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日本がアブナイ!


これは、今日9日の2本目の記事です。 

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 4日のプチ内閣改造で、野田内閣を退任した(解任された?)小川前法務大臣のインタビュー記事(現代ビジネス)だ。

 小川前法務大臣は、東京地検特捜部に属していた田代政弘検事が虚偽捜査報告書作成した件で、東京地検の捜査に問題を感じて、指揮権発動を検討していたことを告白。
<関連記事・『指揮権発動発言の真相~小川前法相のインタビュ~など&小沢控訴審の裁判長が再審決定

 そのことが原因で、4日に法務大臣を解任されたのではないかという見方も出ている。

<小川氏は他のメディアの取材に対し、もし野田首相に反対されても6月6日に指揮権を発動するつもりだったと語っている。>

 皆様にも読んでいただきたい&資料としてもキープしておきたいので、ここにアップすることにした。

* * * * *

 現代ビジネス 長谷川幸洋「ニュースの深層」 6月7日

「指揮権発動について再び首相と会う前日に更迭された」、「小沢裁判の虚偽報告書問題は『検事の勘違い』などではない!!」小川敏夫前法務大臣に真相を聞いた

 検事による虚偽の捜査報告書作成問題に関して、小川敏夫前法相が退任会見で検事総長に対する指揮権発動を考えていたことをあきらかにした。法相の指揮権発動とは穏やかでないが、いったい背景に何があったのか。当事者である小川前法相に6日午後、議員会館でインタビューした。

 すると、問題の田代政弘検事に対する捜査・処分をめぐって、法相と法務省・検察事務当局の間で生々しい「暗闘」が繰り広げられていた実態が浮き彫りになった。

 小川は5月11日に野田佳彦首相に面会して、検事総長に指揮権を発動する考えを伝えた。そこでは首相の了解が得られないまま、二度目の面会が開かれる直前、内閣改造で突然、事実上の更迭となった。更迭の理由は「国会で携帯の競馬サイトを見ていた」とか「弁護士活動でトラブルがあった」などと一部で報じられたが、小川はまったく納得していない。

 小川は「捜査報告書は検事の記憶違いではない。ほぼ全部が架空なんです」「(指揮権を発動する考えを)総理につぶされたとは思っていません。でも、あっという間にクビになっちゃった」などと語った。以下、インタビューでのやりとりを紹介する。

それ以外も全部が架空なんです
長谷川: 指揮権発動はいつごろから考えていたのか。

小川: この問題はそもそも裁判所で指摘されているわけですよ。(小沢一郎の裁判で秘書の)石川さんの供述調書が証拠として排除されましたね。田代検事が数日かけて作成したという捜査報告書も「(検察の)組織的関与が疑われる」と猛省を促している。これは事実を的確に表していると思う。

 ぼくはインターネットに流出した捜査資料を読んでみました。捜査報告書については、法務大臣に就任してから非常に重大な関心をもって「国民の理解を得られる対応をしなければいけない」とあらゆる機会に言ってきた。

長谷川: なるほど。

小川: それで裁判で証拠の排除があって、捜査報告書を読んでみると、これは田代検事の記憶違いじゃない。とうてい言えない。マスコミも検察にうまく乗せられているような気がします。つまり「(石川が田代から11万人以上の選挙民から支持されて国会議員になったと言われた)一部分が架空だった」というように書いているけど、実際の報告書を読むとそうじゃない。ほぼ全部が架空なんです。架空の一つの例として「11万人」が挙がっているだけ。それ以外も全部が架空なんです。(石川がしていた秘密の)録音の中には一言も出てこない。

長谷川: その点を省内で指摘された。事務方はなんと言ったのか。

小川: 「(田代の)勘違いだから」と言っていた。そこら辺は大臣としての省内のやりとりだから(詳しくは)勘弁してもらいたいけど、ようするに田代検事の勘違いというのは、とうてい考えられない。

検察は無罪になる証拠しか集めていない
長谷川: それが納得できなかった?

