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慰安婦合意の韓国の検証&未公開部分公表に安倍内閣が激怒。安倍、五輪出席を拒否か

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】                   


 ちょうど2年前の今頃、2015年12月28日に日本と韓国が突然、慰安婦に関する政府間合意が調ったと発表。 <確か、安倍首相はこの時、米国オバマ政権と、年内に韓国との関係を改善するって約束してたのよね。^^;>

 とはいえ、合意内容は曖昧な感じで、その過程や全容発表されず。安倍首相らがやたら誇らしげに「不可逆的解決」なる言葉を強調していたのが印象に残っているのだが。暮れも押し迫った頃に、バタバタと決まって報じられたこともあって、「え?急にどうしたの?何があったの?」とわけがわからいまま今日に至っている人も、少なからずいるのではないかと察する。 (・・)

 ただ、韓国の国民、特に慰安婦関係者はこの当時から、この合意に納得が行っていなかった人が多かったとのこと。
 そこで、今年5月、新たに大統領になった文在寅氏が、韓国外務省にこの合意の過程や内容を改めて検証するように指示。27日、韓国外務省の作業部会が、検証結果の報告書を発表したのであるが、両政府の秘密高官協議でまとめたとされる合意の非公開部分の内容まで公表したという。(~_~;)

 このことに、日本政府が強い不快感(一部は、激怒?)を示しており、河野外務大臣が「合意を変更したら、日韓関係が管理不能になる」との談話を表明。安倍首相は平壌冬季五輪への招待を拒む姿勢を見せている。(@@)

 ・・・というわけで、果たして、韓国側はどのような発表をしたのか。参考資料としてキープする目的も含めて、チョット長い記事も含めて、アップしておく。(++)

<安倍首相は、中国の次に北朝鮮・韓国を敵視していて。特に日本の政府や軍部が慰安婦に関与していたことは絶対に認めない立場なので、上の合意も強引に通したのだろうけど。北朝鮮対策のことを考えると、韓国との関係悪化は避けたいとこだし。どうするんでしょ~ね~。(-_-;)>

* * * * *

『秘密協議、内容を公表=韓国作業部会「再燃不可避」-慰安婦合意の検証結果

 【ソウル時事】旧日本軍の従軍慰安婦問題をめぐる日韓政府間合意に関し、韓国外務省の作業部会は27日、交渉過程などを検証した結果をまとめた報告書を発表し、両政府の秘密高官協議で取りまとめられたとされる合意の非公開部分の内容を公表した。「高官協議は一貫して秘密交渉の形で進められた。発表された合意内容以外、韓国側に負担になり得る内容を公開しなかった」と指摘、朴槿恵前政権の対応を批判した。

 慰安婦問題について「被害者(元慰安婦)が受け入れない限り、政府間で最終的かつ不可逆的な解決を宣言したとしても、再燃するしかない」と厳しい結論を導き出している。
 発表を受け、河野太郎外相は談話を出し「合意に至る過程に問題があったとは考えられない」と反論。「韓国政府が合意を変更しようとするなら、日韓関係は管理不能となり、断じて受け入れられない。引き続き着実に実施するよう強く求める」と要求した。

 報告書は、2015年12月28日に発表された合意以外に、ソウルの日本大使館前に設置された少女像や第三国で設置される記念碑・像への対応などに関し、非公開部分があることを初めて公表した。秘密高官協議は、駐日大使や大統領秘書室長も務めた李丙※(※王ヘンに其)国家情報院長(当時)と谷内正太郎国家安全保障局長が担い、正規の局長級協議とは別に進められ、合意が取りまとめられたことになる。
 作業部会は「協議過程で、被害者の意見を集約しないまま、政府の立場を中心に合意をまとめた」と批判。元慰安婦らとの意思疎通を欠いていた点を問題視した。(時事通信17年12月27日)』

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『【日韓合意検証発表】「問題再燃は不可避」…韓国が報告書、“非公開部分"も公表

 【ソウル=名村隆寛】慰安婦問題をめぐる2015年12月の日韓合意に対し、韓国外相直属の作業部会は27日、検証結果の報告書を発表した。報告は「被害者(元慰安婦)の意見を十分集約せず、政府間で最終的・不可逆的解決を宣言しても問題は再燃するしかない」と指摘。合意の「非公開部分」として、元慰安婦支援団体に対する韓国政府の説得があったことも明らかにした。

 発表に先立ち康京和外相は会見で「被害者中心の観点が欠けていた」と謝罪した。韓国政府の立場については、日韓関係への影響も考慮し「慎重に決めていく」と述べた。

 報告によると、日韓の折衝は谷内正太郎国家安全保障局長と当時の大統領側近で駐日大使も務めた李丙●国家情報院長(後に大統領秘書室長)の間で主になされた。韓国側では権限が「大統領府に過度に集中し、主に政府の立場で決着させた」とした。交渉は15年2月に始まり、同年4月には暫定合意したという。

 ソウルの日本大使館前に設置された慰安婦像について、日本側が具体的な移転計画を求めたのに対し、韓国側は「適切に解決するよう努力する」と応じた。報告は「非公開部分で韓国側の少女像(慰安婦像)関連発言は公開部分の脈絡と異なり、日本側の発言に対応する形になっている。このため韓国政府が少女像の移転を約束しなかった意味が薄まった」と指摘した。

 また、「韓国政府が少女像を移転、第三国での追悼碑を設置しない、性奴隷の表現を使用しないことを約束したわけではないが、日本側がこれらの問題に関与できる余地を残した」とした。

 検証は韓国側が一方的に行ったもので、発表内容を見る限り、日本側は誠実に交渉に臨み、韓国側の対応に問題があったことが分かる。韓国では検証結果の発表が日韓関係に及ぼす影響も懸念されており、報告では日韓合意の見直しなどの提言などはなかった。韓国政府は合意への立場の決定を先送りするかたちとなった。(産経新聞17年12月27日)』

* * * * *

『日本側「挺対協説得」「性奴隷の単語禁止」…ほとんどすべて聞き入れた韓国側
12/29(金) 16:37配信 ハンギョレ新聞

 2015年12月28日ユン・ビョンセ外交部長官と岸田文雄日本外相が共同記者会見で発表した韓-日「慰安婦」被害者問題関連合意は、両国が合意した内容の一部に過ぎなかった。 韓-日日本軍慰安婦被害者問題合意検討タスクフォース(以下TF)のオ・テギュ委員長は27日、TF検討結果報告書を発表する席で、12?28合意の”裏合意”について「(双方が合意内容を)口頭で発表する前に『これは発表し、これは発表しない』ということを確認したもの」として「法律的に口頭合意」であると確認した。 これまで政界と市民団体から多く提起されてきた”裏合意”の存在が事実として露になったのだ。 既に知られている「平和の少女像」問題以外にも、結果的に「慰安婦」問題を巡る韓国政府と市民社会団体の活動を制約した内容も含まれており、論議が予想される。

■ 「少女像適切に解決の努力」など裏合意

 TFが明らかにした12?28合意の”裏合意”の核心は、2015年12月ユン・ビョンセ外交部長官と岸田文雄日本外相が韓-日外交長官会談で言及した内容のうち非公開に分類された部分である。

 当時日本側は12?28合意発表によって「慰安婦」問題は最終的・不可逆的解決になるわけだから、韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)などの団体が合意に対する不満を表明した場合韓国政府がこれらを説得してくれるよう願うという立場を明らかにした。 また「在韓日本大使館前の少女像をどう移転するのか、具体的な韓国政府の計画」を尋ね、第3国での「慰安婦」記念碑等の設置は「適切でない」と言った。

