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(小泉勝利だと)議会制民主主義がアブナイ!

Excite エキサイト : 政治ニュース

  小泉自民党が単独過半数をとった場合、私が一番憂いているのは、
小泉首相が自分の主張や行為も国民に評価されたと勘違いして、さらに
非民主主義的な暴挙や好き勝手な言動をする危険性があることだ。
 
 そもそも彼は自分の長年の念願だった郵政民営化の実現のために、
ジャマな勢力を消したり押さえ込んだり、賛同者を集めて周囲を固め、
着々と準備を進めて来たわけだが・・・。いよいよ任期が残りあと1年
となって、このままでは実現が間に合わないと思ったのか、強引&強権
的な手段に出た。
 それは憲法の予定する民主主義の精神や議会制民主主義のルールを
破壊するような行為であったのだ。党を壊すのはまだしも、議会制
民主主義まで壊すようでは、一国の首相としてふさわしくあるまい。

 郵政民営化は国民全体の生活に関わることだし、社会、経済などに
与える影響も大きい政策である。今でも、国民の間でも賛否両論が
拮抗している難しい問題なのである。
 また仮に郵政民営化が望ましいとしても、それを実現するには
色々な形や方法があるし、細部まで十分に検討して決めないと、
あとから思わぬ問題やトラブルが生じることになりかねない。
「法律」を作るのだから、一条一条、文言一つに至るまで、そういい
加減に決めるわけにはいかないのだ。 

 しかも内閣提出の法案には問題点も多く(「ザル法」と評され)
もっと慎重な検討や修正を求める声が少なくなかった。   
 しかし、小泉首相は「法案の修正に応じる気はない」と宣言し、
自民党内での反対意見や問題点や修正案の議論を封じ込め、国会に
法案を提出した。
 そして法案賛成の党議拘束をかけ、自民党議員で法案に反対した者
は処分すると。また衆院で法案が否決された場合は、衆院を解散し、
反対者は自民党の公認を与えないと脅しをかけた。
(ある意味では「俺の提案に反対するやつは、任期の半分でも、解散
で議員をクビにしてやる。そして再度議員に選ばれにくくなるよう、
自民党は支援してやらないぞ」と脅したということである。)

 この脅しにビビった議員が何人も出たのも情けない話だが・・・
解散というのは、国政にとっても重大なこともあって、自分の意思に
そわず賛成票を投じた者もいた。それでも、衆院では37人が反対票
を投じ、わずか5票差のギリギリでの衆院可決となった。

 しかしその後、さらに参院での議決が控えている。反対者の処分を
臭わせつつ、説得工作も続いたが、効は奏さなかった。また参院で
否決された場合でも、衆院を解散するという話も出た。だが、実際の
ところ、それを真に受けた人は、そう多くはなかったかも知れない。
 今回の解散に関する問題点については、また後日書く機会を設けた
いが・・・そもそも、衆院で法案を否決されたから解散するという
話でさえ、法的、政治的、一般常識的に問題があると言われていたの
である。ましてや、衆院は可決しながら、参院で否決した場合にも
衆院を解散してしまうというのは、議会制民主主義を破壊するような
暴挙としか言いようがない。
 亀井氏が「いくら変人の小泉でも、参院の否決で衆院を解散する
ことはできないだろう」と発言したのも、そのためである。だが、
当時も幹部の一部はこのように脅迫的な発言をしていた。「あの人
は、何をするかわからない。もし法案に問題があるのなら、あとから
修正すればいいのだから、とりあえず法案に賛成しておいた方が
いい」と。
 
 果たして、参院では30人以上の造反者が出て、17票差という
与党から見れば多数で、法案は否決された。
 それを受けて、小泉首相は本当に衆院を解散しまったのである。

 本来、参院で否決された法案は、衆院で2/3の賛成で再可決され
なければ成立しない(両院協議会でも可)。しかし、どう見ても、
それは困難である。
 だが解散して賛成派を集め、再度法案を提出すれば、今度は過半数
で可決されることになる。(やり方としては、やや小ずるい方法にも
思える。)
 総選挙の費用を800億もかけて、あと2年も任期が残る衆院議員
たちのクビを一回切る形で、彼はもう一度、どうにか自分の法案を
通すために賭けに出た。
 
