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 この記事は、17日の『麻生クーデター(?)が潰されたわけ (1)・・・
10~12日の首相動静に見る安倍&麻生らの動向
』のつづきです。

* * * * *

 総裁選が進む中、麻生陣営は何とか巻き返しをはかろうと必死になっ
ている。
 
 麻生氏は、機会があるごとに、福田氏の擁立に関して「一晩で派閥の
談合ができ上がった」「古い自民党に戻っている」と批判。
 また、麻生陣営は、「麻生にだまされた」「麻生クーデター」のウワ
サ(?)を消すことに躍起になっているようだ。
 麻生氏本人や陣営スタッフに続き、与謝野官房長官も記者会見で、それ
らの情報を否定する発言を行ない始めた。<*1>

 まあ、私は今回の件を「クーデター」と呼ぶべきかは疑問なので、
それでタイトルにも「?」をつけているのだけど。
 私から見ると、逆に、今回の「福田氏擁立、派閥談合」は「反安倍」
&「反麻生」議員たちがもくろんだクーデターがもとになっていると
も言えるのではないかと思える部分もあるし。何だか「どっちもどっち」
なんじゃないかという感じがあるのだ。(・・)



 というのも、「福田擁立」の話は、決して安倍辞任が発表されたあと、
一晩ででき上がったわけではないからだ。
 もう8月の初めには、福田擁立のシナリオは作られており、いくつか
の派閥の間で、了解を得ていたのだ。それゆえ、安倍氏が辞任すると
わかった時点で<おそらくは11~12日にかけて>、関係者が連絡を
とりあい、あとは福田氏さえOKすれば、あっという間に話が決まって
しまうのである。
 しかも、実は、麻生氏自身も、8月に「福田擁立」の話を持ちかけ
られており、そのような計画があることを知っていた。(@_@。

<だから、麻生氏も、立候補の日のTVインタビューで「福田氏の出馬
は予想外のことではない。私は、最初から、福田氏が出ると考えていた」
と答えている。(mew目撃)> 

* * * * *

 麻生氏は、19日午前、「誤解のような話がいっぱい流れている。
情報を知っていたのが私だけだったという話になっているようだが、
同様に知っていた方もいた」と語り、自分以外にも首相の辞意を事前
に知っていた人物がいることを明らかにした。

 与謝野官房長官も同日の会見で、11日に中川秀直幹事長が官邸で
安倍首相と会っていることを挙げ、「(首相は)中川秀直氏に対して
幹事長として信頼感を持って1年間ともにやってこられた間柄で、
そういうことがあってもちっとも不思議ではない」との見方を示した。
≪読売新聞 19日他より *2>

 11日の中川氏の官邸訪問の件は、既に(1)の記事に書いてある
けれども。
 私も、この日に安倍氏が中川氏に辞意を固めたことを伝えた可能性
が高いと考えている。

 おそらく中川氏は、すぐにフランスに外遊中の森喜朗氏にその話を
伝えたことだろう。そして、森氏が直接or誰かを介して、8月の福田
擁立シナリオに加わった派閥の領袖たちに連絡をとって、準備を調える
ように働きかけた。また、福田氏にも電話をして、正式に出馬要請を
したはずだ。

 森氏は外遊日程を取りやめ、急遽、帰国を決定して、13日の朝に
成田空港に着いたのだが。その朝には、もう福田氏が出馬をすると
いう話が広まっていて、記者たちが自宅を出る福田氏を取り囲んでいた
のだった。(・・)

~ ~ ~ ~ ~ ~ ~

 8月に福田擁立の話があったことは、以前、このブログでも取り
上げた、産経新聞8月29日の『【内閣改造 土俵際の再出発】(下)
本気だった「倒閣」 』<コチラ>という記事にも書かれている。

 7月29日、自民党は参院選に大敗。しかし、安倍首相は同夜の
うちに、続投宣言を行なってしまう。

 しかし、当然にして反安倍陣営を中心に、この安倍続投に納得が
行かない者も少なくなかった。
 そこで、まず、いわゆる反安倍陣営である新YKKに津島派が加わっ
て、「福田擁立」のシナリオが作られたようなのなのである。

『7月31日。東京・汐留の高層ビルの一室で、参院選で瀕死の痛手を
受けた安倍政権を揺るがす密談が繰り広げられていた。
 「メディア界のドン」といわれる人物が主催する秘密会合に顔をそろ
えたのは派閥領袖級の4人。元副総裁の山崎拓、元幹事長の加藤紘一、
元幹事長の古賀誠の「新YKK」、そして元厚相、津島雄二だった。
 誰とはなく「安倍はもうダメだ。世論が分かっていない。一気に福田
擁立でまとめよう」と声を上げると、新YKKとは一線を画していた
津島も「あの人(安倍)には人の暖かみを分かる心がない。『正しい
ことさえ言っていれば人は分かってくれる』と思いこんでいる」と
応じた。』

 福田氏は、安倍氏と同じ旧森派の議員なのだが、安倍氏らのように
右寄り、米国べったりではなく、アジア外交も重要視し、バランスの
とれた人物であることから、反安倍陣営からも信用がある。<福田氏
は、国立の戦没者追悼施設を作ることを推進していた仲間でもあった。>