 日本側は「韓国政府が今後『性奴隷』という単語を使わないよう希望する」という意思も明らかにした。 TFはこのような日本側の発言に韓国側が対応する形式で非公開言及内容が構成されていると伝えた。

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“裏合意”には韓国側が日本政府の着実な措置履行を前提に、12?28合意発表で「慰安婦」被害者問題の最終的・不可逆的解決を確認し、「関連団体」などの説得のために努力すると答えたものと出ている。 日本側の要求と異なり挺対協など団体を特定してはいないが、TFは「日本側の希望を事実上受容れた」と判断した。 大使館前の少女像と関連しては12?28合意当時のユン長官の発表内容と同一の内容が非公開部分に入っている。 韓国政府が「日本政府の憂慮を認知して関連団体との協議等を通して適切に解決されるように努力」するという内容だ。 TFは韓国政府の「具体的移転計画」を問う日本側の質問に韓国政府が同じ返答をしたことに注目した。 朴槿惠政権は2015年4月に拒否した第3国での「慰安婦」記念碑設立の動きに対する立場表明を、協議最終段階で「支援しない」という文句を入れる方式で行なった。「性奴隷」という表現を使わないという約束はしなかったが「公式名称は『日本軍慰安婦被害者問題』のみ」と確認した。

■ 「外交部も非公開合意の弊害認知」

 2015年4月の第4次高位級協議でこのような内容が暫定的に妥結された後、外交部が内部会議を通して修正または削除が必要な4つの事項を整理したという点は注目される。 外交部が整理した内容には、第3国の「慰安婦」記念碑と「性奴隷」表現の問題が含まれ、少女の像関連の言及もあった。 TFは「外交部が非公開合意内容が問題を引き起こす可能性があることを認知していたということを示すもの」と指摘した。

 これ以外にも“裏合意”には、12.28合意によって日本政府の予算で設立することにした「慰安婦」支援目的財団に関する詳細な措置及び財団設立関連論議で日本側が「(被害者への)現金の支給は含まない」という表現を削除する過程などの議論記録も含まれているとTFは明らかにした。 また両国は「発表内容に関するメディア質問時の応答要領」を前もって作成し、12?28合意における日本政府の法的責任など敏感な事項に対する共同返答を調整したことが明らかになった。

 TFは「韓国政府は公開された内容以外の合意事項があるのかという質問に対し、少女の像と関連してはそんなものはないと答えながらも、挺対協説得、第3国の少女の像、「性奴隷」の表現と関連した非公開内容があるという事実は言わなかった」と指摘した。さらに、“裏合意”部分で韓国政府が日本側の要求を事実上受容れたものと評価した。


■ 自ら足かせをはめる

 12.28合意により朴槿惠政権は、「慰安婦」問題を巡り自ら政府の活動範囲を制限する結果を招いただけでなく「慰安婦」被害者と支援団体の活動にも足かせをはめることになった。

 合意以後大統領府が「国際舞台で慰安婦関連発言はするな」という指示を外交部に下したということは今回明かされた事例の一つだ。 TFはこれによって「まるでこの合意を通じて国際社会で慰安婦問題を提起しないと約束したという誤解をもたらした」と指摘した。

 実際韓-日両者の次元で日本政府の責任・謝罪・補償問題を解決するための12?28合意は、以後「慰安婦」被害者問題と関連して国際社会で韓国政府の行動に変化をもたらした。 合意の翌年である2016年3月、ユン長官はスイスジュネーブで開かれた国連人権理事会の高位級会議演説で「慰安婦」問題について何ら言及しなかった。

 またこの日の女性家族部発表に寄れば、朴前大統領は合意直後の去年1月、「慰安婦」被害者記録物のユネスコ登載支援事業と関連して「支援中断」の指示をしたことが明らかになった。去る10月末にユネスコは結局、日本軍「慰安婦」被害者記録物の世界記憶遺産登載を保留した。』(関連記事*1)

 この問題は、年が明けてからも尾を引きそうなのだけど。安倍首相&長保守仲間たちは、慰安婦問題を否定しているものの、日本政府は「河野談話」で謝罪しているのも事実なわけで。<今の河野太郎外相の父の河野洋平氏が93年に内閣官房長官として出した談話ね。>
 慰安婦の問題については、一般国民レベルでも、もう少し関心や知識を持っておいた方がいいかも知れないと思うmewなのだった。(@@)

  THANKS


                        
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by mew-run7 | 2017-12-30 04:33 | 東アジア、北朝鮮問題 | Trackback(1)

慰安婦合意で安倍の変心、裏切りに唖然+リテラが選ぶ安倍のトンデモ発言10~6位

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【この件はいずれゆっくり書きたいのだが。昨日の慰安婦問題の日韓合意には、びっくりぽん。 (゚Д゚)
 え、そんなのあり~って感じ。(@@) <まさか軍の関与まで認めるとはね~。>

 もしこれがOKなら、もうとっくの昔に問題が解決していた可能性があるのに・・・。
 安倍晋三氏をはじめとする自民党の超保守勢力が、慰安婦の強制連行に関する日本の政府や軍の関与を断固として否定。河野談話を批判し、撤回や見直しを要求すると共に、「国として謝罪は不要。政府として金銭を出すのはダメ」とさんざんアチコチで主張しまくっていたため、日韓の協議がなかなかスムーズに進められなかったのである。(~_~;)

 それが、(仮に米国の強い要望があったとしても)、安倍首相は、いったいどのウラ下げて、安倍首相は、軍の関与を認めた上で、反省や謝罪をクチにしたり、10億円もの大金を国が出したりするというのか。あまりの節操のなさに、mewは開いたクチがふさがらない。 (・o・)

 でもって、安倍シンパや安倍ブレーンの超保守系の議員、識者、ネトウヨなどは、この安倍首相の心変わり&裏切りとも言える決断を簡単に許すのだろうか。(そうだとしたら、彼らも信念のない人たちだよね。^^;)

 他にも書きたいことは山ほどあるのだけど。(シリアで拘束されている安田純平さんのことも気がかり。)
 なかなかブログの記事を書く時間がとれず、ただただ歯がゆい&もどかしい限りだ。(ノ_-。)】

* * * * *

 今回は、リテラの年末特集から、「安倍首相トンデモ発言 10位〜6位」を。

 年末特別企画 リテラの2015年振り返り

 嘘、ごまかし、逆ギレ、開き直り…安倍首相「今年のトンデモ発言」ランキング(前編)10位〜6位

リテラ編集部 2015.12.27


 ISによる邦人人質殺害事件にはじまり、憲法や民主的手続きを一切無視して行われた安保法制の強行採決、メディアへの圧力、新国立競技場をめぐるドタバタ劇……2015年はまさに憎悪と対立、でたらめ、そして強権政治が日本を支配した1年だった。その中心にいたのは、もちろん安倍晋三首相である。
 2015年、この人はじつにさまざまな耳を疑う発言を繰り返してきた。平気で嘘をつき、話題をすり替え、すぐに逆ギレし、いけしゃあしゃあと話をごまかす……。彼の言葉ほど、日本の危機的状況を示す格好の材料はないだろう。
 そこで今回は、安倍首相はこの1年の発言をトンデモ順にランキング形式でお伝えしよう。ぜひ“反知性主義”の真髄を、とくと味わいいただきたい。

★10位

「第三の矢は的に届いていないとの批判を受けるが、私は大学時代、アーチェリー部だった。私の矢は必ず当たる」

(5月2日、ロサンゼルスでの日米交流関係者との昼食会で)