 またいずれかの機会に、この解散について、法的&政治的な問題点
について書いてみたいが。見方によっては憲法違反にも当たる行為であるし、少なくとも憲法の主旨にそわない行為で問題性が高いのは
明らかであった。

 マスコミも、国会審議&解散当時は、この小泉首相の一連の暴挙
の問題性について盛んに取り上げていたが、その直後からはいわゆる刺客騒動などに関心の対象が移ってしまい、いまや一部の人や新聞
などがチョコチョコと主張しているに過ぎなくなってしまった。
 国民の側も、「国民の意見をききたい」という耳障りのいい言葉
にまどわされてしまっている人が少なくないように思う。

 自公で過半数をとれば、とりあえず連立与党としては勝ったこと
になる。その場合、小泉首相は一度否決された法案を衆院に再提出
するつもりでいる。今回は賛成派が多数となるので、衆院はスムーズ
に通過するだろう。
 問題は、前回否定された参院である。ここでまた否決されれば、
小泉首相は賭けに敗れることになる。現段階では、次の参院の議決
でも20名以上が反対または欠席等をするつもりだと回答している
という。しかし、自公が勝てば「民意を無視するのか」とより強く
プレッシャーをかけながら説得工作をして来るだろう。それこそ小泉
自民党が単独過半数をとったら、尚更である。
 小泉首相は、先日TVで「前回で反対して処分の対象になっている
参院議員が、次の議決で賛成に回れば、処分を見送る考えがある」と
発言した。
 さらに、たまたま今日、参院で反対派のリーダー的な立場にある
鴻池祥肇元防災担当相が、もし自公が勝てば、民意を重視して、自分
は賛成に回るとの意向を示した。

 そしてその後、彼はこれも賛否両論の靖国神社参拝、憲法改正問題
などにも、積極的な姿勢を示すかも知れない。

                Thanks
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by mew-run7 | 2005-09-09 16:37 | 民主主義、選挙 | Comments(7)

単独過半数はアブナイ!~よく考えて投票を~

Excite エキサイト : 政治ニュース

日曜日・・・何社かの衆院選の議席予測を見て、愕然とさせられた。
 小泉自民党が、単独過半数の議席をとる可能性もあるというのだ。
 どうも自公が優勢であるという話は出ていたので、与党が過半数を
とるかも知れないという覚悟はしていたのだが。まさか、自民党だけで
過半数をとる可能性があるとは・・・。
 
 これは、アブナイ!! (・o・)

 もしかしたら日本国民の多数が、小泉マジックによって、好ましから
ぬ方向に進もうとしているかも知れないのだ。それは、ある意味で、
民主主義の後退や一部の崩壊に繋がる危険性もあるからだ。 
 
 まさにイカンザキのCMではないが、「チョット待った~!」と
叫びたい気持ちになった。そして、急遽ブログを立ち上げることを
思いついた。
 投票日まで、あと数日しかない。しかも、果たしてこのブログを読む
人が何人いるかもわからない。でも、私なりにできるだけ、自分の考え
を書いてみたいと思った次第である。
 そして、まさに「投票日前の最後のお願いにまいりました」という
心境である。「どうかよ~く考えて、投票をして下さい。m(__)m」と。

 もし単独過半数をとれば、小泉首相は自分や党がすご~く支持されて
いると思ってしまうだろう。そして、先日否決された郵政民営化法案や
その他の政策や実績、彼の言動やこの選挙に至るまでにやって来た
非民主主義的で強健的なやり方も、多くの国民に支持されたと勘違いをして
しまう危険性がある。
 その結果、彼は残り1年の任期の間、イエスマンに囲まれて、さらに強権的な
手法で様々な政策を進めたり、好き勝手な言動をしたりするかも知れない。
そして、国民から見れば「こんなはずじゃなかった」という問題も出て来るかも
知れないのである。

