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2013年 01月 18日 ( 2 )

橋下が桜宮高校への対応で暴君化&その思惑+文科大臣もついに苦言

頑張ろう、東日本&ニッポン!今年は、さらなる前進を。o(^-^)o 

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 この記事では、『橋下と義家の体罰自殺事件への対応について思うこと』の続報を・・・。

大阪の橋下市長が、その暴君ぶり&独断性を発揮し、体罰自殺事件のあった桜宮高校への対応に関して、暴走をし始めている。(@@)

 橋下市長は、15日夜に突然、桜宮高校の体育系2科の入試を中止すべきだと提言。これに難色を示す大阪市教育委員会に対して、入試を中止するか、校長などの幹部だけでなく同校のクラブの顧問の教師などを全て異動させなければ、予算を執行しないと言い出した。
 市立中学の校長会が入試を中止しないように要望書を提出すると、「教育者失格そういう校長はいらない。公募でどんどん替えていく」と、ここでも強権ぶりを発揮。
 そして、結局はここが橋下氏の目指すところではなかったかと思うのだが。大阪の松井府知事と共に、大阪の市立高校の大阪府への移管や教育委員会の統合を急ぐ意向を示したのである。(-"-)
 
 mewは前回の記事で、橋下氏らが、本当に体罰自殺事件を憂慮しているというより、自分たちの思惑を実現するためにこの事件に飛びついてパフォーマンスを行なっている感じがあって、まるでおいしいエサを見つけたハイエナみたいに見えると書いたのだが。
 橋下氏は、どうやらこの事件を、教育委員会や公立学校への権限を強めるために、また大阪都構想の実現に向けて公共機関の府市統合を進めるための絶好の機会として(おいしいエサ)として利用しようとしているようだ。(-"-)

 これらの橋下市長の言動は、学校関係者だけでなく大阪市民からも疑問や批判の声が出ているようなのだが、橋下氏は「僕が間違っていたら選挙で落とせばいい」と言い放ち、譲歩する気はない様子。

 ただ、さすがに教育委員会潰しを目指している安倍側近の下村文科大臣も、この橋下氏のあまりの暴挙には苦言を呈し、軌道修正をはかろうとしているようだ。(@@)

* * * * *

 橋下市長は、15日の夜に市教委に対して体育系2科の入試中止を要請し、報道陣にもその意向を発表したのだが。市教委がこれに難色を示していたことから、16日の朝になって、このようなメールを送って来たという。

『橋下市長は同日朝、メールを市教委幹部に送信。このメールでは「桜宮高校普通科の入試を継続するにしても、校長や教員の総入れ替えは最低条件だと思います。そこまでの人事をやって、やっと普通科入試はギリギリOK」と伝えた上で、「適切な人事権の行使をやってください。茶を濁すような人事はダメ」と強く迫る内容になっている。(産経新聞1月16日)』

<また橋下氏は会見の中で、少なくともクラブの顧問を担当している教員は、全て変えるだきだという考えも示したようだ。>

 しかし、もう新年度の教員の配置、異動はほぼ決まっている時期ゆえ、大量の教員の異動は桜宮高校だけでなく、他の学校にも大きな混乱を与えることになるし。桜宮高校にとっても、校長などの幹部だけでなく、教員も大量に異動させれば、新年度の学校運営や学習指導に支障や混乱が生じるおそれが大きいため、在校生にも悪影響を及ぼすことになる。
 
『全教員の入れ替えについて、永井教育長は「無理です。学校がつぶれてしまう」と難色を示したが、市教委の幹部は「クラブ顧問の教員のみであれば前向きに検討する」としている。
 一連の問題を受け、17日午後、大阪の市立学校の校長が集まり、臨時の会議が開かれた。中学校の校長会は、桜宮高校の入試を中止しないよう緊急の要望書を市教委に提出したという。(NNN1月17日)』 

* * * * *
 
 しかし、橋下氏はこれらの動きに反発。今度は市教委が入試の中止や教員の入れ替えを実行しなかった場合には、予算の執行を凍結する意向を表明。市教委に圧力をかける手段に出た。

