鮮で生まれ育ち、父親は外交官、本人は元工作員と
して働いていて、同国政府の実情を知る人の考え&発言であるだけに、
傾聴に値すべきものだと思うし。日本政府も、このアドバイスを真摯
に受け止めるべきなのではないだろうか?。(・・)
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また、A Tree at Easeさん(この英名は、旧ブログ名の「とりあえず」を
示していることに、最近になって、やっと気付いたmew^^;)さんのところ
<コチラの記事>で知ったことなのだが・・・。
拉致被害者で帰国を果たした蓮池薫さんの兄・透さんが、この
ような発言をしているそうだ。<mew抜粋>
*日本政府は稚拙な政治決着をはかろうとして、結果として北朝鮮
を4回裏切っている。北朝鮮は、日本政府のことを信用していない。
*制裁と圧力だけで、相手側が悲鳴を上げて日本側にすり寄ってくる
というのは幻想。
*拉致問題によって、日本には偏狭なナショナリズムの雰囲気が醸成
された。
*過去の清算をきちんとして、北朝鮮が納得するようにやればよい。
* * * * *
蓮池透氏は、以前は、家族会の代表格として活躍。超保守系の政治
家に配慮してか、強硬策にも理解を示し、マスコミでも、強く北朝鮮
を批判することが少なくなかったのだが・・・。
弟の薫氏が帰国した後、弟から北朝鮮側の考え方や実情をきく機会
もあってか、この問題を冷静に客観的に見ることができるようになった
ようで、今は、家族会や保守系政治家とは距離をおき、様々な方法で
拉致問題を解決することも考えて、講演や政治家との協議などの活動を
行なっているという。
またmewはどこかで、蓮池透氏が「自分が家族会の活動をしていた頃、
横田めぐみさんのご両親が、孫のキム・ヘギョンちゃんに、北朝鮮か
第三国で会うという話が出た時に強く反対したことを、強く後悔して
いる」と語っていたのを読んだことがあったのだが・・・。
つい先週、こんな報道が出ていた。
『超党派の「日朝国交正常化推進議員連盟」(山崎拓会長)は3日、
北朝鮮による拉致被害者、蓮池薫さんの兄・透さんと意見交換した。
透さんは横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんについて「(めぐみ
さんの両親の)横田さん夫妻が第三国ででも面会すべきだ。そこから
何かが生まれるのではないか」と提案した。
山崎氏は終了後、「単なる圧力路線だけでなく、対話の努力を別途
行うべきだと改めて確信した」と述べ、国会議員有志の訪朝を検討
する意向を示した。
これに対し、自民党の「北朝鮮外交を慎重に進める会」(山本一太
会長)は3日、北朝鮮による長距離弾道ミサイルの発射準備の動きを
踏まえ、政府に経済制裁措置の延長などを求める要望書をまとめた。
「正規の外交ルートとは別に国交正常化を促すようなメッセージを
出すべきではない」と議員外交もけん制した。<毎日新聞3日>』
<尚、山本一太氏は、たぶん超保守ではないと思うのだが。安倍氏の
応援歌を作ってCDを出しているほどの、安倍氏と近しいので。安倍氏
らの考えを代弁しているのではないかと思われる。(・・)>
* * * * *
ちなみに「非国民通信」さんのコチラの記事で、日刊ゲンダイ
に載っていた、こんな話を伝えている。
07年に蓮池透氏が、訪朝をして来た山崎拓氏と会談。『当日の
テレビや翌日の新聞は「透さん、山崎氏訪朝を評価」などと伝え、
透氏の「弟も喜んでいる」という発言も報じられた』時のこと。
これに当時の安倍首相が顔を真っ赤にして激怒。『スッ飛んで
きた中山補佐官は、即座に薫氏本人に電話。「喜んだ」という報道
を撤回するよう圧力をかけたというのだ。』
これら二つの記事を見ても、日本政府のTOPになっている安倍、
麻生氏らの超保守派の政治家たちが、いかに超保守勢力が北朝鮮と
対話などする気はなく、ひたすら圧力、制裁で臨もうとしているか
がわかるだろう。(ーー)
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mewは以前にも書いたように、安倍氏らを一方的に批判しようとは
思っているわけではない。(・・)
被害者の家族が、子供や兄弟が北朝鮮に拉致された可能性があると
気付いたものの、日本の政府や多くの国会議員などがほとんど取り
合ってくれずに困っていた時に、この問題に関心をもって、親身に
なって相談に乗ってくれたのは、安倍氏や平沼赳夫氏などの超保守派
の議員たちだったからだ。
