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カテゴリ:小沢&秘書の裁判( 145 )

小沢控訴審~公判の詳報&検察役は、本当に有罪立証の覚悟と自信があったのか?

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 この記事は『小沢控訴審~即日で結審、検察役申請の証拠は不採用。判決は11月12日』のつづきで、小沢一郎氏の控訴審の話を・・・。

 9月26日に東京高裁で行なわれた小沢一郎氏の控訴審は、わずか1時間で終わったという。

 第1審ほどの注目度はないものの<一審の初公判では、傍聴の倍率は40倍を超えていた>、26日も57の傍聴席に対し192人が並び、くじは3.4倍の倍率だったとのこと。

 先頭で並んだものの抽選に外れた人は、『「小沢さんが有罪になるか無罪になるかで、日本の政治は大きく左右される。運命の一日だと思い、どうしても見たかった」と残念そうだった』という。
<以下、特に引用元を記していない報道記事は、全て産経新聞9月26日からのものである。>

 控訴審では、被告人に出廷の義務がないのであるが。小沢氏は、早い段階から自らも出廷する意向を示しており、被告人側の席に座った。

『小沢代表が出廷したことに、弘中弁護士は「『後ろめたいこともないので、きちんと出た方が良いのでは』と促すと、代表は『そうします』と応じた」と明かした。結審後、小川裁判長は小沢代表に判決言い渡し日の意向を質問。代表は「出席します」と答えた』という。(毎日新聞9月26日)

『1審に続き弁護を担当する弘中惇一郎(ひろなか・じゅんいちろう)弁護士らと談笑するなど、リラックスした様子で裁判所に入った小沢一郎被告。「小沢一郎です。衆議院議員です」。開廷後、裁判長の人定質問にもよどみなく返答した。』

『102号法廷に入廷すると、小川正持(しょうじ)裁判長に深々と一礼。人定質問に対し「小沢一郎です。衆議院議員です」とはっきり答えた。被告人席に着くと一つ大きく息をつき、目をつぶった。検察官役の指定弁護士と弁護側の意見書が読み上げられる間も、小沢被告は無表情を貫いたまま。公判は、焦点となる証拠請求の採否に移った。』

* * * * *

 この控訴審の最大の争点は、小沢氏が、秘書らが政治資金収支報告書に事実と異なる記載を行なったことに関して、違法性の認識&その可能性があったのかどうかということだ。
 もし小沢氏が秘書らから「XXをこう記載することにします」という報告を受けていたとしても、小沢氏がそれが違法な行為に当たるという認識&その可能性がなかった場合、虚偽記載の共謀共同正犯は成立を認めることはできないからだ。

 検察役の指定弁護士は、東京地裁が下した一審の判決は違法性の認識に関して、事実誤認があると主張。また一審で小沢氏の違法性の認識が争点化されていなかったため、その立証を十分に行なっていなかったことを指摘して、東京高裁に控訴を申し立てている。

『小沢被告の違法性の認識が争点。4月の1審判決は、石川知裕衆院議員(39)=1審有罪、控訴中=ら元秘書による虚偽記載を認定し、小沢被告が陸山会に提供した4億円の簿外処理や、土地取得の公表先送りについて「報告・了承」があったことも認めた。だが、小沢被告が「虚偽記載にあたると認識していなかった可能性があり、「故意の立証が不十分」として元秘書との共謀までは認めず、禁錮3年の求刑に対し無罪を言い渡した。』

『指定弁護士は、代表が土地購入時の04年10月、陸山会に提供した4億円とは別に、同額の銀行融資を受けるため関係書類に署名押印した点を重視。「代表は土地代金が近日中に支払われると理解していた。05年に先送りされたと認識した可能性はない」とし、融資で4億円提供を隠そうとしたとしつつ共謀を否定した1審判決は「客観的に不合理」と主張した。(毎日新聞9月26日)』

『指定弁護士は控訴趣意書で「小沢被告の政治生命に関わるような重大な問題について、元秘書が報告をしなかったり虚偽の事実を告げたりするとは考えられない」と主張。「違法であることを認識しており、共謀は明らか」としている。弁護側は答弁書で「証拠に基づかない想像を述べているにすぎない」と主張した。』

 また小沢氏の違法性の認識に関して、『弁護側は「違法と知れば止めていた」と反論した。(毎日新聞9月26日)』

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 指定弁護士は、5月に控訴申し立てを行なった際には、東京地裁が秘書らからの報告を認めながら、小沢氏の違法性の認識&その可能性を認めなかったことに「事実誤認がある」と主張。また一審では、違法性の認識が争点になっていなかったため、十分な立証が行なえなかったとして、控訴審で改めて立証したいと語っていた。
 しかし、その後の補充捜査がうまく行かず、新たな有力証拠を集めて提出することができないまま、公判を迎えることになったようだ。

『指定弁護士側は5月の控訴以降、有罪立証のための「新証拠」探しを模索したが、補充捜査は難航。控訴審では、元秘書2人の供述調書のほか、小沢一郎被告の捜査段階の調書なども証拠請求したが、東京高裁は全て退けた。被告人質問も行われないため、高裁は1審と同じ証拠に基づいて判断することになる。

 そもそも控訴審に与えられているのは、1審の大きな誤りをチェックするための「事後審」としての役割だ。最高裁は2月、控訴審で事実誤認を理由に1審判決を見直す場合は「論理則、経験則」に照らして、不合理な点があることを具体的に示さなければならない、との判断を示し、明確な立証を求めている。

 指定弁護士側は1審判決後に、有罪立証の補強材料になり得るとみられた提供情報の裏付け作業を進めたが、立証への活用は断念。今回調書を作成した2人以外にも小沢被告の周辺者への聴取を試みたが、ほとんど実現しなかった。』

* * * * * 

 結局、指定弁護士は今回の控訴審で12点の新たな証拠を申請。<元秘書2名の供述調書のほか、東京地検が作成した小沢氏の供述調書、事務所の帳簿、銀行融資を受けた際の書類などが含まれていたという。>
 弁護側が同意したものは、公判で証拠として用いることができる規定があるのだが、申請された証拠は、事件との関連性などで問題があるものばかりだったので、小沢弁護側が全てに同意せず。
 さらに東京高裁も、申請された全ての証拠の採用を却下。指定弁護士側は、小沢氏の元秘書らの供述調書を証拠とするために、元秘書の証人尋問を要求していたのだが。高裁はそれも却下した。

 そのため、今回の控訴審は、両当事者がお互いの主張を行ない、高裁が全ての証拠の採用を却下することを告げただけで終わったため、わずか1時間で結審することになったという。

『「証拠請求をいずれも却下します」。裁判長は間髪入れずに「これで結審します」と続けた。26日、東京高裁で開かれた、元民主党代表で「国民の生活が第一」代表、小沢一郎被告(70)=1審無罪=の控訴審初公判。政界の実力者が5カ月ぶりに被告人席に着いた“第2ラウンド”は、約1時間であっけなく幕を閉じた。検察官役の指定弁護士側は「手持ち証拠でも十分争える」との立場だが、逆転のハードルは極めて高い。

指定弁護士側は5月の控訴以降、小沢被告の関与を裏付ける「新証拠」探しを模索したが、補充捜査は難航した。控訴審では、元秘書2人の供述調書のほか、小沢被告の捜査段階の調書や不動産関連の書類なども証拠請求したが、東京高裁は全て退けた。被告人質問も行われないため、高裁は、無罪の結論を導いた1審と同じ証拠に基づいて判断することになる。

 そもそも控訴審に与えられているのは、1審の大きな誤りをチェックするための「事後審」としての役割だ。この立場にのっとり、最高裁は2月、控訴審で事実誤認を理由に1審判決を見直す場合は「論理則、経験則」に照らして、不合理な点があることを具体的に示さなければならない、との初判断を示し、明確な立証を求めている。

 指定弁護士側は当初、1審判決後に寄せられた情報のうち、有罪立証の補強材料になり得るとみられた情報の裏付け作業を進めたが、立証への活用は断念。今回調書を作成した元秘書2人以外にも小沢被告の周辺者への聴取を試みたが、実現しなかった。小沢被告の弁護団の一人は「1審を覆す新たな証拠は何も示されなかった」として無罪維持に自信を見せる。

 判決では、指定弁護士側にとって厳しい状況となった中で「違法性の認識がなかった可能性がある」とした1審の結論が「明らかに不合理」とまで認定されるかが焦点となる。』

『平成12年まで約20年間、小沢被告の秘書を務めた男性(59)の供述調書などの採用を求めた指定弁護士側に対し、弘中弁護士は「事件と関連性がない。反対です」と強い口調で訴えた。小川裁判長は陪席裁判官2人を見やると、淡々とした口調で証拠却下を告げた。
 にわかに騒然とする廷内で、小沢被告は周囲を見回すなど状況がのみ込めていない様子。隣に座る弁護士の説明で理解すると、大きく何度もうなずいていた。』

* * * * * 

 1審の時には、証拠調べだけで1日とって、裁判官が何十も申請された証拠の採否を一つ一つ理由を挙げながら判断して行ったのだが。<何人も証人尋問を行なった上、東京地検特捜部の捜査の違法性に対する指摘を考慮したりして、採否を決めたので、説明も長かったのだ。>
 今回は、弁護側の主張を取り入れたり、客観的に判断して「事件との関連性がない」などの理由で、あっさりとした説明でパンパン却下して行ったのか、あっという間に証拠の採否を告げる時間が終わり、小沢氏の「あらら?」という感じだったのかも知れない。(・・)

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 小沢弁護団と指定弁護士は、公判後にそれぞれ記者会見を開き、次のように語った。