『「教育委員会が決めたことに自動的に予算がつくわけではない」。大阪市立桜宮高校の体罰問題で、橋下徹市長は17日、同校体育系2科の入試中止や教員総入れ替えに慎重な市教委に対して予算を“人質”に圧力をかけた。だが市立中学校校長会が同日に入試実施を求める緊急要望書を市教委に提出するなど波紋は広がる。橋下市長は「僕が間違っていたら選挙で落とせばいい」と息巻いた。

 「入試をやめるといったら、やめる。受験生を右往左往させないため、保護者は別の道を考えさせるべきだ」。橋下市長は17日の会見で激しい口調でまくし立てた。(産経新聞1月17日)』

 また、『中学校校長会が同日、すでに進路懇談会を済ませているとして、「生徒、保護者に不安と動揺を与える」と入試実施を求める要望書を出したことについても、橋下市長は「教育者失格だ。どんどん(後任を)公募して代える」と怒りを爆発させた。(中略)
 
 だが17日も、市教委に対して入試中止に反対する保護者らの電話が殺到するなど、反発は日々強まっている。普段は世論に敏感な橋下市長だが、「これは哲学、価値観の部分だから仕方ない。受験生は生きていたらチャンスはある」と意に介す様子はなかった。(産経新聞1月18日)』

<校長会の要望書に関して、『橋下市長は会見で「事の重大さがわかっていない。教育者失格。そういう校長はいりません。公募でどんどん替えていく」と、ばっさり。受験生の声をくみ取ったものでは、との記者の質問にも、「一番重要なのは亡くなった生徒のこと。(受験生は)生きてるだけで丸もうけ。またチャンスはある」と反論した。(読売新聞1月18日)』

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 そして、mewはこの発言を見て、「そうか~、橋下氏らの本当の目的は、ここにあったのか~」と思ったです。

『橋下市長は「市では高校をコントロールできない」として、「大阪都」構想で方針が決まっている市立高校の大阪府へ移管についても「ネジを巻いて早急に進める」と述べ、前倒しする考えを表明した。(産経新聞1月18日)』

 大阪の松井府知事も、これに呼応。大阪都構想にも言及した上で、教育委員会の府市統合を目指す意向を示したという。

『大阪市立桜宮高のバスケットボール部員自殺問題で、大阪府の松井一郎知事は18日、「市教委の5人の教育委員で500校を超える市立の小中高校をハンドリング(運用)するのは無理だと以前から言い続けてきた。(今回の問題で)無理だとはっきりした」と述べ、組織改革の必要性を指摘した。

「教育委員会も“統合”すべき」

 松井氏は「(将来的に)『大阪都』が高校教育をやる。今の段階からでも市立高を府教委が引き受けるのはありだ」と早期移管の可能性に言及。「(公立高を所管する)教育委員会を一本化して充実させ、各校に目が届く組織をつくることが一番良い」と述べた。府庁で記者団に答えた。(産経新聞1月18日)』

* * * * *

 橋下氏&維新の会は、2015年までに大阪都構想を実現させることを目指しており、橋下氏がわざわざ府知事を辞めて、大阪市長になったのも、1日も早く都構想を具現化するの体制作りを行なうためだ。
 
 橋下市長は新たに府知事になった維新の会の松井一郎氏と協力して、府市統合本部を設置。大阪府と大阪市で重複する行政サービス、公共機関などを早期に統合して行く計画を立て、徐々に実行に移しつつある。

 また、橋下氏の中では、東京都が小中学校は区や市に任せ、高校や大学は都が所管しているように、大阪も都にするからには、そのような体制をとった方がいいという考えがあるのではないかと思われる。(・・)

 橋下氏らは、大阪府と大阪市が同じ行政サービスを別々に行なっているのはムダだとして、このような施策を提言しているのだが。確かに、彼らの主張には一理あるものの、大阪府はもちろん、大阪市自体も人口や行政規模がかなり大きいため、住民の生活に直結するような行政サービスを府に移管することには、疑問や批判の声が出ている。