「デフレからの脱却」と「富の拡大」を実現するというアベノミクスが掲げた「3本の矢」。その3本の矢とやらは国民の生活を悪化させ、格差を拡大させるだけで、恩恵にあずかったのは大企業と富裕層だった。
 だが、経済失策という批判も当人はどこ吹く風。「アーチェリー部だったから必ず当たる」と説得力ゼロの発言を自信満々にひけらかしてしまう。さらに、安保法制の強行採決によるイメージダウンを払拭するために、「これからも経済最優先で『1億総活躍社会』を目指す」などと言って、またしてもまやかしの「新・3本の矢」をぶちあげたのだ。
 ちなみに、ここまで言うからにはさぞや輝かしいアーチェリーの記録を保持しているのだろうと思いきや、成蹊大時代はなんとただの準レギュラー。自慢できそうなのは、テレビ番組の企画で明石家さんまに勝ったことくらいだ。それでも恥ずかしげもなく「私の矢は必ず当たる」なんてドヤ顔で思いあがってしまう自己過信ぶり……さすがの安定感と言うほかない。

★9位

「難民受け入れは人口問題として申し上げれば、我々は移民を受け入れる前にやるべきことがある。それは女性や高齢者の活躍であり、出生率を上げていくにはまだまだ打つべき手がある」

(9月30日、国連総会の一般討論演説後の記者会見で)

 シリア難民の受け入れが国際問題となっていた9月、海外の記者から「日本がシリア難民を受け入れる可能性は?」と尋ねられた際の安倍首相の返答が、これ。記者は「は?」と思ったことだろう。難民を受け入れるのかと訊いているのに、その回答が「女性と高齢者の活躍と出生率を上げるのが先」とは、まったく会話が噛み合っていない。

 だいたい、安保法制の議論で繰り返し「積極的平和主義に基づく国際貢献ガー」と言っていたのは当の安倍首相だ。難民を受け入れることこそ国際貢献の最たるものだと普通は思うが、この男は他国民なんてただの労働力=奴隷としか考えてないらしい。というか、それ以前にそもそも「難民」と「移民」の違いさえわかっていない頭の悪さ。
 さらに、パリの同時多発テロの発生後は「テロと戦う」と宣言。11月に開かれた国会の閉会中審査では「緊急事態条項」の新設を「極めて重く大切な課題」と言い出した。つまりテロを利用して改憲を進めようというのだ。
 広がる不安にかこつけて改憲にもち込み、「テロの脅威」を煽って難民への排斥感情を増幅させる……。自分の悲願達成のためには人命さえ軽んじる安倍首相の「積極的平和主義」とは、一体何なのだろうか。

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★8位

「戦争法案などといった無責任なレッテル貼りはまったくの誤りだ」

(5月14日、安保法案閣議決定後の記者会見で)

 安倍首相おなじみの常套句といえば、この「レッテル貼り」。4月1日の参院予算委員会で社民党・福島瑞穂議員が安保法制を「戦争法案」と表現するや否や、「レッテルを貼って議論を矮小化していくことは、断じて甘受できない」と反論した。
 しかし、多くの国民は「これってレッテルじゃなく、戦争法案そのものなのでは?」と感じた。その結果、「戦争法案」という言葉は広く使われるようになったし、大規模なデモが数多く起こり、世論調査でも反対する声が多数を占めたのだ。
 当然、安倍首相には戦争法案ではないとする理由を説明する責任がある。にもかかわらず、口から出てくるのは「レッテル貼りだ!」の決まり文句だけ。紹介した記者会見の発言のみならず、7月に生出演したネット番組でも「いつかは徴兵制があるのではないかと、野党はずっとキャンペーンを張っている。でも、これは無責任なレッテル貼りだと思います」と、見事なワンパターンで押し通した。これで国民に納得しろというほうがどうかしている。

しかも、じつは誰よりもレッテル貼りが好きなのは、安倍首相本人だ。代表的なのは、2月の衆院予算委員会で西川公也・農林水産相への献金問題を追及していた民主党議員に対し、安倍首相がニヤニヤしながら飛ばした「日教組!」「日教組どうするの日教組!」というヤジだろう。安倍首相は“民主党は日教組から献金をもらってるだろ?”と主張したわけだが、しかしこれは完全なデマ。後に事実誤認であることを認め、発言を訂正するにいたった。
「レッテル貼りだ!」と相手を攻撃する安倍首相こそが、レッテル貼りの張本人だった……。この茶番芸、全然笑えないんですけど。

★7位

「早く質問しろよ!」

(5月28日、衆院特別委員会で辻元清美議員に向かって)

 というわけで、レッテル貼りの名(迷)手である安倍首相なのだが、もうひとつ得意技とするのが、安倍首相謹製のヤジ。前述した「日教組!」ヤジでは猛批判を喰らったのに、舌の根も乾かぬうちに今度は、機雷掃海のリスクについて指摘する辻元清美議員に「早く質問しろよ!」とイライラした調子で声を張り上げた。
 相手が喋っているのに、話も聞かずに文句を言う……。こんなことをやったら、幼稚園児でも親や先生に叱られる。ましてや一国の総理大臣が、国会でやるような振る舞いでは決してない。そもそも、首相がヤジを飛ばす行為自体が前代未聞。あの口の悪い麻生太郎や「イラ菅」と呼ばれた菅直人でさえ、首相在任時にヤジを飛ばしたことはないのだ。

 しかも唖然とさせられるのは、「早く質問しろよ!」とヤジを飛ばした前日に安倍首相は、「与党側はこんなに静かに礼儀正しく聞いてるじゃないですか。みなさんも少しは見習ったらどうですか」「議論の妨害はやめていただきたい。学校で習いませんでしたか」などとヤジを批判していたという事実だろう。人には文句をつけるくせに、自分はオッケー。どんだけ自己中マイルールだよ?とヤジりたいのはこっちだ。
 そして、ご存じの通り、この「早く質問しろよ!」発言から約3カ月後にも、安倍首相はまたも「まあいいじゃん、それで」とヤジ。もちろん大きな批判が巻き起こった。この人の場合、懲りないというより「反省する」という行為そのものをしたことがないのだろう。

 ★6位

「ISILと闘う周辺各国に、総額で2億ドル程度、支援をお約束します」

(1月17日、日エジプト経済合同委員会でのスピーチで)

 すべては安倍首相の中東訪問、エジプトでのこの発言がきっかけだった。安倍首相はこのとき「イラク、シリアの難民・避難民支援、トルコ、レバノンへの支援をするのは、ISILがもたらす脅威を少しでも食い止めるためです」と、はっきり“難民支援ではなくIS打倒のため”と宣言。当然、この発言はISの逆鱗にふれ、湯川遥菜さんと後藤健二さんの殺害予告がなされてしまったのだ。

 しかも悪質なのは、このときすでに後藤さんがISに拘束されているという事実を官邸は掴んでいた、という点だ。
 外務省は昨年11月の時点で後藤さんがシリアで音信不通になっていることを把握、現地ガイドに聞き取りを行っていたが、12月2日、妻のもとにISから身代金要求が届いてしばらく後に、外務省は妻と現地ガイドに対して厳重な“口止め”を行っている。この12月2日とは衆院選の公示日だった。つまり、後藤さんのIS拘束が表沙汰になれば選挙戦に影響するため、口封じを行ったのだ。

