西澤氏の氏名公表、証人喚問は妥当なことなのか?(2) 

今回は西澤氏の証人喚問の妥当性について書いた記事をアップしようと思ったら、もう
衆院の懲戒委員会で、証人喚問を4日に行なうことが決議されてしまっていた。^^;
民主党側が、彼が民間人であることを理由に非公開での喚問を要求していることから、
その点は西澤氏側などの意見もきき、もう一度調整するようだが、与党側は「国民の関心
が高い」ことを考慮し、公開での喚問を行なうべきだと考えているようだ。

 西澤氏の代理人は27日に記者会見を行ない、証人喚問については「懲罰委の審議対象
はあくまで永田氏の国会質問という『行為』であり、メールの提供者が誰かということは
本質に影響することはない」「証人喚問は刑事罰も制裁もある。一民間人に大きなプレッ
シャーをかけて引きずり出すことが本当にいいことなのか」「民間人の喚問は、人権保障
という憲法の基本原則の観点から、極めて大きな問題がある」と主張し、同日、懲罰委員会
に喚問を行なわないように意見書を出していた。また「西澤氏がごく近い将来、事情説明を
する意向がある」ことを明らかにした。さらに、西澤氏が情報提供を否定し、永田氏の主張
と食い違っていることについては、「私人間の問題として、永田議員が損害賠償請求等の
訴訟を提起するなどの手段をもって、司法の場で真偽が判断されるべき事柄だ」とした。
 だが、29日に喚問が決定してしまったため、これを受けて「極めて不当だ」と批判し、
「喚問に応じるかどうかは全く決まっていない」と述べた。また「喚問の前に公になる形で、
西澤氏の立場から事情の説明をする」とも発表した。
<もしかしたら、独占手記orインタビューの形をとることも考えられなくはない?!>

 さて、この証人喚問に関しては、メディアやブログ等を賛否両論があるのだが、どちら
にも理があるように思われる。何を重視すべきかという観点によって、結論が分かれて
来るようにも思う。
 懲罰委員会は「真相を解明し、永田氏の懲罰を決めるために、西澤氏の証言は欠かせない」
というが、私自身は、懲罰委員会での証人喚問であるということを重視して、理論的に突き
詰めて行った場合は、証人喚問を行なうことの必要性やいきなり証人喚問に呼ぶことには疑問
を覚える。<もしどうしても必要であると考えるなら、耐震偽装事件の時もそうだったように、
まずは参考人招致の形で事情説明を受けるという形をとるべきだろう。ただ、もう喚問が決ま
ってしまったので、その理論的な話は、あとで少しだけアップすることにしたい。>

 おそらく証人喚問が決まった最大の理由は、永田氏の懲罰を決めるためではなく、この
偽メールの件の真相を解明したいという考える人が多いことと、西澤氏がどのような人物
で永田氏をどのように騙したのか(メールの作成者が誰かということへの関心も含む)、
喚問の場でどのようなことを言うのかに関心を寄せる(または好奇心的な興味を持って
いる)議員やメディア、国民が多いからだと思われる。
 ただ、問題はそのために証人喚問という国政調査権の一環でもある強制力の大きい方法
をとっていいのか、しかも一民間人を人前にさらす形で行なっていいのかということに
ある。

 自民党は、かなり早い時期から、西澤氏の証人喚問を行ないたいと要求していた。
 小泉首相は、2月の党首討論の際に前原代表に「国政調査権の発動は慎重に決めなけれ
ばならない」と諭していたように記憶しているが、そんなことはお構いなしである。
 
【事情により、一部削除】

 <ちなみに自民党内では、久間総務会長は記者会見で「いきなり証人喚問からやるのは
どうかと思う。私は民間人を国会に引っ張り出して罪人のように扱う議院証言法自体に
懐疑的だ」と喚問に疑義を示していたようだ。>

 他方、民主党は実のところ23日までは、証人喚問には否定的な立場をとっていたの
だ。しかし、(1)でも書いたように、23日に西澤氏側から「メール事件に関与して
いない」旨のメッセージが来たことから、方針を転換した。民主党の調査チームは、
結局、西澤氏の聴取を行なえないことから、党内では真相を解明することが困難になっ
ている。また党としては早くこの件に決着をつけたいという思いがも強い。しかも、
永田氏と西澤氏の主張が食い違っているのは望ましくないし、あまり喚問に反対して
いると、何か都合が悪いことでもあるのではないかと勘ぐられてしまうおそれがあり
それも望ましくない。
 当初は、西澤氏の代理人同様、筋論を述べて証人喚問に難色を示していた民主党で
あるが、結局、自分の党の保身のためには、方針転換をせざるを得ないと判断したの
であろう。
 ただ永田氏への遠まわしの辞職勧告や、何だか急に浮上して来た再処分の話も含めて
首尾一貫しない姿勢には、疑問を感じる面もある。<もともと現在の代表や執行部には
さして期待していないのだが、姿勢がコロコロ変わるのを見ると、尚更にイラつく。>

 <この続きは、この記事のあとに追記する予定です。もしかしたら(3)に行くかも?!> 
                                    THANKS

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by mew-run7 | 2006-03-30 05:22 | Comments(9)