 しかし、橋下氏としては、大阪市長の1期めの任期の間に、大方の形は作っておきたいと考えていることから(本人は1期で辞めるつもりでいる。今年の参院選に出るかもという話も出ているけど)、今回の事件をいい機会にして、一気に市立高校の府立化を進めようとしているのではないかと察する。(~_~;)

* * * * *

 また、前回も書いたように、松井氏をはじめ超保守派の多い維新の会は、安倍首相と同様、米国が占領政策で設けた教育委員会制度が日本の教育をダメにしたと考えており、教育委員会制度の廃止or見直しを公約に掲げている。<自民党も同様の公約を掲げている。>
 彼らは国や自治体の首長の学校教育に対する権限を強化するために、教育委員会の廃止or権限縮小を行なって、教育の方針や教科書の選定などを自分たちの思うような方向で進めたいと考えているのだ。(~_~;)

<ちなみに、橋下氏も、大阪府知事時代から、自分の教育に関する提案に反発する大阪府や大阪市の教委の存在を快く思っていない。^^;>

 松井府知事が、「『大阪都』が高校教育をやる。今の段階からでも市立高を府教委が引き受けるのはありだ」と早期移管の可能性に言及。「(公立高を所管する)教育委員会を一本化して充実させる」と語った背景には、彼らのこのような思惑が存在するのである。(-"-)

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 教育再生(という名の戦前教育回帰策)に力を入れている安倍首相も、超保守派の側近・下村博文氏を文科大臣に任命し、早速、教育再生本部を設置。教育委員会の見直しも検討課題として取り上げることにしているのだが・・・。

 今回の橋下市長に暴走には、さすがの下村文科大臣も驚いている&困惑しているようで。
 17日には、『下村博文文部科学相は橋下市長が市教委に要請している方針について、「市立高なので市長の判断は受け止める」としたうえで、「桜宮高は教員を入れ替えて済むといえるかもしれないが、他の学校でも体罰はあると思う。1校の解決で済む話ではない」と慎重な見方を示し』ていたのだが。( 共同通信1月17日)

 橋下市長が、その後もますます暴君ぶりをエスカレートさせているのを見て、何とか歯止めをかけようとしているような感じがある。

『大阪市立桜宮高校でバスケットボール部主将の男子生徒(17)が顧問の男性教諭(47)から体罰を受けた翌日に自殺した問題で、橋下徹市長が同校体育科などの入試中止を市教育委員会に要請したことに対し、下村博文文部科学相は18日の閣議後記者会見で、「仮に中止した場合、受験に向け準備してきた中学生に重大な影響を与えることも考えられる」と指摘した。
 下村文科相は「権限を持っている市教委が判断すること。市民に安心してもらえる対応をしてもらいたい」と述べた。(時事通信1月18日)』

* * * * *

 いや~、mewは、まさかこれまで教育委員会の存在を敵視し続けて来た下村くんのクチから、「権限を持っている市教委が判断すること。市民に安心してもらえる対応をしてもらいたい」などと、教委の権限や判断を尊重するかのような発言をきくとは、思いもしなかったのだけど。(・o・)
 まあ、それだけ橋下くんの暴挙が目に余るものがあったのだろう。(~_~;)

<ただ、mewの目から見れば、安倍首相&超保守仲間が行なおうとしている教育改変は、同じようなものorもっとヒドイものに思えるんだけどね。(-_-)>

 また、前回も書いたように、教育委員会制度を廃止or縮小して、地方自治体の首長の権限を強化すると、その時々の首長の思想や考えによって、コロコロと教育方針が変わったり、今回のような独断的な判断に基づく暴挙が行なわれたりするおそれがあるわけで。
 そうなると教育の安定性が確保できない上に、却って子どもたちの教育に悪影響を及ぼす危険性が大きいというデメリットがあることを認識する必要がある。