 それだけではない。こうした背景から外務省は安倍首相の中東訪問の見直しを迫っていたが、官邸は進言を聞かず中東行きを決行。そして、現地で飛び出した打倒IS発言……。このスピーチも「総理官邸が主導して作成した」と外務省関係者は証言している。

 このようにISを逆撫でする行為を重ねた上、人質解放の交渉もほとんど後藤さんの妻に任せきりにして責任を放り投げた結果、あの悲しい結末を迎えてしまった。それでも安倍首相は、「テロリストたちを絶対に許さない。その罪を償わせるために、国際社会と連携してまいります」と声明を発表するなど、相変わらず対テロ戦争を“演出”することに余念がない。それは前述したように、テロを利用して改憲を進める腹づもりがあるからだ。
 この無責任を、決して忘れてはいけない。
---------------------------------------------------------------------------------
 一気に10位から6位までをお伝えしたが、つづく後半では、安倍首相のさらなる唖然・騒然発言をお伝えする予定だ。「もうお腹いっぱい!」という人も多いと思うが、ぜひ後編もお付き合いいただきたい。
(編集部)』

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by mew-run7 | 2015-12-29 10:30 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)

サプライズだった河野太郎の入閣~脱原発主張のブログも半閉鎖状態で、クチ封じされるのか

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今回の内閣改造で、mewにとって、ある意味で、最も大きなサプライズだったのは、河野太郎氏の入閣だった。(@@)

 先日、どこかの新聞が載せていた「入閣待機組」(主に衆院7~8回当選者)の議員のリストの中に、河野太郎氏の名が挙がっているのを見て、「あ~、太郎ちゃんも、もう7回当選しているのに、大臣になったことがないんだ~」と初めて認識したのだけど・・・。
 でも、まさか安倍首相が河野氏を入閣させるとは、また河野氏が入閣に応じるとは、思いもしていなかったからだ。(~_~;)

<しかも、行革大臣はまだわかるとして、よもや河野太郎氏に国家公安委員長も任せるとは、想定外の外だったです。(>_<) これは超保守派やネトウヨからも批判が出そうだけど。何で、このような人事を行なったのか、邪推するのも難しいっす。(~_~;)>

 安倍官邸が、党内で行政改革に熱心に取り組んで河野太郎氏に期待したというのもウソではないだろうが。メディアの多くは、安倍官邸が、脱原発派である上、安倍自民党に対する様々な疑問や批判を呈していた河野氏を入閣させることで、クチ封じしようとしたのではないかと見ている様子。

 河野氏は、ブログに「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と記載しているものの、果たして、本当に虎子を得て来られるのか、それとも結局はしっかり取り込まれて、同じ穴のムジナになってしまうのか・・・。う~ん。_(。。)_

* * * * *
 
 河野太郎氏は、あの「河野談話」で有名な&党内切ってのハト派としても知られている河野洋平氏(元自民党総裁)の長男だ。(・・)
<ただし、父親とは異なる選挙区から出馬して、父と並んで当選し続けていたので、看板(知名度)は有利だったと思うけど、地盤を継いだ世襲議員ではない。>

 安倍晋三氏&超保守仲間にとって、河野洋平氏は党内での天敵のような人。
 安倍首相はオモテ向きは、河野談話を継承すると言っているが。本当は、超保守仲間と共に、慰安婦の強制連行を否定しており、河野洋平氏が村山内閣の官房長官として、河野談話を出したことを大批判。何とか河野談話を撤回できないものかと、20年近くにわたって、様々な活動、画策して来たわけで。(70年談話でそれを実行に移すつもりで準備を進めて来たのに、失敗しちゃったんだけどね。^^;)
 太郎氏も父親の出した河野談話は尊重していたし。安倍氏らのような戦前志向の超保守思想に組して、安倍内閣の仲間入りをするとは思えなかったからだ。^^;

<ただ、チョット不思議だったのは、確か河野太郎氏は安保法案には反対していなかったんだよね。洋平氏は、大反対してたけど。^^;>

* * * * *

 また、河野太郎氏は、かねてから自身のブログやその他の場で、自民党や安倍政権の政策を批判
する機会がかなりあった。(・・)

 実は、河野氏は以前から、行政改革を熱心に提言していて。政官財癒着の自民党が、既得権にしがみついて、なかなか根本的に改革できないことを批判していたのであるが。
 安倍陣営がそれを買い、しがらみのない河野氏が大ナタをふるうことに期待して、行革担当大臣に起用したとのこと。(++)
<ふと安倍前政権で、渡辺喜美氏が行革担当大臣に就任して、ボロボロのサンドバッグ状態になったのを思い出しちゃった。^^;>

 ただ、河野氏は、自民党では珍しく、脱原発派として知られている議員。
 同氏は、原発の安全性や原発行政のあり方に問題があると考え、原発廃止に向かうべきだと主張。政官財べったりの自民党が原子力ムラの一員として、原発政策を継続しようとしていることに、疑問や批判を呈していたのである。
 それゆえ、ここから原発再稼動を進めて行こうとしている安倍内閣に、河野氏が喜んではいるとは思えなかったのだ。(~_~;)

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 まあ、自民党には、出世したさ、閣僚なりたさに、おいしいポストを目の前にぶら下げられれば、尻尾を振って、自分の意見をコロコロ変える人、封じ込める人は山ほどいるのだけど。
 これまでの河野太郎氏の言動を見る限り、よりによって&この人に限って、そんなことはしないだろうと思っていた人が多いのではないだろうか。(@@)

 BUT、今回、河野氏は、安倍内閣に入閣する道を選んだのである。(-"-)

 いいように受け取れば、河野氏は「一度は閣僚として行革を担ってみたい」という思いが強かったのかも知れないし。外で色々言っていても埒が明かないので、思い切って中にはいってみた方がいいと考えたかも知れないのだが・・・。
 河野氏は、安倍内閣の一員になった上、ブログをリニューアルし、過去の記事は非公開に。また、就任会見でも、こんな発言を行なっていたのである。(~_~;)

<尚、mewは、入閣するに当たって、官邸側にブログ閉鎖を直接or間接的に求められた可能性もあるのではないかと邪推しているです。_(。。)_>

* * * * *  

 河野氏は、就任の記者会見では、河野談話に関して、「個人としての見解を申し上げるのは適当ではない。政府として村山談話、河野談話を継承すると首相が申されているので、その通りであって付け加えることも引くこともない」と発言。

 そして、原発政策に関しては、「安倍首相は『長期的には原子力発電の依存度を下げる』と候補者の中では1人だけ、はっきりおっしゃっていた。ベクトルとしては(首相と河野氏は)同じ方向を向いていると思う」と、こちらが歯ぎしりしたくなるような「???」の返答。

 そして、河野氏のブログがいったん閉鎖されたことに関して、「今までは外から発言しているだけだったが、今回、国務大臣のポストをいただき、政府の議論に直接参加できるようになった。言うべきところはしっかりと言うが、政府の一員である以上、決まったことについては誠実に実行する。政府の中では真剣に議論し、外に向かっては政策を担いでいく」と説明し、再開しない可能性を示唆していたのだ。^^;

* * * * *

 尚、7日の時点で、河野太郎氏のブログは、メンテナンス中として閉鎖されていたのであるが。
 8日には、リニューアルするとして、過去の記事は全て非公開に。

 「入閣に当たって」という記事(全文*1)には、このように書かれていた。

『2015年10月7日に宮中で天皇陛下から官記を賜り、国務大臣に認証されました。
 また同日、官邸で安倍総理から第75代国家公安委員会委員長、行政改革担当、国家公務員制度担当、内閣府特命担当大臣(防災、規制改革、消費者及び食品安全)を拝命しました。
 この他に、特定秘密の検証・監察、死因究明、公正取引委員会、公益法人制度など、あわせて11の指示をうけました。