『小沢一郎被告の弁護団は閉廷後、東京・霞が関の司法記者クラブで記者会見を開き、主任弁護人の弘中惇一郎(ひろなか・じゅんいちろう)弁護士は「(控訴が)棄却されることは間違いない」と、「無罪維持」に自信をのぞかせた。指定弁護士について「そもそも控訴をするべきではなかった」と批判。「1審後、被告の立場も大きく変わったが、不当な控訴の影響が全くなかったと言えない」とし、裁判が政治生活に与えた影響にも触れた。

 一方、指定弁護士として中心的な役割を果たした大室俊三(おおむろ・しゅんぞう)弁護士は、東京高裁が証拠請求を却下したことについて、「正直言うと予想していた」とコメント。1審のままの証拠で11月12日の判決を待つことになるが、「証拠の却下で不利になったとは思っていない。有罪であるべきだし、1審の判断はおかしいと思っている」と強気の姿勢を崩さなかった。』

『閉廷後、検察官役の指定弁護士は「1審の証拠だけでも小沢代表の(元秘書との)共謀は十分に立証できている」と強気の姿勢を崩さなかったが、弁護側は「控訴棄却は間違いない」と無罪維持に自信を見せた。

 主任格の指定弁護士、大室俊三弁護士は即日結審について「こうなるとは思っていた。追加証拠の有無では結論は変わらないという判断だろう。不利になったとは思わない」と淡々と話した。

 閉廷後に記者会見した小沢代表の弘中惇一郎主任弁護人は「代表の(政界での)立場も大きく変わり、不当な控訴の影響もある。さかのぼって言えば、不当な起訴という気持ちがぬぐえない」と指定弁護士を非難した。(毎日新聞9月26日)』

* * * * * 

 このブログにもさんざん書いていることだが。そもそもこの陸山会事件で東京地検特捜部が強制捜査を行ない、秘書3人を逮捕、起訴したこと自体が不当だし。東京地検が不起訴処分を下した小沢氏本人が、検察審査会で2度にわたって起訴相当議決を受け、強制起訴されたことにも問題があるし。
 ましてや、後に東京地検が検察審査会に、事実と異なることを記した書類も含め、起訴相当議決を誘導するような捜査資料を提出していたことが判明し、疑惑と問題だらけの起訴になってしまったわけで・・・。
 mewもまさに弘中弁護士が語っていたように「不当な起訴という気持ちがぬぐえない」部分が大きいし。以前も書いたように、司法界は「不当起訴の控制」の仕方に関して、適切な対応をできるようにすべきではないかと、改めて提言したいと思ったりもする。

* * * * *

 それでも小沢氏は、3月に東京地裁で無罪判決を得ることができて、ほっと一息だったのだが。5月に、検察役の指定弁護士が控訴を申し立てたため、さらに公判が長引くことに。
 弘中弁護士が示唆していたように、もしここで無罪が確定していれば、小沢氏は民主党を離党することもなかったかも知れないし。政界での立場も異なっていたかも知れないわけで、やはり小沢氏の政治生活に大きな影響を与えたのではないかと言えるだろう。

 ただ、上述したような諸経緯もあって、5月に指定弁護士が控訴を行なったことに対しても、大きな疑問や批判の声が出ていたのであるが。
 mewは、指定弁護士が違法性の認識に関して控訴審で立証し得る自信を有しているのであれば、控訴したこと自体をアタマから批判することはできないと考えていた。
<それは検察役の職責&権利でもあるし。小沢氏のことはヨコに置いて、一般論で考えた場合、検察役が本当に判決に問題があると思い、立証し得ると考えるなら、控訴しない道を選ぶ方が、逆に社会正義に反すると思うので。>

 とはいえ、mewはもともと1審の時から、指定弁護士が小沢氏の主観的な要件をきちんと立証していないことに疑問を持っており、これで共謀共同正犯の成立を認めるのは難しいのではないかと思っていたので・・・。<関連記事・『検察役、控訴可否の結論は9日に&検察役の判決後の会見を見て思ったこと。』>
、もしあえて控訴するからには、それなりの覚悟をもって行なって欲しかったし。その点をきちんと立証する努力をすべきだと考えていたのだけど。
<関連記事・『小沢公判~検察役は、有罪立証の難しさ&多大な負担を覚悟で、控訴するのか? 』など

 しかし、実際のところ、指定弁護士は控訴審において、「なるほど」と思えるような主張も証拠の提出&立証を全くできなかったわけで。率直な話、「こんなことしかできないなら、何でわざわざ控訴をしたんだ」と批判を浴びても致し方ないのではないかと思ってしまうところがあった。(-_-)

* * * * * 
  
 そもそも指定弁護士は、東京地裁が一審で採用された証拠の評価を誤って、事実を誤認したと考えているので、新たな証拠が採用されなくても不利はないと言っているのではないかと察する。
 そして、実際のところ、東京高裁の裁判官が、一審と同じ証拠を見て、別の判断を下す可能性はゼロとは言えないのだけど・・・。

 報道記事を見る限りでは、指定弁護士側は今回も「不合理性」を指摘するばかりで、その主張は全く説得的ではないようにも思われる上、東京高裁が指定弁護士側が申請した新たな証拠の採用を全て却下していることなども考えあわせると、控訴が棄却される可能性が極めて大きいのではないかと・・・。
 また、是非、そうあって欲しいと願っているmewなのだった。(@@)

p.s. 小沢氏に関しては、ホントに11月12日の判決の日で、無罪が確定して、これで全て打ち止めにして欲しいですよね! (**)
 もちろん3人の元秘書の控訴審でも、何とか無罪判決を勝ち取れるように願っているけど。(・・)
 
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by mew-run7 | 2012-09-28 07:52 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

小沢控訴審~即日で結審、検察役申請の証拠は不採用。判決は11月12日

これは9月26日、2本めの記事です。

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この記事では、小沢一郎氏の控訴審の速報を。

 今日26日午前、東京高裁で小沢一郎氏の控訴審が行なわれた。

 控訴を行なった検察役の指定弁護士は、小沢氏が政治資金収支報告書への虚偽記載に関して違法性の認識がなかった可能性があるとして共謀共同正犯の成立を認めず、無罪判決を下した一審判決には事実誤認の誤りがあると。小沢氏は銀行の融資書類の署名していることや、秘書から虚偽記載について報告を受けていることなどから、違法性の認識があったとして虚偽記載に関する共謀共同正犯が成立すると主張。
 それに対して、弁護士側は検察役の主張を全面的に否定し、無罪を主張して、控訴棄却を求めた。

 検察役の指定弁護士は、元秘書2名の供述調書や帳簿書類など約10点の証拠調べを請求したものの、弁護士側は全てに同意せず。東京高裁はこれらの証拠を全て採用せず、控訴審は、短時間で即日結審をすることになった。

 尚、判決は11月12日に言い渡されるという。(・・)

* * * * *

 とりあえず控訴審の公判に関しては、ブログで予想した通りの結果になったので、ほっとしているです。"^_^"

<こんなことなら控訴して欲しくなかったとも思うけど。(-"-)>

 あとは、無事に東京高裁から無罪判決が出て、確定させるのみ!(**)

 また、色々と報道を見て詳しいことがわかったら、明日以降に改めて記事を書くかも知れないが。
 とりあえず、NHK+αの報道記事をアップしておく。

* * * * * ☆

『資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われ、一審で無罪とされた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)の控訴審第1回公判が26日、東京高裁(小川正持裁判長)で開かれた。検察官役の指定弁護士は、2000年ごろまで小沢事務所で勤務した元秘書2人の供述調書などを新たに証拠請求したが、高裁は採用せず、証人尋問も行わないことを決めた。公判は即日結審し、判決は11月12日に指定された。
 指定弁護士は「石川知裕衆院議員ら元秘書との共謀を認めなかった一審判決には誤りがある」と主張。弁護側は改めて無罪を訴え、控訴棄却を求めた。小沢代表は出廷した。
 一審判決は、土地代金の4億円を2004年分の収支報告書に計上しないことについて、小沢代表は石川議員らから報告を受け、了承したと認定した。しかし、実際に土地代金が04年に支払われたことの報告を受けておらず、支出が翌年分に記載されることは適法と考えたこともあり得るなどと判断していた。
 この点について、指定弁護士は控訴趣意書で、「争点になっていなかった」と批判し、小沢代表が融資関係書類に署名していることなどを挙げ、「一審判決は事実を誤認している」とした。
 弁護側は答弁書で、「指定弁護士の主張は、証拠に基づかない想像だ」と主張。一審は争点や証拠を整理した上で行われており、審理も十分だったと反論した。
 小沢代表は石川議員ら元秘書3人と共謀し、04年分の収支報告書に土地代金の4億円を記載せず、05年分に記載したなどとして強制起訴された。東京地裁は今年4月、無罪を言い渡した。(時事通信9月26日)』

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『国民の生活が第一の小沢一郎代表が政治資金を巡って強制的に起訴され、1審で無罪となった裁判の2審の審理が、東京高等裁判所で行われました。
検察官役の指定弁護士が新たに提出した証拠はすべて採用されずに審理は1日で終わり、判決は11月12日に言い渡されることになりました。