彼らは、この問題を国政レベルのものに引き上げたり、マスコミにも
アピールしたりもしてくれたし。それは、被害者家族にとって、本当に
大きな救いになったに違いないと思うし、そのことは大きく評価&感謝
もしている。(**)
* * * * *
ただ、幸か不幸か、彼らがこの問題に熱心に取り組んでくれたの
は、彼らが超保守思想を持っていて、北朝鮮のことが民族的、思想的
に大嫌いで敵視していたからであって。
皮肉なことに、そのことが逆に、北朝鮮との国交回復の動きや、
拉致問題の解決の交渉進展を阻害することにつながってしまったの
である。(-"-)
日本政府は、小泉政権の時に、北朝鮮との接触を試みて、小泉首相
の訪朝に成功。国交回復や北朝鮮支援などにも前向きな姿勢を見せた
ために、北朝鮮が拉致問題の存在をようやく認めて。それが、5人の
被害者やその家族の帰国実現につながったのであるが・・・。
<小泉訪朝の際は、何ヶ月にもわたって、海外で北朝鮮側の人間と
交渉を重ね、相当のおカネや食糧などが提供されたとも言われている。
外交による問題解決というものは、そこにはいい面も悪い面もある
かも知れないけど。オモテやウラで、様々なチャンネル、ルートを
通じて行なったり、資金や物資や様々な便宜供与、取引、密約などが
行なわれれたりする必要が生じる場合もあると思う。>
しかし、その小泉氏のやり方を、超保守系の政治家や識者などが、
大批判。小泉訪朝の実現に一役買った、北朝鮮との交渉役になって
いた外務官僚も更迭されることになったときく。(-"-)
さらに、北朝鮮が、核開発やミサイル発射実験などを行なったこと
もあって、彼らの敵対意識が募り、日本政府が、制裁強化の方向に
進んだため、北朝鮮との国交回復や拉致問題の交渉は、実質的に
途絶えてしまうことになったのである。(ーー;)
彼らは、北朝鮮が潰れるか、窮地に陥って「私たちが悪うござい
ました。被害者をお返しいたします」と全員を帰国させるような
形が理想だと考えていて、なかなか他の選択肢を検討しようとは
しないからだ。(**)
* * * * *
何か先週、小沢氏が拉致問題はお金で解決するしかないという趣旨
の話をしていたということが報道に出て、保守系の政治家やネット住民
などから、大批判を受けていたのだが・・・。
mewも、おカネだけで解決すればいいとは思わないけど。本気で
早期に&現実的に拉致問題の解決をしようと思えば、そのような方法も
選択肢&交渉カードの一つとして考える必要があるように思っている。
確かに、拉致問題に関して言えば、悪いのは北朝鮮なのだが。そこに
いたるまでには、様々な背景もあるし。もっとお互いに歩み寄る努力を
しない限り、平穏にかつ現実的にコトが進む道はないだろう。(・・)
でも、超保守派の北朝鮮政策は、どんどんアブナイ方向にエスカレート
しているのだ。(ーー;)
mewは、何度もブログで書いているけど。安倍氏が首相になった直後
の06年秋の国会で、『日本独自の制裁は「今までにない、他国にない
ような厳しい制裁を検討している」「北朝鮮も『わたしの内閣』が
決めるのだから、それなりのものになると考えているだろう」』と
嬉しそうに話していた姿が忘れられない。(-"-)
<上述の山本一太くんの言葉にもあったように、彼らは今も、さらに
制裁を厳しくすることを考えている。>
また、コチラの記事で書いたように、先日、あの田母神俊雄氏が
「自衛隊を動かしてでも、ぶん殴るぞという姿勢を(北朝鮮に)見せ
なければ拉致問題は解決しない」と講演で述べていたのだが。
この講演には、自民党の超保守政治家と結びついて、自らも選挙に
出馬&落選したことのある家族会の幹部や、超保守系の政治家、識者
なども参加していたという。
この田母神氏の考え方は、自民党の中枢にいる超保守派のホンネに
近いと言ってもいいだろう。(ーー;)
<麻生政権は、北朝鮮のミサイル実験に、たとえ人工衛星であっても、
迎撃ミサイルを使うとか言ってるし~。(-_-)>
* * * * *
ついつい、長くなってしまったのだけど。(すみません。m(__)m)
mewは、この拉致問題の解決や北朝鮮などとの外交のあり方は、
今、そして将来の日本の国や国民のあり方にも大きく関わる問題
なのではないかと思っているので、つい力がはいってしまって。(^^ゞ
そして、どうか次の選挙では、そのようなこともよ~く考えた上で、
今の自民党に政権を委ね続けることか望ましいのかどうか判断して
欲しいと願っているmewなのである。(@@。
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