 これまでは、与党とはいえ政府の外から自らの主張を訴えるだけでしたが、国務大臣として、政府の中で自らの主張を訴えることができるようになりました。
 政府の中で、しっかりと主張すべきことを訴えてまいります。
 私のすべての主張がそのまま政府の政策になるわけではありませんが、一つ一つ、実現に向けて努力をしてまいります。

 また、憲法68条3項に「内閣は、行政権の行使について、国会に対して連帯して責任を負う」とあるように、国務大臣として政府の一員になる以上、政府の外に向かっては、政府の政策を擁護し、訴えていくことになります。
 その意味もあり、河野太郎の情報発信の窓口の一つであるホームページをリニューアルいたします。
 メルマガのバックナンバーやフェイスブック、ツィッターその他については、そのままにしておきますので、ご参照ください。

 虎穴に入らずんば虎子を得ず、しっかりとがんばります。

 ご期待ください。』

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 こんな河野太郎氏の変貌振りに驚いてか、J-CASTニュースに、「そこまで大臣になりたかった?」という記事が出ていたほどだ。(@@)

『そこまでして大臣になりたかった? 河野太郎氏、ブログ削除で「脱原発」持論「封印」

第3次安倍改造内閣発足後の記者会見で、安倍晋三首相は行革担当相として初入閣させた河野太郎衆院議員について「大勢に迎合することなく、常に改革を強く訴えてきた情熱の持ち主」と高く評価した。

河野氏は自民党有数の脱原発派として知られ、「核のゴミ」問題が解決しないままでの原発再稼働を「無責任」だと主張してきた。だが、2015年10月7日に入閣が決まると主張をつづったブログの記事は削除された。記者会見では「(安倍首相と)ベクトルとしては同じ方向を向いている」と釈明し、「決まったことについては、それを誠実に実行する」とも述べた。すっかり牙を抜かれてしまい、大臣なりたさに「迎合」したといわれそうだ。

☆ 2014年12月には「やみくもに再稼働しようというのは無責任」と書いていた

脱原発派の河野氏は、九州電力川内原発1号機の再稼働についても批判的だった。14年12月のブログでは、

「再稼働する前に、使用済み核燃料とどう向き合うか、国民を巻き込んでしっかり議論するべき」
だとして「核のゴミには目をつぶり、やみくもに再稼働しようというのは無責任です」と主張していた。
 だが、実際には放射性廃棄物に関する議論は深まらないまま、川内原発1号機は15年8月に再稼働。9月には営業運転に移行した。

こういった主張が書かれた河野氏のブログは入閣が決まった10月7日には「メンテナンス中」になり、過去の書き込みは削除されてしまった。

もちろん、こういった過去の発言との整合性については記者会見でも問われることになる。河野氏は、安倍首相が2012年自民党総裁選で、「長期的には原子力への依存度を下げる」と打ち出していたことを理由に、

「ベクトルとしては同じ方向を向いていると思っている」と苦しい釈明をした。

「今までは外から言っているだけだったが、今度は政府内の議論に参加できるようになった。政府内の議論で、しっかり言うべきところは言っていくと思っているが、政府の一員である以上、決まったことについては、それを誠実に実行するということだと思う」
などと説明した。記者はブログの記事が見られなくなった理由も質問していたが、河野氏は直接答えなかった。

☆ 河野談話には「個人としての見解を申し上げるのは適当ではない」

1993年の「河野談話」への反応も変化した。2013年には、「あ、従軍慰安婦問題の嘘を広めた野郎だ!」というツイッターの書き込みに、「俺がなにかしたか?」と怒りの返信をしていた。

 今回の会見では、産経新聞の記者が、

「お父様の河野洋平さんが官房長官時代に発表された、慰安婦募集の強制性を認めた河野談話について、大臣はどうお考えか」と質問したのに対して、河野氏は、

「個人としての見解を申し上げるのは適当ではないと思う。政府として村山談話、河野談話を継承するということを総理が申されている(編注:「申している」または「仰っている」の言い間違いだとみられる)わけだから、その通りで、付け加えることも引くこともない」
と安全運転に努めていた。

安倍首相は河野氏について「閣内でも改革断行の総元締として、これまでの経験をいかしてあらゆる改革を一気に加速してもらいたい」とも期待を寄せる。
 河野氏は過去の発言を事実上「封印」した形だが、それでも「改革断行」できるかが問われることになりそうだ。(J-CASTニュース15年10月8日)』

* * * * *

 そして、「う~ん。やっぱ、口封じされたムジナになっちゃうのかな~」とぼやきながら、歯ぎしりしているmewなのだった。(@@)  
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by mew-run7 | 2015-10-09 07:17 | (再び)安倍政権について | Trackback(1)

中曽根が慰安所を設営~海軍時代、インドネシアで。自らの手記にも記載


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リテラに、実に興味深い記事が載っていた。(・・)

 中曽根元首相が海軍の設営部隊の主計長だった時に、インドネシアで現地の土人女を集めて、慰安所を開設していたという話だ。(@@)

 それは、中曽根氏が出版した手記の中に記されている上、客観的な証拠も残っているという。 (・o・)

 mewは、あえて感想や意見は述べまい。ただ、これが戦争&軍隊の現実なのではないかと思う。(++)

* * * * *
 
『中曽根元首相が「土人女を集め慰安所開設」! 防衛省に戦時記録が- リテラ(2014年8月29日)

 朝日新聞の慰安婦訂正記事で右派陣営が勢いづいている。「朝日は責任をとれ!」と気勢をあげているのはもちろん、自民党の政務調査会議は河野談話も朝日報道が前提だとして「河野談話を撤回し、新たな官房長官談話を!」とぶちあげた。また、同党の議連では朝日新聞関係者、さらに当時の河野洋平元官房長を国会に招致して聴取すべき、という意見までとび出している。
 
 だが、朝日や河野洋平氏を聴取するなら、もっと先に国会に呼ぶべき人物がいる。それは第71代日本国内閣総理大臣の中曽根康弘だ。
 
 大勲位まで受章した元首相をなぜ従軍慰安婦問題で審訊しなければならないのか。それは先の大戦で海軍主計士官(将校)の地位にあった中曽根元首相が、自ら慰安所の設置に積極的に関わり、慰安婦の調達までしていたからだ。

 何かというと左翼のでっちあげとわめきたてて自分たちを正当化しようとする保守派やネトウヨのみなさんには申し訳ないが、これは捏造でも推測でもない。中曽根元首相は自分の"手記"の中で自らこの事実を書いており、しかも、防衛省にそれを裏付ける戦時資料が存在していたのだ。そこには、部隊の隊員によるこんな文言が書かれていた。

「主計長の取計で土人女を集め慰安所を開設」

 まず、"手記"の話からいこう。中曽根が慰安所設立の事実を書いたのは『終りなき海軍』(松浦敬紀・編/文化放送開発センター/1978)。同書は戦中海軍に所属し、戦後各界で活躍した成功者たちが思い出話を語った本だが、その中で、海軍主計士官だった中曽根も文章を寄稿していた。

 タイトルは「二十三歳で三千人の総指揮官」。当時、インドネシアの設営部隊の主計長だった中曽根が、荒ぶる部下たちを引き連れながら、いかに人心掌握し戦場を乗り切ったかという自慢話だが、その中にこんな一文があったのだ。