小沢一郎被告(70)は平成16年と17年分の資金管理団体の収支報告書にうその記載をしたとして強制的に起訴されましたが、1審の東京地方裁判所はことし4月、「本人はうその記載だと知らなかった可能性がある」などとして無罪を言い渡していました。
東京高等裁判所で午前10時半から始まった2審の審理には小沢代表も出廷しました。
裁判では検察官役の指定弁護士が1審を取り消して有罪にすべきだと主張したのに対し、代表の弁護団は速やかに審理を終えて再び無罪とするよう求めました。
そして東京高裁は指定弁護士が新たに提出した証拠をすべて採用せず、証人も呼ばないことを決め、2審の審理は1時間ほどですべて終わりました。
判決は11月12日に言い渡されることになりました。
小沢代表は審理の冒頭で裁判長に聞かれて名前などを答えたほかは法廷での発言はなく、目を閉じて双方の主張を聞いていました。
2審の争点は小沢代表が収支報告書についてうその記載だと知らなかったかどうかという点で東京高裁がこれまでの証拠を元にどのような判断をするか注目されます。

.弁護団“再び無罪になるのは間違いない”

小沢代表の弁護団の弘中惇一郎弁護士は「短期間で結審したことから、控訴が棄却されて再び無罪になるのは間違いないと思う。指定弁護士はそもそも控訴すべきでなかった」と述べました。
また、「裁判が終わったあと、代表とはまだ話をしていないが、1日で審理が終わる可能性があることは事前に伝えていたので、本人も納得していると思う」と話しました。

検察官役の指定弁護士“特に不利になったとは思っていない”

検察官役の指定弁護士を務める大室俊三弁護士は、新たに提出した証拠が採用されなかったことについて、「裁判所は証拠として調べる必要がないと判断しただけで、われわれにとって特に不利になったとは思っていない。もともと今回提出した証拠があるから控訴したわけではなく、1審と同じ証拠で判断しても結論は変わるべきだと思っている」と話しました。(NHK9月26日)』
  
* * * * *

『資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われ、1審東京地裁で無罪とされた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)の控訴審初公判が26日、東京高裁(小川正持(しょうじ)裁判長)で開かれた。検察官役の指定弁護士は「被告は政治資金収支報告書の記載を違法と認識しており、元秘書らとの共謀を認めなかった1審には事実誤認がある」と主張。弁護側は改めて無罪を主張し、控訴棄却を求めた。

指定弁護士側は平成12年ごろまで勤務していた元秘書2人の供述調書など12点を証拠請求したが、高裁はすべて退け、証人尋問も認めなかった。控訴審は即日結審し、判決期日は11月12日に指定された。

 小沢被告の違法性の認識が争点。4月の1審判決は、石川知裕衆院議員(39)=1審有罪、控訴中=ら元秘書による虚偽記載を認定し、小沢被告が陸山会に提供した4億円の簿外処理や、土地取得の公表先送りについて「報告・了承」があったことも認めた。だが、小沢被告が「虚偽記載にあたると認識していなかった可能性があり、「故意の立証が不十分」として元秘書との共謀までは認めず、禁錮3年の求刑に対し無罪を言い渡した。

 指定弁護士は控訴趣意書で「小沢被告の政治生命に関わるような重大な問題について、元秘書が報告をしなかったり虚偽の事実を告げたりするとは考えられない」と主張。「違法であることを認識しており、共謀は明らか」としている。弁護側は答弁書で「証拠に基づかない想像を述べているにすぎない」と主張した。

 小沢被告は平成16年10月に陸山会が東京都世田谷区の土地を購入した際、元秘書らと共謀し、自身が貸し付けた4億円を16年分収支報告書に記載しなかったなどとして強制起訴された。(産経新聞9月26日)』


野田くんに、解散は11月12日以降にするように、電話しておかなくっちゃだわ。(・・)


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by mew-run7 | 2012-09-26 15:13 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

小沢控訴審~弁護側は検察役請求の証拠に全て同意せず。証拠採用も困難か。

  これは9月24日、2本めの記事です。 

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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を。

 いよいよ今週26日に、東京高裁で小沢氏の控訴審の初公判が行なわれる。(・・)
ちなみに26日の公判は、午前10時半に開廷される予定になっている。

<小沢氏の2回めの検察審査会の議決があった日は、民主党の代表選(小沢氏vs.菅氏)が行なわれた日だったのだけど。今度の控訴審は、奇しくも自民党の総裁選の日なのね。>

 そして、これは『小沢の控訴審が9月26日に決まる+新証拠が少なそうなので、早期結審&判決を期待』『9・26小沢控訴審 たった一日で終わりそう(ゲンダイ)+高橋元秘書に関して』の続報になるのだが・・・。

 検察役の指定弁護士が控訴審に請求している証拠の採用に関して、いくつかの報道記事が出ていたので、ここにアップしておきたい。

* * * * *

『弁護側、全て同意せず=指定弁護士請求の証拠-小沢氏控訴審

 小沢一郎代表の控訴審で指定弁護士側が請求した12点の証拠について、弁護側はいずれも採用に同意しない方針だ。
 弁護側は「いずれも一審段階で請求できた証拠で、控訴審で請求することは許されない」と主張。新たな元秘書2人の供述調書については、「2000年に退職した秘書が在職時の秘書業務一般について述べたものにすぎない。起訴内容は04年以降に関するものであり、関連性がないのは明らかだ」などとしている。

 小沢代表の供述調書に関しては、一審の被告人質問で同様の供述がなされており、証拠採用の必要がないとした。(時事通信9月23日)』


『「小沢氏への報告は絶対」=元秘書供述-検察官役の新証拠、全容判明・陸山会事件

 資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(収支報告書の虚偽記載)罪に問われた元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)=一審無罪=の控訴審で、検察官役の指定弁護士が東京高裁に請求した新たな証拠の全容が、22日明らかになった。2000年までの約20年間、秘書を務めた男性(59)の「小沢代表への報告は絶対だった」とする供述調書など計12点が請求された。

 控訴審第1回公判は26日に開かれ、高裁が証拠の採否などを決める。弁護側は調書の採用に同意しないことを決めており、男性らの証人尋問が行われるかどうかが注目される。

 一審東京地裁は、小沢代表は土地代金の4億円を04年分の収支報告書に計上しないと報告を受け、了承したと認定した。しかし、実際に土地代金が04年に支払われたとの報告を受けておらず、支出が翌年分に記載されることは適法と考えたこともあり得るなどとして、無罪を言い渡した。
 男性は一審判決後、指定弁護士の事情聴取に「秘書は何かあるたびに(小沢代表に)逐一細かく報告し、指示を仰いでいた。報告を怠ると厳しく叱責された」として、「うそをつかず、的確に報告することが信頼を得る唯一の方法だった」と供述した。

 元秘書の石川知裕衆院議員(39)が報告しなかった可能性があるとした一審の認定については、「契約の完了を報告すれば書類を見せるように言われるのは確実で、正確に報告しないことは考えられない」とした。
 男性と同時期まで秘書を務めた女性も、秘書が担当したことについては、小沢代表への正確な報告を求められていたという趣旨の供述をした。(時事通信9月23日)』

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『秘書経験者の尋問行うかが焦点…小沢氏控訴審

 新党「国民の生活が第一」の小沢一郎代表(70)が政治資金規正法違反に問われた陸山会事件の1審無罪判決に対する控訴審が26日、東京高裁で始まる。

 検察官役の指定弁護士が、1審後に事情聴取した秘書経験者の証人尋問が認められるかどうかが焦点となる。指定弁護士は代表と秘書の上下関係を改めて強調したい考えだが、高裁が尋問を認めなければ、控訴審は1回で結審する見通しだ。

 小沢代表は昨年1月に強制起訴され、16回の公判を経て、今年4月に東京地裁で無罪となった。判決は、代表の事件への一定の関与は認めたものの、政治資金収支報告書の記載は適法だと認識していた可能性があるとして、同会元事務担当者の石川知裕衆院議員(39)(1審有罪、控訴)らとの共謀を否定した。

 指定弁護士は控訴後、有罪立証を補強するため、代表の事務所関係者を事情聴取し、秘書を経験した女性と男性の調書を作成した。2人は2000年頃まで事務所に勤務し、男性はその後に衆院議員も務めた。

 2人は「代表は事務所費の細かい点までチェックしていた」「速やかに仕事の報告をしないと厳しく叱責された」などと供述。指定弁護士側は、これらの調書を「代表は石川被告から土地取引の細かな経緯まで報告を受けていなかった」とする1審判決の認定を崩す“武器”と位置付けていた。

 しかし、代表の弁護側が「00年までの秘書業務一般について語っているに過ぎず、04~05年分の起訴事実とは関連性がない」として、証拠採用に不同意としているため、調書が証拠採用される可能性は低い。

 このため、指定弁護士は秘書経験者を証人申請する予定だが、控訴審で新たな証人尋問が認められるには、1審では申請できなかった「やむを得ない理由」が必要とされる。1審で、証拠や争点を絞り込む公判前整理手続きが18回も行われた今回の事件で、高裁が認めるかどうかは不透明だ。(読売新聞9月23日)』

* * * * *

 まず、もし検察役の指定弁護士が申請した証拠を被告人側の弁護士が「同意」すれば、裁判所は証拠調べを行なわずに証拠として採用するのだけど。
 今回の場合は、指定弁護士が申請した証拠12件を、小沢氏側の弁護士は全て同意しなかったとのこと。

 また、証拠として採用されるには、刑事訴訟法のルールに乗っ取って、証拠能力や事件と証拠との間の法的&自然的な関連性が認められる必要があるし。<小難しい話は、パス。>
 特に控訴審の証拠に関しては、その判断は厳しくなるし。証人尋問も含めて、控訴審で新たな証拠調べが認められるには、1審では申請できなかった「やむを得ない理由」が必要になる。