小川: だれも納得しないでしょ。裁判所が言っているとおりですよ。

長谷川: それで指揮権という話になったのか。

小川: ぼくは何度も言っているとおりで、国民の理解が得られる対応をしなくちゃいかんと。つまり田代個人の記憶違いということで終わらせるな。それではなんの反省にもなりませんから、と言い続けたわけ。でも馬耳東風で聞き流されて、新聞にどんどんリークして。(田代の)記憶違いという弁解を破れないだなんて言って、ちょろっと人事で相談なんて言ってるから。一般的に言っても聞かないんだから、じゃあどうするかっていう話になる。

長谷川: そこで指揮権発動を考えた。

小川: うん。それしかないでしょ。たとえば今朝(6月6日)の朝日新聞の社説でね、検察審査会で判断すればいいだなんて言ってるけど、まったくトンチンカンですね。

長谷川: どうして?

小川: 検事は無罪になる証拠しか集めてないんですよ。田代の記憶違いだと。それを破る証拠を集めてないんですよ。それが検察審査会にいって、どうなります?

長谷川: それはムリですね、素人がみても。

小川: 証拠がないんだから。田代の弁護人が捜査してるみたいなもんですよ。だから検審にいくっていう意味がない。有罪の証拠を集めずに無罪の証拠を集めている。そういう風につくっているんだから。捜査記録は見ていませんから、断定的に事実関係を言えないけど、記憶違いとしか言ってないんだから、集めてないんです。

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長谷川: 捜査報告書をみればあきらかだと。

小川: 私、こんな録音記録ね(ファイルを見せながら)読みましよ。こんな長たらしいの。流出資料ですよ。こんな細かいの。(ここには)ないんです。さっき言った(捜査報告書に書かれた)やりとりが。全部ないですよ。私が「ないじゃないか」と言ったら、法務省は「ない」と認めました。

 で、さっきも言ったけど、マスコミは11万人の部分だけを、あたかも全体の中の一部のように言うけど、それは当局の誤った情報に誘導されているんじゃないかと思う。中身、ぜんぶ嘘なんだから。

6月5日に総理にもう一度会うことになっていた
長谷川: それで「指揮権を発動する」と言ったんですね。

小川: 「それだけの覚悟は持ってんだぞ」ということは言った。「発動する」って言ったら発動になっちゃう。

長谷川: それはそうですね。対応は。

小川: 向こうの? まあ、ぜんぜんでしたね。やらないんだから。記憶違いで済ませてね。それでは国民の理解が得られず、検察の信頼が失われる。それなら法務大臣の職責としてね、こういうケースでこそ指揮権を発動すると。会見で述べたとおりです。

長谷川: それはいつごろ決心したのか。

小川: 5月11日に野田総理に会いました。その直前です。

長谷川: 総理には考えをそのまま述べられた?

小川: 時間がないから、そんなに詳しい説明はできないですよ。ただ検察の信頼を立て直すためには、指揮権も発動するということの理解を得たいと。マスコミには、ぼくがやるのを「総理が止めた」みたいな書き方もあるけど、それは違います。総理はつぶすとか、そんな意図はなかったですよ。

 正しく言えば、その場ではOKということにならなかっただけで、総理につぶされたとは思ってませんよ。その場ではOKくれないから、とりあえず継続して、また出直そうと思ったわけ。それで出直そうと思っていたら、あっという間にクビになっちゃったわけ。

長谷川: 5月11日の面会からしばらく時間がありましたね。

小川: 指揮権発動なんてしなくても、やることをきちんとやればいいんですけどね。馬耳東風でマスコミにはリークするし。じゃあっていうんで、あらためて時間を申し入れて、6月5日に決まっていたんですよ。きのうです。たまたまかもしれないけど(注・前日の4日に内閣改造になった)。