 それゆえ大阪市民、大阪府民の方々にも、また日本の国民にも、この件を契機に、教育制度のあり方というものを、よ~く考えてみて欲しいと願っているmewなのだである。(**)

* * * * *

 また、橋下氏は、他の政策に関しても「市民が自分を選んだ以上は、自分の考えに従うべきだ」「自分の考えに反対なら、自分を落とせばいい」という趣旨の発言をするのだが。mewは、これも強権的な考えではないかと思うのだ。

 国政選挙にせよ地方自治体の選挙にせよ、有権者は全体的な方針や理念、様々な政策のことを考えて、総合的な観点から投票する政党や候補者を選んでいるわけで。その候補者の全ての政策に対して賛成しているわけではないし。その人が当選したからと言って、全ての政策に関してその人の考えに従わなければならないというものでもあるまい。(・・)

 橋下氏は、デジタル人間なのか、<or小泉元首相のような政治手法に憧れているのか?>、全面的に○かX、賛成か反対か、オール・オア・ナッシングの二者択一的な判断、結論を求めたがる傾向にあるのだが。
<今回の桜宮高校の件でも、すぐに入試を中止するとか、教師を全員総取替えすべきだとか言い出すし。>

 このような政治手法は、より多くの国民や住民の意思を反映させるような政治が行なえず、日本の国や自治体が極端な方向に走ったり、国民や住民の生活を脅かしたりする危険性につながる可能性が大きいということも、認識しておく必要があるのではないかと思う。(**)

 こういうもの言いをする政治家は、一見、いさましく頼もしい感じを与えるのであるが。
 いくら「決める政治」が求められているとしても、独断的に極端な方針、結論を決める政治は、国民にとって必ずしも利益をもたらすとは限らないし。却って、大きな不利益をもたらすおそれもあるということも認識した上で、今後の選挙に臨んで欲しいな~と願っているmewなのだった。(@@) 
 
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by mew-run7 | 2013-01-18 17:03 | 政治・社会一般 | Trackback(2)

安倍の矛盾~テロとの戦いと人命最優先は両立困難+北朝鮮、中国へのアブナイ姿勢

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テニスの全豪OP3日目も、日本人選手が活躍し、3人が3回戦に進んだ。
 国内外でイヤなニュースが続く中、彼らの頑張りだけが唯一(?)、mewの心の救いや励みになっている感じがある。(^^)

 まず、クルム伊達公子が2回戦でピアーにストレート勝ちして、何と復帰後初めてグランドスラムで3回戦に進出した。(^^♪
<尚、伊達は、前日にスペイン選手と組んだダブルスでも1回戦突破している。>

『「限界は自分で決めるもの」って自分自身で言いつつも何度もう限界かも....って思わされたときがあったことか。それでも勝てないときがあればあるほどチャンレジを止める事ができなかった。
 どんなときもどんなことも受け止めてやり続けてきてよかった。(本人のブログ・Always Smileより)』

 特に昨年はアチコチに故障が生じたこともあり、思うように動けず。下位大会でもなかなか勝てず。ブログやインタビューでも「あ、もう辞めちゃうかな~?」と思わせるような言葉を目にする時もあったのだけど。
 思いのほか長い間、離れ離れの生活をすることになったダンナさまのマイクも、改めて再チャレンジを励ましてくれたとのこと。
 今回は、トレーニングの成果があらわれて、故障もなく体も動いているようなので、ともかく悔いが残らないように、一戦一戦、伊達っくらしいプレーをして欲しいと願っている。(・・)

 また森田あゆみ、錦織圭も2人ともストレートで2回戦を勝ち、3回戦に駒を進めた。明日も、ガンバです。o(^-^)o
<錦織は今回は第16シードだし、得意のハードコート。TOP10を目指すなら、前半に取りこぼしをせずにベスト8以上にはいって欲しい。o(^-^)o

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 『邦人の人質テロ事件&集団的自衛権+中国が開戦準備?・・・』の続きを・・・。