 指定弁護士は元秘書2人の供述調書を証拠申請したようなのだが。<このうち一人は、高橋嘉信氏だという。高橋氏については、上のリンク記事に。>
 今回の審理の対象になっている土地取引は2004年秋、政治資金収支報告書の虚偽記載は05、06年度分のものであって。2人の元秘書は、2000年までしか事務所に務めていないため、これらの件には直接関わっていないことが明らかだし。<高橋氏は2004年初めまでいたようだけど。それでも秋の土地取引には関与していない。>
 また、小沢氏の過去の習慣や性格を立証するために、このような供述証拠を用いるのは、事件との関連性を否定される可能性が大きいのである。<だから弁護士も「関連性がない」と主張しているのではないかと察する。>

 しかも、高橋氏は10年春頃に、東京地検特捜部の参考人聴取に応じており、その時にも供述調書を作成してあったのではないかと思うのだが。指定弁護士は、1審の段階で、この供述調書を証拠申請していなかったとのこと。<ということは、たいして決め手となるような証言はされていなかったと考えていいのではないだろうか?^_^;>
 それゆえ新たに得た供述の中に、1審前には供述を得られない事情があった&よほど重大な事実が含まれていない限り、証拠として採用されるのは困難なのではないかと思われる。^_^;
 
* * * * *

 5万歩譲って、仮に元秘書の「小沢氏への報告は絶対だった」という内容の供述証拠の採用が認められたとしても、東京地裁は秘書から報告を受けたことは認定しているわけで。秘書から報告を受けたことを前提に、小沢氏はその行為の違法性を認識していなかった可能性があるとして、共謀共同正犯の成立を認めず、無罪判決を下しているのである。
 となると、そのような証拠は、小沢氏が秘書の記載が違法性あるものだと認識しているということを立証し得るものだとは考えにくいだけに、地裁の判断を覆すことは難しいのではないかと思ったりもする。(@@)

 指定弁護士が他にどのような証拠を申請しているのかはわからないのだが。もしかしたら、裁判所はほぼ全ての証拠の採用をしない可能性もあるし。
 そうなれば、本当に1回で結審して、早ければ1ヶ月後にも判決が出る可能性があるのではないかと期待しているmewなのだった。(**)

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by mew-run7 | 2012-09-24 09:23 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

9・26小沢控訴審 たった一日で終わりそう(ゲンダイ)+高橋元秘書に関して

 これは9月20日、2本めの記事です。

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 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判の話を・・・。

 これは『小沢の控訴審が9月26日に決まる+新証拠が少なそうなので、早期結審&判決を期待』の関連記事になるのだが・・・。

 小沢氏の控訴審が、いよいよ来週26日に始まる。(**)

 mewは、上の記事に書いたように、検察役の指定弁護士が準備している新証拠の数が少ない<&中身の乏しい?>ようなので、公判はうまく行けば1日で終わって、2回目には判決になるのではないかと期待しているのだが。

 日刊ゲンダイも、同様の見解のようだ。(・・)

 16日付けのゲンダイの記事がネット公開されたので、アップしたい。

<↓の高橋喜信氏については、後述。>


* * * * *

9・26 小沢控訴審 たった一日で終わりそう

 <苦し紛れの“新証拠”も採用されず>

 まったく往生際が悪い。今月26日に開かれる「国民の生活が第一」の小沢一郎代表の控訴審で、検察官役の指定弁護士が東京高裁に対し元秘書2人の供述調書を新たに証拠請求したことが分かった。
「週刊誌などで小沢氏の悪口を言いまくっている高橋嘉信元秘書と、2000年ごろまで小沢事務所で働いていた女性秘書です。1審判決の後、指定弁護士が2人を聴取して、供述調書を作った。『小沢事務所では、小沢に報告・了承を得ないで金を動かすことはあり得ない』という内容のようです」(司法記者)

 1審判決では、小沢が秘書から土地取引の経緯について報告を受けておらず、違法性を認識していなかった可能性があるとして無罪判決が出た。
 そこで、指定弁護士が苦し紛れに持ち出してきたのが元秘書2人の新たな供述調書である。小沢が秘書から細かい報告を受けていたことを立証するために証拠提出するという。

「弁護側は証拠採用に同意しない方針です。そうなると、指定弁護士は1審と同じ主張を訴えるしかない。1審後、複数の事件関係者に接触を試みたものの、有罪に持ち込めるような情報は得られなかったという。新たな論点も何もないので、あとは裁判官の解釈だけ。控訴審は即日結審しそうです」(司法ジャーナリスト)

 指定弁護士は「新証拠がなくても、1審認定の誤りを指摘すれば足りる」とかホザいてるらしいが、そのわりには別居中の妻・和子さんにまで事情聴取を要請していた。こうなると破れかぶれというか、ほとんど嫌がらせの類いだ。
 新証拠ナシ、無罪判決を覆す根拠もナシ。いったい何のための控訴だったのかと言いたくなる。あまりに不毛だ。

<日刊ゲンダイ9月15日>

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 検察役の指定弁護士が、新たに供述調書をとったという高橋嘉信氏というのは、小沢氏の元秘書だ。
 高橋については、『西松―小沢献金問題のキーマンになるのは、小沢の腹心として、25年務めた元秘書か?(1)』『・・・(2) 』に書いたことがあるのだが。

 高橋氏は、1980年から2004年まで小沢一郎氏の秘書を務めており<ただし、00~03年は自由党の衆院議員でもあった>、小沢氏の腹心とされていた人。
 特に小沢氏の地元である岩手の支持者、企業との付き合い、票や献金集めを一手に任されていたという。
<実は、大久保氏が起訴されている西松建設からの偽装献金問題は、当時、高橋氏が一手に引き受けていたもので、大久保氏はほとんどタッチしていないのよね。>

 しかし、03年に小沢氏&自由党が民主党に合流したのを契機に対立。04年に、民主党を辞め、小沢氏と袂を分かち、その後は全く交流がないとのこと。<本人は小沢氏と決別した理由は「墓場まで持っていく」として語ろうとしない。>

 ただ高橋氏は、小沢氏のことを好ましく思っていなかったことや、自民党~自由党時代に至るまで、地元の旧自民党を含む保守系の議員や支援者と付き合いが深かったこともあり、08年に「小沢氏と戦う」として自民党公認で衆院選に立候補することを宣言。
 09年の衆院選で、小沢氏と同じ岩手4区から出馬するも惨敗し、その後はたま~にメディアなどの取材に応じていたようだ。<ジャーナリストになるという話があったが。mewは、彼が書いたものを見たことがない。>

* * * * *

 高橋氏は、09年に大久保元秘書が逮捕・起訴された西松建設事件の際に、参考人として聴取を受けるも、自分は不正なものだと知らなかったと関わりを否定。
 
 また、今回、小沢氏が起訴されている陸山会の政治資金収支報告書の虚偽記載の事件は、2004年10月の土地購入費用に関わる資金に関して疑惑が持たれているものであり、高橋氏が事務所を完全に離れた後の話なのだ。

 東京地検特捜部は、一応、10年に高橋氏を参考人として聴取したのだが。何も証拠になりそうな事実を知らなかったのか、高橋氏の調書は小沢氏の公判では証拠として申請もされず。
 指定弁護士は高橋氏を証人として出廷させ、師弟対決が行なわれるのではないかという憶測も流れたのだが。それも行なわれなかった。^^;

 それゆえ、高橋氏にせよ、2000年ごろまで小沢事務所で働いていた女性秘書にせよ、陸山会事件に直接関わるような事実は全く知らない可能性が大きいわけで。
 指定弁護士は、おそらく彼らに「自分たちが小沢事務所にいた時には、秘書は資金に関する細かい事実を小沢氏に報告していた」とか、「大きな資金に出し入れに関することは小沢氏の許可が必要だった」などという間接的な経験談を供述させて、その調書をとったのではないかと察する。(・・)

<それで、石川元秘書らも小沢氏に報告して許可を得ていたのではないかと推認させたいのよね。
 ただ、mewが以前見た記事では、小沢氏は高橋氏を信頼していた&ほとんど地元に帰っていなかったので、岩手の事務所の政治資金(多額の献金、収支)のことも含めて、全て高橋氏に任せっぱなしだったという話だったんだけどな~。^^;>

* * * * *

 先日、指定弁護士が、新たな供述調書を2つとったという報道があったので、一体、誰の調書をとったんだろうと思っていたのだけど。まさか、この期に及んで、高橋氏を引っ張り出して来るとは思わなかったですぅ。(@@)
<それだけ、苦しい状況に追い込まれているということかな?^_^;>

 となると・・・少なくとも現時点では、指定弁護士は控訴審で無罪判決を覆すような証拠は持っていないようだし。
 被告人質問も新たな証人尋問もないとすれば、本当に公判は1日で結審してしまう可能性が大きいのではないかと思うmewなのだった。"^_^"
 
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by mew-run7 | 2012-09-20 15:51 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

検察審査会メンバーの告白」~小沢一郎裁判の原点を探る(第3回)


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 今回は、『 「検察審査会メンバーの告白」~小沢一郎裁判の原点を探る(第2回) 』のつづきを・・・。

 記事をアップする前に、その前提となる話を少しだけ書いておきたい。

 mewは当初、この連載のタイトルから誤解して、小沢一郎氏に関する検察審査会の審査員の告白を暑かったものかと思っていたのだが。
 これは、西松事件・二階ルートに関する検察審査会の様子を記したものだったようだ。

 ただ、mewは、何故、あの時に様々な疑惑が出ていた二階ルートが不起訴に終わったのか(検察審査会でも二階側は「不起訴不当」で済んだので、強制起訴はされず)、ず~っと納得行かずにいたので、今回の記事はmewにとって非常に興味深いものだった。