「三千人からの大部隊だ。やがて、原住民の女を襲うものやバクチにふけるものも出てきた。そんなかれらのために、私は苦心して、慰安所をつくってやったこともある。かれらは、ちょうど、たらいのなかにひしめくイモであった。卑屈なところもあるし、ずるい面もあった。そして、私自身、そのイモの一つとして、ゴシゴシともまれてきたのである」

 おそらく当時、中曽根は後に慰安婦が問題になるなんてまったく想像していなかったのだろう。その重大性に気づかず、自慢話として得々と「原住民の女を襲う」部下のために「苦心して、慰安所をつくってやった」と書いていたのだ。

 ところが、それから30年たって、この記述が問題になる。2007年3月23日、中曽根が日本外国特派員協会で会見をした際、アメリカの新聞社の特派員からこの記載を追及されたのだ。

 このとき、中曽根元首相は「旧海軍時代に慰安所をつくった記憶はない」「事実と違う。海軍の工員の休憩と娯楽の施設をつくってほしいということだったので作ってやった」「具体的なことは知らない」と完全否定している。

 だが、これは明らかに嘘、ごまかしである。そもそもたんなる休憩や娯楽のための施設なら、「苦心」する必要があるとは思えないし、中曽根元首相の弁明通りなら、『終りなき海軍』の"手記"のほうがデタラメということになってしまう。だが、同書の編者である松浦敬紀はその10年ほど前、「フライデー」の取材に「中曽根さん本人が原稿を2本かいてきて、どちらかを採用してくれと送ってきた」「本にする段階で本人もゲラのチェックをしている」と明言しているのだ。

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 いや、そんなことよりなにより、中曽根元首相の慰安所開設には、冒頭に書いたように、客観的な証拠が存在する。 

 国家機関である防衛省のシンクタンク・防衛研究所の戦史研究センター。戦史資料の編纂・管理や、調査研究を行っている研究機関だが、そこにその証拠資料があった。

 資料名は「海軍航空基地第2設営班資料」(以下、「2設営班資料」)。第2設営班とは、中曽根が当時、主計長を務めていた海軍設営班矢部班のことで、飛行場設営を目的にダバオ(フィリピン)、タラカン(インドネシア)を経てバリクパパン(インドネシア)に転戦した部隊だが、この資料は同部隊の工営長だった宮地米三氏がそれを記録し、寄贈。同センターが歴史的価値のある資料として保存していたものだ。
 
 本サイトは今回、同センターでその「第2設営班資料」を閲覧し、コピーを入手した。

 宮地氏の自筆で書かれたと思われるその資料にはまず、「第二設営班 矢部部隊」という表題の後、「一 編制」という項目があり、幹部の名前が列挙されていた。すると、そこには「主計長 海軍主計中尉 中曽根康弘」という記載。そして、資料を読み進めていくと、「5、設営後の状況」という項目にこんな記録が載っていたのだ。

「バリクパパンでは◯(判読不可)場の整備一応完了して、攻撃機による蘭印作戦が始まると工員連中ゆるみが出た風で又日本出港の際約二ヶ月の旨申し渡しありし為皈(ママ)心矢の如く気荒くなり日本人同志けんか等起る様になる
 主計長の取計で土人女を集め慰安所を開設気持の緩和に非常に効果ありたり」

 さらに「第2設営班資料」のなかには、慰安所設置を指し示す証拠となる、宮地氏の残したものと思われる手書きの地図も存在していた。

 それはバリクパパン「上陸時」の様子(昭和17年1月24日)と、設営「完了時」の様子(17年1月24日?同年3月24日)を表す2点の地図資料だ。バリクパパン市街から約20km地点のこの地図から、中曽根たちが設営したと思われるマンガル飛行場滑走路のそばを流れるマンガル河を中心に民家が点在し、またマンガル河から離れた場所に民家が一軒だけポツリと孤立していることがわかる。

 そして2つの地図を見比べてみると、"ある変化"があることに気づく。「上陸時」から「完了時」の地図の変化のひとつとして、その孤立した民家の周辺に、設営班が便所をおいたことが記されている。さらにその場所には「上陸時」にはなかった「設営班慰安所」との記載が書き加えられている。

 つまり、上陸時に民家だった場所を日本軍が接収し、「設営班慰安所」に変えてしまったと思われるのだ。 

 もはや言い逃れのしようはないだろう。「主計長 海軍主計中尉 中曽根康弘」「主計長の取計で土人女を集め慰安所を開設」という記載。それを裏付ける地図。中曽根元首相が自分で手記に書いたこととぴったり符号するではないか。

 しかも、「土人女を集め」という表現を読む限り、中曽根主計長が命じて、現地で女性を調達したとしか考えられないのである。

 実際、インドネシアでは多くの女性が慰安婦として働かされており、彼女たちは日本軍に命じられた村の役人の方針で、どんなことをさせられるのかもしらないまま日本兵の引率のもと連れ去られたことを証言している。そして、年端も行かない女性達がいきなり慰安所で複数の日本兵に犯されたという悲惨な体験が語られ、その中にはこのパリクパパンの慰安所に連れてこられたという女性もいる。
 
 つまり、中曽根首相がこうした"強制連行"に関与していた可能性も十分あるのだ。

 朝日新聞の訂正で勢いづいた保守・右派勢力は銃剣を突きつけて連行したという吉田証言が虚偽だったという一事をもって、強制連行そのものを否定しようとしている。さらには従軍慰安婦への軍の関与そのものを否定するかのような虚偽を平気でふりまいている。

 しかし、もし、強制連行はない、軍の関与もないといいはるならここはやはり、「土人女を集め」たという元主計長・中曽根康弘を国会に喚問して、どう「集め」たのか、「苦心」とはなんだったのか証言させるべきではないのか。一メディアの誤報をあげつらうより、そのほうがはるかに「歴史の検証」になると思うのだが、いかがだろう。
(エンジョウトオル)』

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by mew-run7 | 2014-08-31 00:51 | 平和、戦争、自衛隊 | Trackback(1)

衆院補選で苦戦も、勝てば官軍の安倍自民+オバマが安倍の歴史認識にクギ刺し


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 今朝は嬉しいニュースが一つ。テニスの錦織圭がバルセロナOPで優勝した。(*^^)v祝。ツア5勝め(今年2勝め)、クレーの大会で勝つのは初めてだ。(・・)
 錦織は、先月のソニーOPで、元世界1位のフェデラーらを破ってベスト4入りしたものの、左股関節痛で準決勝を棄権。デビスカップも欠場し(応援に来ていたけど)、今大会で復帰したばかり。
 もうすぐクレーの全仏大会が始まるのだが、決して得意とは言えないクレー大会で優勝したことで、自信&弾みがつくといいな~と思うです。"^_^"<これもMチャン効果かしらん?(・・)>

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 さて、これは『細川・小泉の脱原発法人に願うこと+鹿児島補選、自民に逆風材料も、脱原発共闘はできず』の、鹿児島補選の部分の続報になるのだが・・・。
 昨日27日、自民党の徳田毅氏の議員辞職に伴い、鹿児島2区で衆院補選が行なわれ、自民公認(公明推薦)の元県議・金子万寿夫氏が勝利した。(・・)

 金子氏は6万6360票を獲得。民主・維新・結い・生活が推薦した打越明司氏は、4万6021票と一歩及ばなかった。(山本太郎氏が推した候補、共産党の候補は5千票台。*1)
 尚、投票率は同選挙区で過去最低の45・99%(前回の衆院選は60・55%)だったという。(~_~;)