 それゆえ、新YKKは、もともと昨年の総裁選でも、もし福田氏が
立てば、支持するつもりであったと言われている。また福田氏なら、
敵が少ないので、旧・森派も含め、他の派閥も話に乗りやすいだろう。
 そこで、福田アゲインという話になったのではないかとも思われる。

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 他方、森氏らの方も、今後どう対応すべきか、アタマを悩ませて
いたようだ。
 もともと森氏は、昨年の総裁選の時も、福田氏を擁立するつもり
でいたのだ。しかし、同じ派閥の安倍氏が森氏の説得を聞き入れず、
出馬を決意したため、福田氏は出馬を見送ってしまった。

 ちなみに、旧・森派の清和会は、もともと岸派の分裂後に、福田
(父)派としてスタートしたもので、福田父派→安倍父派→三塚派→
森派(一時小泉派)→町村派という流れで続いているのだが。
 森氏は、ああ見えて(?)かなり律儀な人で、自分が福田赳夫氏
や安倍晋太郎氏に世話になって来たことから、両氏の息子を是非
総理大臣にしたいと強く思っており、年齢や経験から見て、福田→
安倍の順を考えていたのだけど。できれば、福田氏を改めて首相
の座につけるチャンスを得たい考えていたようだ。

 そして、(1)にも書いたが<上述の記事にもある>、参院選の
当日の29日夕方、森氏や中川氏(+青木氏)は、29日夕方、
惨敗がほぼ確定的になった段階で、今後、政局運営が困難になること
や、安倍氏に深い傷がつかにうちに辞任した方が再登板のチャンスが
残せるという配慮もあって、安倍氏に辞任を促す。
 まあ、ある意味で、これも「安倍おろし」の相談になるのかも知れ
ないのだけど。^^;
 そして、この時に、森氏たちの間では、安倍氏のあとに福田氏を擁立
することを考えていたと言われている。

 でも、安倍氏はもともと参院選で負けても首相を辞める気はなかっ
た上、同じ国家観(改憲&国家再興)を共有し、以前から自分を励まし
てくれる麻生氏が、首相続投を支持してくれたこともあって、森氏ら
のアドバイスに耳を貸さずに、その夜にTVで続投表明をする道を
選んでしまう。

* * * * *

 だが、参院選後、党内の情勢はかなり厳しいものがあった。とても、
党で一丸となって、安倍首相を支えて行こうという雰囲気はない。
 しかも、もしこのまま解散に追い込まれたら、自民党は政権与党の
座を失なうおそれさえある。
 森氏やその周辺も、ここは、何とか他の首相を立てて、一度、党を
立て直す必要があると考えたに違いない。

 そして、ここが自民党のスゴイところであり、それゆえに長く政権
与党を保持し続けている最大の要因でもあると思うのだが。
 自民党が与党を続けるためなら、反安倍の派閥と、安倍擁護の派閥
が、力を合わせて、安倍おろし&福田擁立のために動いてしまうの
である。(@@。

<まあ、与党を続けるためなら、全くorかなり考えが違う社会党や
公明党とも連立政権を組んでしまうぐらいなのだから。同じ政党内で
考えの違う派閥と手を組むぐらい、わけのないことかもね。^^;>

 そして、何と森氏は、8月5日に麻生邸を訪れ、安倍氏とタッグを
組もうとしていた麻生氏にも、福田擁立の話を持ちかけたのだが。
麻生氏は、これを拒んでしまった。

『「なんだかちまたには福田擁立なんて動きがあるらしいが、こんな
ものは絶対にのめない。安倍さんと総裁を争った私が支えるといい、
『安倍だ』『安倍だ』とはしゃいだ連中がハシゴを外すなんてまったく
おかしな話ですよ。そもそも福田さんは総裁選に出てもいないじゃない
ですか」
 森は「福田さんには安定感があるから…」と言ったが、麻生は頑と
して譲らなかった。
「もし福田擁立という動きが本格化したら、即座に手を挙げて総裁選
を要求します」』

 森氏や新YKKなどが、何故、内閣改造前に強引に安倍おろしを
しなかったのかはわからないが。彼らが、安倍首相辞任を想定して、
それなりの準備を進めていた可能性は高い。<ここに、津島派の参院
のドンだった青木氏や、元衆院議員の超実力者(&策士?)の野中
弘務氏が絡んで、話を進めていたという情報もある。>
 さらに、麻生氏がどうも自分のペースで、安倍政権を動かそうと
していることや、安倍氏から早い段階で首相の座を譲ってもらおうと
していることに<これを麻生クーデターと呼ぶ人もいるわけだが>
反感を覚えた者もいるようだ。

 彼らは、安倍氏がこのタイミングで、いきなり辞意表明するとは
予想していなかったかも知れないが。でも、もう各派閥の了承も得て、
準備も調えつつあっただけに、安倍氏辞任を知った時点で、すぐに
福田氏擁立でまとまって行動に移すことは、実に容易なことだった
のではないかと思われる。(**)

追記・このあたりのことは、「文藝春秋」のコチラの記事にも
載っていたです。

   <つづく>         THANKS 

    
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by mew-run7 | 2007-09-20 11:24 | 自民党について | Trackback(11)