 このブログでも、『西松ダミーのパー券購入、二階側は不起訴!+検察、マスコミの公正さを求む』『二階パー券事件、西松は「起訴相当」、二階派は捜査不十分で「不起訴不当」+小池、中谷のタカ派ぶり』などの記事をアップしているのだが。

 09年3月、小沢一郎氏の事務所の大久保隆規秘書(当時)が、西松建設からの献金に関して虚偽記載があったとして、いきなり逮捕(後に起訴)されたのだが。その当時、西松建設からは何人もの国会議員、首長が献金や便宜を供与されていたことが判明。報道もなされていた。

<東京地検特捜部は、長野県の村井知事に対する献金(一部報道では6千万円?)に関しても捜査を行なっていたのだが。09年2月に、村井氏の秘書に任意で聴取を行なっていたところ、秘書が自殺した。東京地検は、大久保氏にも同様なことが起きることをおそれて、任意の聴取を経ず、いきなり逮捕(身柄拘束)したという話も出ていた。> 

 中でも、自民党の二階俊博氏の場合は、多額のパーティ券の購入がなされていたほか、事務所の実質的無償供与(事務所を西松建設所有のビルから賃借。賃料を払うも、同額の献金を得る形でペイバック)などの疑惑もあり、マスコミでもかなり取り上げられていた。

 しかし、市民団体が告発を行なうも、東京地検は不起訴処分にしたため、検察審査会に審査申し立てが行なわれたのである。(・・)

 では、連載記事のつづきを・・・。

~ * ~ * ~ * ~ * ~ *~

 .小沢一郎裁判の原点を探る 「検察審査会メンバーの告白」(第3回)

G2 9月10日(月)  今西憲之(ジャーナリスト)

■特捜検事の説明

分厚い資料を、悪戦苦闘して読み込んでいると、午前11時になって、事件の捜査を担当した検事が審査会に説明にやってきた。東京地検特捜部の木村匡良検事である。西松建設事件と陸山会事件、どちらも捜査の指揮を執った。
木村検事は大柄で、強面だった。

「小沢さんに似たごっつい印象の方でした」(Aさん)

木村検事の説明は、1時間が予定されていた。最初の15分ほど不起訴の理由の説明をした。
「捜査は適正に行われた。きちんと尽くしたが、起訴できなかった」
淡々と、そんな説明に終始した。

だが、供述調書を読んだ審査員の中では、本当に捜査が尽くされたのか疑問を持つ空気があったという。すでに他方の小沢ルートは立件され、元秘書である大久保被告が起訴されていたことは誰もが知っていた。なぜ二階ルートは駄目なのか。

木村検事はこう説明した。小沢ルートの場合、西松建設のダミー政治団体から直接、政治献金として現金がきている。ところが、二階ルートでは、パーティ券の購入が焦点になっており、直接的な現金の授受ではないことが、起訴に至らなかった理由の一つだというのだ。

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木村検事は、同じ西松建設元社長が、小沢ルートでは起訴だったのに、二階ルートにおいて起訴猶予とした意味は、あくまで「犯罪の事実はあるが、起訴するほどの必要性がない」ことであると強調した。

質疑に入ると、同じ点に質問が集中したという。

「捜査は尽くされたのか」

そう質問されると、木村検事は、

「国沢を起訴できるだけの材料はある。しかし、国沢はすでに小沢ルートで起訴されており、二階ルートで起訴したところで、量刑に影響しない」
「国沢を起訴すると、裁判所に来てもらうことで負担もかかる」

と、国沢元社長と検察の間で「裏取引」でもあるかのような話までしたというのだ。

■なぜ自民党ルートをやらないか

そんな時、一人の女性が手を挙げた。審査員の中ではかなり若い部類に入り、30歳になるかならないかという年齢だったそうだ。その女性は木村検事に食ってかかるように言った。
「それはおかしい。民主党議員のルートだけを起訴しておいて、起訴できるのに自民党議員のルートはやらないというのは、平等ではない」

しかし、木村検事は「捜査は適正にやっています」と繰り返すばかりだった。
女性の審査員が、畳みかけるように「起訴して、裁判所で判断してもらったほうがいいのでは?」と尋ねても、答えは同じだった。
そんな木村検事にさらなる厳しい意見が飛び出した。比較的年配の審査員が、東京地検の捜査について「特捜部は巨悪を叩くイメージだが、そうではないのか?」と質問した。

すると、木村検事は「何でも起訴する訳じゃない」と返答をよこして、「法と証拠に基づいて起訴するか判断する」と話した。
そこに審査員は反応して、逆に木村検事に迫った。
「足利事件はどうなのですか。志布志事件もありましたよ。冤罪、どうでしょうか」
ムッとした表情で木村検事は「私はその事件には関与していませんから、よくわからない」とかわし、予定の1時間は終わった。

Aさんはこう思ったという。
「民主党だけやってりゃいいんだ、自民党はやらなくてもいい、審査員はごちゃごちゃ言うなやかましい、って感じに思えた。法と証拠で起訴するといいながら、一方で量刑が変わらないから起訴できるがしないという。これはすごい矛盾ですよね。司法試験に合格した頭がいい人が、こんなバカなことを言うのですね」

昼食後、午後1時に再度、集合。事務局から、午前中に渡された資料をもう一度、読むように指示があった。
「最初に資料を渡されたときは、読んでもいま一つ、ピンとこなかった。それが、木村検事の説明で、ポイントがわかってきた。説明を先にしてもらったほうが、ずっとよかった。午後に資料を読み込むと、事件の内容がどんどんと頭に入ってきた」(Aさん)

再度1時間ほど資料を読んだ後、事務局から議長に「そろそろ、審査員のご意見を」と声がかかった。
「では、審査員の皆様からご意見をうかがいましょう」と議長が言葉を発した。
審査員全員が、座っている順にそれぞれ、事件についての意見を述べた。
「検事のプレゼンのなかで『量刑が変わらない』という言葉があったが、おかしいと思った」
「証拠があるというのに、自白して反省している、ついには国沢元社長が裁判所に行くのが負担という理由だけで起訴猶予はどうか。裁判で決めるべき」
献金した国沢元社長についてはそんな意見が共通して出た。多くの審査員も頷いていた。

また、献金された側である、二階の政治資金管理団体「新しい波」の関係者についても、「本当に検察は捜査を尽くしたのか」と疑問視する発言も出たという。
木村検事の説明が印象的だったのか、それについての感想が全体的に多かった。
「審査員が木村検事の説明を『プレゼン』と表現したことが、市井の人たちの感覚がよく出ているなと感じました」(Aさん)


第4回につづく

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by mew-run7 | 2012-09-12 10:29 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

「検察審査会メンバーの告白」~小沢一郎裁判の原点を探る(第2回)

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 8月にアップした『「検察審査会メンバーの告白」~小沢一郎裁判の原点を探る(第1回)』のつづきが公開されていたので、こちらにアップします。


小沢一郎裁判の原点を探る 「検察審査会メンバーの告白」(第2回)

G2 8月27日

今西憲之(ジャーナリスト)

■抽選方式で選任されて

2009年4月になって、Aさんのもとに東京第三検察審査会から、検察審査会に出席を求める通知が届いた。
はじめての出席は5月19日午前10時だった。同検察審査会は、法務省の並びにある東京家庭裁判所と同じ建物に入っていた。送られてきた「招集状」を手に出向いた。
集合したのは大きな会議室。そこに、東京第一検察審査会から東京第六検察審査会までの審査員が100人ほど並んだ。

〈良心に従い公平誠実に職務を行うことを誓います〉

と印刷された宣誓書の書面に、それぞれがサインし、代表者が同じ書面を読み上げた。一つの検察審査会の審査員は、11人。審査員が何らかの理由で欠けることを想定し、補充員が2、3人いたという。

その日は、裁判とは何か、検察審査会の役割とはなどの説明を受けるガイダンスのようなもので、審査会議は開催されなかった。終了後に6000円程度の日当と交通費の支給手続きをとり、家路についた。

6月16日、2度目の招集があり、実際の審査会議が開始された。
「家裁と同じ場所だったので、裁判の法廷のようなところを想像していました。ところが、実際は長い机が三、四台に椅子がある会議室でした。ざっと見たところ、審査員の平均年齢は30代前半で、男性6割、女性4割くらいの比率でした。同じ建物に、東京第一から第六までの検察審査会が同居していました」(Aさん)

最初に挨拶をしたのは、東京第三検察審査会の担当となる、事務局の2人だった。リーダー格の男性は45歳から50歳くらい。もう1人は女性で30歳前後だった。
「男性は落ちついた感じでしたが、女性の方は最近まで裁判所にいたとかで『まだ異動して間もないので、よくわからない』とこぼしていた。素人の審査員をリードする事務方が、よくわからないって、そりゃないだろうと思いましたが……」(Aさん)

その後、審査員がそれぞれ自己紹介をしたうえで、審査員の中から審査会議の議長を選出した。といっても、事務局の男性が、
「議長は○○さん、お願いします」
と指名しただけで、自薦や他薦もなかったし、採決も行われなかった。

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■「西松建設の審査をしてもらいます」

次に検察審査会議の日程を審査員で話し合い、月2回・6か月の範囲で実施することに決め、スケジュールの調整を行った。守秘義務について特別な注意はなかった。

「あまり友人とか家族には話さないでという雰囲気はありましたが、具体的な注意はありませんでした。ただし、審査員の名前だけは外部に出さないようにと言われました。しかし、不思議なことにテーブルの上にはそれぞれの名前を記した名札がありましたし、自己紹介でも名前を言っていましたからね」
ちなみに、検察審査会とよく比較されるのは、裁判員制度である。こちらは、法廷でも裁判員を番号で呼び合っている。