 今回の補選は昨年の参院選以来の国政選挙となるだけに、安倍自民党は、これを「政権信任を問う選挙」と位置づけ、この選挙で圧勝することで、アベノミクスや安倍カラー政策が信任を得ているとアピールしようと考え、安倍首相や石破幹事長をはじめ次々と閣僚&与党幹部クラスを応援に送り込んでいたのだが・・・。<相変わらず、奄美大島その他の地域で、バラまき政策を訴えていたりもしてたです。^^;>

『首相は19日に現職首相として初めて奄美大島を訪問。その後の鹿児島市で「我々の経済政策を前に進めるべきか決める選挙だ」と、アベノミクスの正当性を訴えた。「安倍カラー」の安全保障政策でも、「アジア太平洋の安保環境も変わる。断固たる決意で国を変える」と意気込みを示した。(毎日新聞14年4月27日)』

 ただ、正直なところ、鹿児島県は(特に2区は)、ほとんど自民党+αの候補しか当選したことのない保守王国であること、また投票率が低かった(=自公に有利)だったことを考えると、自公候補はかなり苦戦したと言えるかも知れない。(~_~;)

<『結局、金子氏が打越氏に約2万票差で勝ったが、自民候補の得票率は12年衆院選に比べ、約14ポイント落ちた。与党の勢いにもややかげりが見える。(毎日4.27)』>

* * * * *

 他方、野党側にしてみれば、今回は徳田毅氏が辞職する原因になった徳洲会事件&「政治とカネ」の問題に加えて、安倍政権の諸問題(アベノミクス効果なき地方経済、消費税増税、安保軍事強化、TPP、原発再稼動などなど)を批判する大きなチャンスだったのだけど。

 野党4党が推薦した打越氏は、もともと自民県議(後に民主党衆院議員)の保守派で、自民党の政策にも全面的に反対の立場ではない上、徳田票の取り込みを狙って、「徳洲会を巡る政治とカネの問題」の批判は避けていたとのこと。(~_~;)

 投票率が低かった要因には、選挙戦が与野党の対決や大きな争点での対立モードになく、盛り上がらなかったことに加え、6割以上はいると言われる自民党支持者の中に、選挙に行かなかった人が多かった可能性もあるように思えた。(・・)

<金子氏が徳田虎雄氏(毅氏の父)のライバルだった保岡興治氏の秘書だったことを気にした徳田支持者や、安倍政権を積極的に支持する気になれなかった人が結構いたのかも。^^;
 ちなみに出口調査によれば、公明党支持者の6割弱しか金子氏に投票していなかったらしい。^^;>

 そして、その意味では、今回の補選は、(与野党が対決する形での)「安倍政権の信任を問う選挙」とは見ることができないようにも感じられた。(>_<)

<この件は近日中に、改めて書きたいけど。今回の衆院補選で、安倍政権の政策に反対する国民の受け皿が十分になかったのを見て、「やっぱ、保守二大政党制はアブナイ」ってますます実感させられたです。(-"-)
(関連記事・『民主党潰し&アブナイ保守二大政党制をもくろむ維新と自民に警戒を』『渡辺の借入疑惑、調査で拡大も、安倍陣営はみんなに固執+維新と結い合流の行方』>

*   *  *  *  *

 とはいえ、選挙は「勝てば官軍」ゆえ、安倍首相や自民党幹部は、早速、この勝利に関して「政権への評価」だとするコメントを出していた様子。(~_~;)

『安倍晋三首相は27日夜、衆院鹿児島2区補選で自民党新人が初当選を決めたことについて「大変厳しい戦いだったが、勝利を収めることができた。今まで進めてきた政策に一定の評価をいただいたのではないか。さらに景気回復や成長のため全力を尽くしていきたい」と述べた。(毎日新聞14年4月27日)』

『甘利明TPP担当相は27日夜、衆院鹿児島2区補欠選挙で自民党候補が勝利したことについて、「強い政権、強い交渉力で環太平洋連携協定(TPP)交渉に当たってもらいたい、地域を託したいという思いを有権者が持っているのではないか」と評価した。(時事通信14年4月27日)』

『石破幹事長「安倍政権に対する評価、あるいは今後への期待というものが大きかったと思います」(NNN14年4月27日)』

 思うほどの圧勝はできなかった、安倍内閣&自民党は「安倍政権への信任は得られた」と主張して、今後、さらにアベノミクスなる新自由主義的な経済・社会政策や、集団的自衛権行使に解釈改憲などの安倍カラー政策を推進して行くのではないかと思われる。(**)
 
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長いので、チョットお休みタイム。( ^^) _旦~~so-cha o douzo!
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 話は変わって・・・

 25日朝に日本を離れたオバマ米大統領は、韓国を訪問し、朴槿恵(パク・クネ)大統領との首脳会談を行なったのだが。<会談の前に、大統領の提案で、珍島近海の客船沈没事故の犠牲者に黙祷を捧げていたのだけど。朴大統領は疲労困憊しているように見えた。(-_-)>

 首脳会談後に行なった共同記者会見の中で、オバマ大統領が、報道陣の質問に応えて、公の場で初めて慰安婦問題について言及したという。(@@) 

『オバマ米大統領と韓国の朴槿恵(パク・クネ)大統領は25日、ソウルで会談した。会談後の共同会見で、オバマ氏は慰安婦問題について「甚だしい人権侵害だ。戦争中の出来事とはいえ、衝撃を受けた」と述べた。オバマ氏は元慰安婦の女性らが日本政府による法的責任の認定や賠償を求めていることについて、「(女性らの)主張は聞くに値し、尊重されるべきだ」と話した。オバマ氏が公の場で慰安婦問題について踏み込んだ発言をしたのは初めてとみられる。

 さらにオバマ氏は「過去を正直かつ公正に認識しなければならない」と強調。安倍晋三首相が慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話の見直しを否定していることを念頭に、「安倍首相や日本国民もそのことを分かっているはずだ」と述べた。

 一方、オバマ氏は「未来を見ることが日本と韓国の人々の利益だ」と話し、日韓の双方に前向きな対応を促した。

 これに対して朴氏は、元慰安婦の女性らが高齢となっていることなどを指摘。日本に対して「誠意のある実践が必要だ」と述べ、早急な対応を促した。(産経新聞14年4月25日)』

『日韓関係をめぐって、オバマ氏は慰安婦問題について「戦時中とはいえショッキングだ」とし「甚だしい人権侵害だ」と述べた。
 また歴史を公正に理解することの必要性は安倍晋三首相も理解しているとしたうえで、「日本と韓国は未来を見据えるべきだ」として両国に対し関係改善を促した。(サンケイ・ビズ(14年4月25日)』

* * * * *

 この会見の様子をニュース映像で見たのだが。オバマ氏は、韓国の記者から「安倍首相の歴史認識」に関する質問を受けて、「何をどこまで語ろうか」と一瞬、考えていたのだけど。ここは、「言うべきことは言おう」と覚悟を決めて、クチを開いた感じに見えた。^^;

 mewは、この時、もしかしたらオバマ大統領は、安倍首相が日本での共同会見の最後で、靖国参拝の正当性について長々と説明していた上、今後も理解を得て行きたいと語っていたのを見て<ちょっと不快そうな顔をして見てたんだよね>、「これは安倍に釘をさしておかないとマズイ」と思ったのかもな~と邪推したところがあった。(・・)