長谷川: 大臣を辞める理由について「国会で携帯の競馬サイトを見ていた」とか言われましたね。あれはどういう話か。

小川: 委員会が始まる14分前だってこと。委員会中じゃない。

長谷川: え、委員会の開会前なんですか。

小川: 早く行き過ぎちゃったんですよ。テレビで流してたでしょ。でも、ぼくの周りにだれもいないでしょ。こっちは14分くらい早く着きすぎちゃった。で、30秒くらい見てた。それをあたかも審議中みたいに誤解されてるわけ。

長谷川: いつの話ですか。

小川: 党首討論のあった日。2月29日です。そんなの問責になるわけない。

長谷川: それは、そもそもどこから出てきた話なんですか。

小川: 知らない。

長谷川: 総理はなんと言ってました?

小川: 辞めなきゃならない理由は何も聞いてない。こっちも聞かなかったから。人事権者が(交代を)言ってるんで。

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「指揮権発動=悪」というメディアの思考停止

長谷川: そういう経緯があって、退任会見で話をあきらかにしたのはなぜですか。

小川: やっぱり、これ重大だしね。このままだと記憶違いでやっちゃうでしょ。国民は納得しませんよ。だから、ぼくは検察を敵に回してね、検察が憎いんじゃないの。検察の事務方が仕事ができないどころか、さらに検察の信頼が地に堕ちちゃう。それじゃいけないだろっていう危機感ですね。それで問題提起を含めて、あえて言ったわけ。

長谷川: マスコミには造船疑獄以来「政治介入はいけない」という論調が支配的です。

小川: これは政治の事件じゃないですから。政治家の捜査をストップするって話じゃない。検察の中の事件です。それがなんかフニャフニャして、国民の目から見てもね、あきらかに納得してないような消極的なことをやってんなら、それはだれが検察にさせるかって話ですよ。

 それを朝日新聞は検審がやれって言ってんですけど、有罪にできないような捜査やってんのに検審に言ったってしょうがないでしょ。こういう事件こそ、指揮権を躊躇なく発動すべきだと思いましたね。

長谷川: 小川さんの政治的立場を聞きたい。

小川: 結果的に小沢さんのグループは喜んでるよね。でも、ぼくは小沢派じゃないですから。ぼくは菅(直人)グループでしたけど、そこをやめて一匹狼です。無派閥。小沢派じゃない。会ったこともないし、カネをもらったこともない。

 ただ、一人の法曹として、あるいは検察OBとして、この陸山会の捜査はやりすぎだっていう考えはもっていましたよ。だけど、小沢さんに味方するわけじゃありません。純粋に捜査のあり方として、いくらなんでも、と。

 だから、ぼくは意図はないんです。検察に対する国民の理解、非常に厳しいところにきていて(この処理で)さらに決定づけちゃう。ぼくは検察OBとして検察を信頼しているところ、期待はしている。あるいは立ち直ってほしいと期待しているわけ。でも、これじゃあ、検察の信頼を損なってしまう。

もし起訴しても無罪になる
長谷川: 報道があって反響はいかがですか。

小川: 激励の電話、ファックスが多いですよ、普通の国民から。批判はほとんどありません。ツイッター、見ると面白いですよ。

 あとひとつだけ。朝日が「指揮権発動して起訴してどうすんだ」と。起訴を命じるかのような前提でぼくを批判しているんだけど、そういう「起訴しろ」なんて指揮権を発動するわけないですよ。だって、もしも起訴すれば無罪になっちゃうじゃないですか。だって、有罪の証拠を集めてないんですから。人権問題になる。ぼくは責任とって政治家をやめなきゃならない。そんなバカなこと、考えませんよ。

長谷川: じゃ、どういう指揮権を。

小川: なにをもって指揮権かというと、具体的な事件を指摘して指示すれば指揮権なんですよ。具体的な事件を指摘しないで、たとえば「政府のために職務に精励しろ」だったら、単なる訓示なんです。指揮権と訓示の区別は具体的な事件を特定して、なんらかの指示をすることが指揮権なんです。

 だから「この事件について厳正にやれ」と言ったって、それは指揮権なんです。つまり指揮権の範囲は非常に広いわけ。それをあたかも「指揮権というのは起訴命令だ」という前提での議論と批判はまったく当たらない。

長谷川: では「厳正にやれ」という指揮権発動を考えていた?