雰囲気が変わったのはこの注意の直後のことである。この日、Aさんは、事務局員が、なんとなくそわそわしているように感じていた。おもむろに事務局の男性が言った。
「今日は、皆さんもご存じであろうかと思いますが、あの西松建設について審査をして頂きます」
審査員たちからは「ええ」「あれっ」と小さな声はあがったが、おおむね冷静だったという。その時すでに、審査員たちの着いた長い机の上には、厚さ3センチくらいの資料が置かれていた。Aさんは、かなり分厚いと感じた。事務局から、まずはそれを読むようにと指示された。

■小沢ルートと二階ルート

小沢の陸山会事件につながっていくことになる、西松建設事件とは何か。簡単に説明しておこう。

2008年、東京地検特捜部は、西松建設の海外工事をめぐる不正経理の実態を解明すべく捜査に着手した。西松建設が海外工事で裏金を捻出し、政治家への献金に充当していた疑惑だ。
西松建設の手口はこうだった。「新政治問題研究会」「未来産業研究会」という2つのダミー政治団体を設立して、そこに同社の社員が会費という形で金を納める。この会費は会社から賞与に上乗せして社員に支払われている。国会議員は、その政治団体からの政治資金として届けていた。トンネル献金によって、西松建設という社名が表に出ることを防ぐ手口だ。

小沢は、2003年からの4年間で、2つの政治団体から計3500万円の資金提供を受けていた。小沢のみならず、自民党の森喜朗元首相、二階俊博元経産相、古賀誠元幹事長、国民新党の自見庄三郎金融担当相など、判明しているだけで20人近い議員が献金を受けている。閣僚経験のある「大物」が多くを占めたが、小沢については、悪質性がより際立って報じられた。

東京地検特捜部は、小沢と二階という2つのルートを軸に捜査を開始した。

2009年3月、小沢の政治資金管理団体「陸山会」の会計責任者で公設秘書の大久保隆規容疑者が、政治資金規正法違反容疑で東京地検特捜部に逮捕、起訴される。2つのダミー政治団体からの政治献金を西松建設のものだと知りながら、3500万円を受け取ったという容疑だ。本件では西松建設元社長の国沢幹雄容疑者も逮捕、起訴された。

一方、二階のルートは二階派の政治団体「新しい波」のパーティ券を西松建設の2つのダミー政治団体が購入したというもの。小沢ルートと異なり、二階の政治団体の会計責任者らは不起訴処分、国沢元社長は起訴猶予となった。それを不服だとして、東京第三検察審査会に申し立てがなされ、審査がまわってきたのだ。この二階ルートを審査したのが、Aさんたちだったというわけだ。

「生まれてはじめて、供述調書というものを見ました。正直、最初はなかなか理解できなかった」(Aさん)

供述調書には、「秘」という趣旨のスタンプが押されていた。多くの調書は、二階の秘書や政治資金管理団体の関係者の供述である。パーティ券を購入したのはダミーの政治団体ではなく、西松建設だと知っていたのではないかという争点に対して「知らない」「覚えていない」とはぐらかす内容が記されていたとみられる。

「うまくごまかす供述をしているという印象を受けた」(Aさん)

【第3回につづく】

 第3回がネットで公開されたら(それに気付いたら?)、またこちらにアップしたいと思っています。
 


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by mew-run7 | 2012-09-08 08:19 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback(1)

小沢の控訴審が9月26日に決まる+新証拠が少なそうなので、早期結審&判決を期待

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。

この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判の話を・・・。

 今週は、小沢氏&秘書の捜査、公判に関する報道が続いているのだが。<となると、自然にその関係のブログの記事が続いてしまうのだけど。>

 今回は、『検察役が小沢の妻に聴取を要請&控訴審の準備進む+秘書3人の公判期日』の続報を。

 小沢氏の控訴審の第一回公判の期日が、9月26日(水)(午前10時半開廷)に決まったようだ。(**)

 昨日24日に、東京高裁で検察役の指定弁護士、小沢弁護団による三者の協議が行なわれ、第一回の公判期日が決められると共に、証拠(証人含む)などに関する話し合いがなされたという。

『資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反(虚偽記載)罪に問われた、元民主党代表で「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)=1審無罪=の控訴審について、東京高裁(小川正持裁判長)は24日、初公判を9月26日に開く方針を決めた。小沢被告は出廷する意向だが、被告人質問は行われない見通し。早ければ年内にも判決が出る可能性がある。

 同日行われた高裁、小沢被告の弁護人との3者協議で、検察官役の指定弁護士は控訴後に聴取した事件関係者2人の調書や、小沢被告本人の捜査段階の供述調書の取り調べを求める方針を伝えた。

 弁護側はいずれも同意しないとみられ、この場合、指定弁護士側は関係者2人の証人尋問を求める構え。高裁が証人採用の可否を判断し、却下されれば即日結審する公算が大きい。(産経新聞8月24日)』

『小沢代表への被告人質問は弁護側の同意が得られず行われない見通しで、衆院議員の石川知裕被告(39)=1審有罪、控訴中=ら元秘書3人の証人尋問も実施されない。刑事訴訟法上、被告に控訴審の出廷義務はないが、関係者によると小沢代表は出廷する意向という。

 新証拠については、指定弁護士が東京地検特捜部作成の小沢代表の供述調書や、事務所の会計帳簿など10点近くを請求する予定。(毎日新聞8月24日)』

『指定弁護士は今後、一審で証拠採用されなかった代表の供述調書など約10点を証拠請求する。(共同通信8月24日)』

『検察官役の指定弁護士は、この日の高裁、弁護側との3者協議で、約10点の証拠を提出する意向を伝えた。控訴後の補充捜査で新たに作成した事件関係者2人分の調書が含まれ、8月27日に一部を弁護側に開示する。

 被告人質問は、弁護側が「小沢代表に応じる意思はない」としたため、実現しない見込み。また、指定弁護士は補充捜査の一環として、問題の土地取引の経緯などについて小沢代表の妻に事情聴取を要請したが、返答がなく断念したという。
(読売新聞8月24日)』

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 東京地裁は、小沢氏と秘書の間に共謀の事実(秘書の報告、その報告に対する小沢氏の了承)があったことは認めたものの、小沢氏には秘書が報告した事実が違法であるという認識がなかった可能性があるとして、無罪判決を下した。

 これに対して、検察役の指定弁護士(以下、検察役)は、小沢氏には違法性の認識があったと、地裁判決には事実誤認があるとして控訴したわけで。
 今回の控訴審の最大の争点&ある意味で唯一の争点は、小沢氏に違法性の認識があったか否かということになる。(・・)

 検察役側は、補充捜査で、新たに事件関係者2人の聴取を行ない、その供述調書の証拠採用を求めたとのこと。
 さらに東京地検特捜部が作った小沢氏の供述調書や、事務所の会計帳簿も含めて、10点近くを証拠申請するという。

* * * * *

 検察役は、地裁判決が出た後、違法性の認識は公判の争点になっていなかったので、その点を公判の中で特に立証していなかったと主張。
 本来であれば、もう一度、小沢氏本人の被告人質問を行なって、その点を主体に追及したかったのではないかと察するが。小沢氏本人も弁護側も、これに同意する気はないため、被告人質問を行なうことは断念したようだ。^^;

 そこで検察役としては、東京地検特捜部が作成した小沢氏の供述調書(おそらく10年1月に任意の聴取に応じた時の調書だと思われる)を証拠として用いて、その中で小沢氏の認識を示した部分を強調したり、もしかしたら公判での供述との矛盾点などを主張したりするつもりなのかな~と察するのだが。
 共同通信によれば、この調書は、一審で証拠採用されていなかったとのこと。その経緯や理由はよくわからないのだが。事務所の会計帳簿も含めて、弁護士側が同意しない可能性がある。<その場合は、高裁が証拠の採否を判断する。>

 検察役は補充捜査を行ない、新たに2人の事件関係者の供述調書を作成したようなのだが。
<一体、誰なのだろう?(@@) 小沢氏に近いところで、地裁で初めて名が出た(&まだ証人になっていない)のは、元秘書&現衆院議員の樋高剛氏なのだけど。聴取に応じるかな~?(・・)>
 こちらは、27日に弁護側に開示された後、弁護側が同意するか否かを判断するのではないかと思われる。

 ただ小沢氏の認識に関して説得的な証言をできる人は、そう多くはないと思われる。その中で、生活も共にしており最も近い存在だった&会計処理を担当していた秘書3人は、小沢氏の関与や認識を否定しているし。妻も聴取には応じていないとのことで、上の事件関係者の供述が有力な証拠となり得るものなのか、疑問を覚えるところがあるし。証人尋問も認められるかどうかビミョ~だ。^^;

<とりあえず、新たな&関連性のありそうな証拠を集めるために(手当たり次第?)関係者に当たってアレコレ話をきき、何とか2名の供述調書を作ったのかな~とか、そんな感じもしちゃったりして?(~_~;)>

* * * * *

 先日、ネットで刑事訴訟関係の論文に載っていたデータを見たら、近時の傾向として、よほど複雑な案件でない限り、1回目で審理を終わり、2回目では判決言い渡しになるケースが多い様子。<それも1ヶ月以内に出ているケースが多い。>
 もし証拠の数が少ない&証人尋問も行なわれなかったor少人数&短時間で終わった場合には、1回で審理が終わって、早ければ10~11月にも控訴審の判決が出る可能性もある。(**)