 アルジェリアで起きた人質事件に関して、mewが最も恐れていることの一つは、アルジェリア軍がテロ組織が占拠した施設を攻撃することだった。
 前記事にも書いたように、日本は、このような事件が起きた時に、真っ先に人質の命を最優先することを考えるのだが。世界では、もし人質の生命に危険があったとしても、テロ犯を武力で制圧すべきだという考えを持っている国or政府or首脳が少なくないからだ。(-"-)

 そして、残念ながら、昨夜、アルジェリア軍がテロ組織&人質がいるプラント施設を攻撃し、空爆や銃撃などを行なったとのこと。<日本政府も、この攻撃に関しては、確認しているようだ。>
 この攻撃の前後に、人質が25人解放されたor30人以上が脱出に成功したというという報道も出ていたのだが。他方で、この攻撃により数十人が死傷したという情報も流れており、現段階では、完全に情報が錯綜しているような状況になっている。<また、それ以前に、日本人がひとり負傷しているという情報もあった。>

<菅官房長官の会見要旨*1に>
* * * * *

 アルジェリア政府は、他国とは(少なくとも日本とは)協議せずに軍の突入を開始したとのこと。
 現在、タイにいる安倍首相はこの情報を受けて、17日深夜にアルジェリアのセラル首相に電話をして軍事行動の中止を求めたものの、セラル首相は軍事行動を正当化したという。

『安倍首相は17日深夜(日本時間18日未明)、アルジェリアのセラル首相と緊急電話会談を行い、「人命最優先での対応を申し入れていたが、人質の生命を危険にさらす行動を強く懸念している。厳に控えていただきたい」と抗議、軍事行動の即時中止を求めた。
 セラル首相は「危険なテロ集団で、これ(軍事行動)が最善だ」と述べた。一方、アルジェリアに到着した外務省の城内実政務官も17日午後(日本時間17日夜)、同国のメデルチ外相と会談し、同様の要請をした。(読売新聞1月18日)』

 また、テロ組織は隣国のマリで、軍事行動を展開しているフランス軍の撤退を要求しているのであるが。フランス政府も軍撤退を拒み、増兵を検討しているという。

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 菅官房長官も、17日深夜の会見で、この安倍首相の電話に関して伝え、日本政府として「人命最優先」を目指すことを強調していたのだが。
 記者の中から、「安倍首相は『テロとの戦いに屈しない』と言っていたのだが、それと『人命最優先』の方針とは合わないのではないか」という趣旨の質問が出て、菅氏もチョット困ったような顔をしていた。

 正直なところ、mewもこの記者と同じような疑問を抱く部分があった。(・・)

 安倍氏は小泉政権で役員や官房長官を務めていた時や、前政権で首相を務めていた時に、何度も「テロとの戦いに屈しない」と主張。自衛隊のイラク派遣やインド洋派遣を積極的に進めると共に、アフガンにも自衛隊を派遣すべく、海外派兵の恒久法作りも検討していた。
 前政権から集団的自衛権の行使容認を行なおうとしているのも、海外派兵を前提にしてのことである。(-"-)

* * * * * 

 では、安倍首相が願っているように、これらの法律が全て通ったとしよう。

 仮に米軍が、イスラム系のテロ組織が存在するマリやアルジェリアに展開していて、これは「テロとの戦いだ」と。または、米国や日本の人質をとられたからには、テロ組織と戦うべきだとして、日本にも武力行使への協力を要請した場合、日本は一緒に兵士を出して戦わざるを得ないことになりかねないのである。

 テロとの戦いには、人命最優先などという発想は通用しない。現に安倍氏が自衛隊を派遣して軍事行動を行いたいと願っていたアフガンやイラクでは、政府とも軍とも全く関係のない一般市民や外国人などが、何千人、何万人も死傷しているのが実情だ。(-"-)

 アルジェリアの首相も、「ここでテロ組織に屈しては、今後のためにならない」と。「テロとの戦いに屈せず、国の威信を守るためには、犠牲者が出ても止むを得ない」と考えているわけで。
 もし安倍首相が、そのような姿勢に理解を示すのであれば、また今後、そのような国づくりを目指すのであれば、「人命最優先」を要請する行為とは、ある種の矛盾を生じることになる。(~_~;)