小川: 「厳正にやれ」って言ったって聞かないんだから。そこで、人権問題にならないように、しかし効果をあらしめるための指揮をどういう風にやるか、っていうことをね。考え抜いたわけだよ。それは申し訳ないけど、発動しなかったんだから言わない。

長谷川: 中身については(言わない)。

小川: うん。「起訴しろ」なんて、そんな単純な、あとあと人権問題になるような指揮権発動なんてまったく考えてない。それでは、こっちがクビになりますよ。「厳正にやれ」でも効果はあると思いますよ。でも効果をあらしめる方法も考えました。苦労して考え抜いた。

 以上である。

日本はどうなってしまうのか

 小川が野田首相に会った後、小川の周辺では「土地取引に関して、法相はいずれ刑事告訴される」といった噂が流れていた。5月下旬ごろだ。その点を問うと、小川は「(やましいところは)まったくない。土地取引そのものがない」と否定した。

 噂の真偽はともかく、そういう話が飛び交うと、消費税引き上げ問題がヤマ場にさしかかった重大な局面で、問題になりそうな大臣は「予防的に更迭したほうがいい」という話が出てもおかしくない。永田町・霞が関はそういう世界である。

 小川はインタビューの最後に「日本はどうなってしまうのか」と真顔で心配した。そして「これからは一議員なので、この問題は国会でこれからも追及する」と言葉に力を込めた。

                   以上

                        THANKS


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by mew-run7 | 2012-06-09 21:32 | 小沢&秘書の裁判

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 昨日、男子サッカーWCアジア最終予選が行なわれ、日本代表がホームでヨルダンと対戦。6-0で快勝し、これで2戦2勝になった。"^_^"

 今月から、いよいよ最終予選がスタート。サッカーファンは、ワクワク・ドキドキの1年間を過ごすことになる。
 mewは、初戦を見て「きゃ~、オールスターの布陣だわ~」「わ~、外国人選手のプレ~を見てるみた~い」とキャピキャピしていたのだけど。今回はメンバーもかなりそろっているように思うし。大半が海外で本当に活躍する選手だけあって、チーム&個人としての意識やプレーなども、かなりレベル・アップしているように感じる。

 この2戦、ホームで格下が相手だったとはいえ、ディフェンスでは1点も与えていないし。1戦目はもう少しとれたと思うけど、3-0、6-0としっかり得点できたし。本田は計4点とって復活ぶりをアピール。香川、岡崎、前田と点をとるべき人が、しっかりゴール・ゲットできたし。栗原も、期待されたヘディングで代表初ゴールを決めたし。遠藤のパスは相変わらず冴えているし。長友、内田は相変わらずよく動いているし。
 すご~く「イイ感じ」で最初の2戦を戦うことができたのではないかと思った。(^^♪

 でも、本当の戦いは、次のアウェイでの強敵・豪州戦からだと言えるだろう。(**)
 それに最終予選に残ったチームは、ランキングは低くても決して侮れないところばかりなので、一戦一戦、きっちりとものにして行って欲しいし。早くも負傷者が出ていて心配なのだけど、何とか一年間、みんな大きなケガをせず、コンディションをキープしてくれればな~と願っている。(・・)

 幼少時にサッカーが盛んな国で育ったmewは、WCが近づいて来ると、ついつい血が騒いでしまうところがあるのだけど。でも長い間、日本がWCに出られない時期や、あのドーハの悲劇も経験したこともあって、<若い世代はWC出場は当たり前だと思っているようなのだが>、最終予選になると毎試合、心配でならないし。「何とかWC出場を決めてくれ~」という願いに似た気持ちの方が強いところがある。^^;
 