<もし2回審理&3回目に判決でも、11~12月で終わる可能性が大きいので、各メディアも、早ければ年内に判決と書いているのではないかと察する。>

 マスコミでは、10月解散、11月総選挙になるのではないかという情報も流れているのだが。<11月4日の大安に投開票という案が有力だとか?>
 できるなら、総選挙の告示前に無罪判決が出て、すっきりとした形で選挙戦を戦えるようになるといいと思うし。遅くとも開票日前に無罪判決を受けて、よからぬイメージを完全に払拭し、有権者が公正な目で小沢氏&「生活」に投票するか否かを判断できる環境が調うといいな~と願っているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2012-08-25 02:26 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

市民団体が、田代元検事らの不起訴処分を不当として、検察審査会に審査申し立て

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。


この記事では、小沢一郎氏&秘書の公判、捜査に関する話を・・・。

 これは、6月の『田代&特捜幹部、刑事処分はオール不起訴&大甘の行政処分に呆れる』、『検事総長のお役人的コメント+最高検の身内に優しい捜査&納得行かぬ検証結果』の続報になるのだが。

 市民団体「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」が、昨日8月23日に、最高検が、元東京地検特捜部の田代政弘元検事、佐久間達哉元特捜部長、木村匡良元主任検事を不起訴処分を下さしたことは不当であるとして、検察審査会に審査の申し立てを行なった。(・・)

 同団体は、今年1月、東京地検特捜部の検事であった田代氏が、陸山会事件の捜査において、虚偽の捜査報告書を作成したこと&その件について小沢一郎氏の公判で偽証を行なっていたことが、虚偽有印公文書作成及び行使と偽証の罪に当たるとして、最高検に告発。
 田代氏の上司2人も、虚偽捜査報告書の作成に関わっていたとして、虚偽有印公文書作成及び行使の罪の共犯として告発していた。
<関連記事・『小沢検審に提出した捜査報告書偽造で検事を告発&ヤクザ発言記載も起訴議決に影響か

 しかし、最高検は今年6月に田代氏らに不起訴処分を下したことから、同団体は、この処分を不当として、東京第一検察審査会に審査の申し立てを行なった。

* * * * *

 「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」のHP(コチラ)に、検察審査会の申し立て書のほか、以下のような添付書類のPDFがアップされている。

別紙 最高検報告書の不当性と本件の明白性
別添資料1 田代報告書と石川議員反訳対照表
別添資料2 実際の取調べ状況対照表
別添資料3 最高検報告書対照表
別添資料4 「田代報告書及ひ?インターネットに流出した計7通の報告書」(公開済のものです)
別添資料5 「石川議員録音反訳書」(公開済のものです)
別添資料6 「石川議員回答書」
別添資料7 東京地裁決定が認定した平成22年5月17日の取調べ状況(抜粋)
別添資料8 東京地裁決定が認定した勾留中の取調状況(抜粋)
別添資料9 平成24年4月26日政治資金規正法違反被告事件判決要旨(抜粋)
別添資料10 不起訴に関する各紙新聞報道、社説等

 既に当ブログで紹介した資料も含まれているのだが。
 この事件や東京地検の特捜部の捜査の仕方、検察審査会への関与などの問題に関して理解するのに役立つ資料ばかりなので、この問題に関心のある方は、是非、ご覧ください。

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 以下、この審査申し立てに関する報道記事(部分引用あり)をいくつか、アップしておく。

『小沢一郎氏の元秘書・石川知裕衆院議員を取り調べた東京地検特捜部の検事が事実と異なる捜査報告書を作成した問題で、市民団体が23日、田代政弘・元検事(45)=辞職=を不起訴(嫌疑不十分)とした最高検の処分は不当だ、として検察審査会に審査を申し立てた。

 団体は「健全な法治国家のために声をあげる市民の会」。田代元検事を虚偽有印公文書作成・同行使などの容疑で刑事告発していた。同じく不起訴とされた佐久間達哉・元東京地検特捜部長(55)=現・法務総合研究所国連研修協力部長=ら2人についても審査を申し立てた。記者会見した同会の八木啓代代表は「まっとうに捜査して不起訴にしたとは到底思えない。国民の目線で審査してほしい」と訴えた。

 捜査報告書は小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地取引事件をめぐり、小沢氏を「起訴相当」とした検察審査会の1度目の議決を受けた再捜査で、2010年5月に作成された。最高検は「思い違いをした可能性を否定できない」などとして今年6月に田代元検事を不起訴とした。田代元検事は法務省から減給の懲戒処分を受けて辞職した。(朝日新聞8月23日)』

『申立書は、田代元検事が作成した捜査報告書について「実際の取り調べ状況と全く異なっており、(元検事が)虚偽の認識を持たないことはあり得ない」などと指摘。佐久間元部長、木村元主任検事も報告書作成に深く関わっていたとして「起訴を相当とする議決を行うべきだ」と主張している。

 市民団体の代表は記者会見で「不起訴はまっとうな捜査をして得た結論ではないと思う。(検察審には)国民目線での審査をしてもらいたい」と話した。(毎日新聞8月23日)』

『市民団体の八木啓代代表は記者会見し、「検察は身内に甘く起訴しなかったが、検察審査会は国民の目線で審査して判断してほしい」と述べました。(NHK8月23日)』

『市民団体は「検察が正当な捜査を行わず、隠蔽(いんぺい)しようとする以上、市民の代表である審査会が良識を持って議決し、裁判で真実を明らかにしてほしい」としている。(日経8月23日)』

* * * * * 

 mewは、田代氏らが不起訴処分を下された時点で、市民団体が検察審査会に審査申し立てをすると思っていたので、上のニュースを見た時には、(申し訳ないことに)「やっとか~」みたいに思ったところがあったのだけど。
<短期間で、一般人にもわかりやすいように&説得力のあるような書類を、多数作成するのは大変だったと重々承知しているです。(でも、ホント、一目瞭然で、的確&わかりやすくできていると思いました。)関係者の皆様には、本当におつかれさまです。m(__)m>

 ただ残念ながら、検察審査会の審査の内容は、オモテに全く公開されないので、しばらくヤキモキさせられる日が続きそうな感じも。(~_~;)

 小沢氏の検察審査会の時とは異なり、検察側は懸命に「いかに田代氏らの不起訴処分が妥当なものなのか」を示す資料を作成して提出したり、説明に行ったりするのではないかと察するのだが・・・。

<ある意味では、それが不起訴処分を下した検察側が、本来やるべきことなのだけど。何故か、小沢氏の時は、いかに犯罪を犯したorそれに関与していた可能性が大きいかをアピールするような(重要部分に下線まで引いた)資料を提出してたのよね~。(-"-)>

 この件は、東京地裁の裁判官も、判決文の中で問題を指摘しているものだけに、是非、公開の公判の場で、きちんと審理して、真相解明をして欲しいと思うし。
 そのためにも、どうか検察審査会の審査員が、その問題性に気付き、冷静かつ客観的に審査を行なって、妥当な判断を下して欲しいと願うばかりのmewである。(@@)

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by mew-run7 | 2012-08-24 05:41 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

検察役が小沢の妻に聴取を要請&控訴審の準備進む+秘書3人の公判期日

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。


 この記事は、小沢一郎氏&秘書の公判に関することを・・・。

 今回は、小沢氏の控訴審に関する情報と、小沢秘書の控訴審の期日が決まったという話を書きたい。

* * * * *

 これは、『小沢弁護団が控訴趣意書の答弁書を、秘書3人は控訴趣意書を提出』の続報になる。

 小沢一郎氏の東京高裁での控訴審は、この9月にも始まると見られているのだが。
 8月24日に、東京高裁と指定弁護士、弁護側の3者協議が行なれる予定である
とのこと。この日に第1回公判の期日が決まるのではないかと思われる。

 また、今朝、その控訴審に関して、ちょっとビックリするようなニュースが出ていた。
 検察役の指定弁護士が、5月以降、小沢氏の妻に事情聴取を要請していたことがわかったというのだ。(・o・)
 
 小沢氏の妻は、指定弁護士の聴取要請に応じなかったようなのだが。
 もしかしたら、指定弁護士が、小沢氏の妻が、土地購入に関する資金の流れや小沢氏の認識に関して知っている可能性があるとして、証人として出廷させるように求める可能性がある。^^;

<既に小沢氏の秘書3人は一審で証人として出廷しているし、他の証人も含めて、よほど新たなこと(聴取した結果、新たな事実を知っている可能性が出て来たとか)がない限り、もう一度、証人として呼ぶのは難しい。
 それゆえ、指定弁護士としては、新たな物的証拠がない限りは、小沢氏をもう一度尋問するか、妻などの新たな証人を呼ぶかしか手がないのだが。妻を証人として呼ぶことには、弁護団も強く反対すると思うので、この話が認められるかどうかは、「???」だ。^^;
 ちなみに、2010年1~2月頃、東京地検の特捜部も妻に任意の聴取を行なおうとしていたのだが。結局、断られてできなかったという報道が出ていたことがある。>

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『<陸山会事件裁判>指定弁護士 小沢氏の妻に事情聴取を要請

 資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡り、政治資金規正法違反(虚偽記載)に問われた「国民の生活が第一」代表の小沢一郎被告(70)=1審無罪=の控訴審で、検察官役の指定弁護士が5月以降、代表の妻(67)に事情聴取を要請していたことが関係者への取材で分かった。妻側は応じず、聴取は実現しなかったとみられる。東京高裁(小川正持裁判長)は24日、指定弁護士、弁護側と3者協議を開く予定で、近く控訴審の第1回公判の期日が決まる見通し。

 関係者によると、指定弁護士は、4月26日に1審・東京地裁で小沢代表に無罪が言い渡され、5月9日に控訴した後、手紙や電話で複数回、妻側に聴取を打診。しかし、妻側から返答はなく、聴取を断念したという。