<米国or英国の特殊部隊も攻撃に参加したという情報もあるとか。もし米国が参加していた場合でも、安倍首相はオバマ大統領に電話して、「人命最優先にしろ」と攻撃中止を要請できるのだろうか?(・・)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 また、この件は、当ブログには何度も書いていることなのだが・・・。

 mewは、北朝鮮の拉致問題に関しても、これに近いことが言えるのではないかと思っている。(・・)
 
 安倍氏は、色々なパイプを使って北朝鮮と交渉や取引を行なっていた小泉政権のやり方を批判。自らが首相になってからは、北朝鮮への制裁と圧力を強める北風政策をとった。

<当時、国会でも「(制裁は)他国より格段に厳しいものになる。私の内閣で決めることなので、北朝鮮側もそれなりの措置になると考えているだろう」「核兵器を開発すれば北朝鮮という国事態の生存の条件が厳しい状況になっていく」と発言して、北朝鮮に脅しをかけていた。
 また、安倍氏の超保守仲間の中には、他国なら北朝鮮を攻撃していてもおかしくはないのに、日本は憲法9条がジャマで、人質を救うこともできないと不満をもらす者も少なくない。(-_-;)>

 でも、mewは北朝鮮の拉致問題を解決するには、制裁や圧力を強める北風作戦よりも、対話を重視すべきだと訴えて来た。<蓮池兄弟や金賢姫氏も同様の主張をしている。>
 拉致被害者は、いわば人質のようなものだと思うし。日本政府が制裁を強めることによって、収容所に送られたり、悲惨な生活を強いられたり、さらには生命に危険が生じたりするような拉致被害者が出るのではないかといつも案じているし。
 また、実際、安倍政権が小泉路線を転換して、制裁を強めるようになってから、北朝鮮との間では拉致問題に関する協議さえ行なえない状態になってしまったからだ。(-"-)

 ところが、安倍首相は、新政権でも北朝鮮への制裁措置や圧力をさらに強める方針を明言。昨年末に北朝鮮が、ミサイル発射実験を行なったこともあり、尚更に、北風作戦を強化する姿勢を見せている。
 新政権発足後、すぐに北朝鮮系の朝鮮高校の授業料の無償化も適用しないことに決定した。
<注・インターナショナルスクール、中華学校、韓国系の学校は無償化適用されている。>

『26日に発足する安倍新政権は、朝鮮学校に対して高校授業料無償化を適用しない方針を固めた。
 文部科学相に内定した下村博文元内閣官房副長官の強い意向を反映したものだ。朝鮮学校は北朝鮮の指導下にある在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)との結びつきがある。安倍新政権は、日本政府が北朝鮮への経済制裁を継続している中で、朝鮮学校を無償化の対象とすることはできないと判断したものとみられる。(読売新聞2012年12月26日)』

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 また古屋拉致担当大臣は、今週、「有効なカードは躊躇せずに切る」「圧力により対話を引き出す」として、圧力重視の姿勢を示していたという。 

『古屋拉致問題相は16日、報道各社のグループインタビューで、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射を受けた日本独自の制裁強化について、「カードがあるので、解決のため有効なら、切ることに 躊躇 ( ちゅうちょ ) はしない。圧力により対話を引き出す」と述べ、状況に応じて圧力を強める構えを示した。

 具体的には、自身が自民党の拉致問題対策特別委員長時代の昨年4月にまとめた〈1〉北朝鮮に渡航した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)幹部の再入国禁止の対象拡大〈2〉財務相への報告なしで北朝鮮に送金可能な額の引き下げ――などの制裁強化を検討していくとした。(産経新聞1月17日)』