 ただ、もしかしたら今年のチームは、mewの心配をよそに、余裕で本選出場を決めてくれるかも知れないという期待を抱きつつ、サッカー・ファンの皆様と共に、1年間、最終予選を熱~く応援して行きたいと思うです。(**)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 ・・・とサッカーではウキウキ・モードのmewなのだが。

 昨日8日の夕方、野田首相が記者会見を行ない、ついに大飯原発の再稼動を決めることを発表したので、めっちゃブル~な&重~い気分になっている。_(。。)_

『野田佳彦首相は8日夕、官邸で記者会見し、関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)について「国民生活を守るため、大飯原発3、4号機を再稼働すべきだというのが私の判断だ」と表明した。「今原発を止めてしまっては日本の社会は立ち行かない」と指摘、橋下徹大阪市長らが求めている夏季限定の再稼働は「国民生活は守れない」と否定した。

 同時に「関西を支えてきたのが(原発立地の)福井県とおおい町だ。敬意と感謝の念を新たにしなければならない」と強調。安全監視体制の強化に取り組んできたとして「東京電力福島第1原発事故の時のような地震や津波が起きても事故は防止できる」と自信を示した。(スポニチ6月8日)』

 しかも、この会見は野田首相が望んだものではなく、福井県の西川知事の強い要請で、止むなく行なったものだったとのこと。

『会見を踏まえて西川知事は再稼働に同意する意向で、政権は来週中にも大飯原発の再稼働を正式に決める。(中略)
 西川知事はこれまで、同意の条件として「再稼働は必要であることを首相が国民に訴えてほしい」と首相による記者会見を求めていた。政権は当初、「様々な機会ではっきり言っている」(藤村修官房長官)と否定的だったが、水面下で福井県側と調整。首相は7日に枝野幸男経済産業相や細野豪志原発相らと協議し、西川知事の同意を得るためには応じざるを得ないと判断した。(朝日新聞6月8日)』

 野田首相にとっては、これは原発を再稼動するための手続きのようなものであると同時に、原発政策の再スタートを切るための通過儀礼のようなものかも知れないと思ったりもした。(-"-)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~
<会見全文&動画は、首相官邸HPのコチラに。会見要旨の報道記事を*1に>

 野田首相は、昨日の会見で「国民を守る」をキー・ワードに設定。
 そして、会見の冒頭で「国民生活を守る」ことは、自分の「唯一絶対の判断の基軸」であり、「国として果たさなければならない最大の責務」だと言った。
 そして、最後に「国民の生活を守るために、大飯発電所3、4号機を再起動すべきというのが私の判断であります」と結論づけたのだ。(@@)

 mewも、国の最大の責務は、「国民の生活を守る」ことだと思っている。(・・)
 ただ、おそらく野田首相が守るべきだと考える「国民の生活」は、mewの考えるものとは違うのだろう。
 mewは、どちらかと言えば「国民の生命や生活の安全」を重視するのだけど、野田首相は、それよりも、企業その他の原始力ムラの人々を重視しながら、「国民生活」の経済性や利便性などの方を重視する人のようだ。(~_~;)

 野田首相は、国民生活を守る第一の意味として大飯原発の安全性を挙げ、第二の意味として経済&社会における原発の必要性を挙げたのだが。
 国や企業、国民の経済や利便性、原子力ムラの人々の利益のために原発を再稼動し、原発政策を維持or推進して行くことを決めたわけで。ただ、アレコレ周囲がうるさいので、とりあえず安全性について先にアピールしておこうという感じだったようにも思われた。(ーー゛)
 
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 野田首相は、国民生活を守ることの第一の意味は、次代を担う子どもたちのためにも、「福島のような事故は決して起こさない」ということだとして、「福島を襲ったような地震・津波が起こっても、事故を防止できる対策と体制は整っている」「万が一すべての電源が失われるような事態においても、炉心損傷に至らないことが確認をされている」「慎重には慎重を重ねて積み上げ、安全性を確認した結果だ」と言い切った。(・o・)