 1審判決は、陸山会による04年10月の土地購入に伴う04、05年分政治資金収支報告書の虚偽記載を認定。元秘書で衆院議員、石川知裕被告(39)=1審有罪、控訴中=らから小沢代表が報告を受け、了承していたとも指摘した。だが、小沢代表が記載内容の違法性を具体的に認識していなかった可能性があるとして、共謀の成立を否定。指定弁護士は、土地購入の経緯や、その際に小沢代表が提供した4億円の由来について、妻が何らかの事情を知っている可能性があるとみて聴取を打診したとみられる。

 小沢代表の妻を巡っては昨年11月、代表の地元・岩手の支援者宛てに、妻の署名がある手紙が送られ、代表と離婚したなどと記されている。
(毎日新聞8月22日)』

* * * * *
http://mewrun7.exblog.jp/18590157/
 また、これは『石川ら小沢秘書の控訴審の日程が決まる。11月に開始。主任は安田弁護士に』の続報になるのだが。

 石川知裕氏ら小沢氏の秘書3人の控訴審の日程(4回にわたる公判の期日)が決まったという。

『小沢一郎元民主党代表(70)の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐり、政治資金規正法違反罪に問われ、一審で有罪判決を受けた衆院議員石川知裕被告(39)ら元秘書3人の控訴審について、東京高裁(飯田喜信裁判長)は14日、来年1月まで4回の期日を指定したと発表した。関係者によると、年度内にも判決が言い渡される見通し。

 東京高裁によると、初公判は11月14日午後1時半に開廷する。第2回は11月30日、第3回は12月26日、第4回は来年1月28日。高裁はさらに期日が追加される可能性もあるとしている。(北海道新聞8月14日)』

 こちらの場合は、小沢氏と異なり、一審で有罪判決を受けて、被告人側から控訴を行なっているので、石川氏らの弁護士がいかに1審判決の問題点を崩して行くかが重要になって来るのだが。

<石川氏の主任弁護士になった安田弁護士は、石川氏が拘留中に弁護士として接見していたとのことだし。小沢氏の公判などで、東京地検特捜部の捜査や供述調書のとり方が大きな問題になったので、それも持ち出すかも。>

 石川氏らの名誉のためにも、また小沢氏のためにも<小沢氏が無罪確定しても、同じ件で秘書が有罪になると、アレコレ言う人があとを立たないので>、何とかいい形で控訴審の準備をして、無罪を勝ち取って欲しいと願っているmewなのだった。(・・)

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by mew-run7 | 2012-08-23 06:06 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback

「検察審査会メンバーの告白」~小沢一郎裁判の原点を探る(第1回)

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*印がついた報道記事は、記事の最後のMore部分にあるです。




 この記事では、小沢一郎氏&秘書の捜査、公判に関する話を。

 小沢一郎の陸山会事件に関して行なわれた検察審査会ついて、興味深い記事が出ていたので、ここにご紹介したいと思う。

 このブログでも、10年の春から夏にかけて、小沢氏に関する検察審査会が行なわれていた当時から、色々な疑問、問題点を書いて来たのだが。

<mewは、得体の知れない市民団体が、小沢氏&秘書を検察に告発&小沢氏の検察審査会の審査申し立てをしたタイミングから見て、最初から、検察審査会での強制起訴も、検察+αによるストーリーに組み込まれていたのではないかと疑っているところがあるのだが。
関連記事・『「保守自認」の小沢告発団体、取材に応じる+名を隠したまま、しつこく告発&審査申し立て

 国会議員や識者などからは、この他に検察審査会の審査員の選任の方法や、実際に審査が行なわれたのかor適正な形で行なわれたのかという点に疑問を呈している人もいる。>

 mewが当時から一番気になっていたのは、この審査会の審査で、検察側や説明役の補助弁護士の誘導があったのではないか、不起訴不当の結論を出さずにはいられない雰囲気を作られたのではないかということだった。
 事実関係から見て、2回行なわれた審査会で、2回とも全員一致で起訴相当の議決を出すことは不自然に思えたからだ。(-"-)
<仮に起訴相当議決が出るとしても、2回とも全員一致というのはね~。(ーー)
 この件に関する関連記事は『小沢検審に提出した捜査報告書偽造で検事を告発&ヤクザ発言記載も起訴議決に影響か』など多数>

 結局、小沢氏は2回の検察審査会で起訴相当議決が出され、強制起訴されることに決まったのだが。
 11年に行なわれた公判の中で、東京地検特捜部が、虚偽の捜査報告書を作成して審査会に提出したことが発覚。それを皮切りに特捜部の幹部が小沢氏に不利な資料を作成し、審査会に提出していたことも判明している。(・・)

* * * * *

 果たして、検察審査会の審査は、どのように行なわれたのか。ようやく、その実態がわかるかも知れない。
 
「G2」という雑誌が、検察審査会のメンバーにインタビューを行なった記事を掲載していたからだ。
 この記事がネットに公開されていたのを見つけたので、ここにアップしておきたい。 

<連載もののようなので、第2回以降の記事がネットに公開されたのに気付いたら、こちらにアップしたいと思うです。>

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『小沢一郎裁判の原点を探る 「検察審査会メンバーの告白」(第1回)

G2 8月7日(火)12時21分配信

密室での審査はこうしてねじ曲げられた。
小沢一郎裁判の原点・西松建設事件の審査を
担当した検察審査会メンバーが決意の告白。

今西憲之(ジャーナリスト)

4月26日、民主党の小沢一郎が関与したとされる陸山会事件の判決が言い渡される。小沢は、検察審査会が「起訴議決」としたことで、政治資金規正法違反容疑で強制起訴された。
判決は本稿締め切り後になされるが、その判決の如何にかかわらず、この裁判では司法の大問題が露呈している。小沢を強制起訴した「検察審査会」の存在である。

東京地検特捜部の捜査では、小沢が起訴されることはなかった。しかし、その後、小沢を告発した市民団体により不服申し立てがなされ、検察審査会で「起訴相当」の議決を経て「起訴議決」の判断がされた。その結果小沢は、強制起訴され法廷で裁きを受けることになったのである。

検察審査会制度は、選挙権を有する国民の中から抽選で選ばれた人が、嫌疑がある被疑者に対して、起訴するべきかどうかの判断を下すものだ。検察審査会法では「公訴権の実行に関し民意を反映させてその適正を図る」と記され、国民の視点に重きをおいた制度である。

検察審査会は審査会議を開き起訴、不起訴などの相当性を議決する。その中身は非公開だ。明かされるのは、議決内容の要旨や参加した検察審査員の平均年齢などに限られており、大半はベールに包まれている。

今回、私は、小沢裁判と密接な関係のある検察審議会の審査員に選ばれた人物から話を聞くことができた。周辺の関係者への取材も重ねることで、検察審査会の議決の過程が、おぼろげながらも見えてきた。

この人物・Aさんが審査員としてくじで選ばれた東京第三検察審査会は、西松建設の政治資金規正法違反事件について、2度にわたって議決を出している。
司法の一角を担う検察には、絶対的な中立が求められる。しかし、検察審査会という闇の向こうにあったのは、とうてい公平とはいえないものだった。

■検察審査員が告発を決意した理由

この人物、Aさんの手元に〈招集状〉〈出席証明書〉と題された2つの書類がある。平成21年6月16日付。「東京第三検察審査会」と記され、大きな角印も押捺されている。
「この書類がこれほど重い決断を下すものになるとは、最初は想像もしませんでした」(Aさん)

非公開で行われる検察審査会とは何か。検察審査会法は、終戦直後の昭和23年に公布・施行された。
同法により、検察官が不起訴とした事件に対して、検察審査会は3つの議決を行うことができる。検察官の不起訴は正しかったとする「不起訴相当」、不起訴は正しくないという「不起訴不当」、起訴すべきだとする「起訴相当」である。不起訴不当と起訴相当の違いがわかりにくいが、後述する「強制起訴」につながるのは「起訴相当」の議決がなされたときだけだ。

これまでは「起訴相当」と議決されたところで、その後の検察の再捜査で不起訴と判断されるケースは珍しくなかった。議決に法的な拘束力がなかったからだ。
だが、2009年5月に施行された改正検察審査会法で局面は変わる。「起訴相当」と議決された事件については、検察が3ヵ月以内に起訴しなかったり、再捜査した上で不起訴にした場合、再度、検察審査会議にかけられる。そこで2度目の「起訴相当」、つまり「起訴議決」が出ると、検察官役を務める指定弁護士により、自動的に強制起訴となる、起訴議決制度が導入されたのだ。

その一方で、従来の検察審査会の非公開原則は崩れなかった。検察審査会法第44条では、検察審査員、補充員らが検察審査会議での「評議の秘密」を漏らしたときは、6ヵ月以下の懲役または50万円以下の罰金が科される罰則規定まである。

それを承知で、Aさんは私に話をしてくれることを決断した。
「検察審査会に求められる役割は、法と証拠を照らしあわせて、国民が自分たちの視点を反映させることだと思います。だが、私が実際に経験した検察審査会は、検察のサジ加減で簡単に議決が左右されてしまう雰囲気があった。事務局にも、公正さに欠けるところがあるように思えました。結果として、くじで選ばれた国民が検察審査会によって、無実の人を罪に陥れる可能性がある。何らかの形で声をあげるべきではないかと思ったのです」(Aさん)

2008年11月か12月だと記憶している。
Aさんのもとに、審査員の候補に選出されたという通知が届いた。封筒の中には、アンケートが同封されており、記入して返送した。


第2回につづく』
             以上、THANKS


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by mew-run7 | 2012-08-18 06:48 | 小沢&秘書の裁判 | Trackback