・・・・・・・・・・・・・・・
 
 ちなみに、私には特定の支持政党はない。(ただ選挙には必ず行く)
また特に傾倒する思想も、信仰する宗教もない。(政治や法律、社会
一般のニュースなどには、やや関心がある方かも知れない。)
 敢えて言えば、私は国民が平穏に安心して暮らせるような日本であっ
て欲しいと願っている。また、そのためにも、日本の民主主義がもっと
成熟して、いい形で国政をコントロールする機能を発揮できるといいと
も思っている。

 それゆえ、私はどの党を勝たせたいとか、どの党に負けて欲しいとか
そういうつもりで、このブログを書いているわけではない。
 ただ、客観的に見て、もし小泉自民党が単独過半数をとるとしたら、
問題なのではないか、と思って書いているのである。

 もちろん、それなりに小泉首相や自民党の政策や実績、小泉首相が
この選挙に至るまでにとって来た行為が非民主的だと批判を受けている
ことなどをわかって、よく考えた上で、小泉自民党を支持するなら何も
言う気はない。小泉首相や自民党の主張にも、それなりによい点がある
それを評価するという意見があっても、不思議ではない。

 しかし正直なところ、TVや私の周囲を見る限り、そのような形で
小泉首相&自民党を支持している人は少ないかも知れない。
 ここからが、恐るべし小泉マジックなのである。

 そもそも小泉首相は容姿がいい。客観的に見ても、近時の首相や他党
も含めた党首の中では、外見はかなり魅力的であろう。独特な風貌、
雰囲気がある。ワンフレーズ的な話し方も特徴的だ。
 よく知人と話すのだが、もし同じ言動を他の首相がしたなら、耳も
傾けてもらえないばかりか、ふざけているとバッシングを受けたかも
知れないと思うことも少なくない。近時では「人生色々」「フセインが
見つからなければ」の国会答弁などは最たるものだろう。だが、あの
容姿や独特な雰囲気が彼を助けているところがある。
 
 そこで、小泉首相は、他の党首よりカッコイイし、面白い。
 他の党首はアレコレ小難しいことを言ってわかりにくいし、ツマラナ
イけど、小泉首相の言うことはわかりやすい、ということになる。実際
には中身はよくわからないけど、何となくわかりやすく思える・・・
これが彼の最大のマジックの一つである。

 小泉首相は「これは郵政民営化に賛成か反対かの選挙です」と言う。
確かに、彼にとってはそうなのかも知れない。国民の中には、この選挙
は、郵政民営化の是非の国民投票みたいにとらえている人もいる。

 しかし、ここにも大きなまやかしがある。
 自民党は多岐の分野にわたる「120の約束」を記載したマニフェス
トを出している。だが、小泉自民党に投票することが、その他の公約を
支持することにつながるということを認識していない人が少なくない。
 そもそも郵政民営化とは何なのか、また小泉内閣が提出した法案は
どのようなものなのか、大まかなことさえ知らない人も少なくない。
「郵政民営化に賛成、反対」と「郵政民営化法案に賛成、反対」とは
話が違う、ということに気付いていない人もいる。
 
 さらに、公明党のイカンザキのCMが表すように、郵政民営化賛成=
改革を進める人(=善)」「郵政民営化反対=改革をジャマする人(=悪)」
という単純化された図式のイメージに乗ってしまっている人も少なくない。
 いつから自民党が「改革のシンボル」になったのか知らないが、特に
若い人たちの中には「小泉自民党=革新的」「野党=保守的」という
イメージを抱いている者がいるのには、驚かされる部分があった。
 
 小泉首相は、古い体質の自民党を壊し、そして日本の政治を改革し
日本を変えてくれるかも知れない・・・そのイメージが彼への支持を
集めているのだろう。
 
 そして小泉首相が、自らの念願を実現するために、ある意味では民主
主義(議会制民主主義)を破壊するような強権的な行為を行なって来た
ことや、弱者も含め、色々な立場の国々や人々にほとんど配慮する気が
ないことなどは、上述のイメージの下にうまく覆い隠してしまっている
のだ。                  
                                    Thanks
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by mew-run7 | 2005-09-08 07:00 | 民主主義、選挙 | Comments(3)