 でも、mewは、野田首相が、何故or何を根拠に、自信ありげにこのように言い切れるのかわからない。(-"-)

 首相本人もその後で、「勿論、安全基準にこれで絶対というものはない」とか、「実質的に安全は確保されているものの、政府の安全判断の基準は暫定的なものであり、新たな体制が発足した時点で安全規制を見直していく」とか言っていたのだけど。
 実際、まだ国は、福島原発事故の原因究明や検証も終わっていないし、それに基づいた安全判断の基準も、安全性をチェックする機関も作っていないのである。^^;

<国会の事故調査委員会の黒川清委員長も、昨日、「なぜ国会事故調の報告を待ってからやらないのか」と批判していたという。>

 しかも、大飯原発には、まだ大津波に備えた防波堤も、大震災に備えての免震重要棟も、ベントの設備も作られていない。<2013~5年に完成予定。>

 さらに言えば、今月6日には、大飯原発の直下に軟弱な断層(破砕帯)があって、近くの活断層と連動して動き、地表がずれる可能性があると指摘されたばかりだという。(゚Д゚) <この件に関する報道記事を*2に>

* * * * *

 また首相は、国民生活を守ることの第2の意味は「計画停電や電力料金の大幅な高騰といった日常生活への悪影響をできるだけ避けるということ」だと。「豊かで人間らしい暮らしを送るために、安価で安定した電気の存在は欠かせない」「全体の約3割の電力供給を担ってきた原子力発電を今、止めてしまっては、あるいは止めたままであっては、『日本の社会は立ち行きません』」と強く主張した。

 mewは、原発を止めたままでは「日本の社会は立ち行きません」という言葉をきいた時、これは、いわば野田首相が原発政策を維持or推進することを宣言したものに等しいと感じたところがあった。(ーー゛)
 
 原発推進派や原子力ムラの人々は、5月に日本国内で稼動する原発が一基もない状態が生じてから「このまま原発ゼロの状態が続くのはマズイ」「早く原発を再稼動しなければいけない」と、大きな焦りを覚え、かなり強引に原発再稼動を進めようとして来た。
 それは単に夏の電力不足を憂慮したからだけではなく、このまま原発ゼロの状態が続き、国や国民が脱原発政策の方向にどんどんと進んで行ってしまうことを恐れたからだ。(・・)

 そして彼らは、国民にその必要性を納得させるために、国や電力会社や原発推進を願う人たちは、原発を動かさないと電力が足りなくなって「生活が不便だぞ」「節電が大変だぞ」「電気代が上がるぞ」「計画停電をやらなくてはならなくなるかも知れないぞ」と脅し続けていたわけだが。<枝野経産省やら橋下大阪市長なんかも使ってね。>

 野田首相も、計画停電の話を持ち出して、計画停電が起きれば「命の危険にさらされる人が出る」「仕事が成り立たなくなってしまう人もいる。働く場がなくなってしまう人もいる」「日常生活や経済活動は大きく混乱をする」と、国民に理解を求める(圧力や脅しとも受け取れるような?)言葉を次々と繰り出していたのである。(>_<)

* * * * *

 ちなみに、橋下大阪市長も原発再稼動を容認した理由について、こんなことを言っていたそうだ。

 2日の会見では『政府が出した節電目標15%という数字について「正直つらかった。もっと低い数字が出ると思っていた」と“敗因”にまで言及した橋下市長。「大飯は動いてしまっても、全国のほかの原発48機が動くことはない」と力説した』とのこと。(読売新聞6月3日)

 また8日の会見では『関西電力大飯原子力発電所3、4号機の再稼働を容認した理由について、「停電のリスクにおじけづいたところはある」と説明した。  計画停電が実施された場合の市民生活への影響を担当部局に検討させたことを明らかにしたうえで、「病院はどうなるのか、高齢者の熱中症対策はできるか。そう考えると、原発事故の危険性より、目の前のリスクに腰が引けた」と述べた』という。(読売新聞6月8日)