 おまけに、これまで安倍氏と共に活動して来た、中朝に敵意を燃やす日本会議系の超保守仲間を各党から集めて、官邸に拉致問題に関する会議を新設するという。 
『北朝鮮による拉致問題の解決に向け政府は16日、野党議員を含めた会議を新設し、超党派の「拉致救出議員連盟」の平沼赳夫会長や中山恭子元拉致問題担当相ら拉致問題に長年取り組んできた議員をメンバーとする方針を決めた。「オールジャパン」(政府高官)で取り組む態勢を構築し、拉致問題に資する情報を一元化する狙いがある。(中略)

 野党議員との会議は、政府の拉致問題対策本部(本部長・安倍晋三首相)の態勢強化策の一環として検討してきた。当初は本部内に会議を置く方向だったが、本部とは切り分け独立した会議とする見通し。

 会議は官邸で開き、古屋氏が議長となる。自民党拉致問題対策本部の山谷えり子本部長のほか、日本維新の会所属の平沼、中山両氏、民主党「次の内閣」拉致問題担当の渡辺周氏など拉致問題を専門に扱う組織を持つ党の代表に参加を呼びかける。政策協議と情報交換の場となる。(産経新聞1月16日)』

 mewには、ど~見ても、安倍首相が、拉致被害者の人命、生活の安全、救済を最優先しようとしているようには思えないし。
 逆にこんなことをしていては、拉致問題の解決がまた遠のくのではないかと、暗澹たる気持ちになっている。(-"-)

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 また、mewは前記事に、尖閣諸島の領有権に関して中国との間で、お互いに挑発的な言動が飛び交っていることに関して、『過去の日本や世界の歴史を振り返っても、お互いにやり合っているうちに、引くに引けなくなるような状況に陥るケースも少なくないというのが実情だ』と懸念を示していたのだが。
 米高官も、そのことを憂慮しているようだ。<たぶん、この高官はCくんだよね。>

『米政府高官は17日、一部日本メディアに対し、中国機や監視船が沖縄県の尖閣諸島の領域に侵入を繰り返していることについて、「これが続けば、偶発的な衝突の危険性が高まる」と語って強い懸念を示した。
 18日にワシントンで開かれる日米外相会談でも、中国に沈静化を促すメッセージを出す方針だという。

 高官は、中国政府は侵入を繰り返すことで「日本、さらには米国に挑戦している」と語った。対日防衛義務を定めた日米安全保障条約の適用対象に尖閣が含まれるとの立場をとる米政府に揺さぶりをかけているとの見方を示したものだ。(読売新聞1月17日)』

『米オバマ政権の高官は17日、慰安婦問題で旧日本軍の強制性を認めた1993年の「河野談話」の見直しについて、日本側に懸念を伝えたことを明らかにした。尖閣諸島を巡る日中の対立も「このままでは制御不能な事態になりかねない」との懸念を日中両国政府に伝え、双方に自制を求めたという。

 対日関係に携わっている同高官は河野談話の見直しについて、「いくつかの歴史問題は歴史家に任せるべきだ。政治的なテーマとなれば、予期せぬ否定的な結果につながる」とし、「我々は非公式な形で日本側に懸念を伝えた」と語った。(朝日新聞1月17日)』

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 mewは、まるで狼少女のように「日本がアブナイ、アブナイ!」と言い続けているのだが。^^;
 今、まさに目の前に、その危機が迫って来ているのひしひしと実感しているところがあるし。<だからこそ米高官も、懸念を示しているわけで。>
 毎度のように書いてしまうのだが、早く日本の一般国民にも、それに気付いて欲しいな~と切に願っているmewなのだった。(@@)

p。s。 岸田外相は、こんな大変な時期なのに(ましてや首相が不在なのに)、今日から訪米する気なのだろうか?(アルジェリアの件でも、「米国と緊密に情報交換をするため」とか言い訳をするのかな。)
 mewは、邦人の安全確認ができるまで&ある程度、事態収拾するまでは、行くべきではないと思うけどな~。(外務省は、海外にいる邦人の安全を守る役割を担っているのだから。)
 

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by mew-run7 | 2013-01-18 04:15 | (再び)安倍政権について | Trackback