日本がアブナイ!

mewrun7.exblog.jp

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター

2005年 12月 08日 ( 1 )

 5日、政府は強度偽装建築の被害にあっている住民への支援策を発表した。
 国&自治体が耐震強度が基準の5割以下のマンションの購入者から、マンションを買い
取って解体し、再築の際は共用部分の建築費用を助成するという。また移転費用や仮住まい
の賃料等を補助(公営住宅の斡旋、賃料の減免含む)、様々な税金の減免、ローンの利子や
支払いに対する特別の施策も行なうようだ。

(4.5)でも書いたように、私は今回の問題に国が支援も含めてどのように、またどれだけ
関与すべきか、かなり迷っている部分があった。
 私は、今、日本がいわゆる新自由主義的な路線を歩んでいること、その中で拙速に
「小さな政府」化を進めようとしていることに大きな懸念を示している。今回、このブロ
グで何でも「官から民へ」はアブナイとして、建築確認等の業務の民間委託に関して問題
を提起したのも、その一環である。
 だが、では国がこの件で積極的に支援をすべきかどうかと言えば、話は別だと考える
部分があった。というのも、「小さな政府」云々と関係なく、客観的に見て、今回の事案
は基本的に「民と民の問題」だからである。
 少なくとも、欠陥のある建物に対する責任やそれに関わる諸費用に関しては、まずは
売り主の瑕疵担保責任や違法性や故意過失のある関連機関に責任を追求するなど、民民で
解決すべきことだと思われる。それが原則であり、優先されるべきものだと考える部分が
強かったからである。

 今回の支援策の中で、国が建物の解体を支援をすることに関しては、止むを得ない部分
があると考える面がある。現に自重や震度5程度で倒壊する危険性の高い建物が現に存在
し、マンションの住民だけでなく、周辺住民の生命、身体、財産に危害が及ぶおそれが
大きいからである。
 これも本来であれば、販売主がそれも為すべきなのだが(実際、シノケンなどは自社
で解体、補強、移転費負担などを行なおうとしている)、今回特に危険度の高い物件は
ヒューザーが販売したものである。あの社長の人格もさることながら、会社にそれらに
対処する十分な資金がないと思われるため、早急に対応するためには国が支援をするのも
致し方ないかと思えるところがあるからだ。

国交省は、国には国民の生命や身体を守るべき責務があり、そのための施策が必要で
あると、また倒壊の危険度の高い建物に関しては、公共性、緊急性があり、自然災害に
準じるものがあると説明しているようである。
 たとえば、崖崩れの危険が迫っている地域の住民に避難勧告を出し、崖の修復、補強
工事を為すことと同じようなものだと考えろということなのかも知れない。(ただし、
崖が個人が所有している場合は、その費用は所有者が負担することになるが。)
 かなり強引な考え方だとは思うが、おそらく私も含め多くの国民も、この件で多数の
死傷者が出るような事態は起きて欲しくないと思うであろうし、悲惨な被害を防ぐ必要性
を考えて、住民の当面の移転先の確保や建築物の解体までは国が面倒を見ることは容認
できる人も多いのではないかと察する。

 しかし、その他の支援・・・たとえば移転費用や再築費用(共用部分)の負担、ローン
や税金に関する施策などについては、果たして現時点でここまで支援を決める必要があっ
たのかどうか疑問に思う点がある。
 これらは、直接、生命、身体の危険に関わることではなく、住民の財産の維持や経済面
での支援になるからである。後述するように、欠陥住宅や建築物の問題に関しては、多く
の人々が困っており、財産や経済的な損失を被っている人も少なくない。自然災害によっ
て建物に大きな被害を受け、その補修や解体&再築に関して困っている人も多い。だが、
国はそれらの人たちに、ここまで手厚い支援はしていないように思われる。おそらく、
今回の支援策を知って、大きな不公平感や不公正さをおぼえる人は少なくないと思う。
 また他の強度偽装事件の被害者への対応とのバランスも考える必要があるだろう。

 どちらかと言えば、社会政策を重視する私でさえクビをかしげたくなる部分が多いの
だから、一般国民の中にはもっと疑問を抱いたり、納得できないと思う人が多いのでは
ないだろうか?

<また正直なところ、解体の部分を除いては、何故、「小さな政府」&「歳出削減」を強く
唱えている現政府が、こんなに早く手厚い支援を決めて発表したのか、不思議に思うところ
もある。>

               <つづく>
[PR]
by mew-run7 | 2005-12-08 09:52 | 政治・社会一般 | Trackback(18) | Comments(0)

「平和で平穏で楽しい生活が一番!」 今はアンチ超保守&安倍政権の立場から、mew基準の(時に偏向した?)視点で、政治や競馬、スポーツなどについて書いています。写真は溺愛馬トロットスター


by mew-run7