 まさに野田首相と同じようなことを言っていたのには、思わず苦笑してしまったところがあったのだが。<みんな同じような資料に基づいて、同じようなレクチャー&圧力を受けているのかしらん?^^;>

 確かに、計画停電or突発的な長期停電が起きた場合に、医療機関などの電力対策をどうするかは大きな問題なのだけど。
 mewは、昨年の南関東の計画停電から1年以上立つのに、果たして、その間に、国や関係機関が全力を挙げてその対応策を検討したのか、また良策を講じることができなかったのか疑問を覚える部分もある。(-"-)

* * * * *

 ただ、首相は、大阪市の橋下市長らの首長連合が、電力が不足する夏季の間だけ限定稼動を行なうべきだと主張していることを意識してか、「夏場限定の再稼働では、国民の生活は守れません」と言明。

 その理由として、「電力価格が高騰」、それによる「小売店や中小企業、家庭への影響」、「雇用の場の喪失」などを挙げた上で、中東からの石油輸入に支障が生じれば、「石油ショックのような痛みも覚悟しなければならない」として、エネルギー政策や安全保障の観点からも「原発は重要な電源だ」と強調した。^^;

 また、大都市における豊かで人間らしい暮らしは電力供給地に頼っており、関西を支えて来たのは福井県であり、おおい町である。それゆえ、私たちは立地自治体への敬意と感謝の念を新たにしなければならないと語った。

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 そして「国民の生活を守るために、大飯発電所3、4号機を再起動すべきというのが私の判断であります。その上で、特に立地自治体の御理解を改めてお願いを申し上げたいと思います」として、「御理解をいただいたところで再起動のプロセスを進めてまいりたいと思います」と再稼動を行なう意向であることを発表。

「福島で避難を余儀なくされている皆さん、福島に生きる子どもたち。そして、不安を感じる母親の皆さん。東電福島原発の事故の記憶が残る中で、多くの皆さんが原発の再起動に複雑な気持ちを持たれていることは、よく、よく理解できます。しかし、私は国政を預かるものとして、人々の日常の暮らしを守るという責務を放棄することはできません。」

「社会の安全・安心の確保、エネルギー安全保障、産業や雇用への影響、地球温暖化問題への対応、経済成長の促進といった視点を持って、政府として選択肢を示し・・・国論を二分している状況で1つの結論を出す。これはまさに私の責任であります。」

「再起動させないことによって、生活の安心が脅かされることがあってはならないと思います。国民の生活を守るための今回の判断に、何とぞ御理解をいただきますようにお願いを申し上げます」と訴えたのだった。(@@)

* * * * *

 安易に原発再稼動を決めようとしている人に、福島で大変な思いをしている人たちの気持ちを理解できるとは言って欲しくないような感じもしたのだが。(-_-)

 この人とは決定的に考え方や価値観が違うな~と思ったのは、野田首相にとっては、原発を再稼動させることが「人々の日常の暮らしを守る」ことだということだ。^^;

 mewは、原発を再稼動させることで、どんなに多くの国民が生活の安全や安心を脅かされるのかと考えてしまうのだけど。それは単なる「複雑な気持ち」であって、野田首相は、原発を再稼動させない方が、生活の安心が脅かされると考えるのである。(~_~;)

<原発立地自治体の住民の生活のケアは大切だと思うけど。mewだったら、自治体に落とす予算や、もんじゅ開発など原発推進策にかかる莫大な予算を使って、いかにその自治体の人の生活を維持できるようにするかを考えるんだけどな~。(~_~;)>

* * * * * 

 確かに「生活の安心」には、「生命や健康の安心」という面だけではなく、「経済的な意味での生活の安心(企業経営、企業・家庭の収入、雇用の確保など)」という面もあるとは思うし。その両者がバランスよく実現できれば、一番いいことだとは思うのだけど。

 もし究極の選択で、どちらかを抑制しなければならないという場面に直面した場合、mewは前者を選ぶし、野田首相は後者を選ぶということなのだろう。(-"-)

 ただ、目先の経済的な安心を実現することを優先したことで、万一、また大きな原発事故が起きることになれば、国民の生命や健康の安心が奪われるだけでなく、日本の国全体や国民の経済が大きな打撃を受け、日本の国や国民に対する国際的な信用も、政府に対する国民の信用もドン底に陥ることになるわけで。
 この決断こそ、まさに日本の国と国民を巻き込んでの乾坤一擲の大バクチのような選択なのではないかと思ったりもする。(`´)

* * * * *

 それに、野田首相は「これはまさに私の責任だ」と言うのだが。これは、もし何かあった時、野田首相にも政府にも、本当の意味で責任のとりようがない問題なのだということを、もっと認識すべきなのではないかとも考える。

 もし何か事故が起きた時には、多数の国民に様々な面で被害が生じた時には、野田首相がいくら謝罪しようと、首相辞任や議員辞職しようとも、どのような行動に出ようとも、何の解決にもならないし、本当の意味で何の責任もとれないのだから。(-"-)

 mewには、野田首相は、昨年の原発事故からほとんど学んでいないようにも思えるし、本当に国民全体の意見や考え方、国民全体の現在及び将来にわたっての安心や利益も考慮して、今回の判断を行なったとは思えないところがある。
 そして、少なくともmewは、ひとりの国民として、昨年の原発事故からほとんど学んでいない野田首相の目先の利益に飛びつくようなバクチに巻き込まれたくはない。(`´)

* * * * * 

 ちなみに、菅前首相の福島原発事故の対応に関しては、アレコレ批判が出ているし。mewも全てを擁護する気はないのだが。

 ただ、mewは、菅前首相が、あの事故で原発事故の恐ろしさや安全体制の欠如について学び、昨年6月に電力会社、経産省、原発推進派議員、マスコミなどなどの原子力ムラの住民からの菅叩きや圧力にめげずに、玄海原発の再稼動を阻止したことは評価したいと考えている。
 あそこで再稼動していたら、今頃、厳格な安全チェックがされないままに、今頃、10基以上の原発が再稼動を行なっているだろうし。国民もこんなに原発再稼動や脱原発政策に関心を持つことはなかったと思うからだ。(・・)

* * * * *

 その菅前首相は、今月2日に静岡の講演で、震災直後の動きを振り返りながら、「それまで『安全性を確認した上でやっていこう』と思っていた原発についての考え方が、3.11で180度変わった」と語ったとのこと。

 そして、「ヨーロッパの多くの国が、原発については国民投票で決めています。少なくとも来年中には、参議院選挙と衆議院選挙という国政選挙があるわけですから」として、
「遅くとも2025年までには全ての原発を止めたい」と自らの考えを示し、「全ての政党が原発についての考えを明らかにした上で、来年までに実施される衆議院と参議院の選挙を原発をめぐる国民投票のような形にすべき」と訴えたという。(以上、TBS6月2日より)

 もし今のまま、政府が国民の思いを軽視して、次々と原発再稼動が行なわれ、またどんどんと原発政策が進められるようになれば、多くの国民はずっと「生活の安心」を得られず、「国民生活が守られない」まま過ごすことになるし。民主党政権だけでなく、日本の政府や政治そのものに対する不信感も増大するのではないかと危惧してしまうところがある。、

 mew的には、できれば、国民投票を行ないたいところなのだけど。でも、それが難しいなら、早く各政党の原発政策のあり方をきちんと決めて(or政界再編して)、国民にわかりやすい形を作った上で国政選挙を行ない、一般国民の意思を国の原発政策に反映できるようにしなければ・・・と考えているmewなのだった。(@@)
 
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by mew-run7 | 2012-06-09 13:37 | 政治・社会一般