 オバマ大統領としては、ともかく、安倍首相&周辺にこれ以上、靖国参拝や河野・村山談話などの歴史認識に関する問題を起こして、中国や韓国との関係を悪化させることだけは避けて欲しいところ。
 もしかしたら首脳会談or事前協議の中でも、暗に靖国参拝や歴史認識に関して自制することを要求していた可能性もある。(@@)

<そう言えば、琉球新報27日がこんな記事を出していたのだけど・・・。

、オバマ大統領は会見で『「私は安倍首相に直接言った。日中間で対話や信頼関係を築くような方法ではなく、事態がエスカレーションしていくのを看過し続けるのは重大な誤りだと」と述べ、首相に平和的解決を強く求めた』のだけど。『共同会見では日本政府が通訳機を用意し、日本メディアは同時通訳を通してオバマ氏の発言を確認。同時通訳が「重大な誤り」を指す「profound mistake」を「正しくない」と訳したことを受け、本紙が記事配信を受ける共同通信などを含む多くの報道機関が、そのまま発言内容を報じた』とのこと。
『沖縄の基地問題などを日本語と英語で積極的に発信している平和団体ピース・フィロソフィーセンター(カナダ)の乗松聡子代表は「オバマ氏が安倍首相に直接くぎを刺した言葉を、日本のメディアの多くは重視せず、正確に報じていない。読者、視聴者に誤解を与える」と話している。』

 果たして、安倍首相にそのニュアンスが伝わっているのだろうか?(@@)>

* * * * *

 他方、安倍首相はと言えば、オバマ大統領が離日した後、こんな感想を述べていたという。^^;   
『安倍晋三首相は25日夜、麻生太郎財務相や菅義偉官房長官らと東京・銀座のステーキ店で会食した。出席者によると、首相は来日したオバマ米大統領との会談について「仕事の話が多かった」と愚痴をこぼしたという。
 首相は23日夜、オバマ氏を東京・銀座の高級すし店に招き、打ち解けた雰囲気を演出したものの、24日の会談も含めて仕事の話がほとんどだったようだ。(産経新聞14年4月25日)』

『安倍首相は26日、千葉市で開かれたイベントで、25日まで日本を訪れていたアメリカのオバマ大統領について、「ビジネスをさくさくと進めていくタイプの人」だと評した。
安倍首相は「オバマ大統領はですね、非常にビジネスを、さくさくと進めていくタイプの人なんですね。しばらく雑談をしたり、よもやま話をして、本題に入るというよりも、とにかく時間を大切に、いきなり本題に入って...」と述べた。(FNN14年4月26日)』.

<オバマ氏は、別に安倍氏に人間としても、政治家としてもさして魅力を感じておらず。特に個人的に会うのを楽しみにしていたわけでもなくて、大統領としてのビジネスの必要上、仕方なく夕食会にも応じたと思うので。くだらない雑談は抜きにして、ともかく仕事の話を進めたいと思った部分もあるかも。^^;>

* * * * *

 先週の『オバマ来日~友好ムード演出も、実務優先だったすし会食&個人の信頼、あきらめた安倍』という記事にも書いたのだが・・・。 

 オバマ氏はもともと現実主義&ビジネスライクである上、安倍氏との間でも、昨年2月に訪米して以来、お互いの思想や価値観がかなり異なることがどんどん明らかになっており、とても個人的な信頼関係など築けそうにはないことから、『安倍首相はもうオバマ氏に対し、小泉純一郎元首相とブッシュ前大統領のようにケミストリー(相性)が合い、肝胆相照らす間柄となることは望んでいない』とのこと。(~_~;)

 ただ、もし安倍首相がオバマ大統領のクギ刺しを軽視するようなことがあれば、(あとTPP交渉の最後の段階で、まとめ切れないようなことがあれば?)、ビジネス・パートナーとしてもうまくやっていけなくなる可能性があるのではないかな~と思うmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-04-28 08:16 | (再び)安倍政権について | Trackback

安倍「私がワンと吼えただけで大騒ぎ」~but怒られて「ク~ン」の河野談話&日米韓首脳会談

  これは4月2日の2本めの(チョット短めの)記事です。

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 先日、知人から、あまりにも呆れ過ぎて、マジで「ぶっ」と吹き出しそうになった話を教えてもらった。(・・)

 安倍首相が、知り合いのジャーナリストにこんな話をして、「ワッハッハ」と笑ったのだという。(@@)

『日本は戦争に負けて、アメリカのポチと思われ、ワンワンと吼えることもできないと思ってきた。
 しかし、私がワンと一声吼えただけでみんな大慌てだよ』

 はあ? (゚Д゚) 

『simatyan2のブログ』(コチラ)に、映像があるので、関心のある方はご覧いただきたいのだが。

 関西TVの「アンカー」という番組で、青山繁晴氏が、安倍首相と電話で話した際にきいた言葉を明かしたのである。

『さんざん悩んだんですけれども、普段、今までやらなかったことを今日はやります。安倍さんと電話で話したこと、これ、僕は棺桶の中に持って行くつもりだった言葉を、今日はあえて、この生放送で公開します』

<青山氏は、この電話でウクライナ情勢やソチ・サミットの話などをしたとのこと。>

『ちょっと長電話になった最後におっしゃったのは、日本は戦争に負けたあと、アメリカ人から見ても日本人から見ても日本はアメリカのポチだ、中国・韓国もみんなそう思ってきたんだろうと。だから、敗戦後の日本というのは、ワンワンと吠えることもできないと。これをまた、アメリカも韓国も日本も中国もみんなそう思ってきたんだと。
 で、その中で私が、ちっちゃく、ワンと一声吠えただけで、みんな大慌てになってるんだよねって。そして、ワッハッハッハッて本気で笑ったんですよ』

* * * * *

 もし安倍くんが、これを仲間内の飲み会で、(日本or自分がワンコであることを前提に?)いわば「自虐ネタ込みの強がりジョーク」で言ったというなら、mewも、ワッハッハと一緒に笑ってあげたいと思うのだけど・・・。 
 でも、もし安倍くんが、本気でこう思って言ったとしたなら、呆れるしかないだろう。 (・o・)
 
 おめでたいというか、懲りないというか、救いようがないというか・・・。^^;
 まるで「反抗期の小学生」レベルの発想なんだもん。(>_<)

<あ、そう言えば、自民党の古賀元幹事長も、先週、安倍首相のことを「愚かな坊ちゃん的な考え方」「わがままな坊ちゃん総理」って評していたんだっけ。(@@)>

* * * * *

『靖国参拝&側近発言で、最初からスレ違いだった日米の不満がお互いにプチ爆発』などにも書いたのだけど。
 安倍首相は、もともと他の自民党の親米派のような米国べったりのタイプではない。(・・)

 東京裁判だって、認めていないし。米国の占領政策によって築かれた日本の戦後体制(憲法、教育、国や社会の仕組みなど)を否定していて。自分の政権でそれらを全て変えて、戦前に近い形の日本を取り戻すことを目指している。^^;

 しかも、オバマ政権は、安倍首相や仲間たちの思想や言動を好ましく思わず。早い段階から「韓国や中国と関係改善しろ」「河野談話を見直すな」「靖国参拝をするな」などなどと注文をつけて来ていたことから、「何でおまえらに、そんなことを言われなきゃいけないんだ」と反発や不満が募っているに違いない。
 それで「オレはポチじゃないぞ~。ワンワン」と吼えたくなったのかも知れない。(~_~;)

<mewも日本が米国のポチでいるのはイヤだし。どうせ反抗するなら、「辺野古移設は、県民の8割が反対しているからできない。ワンワン」とまっとうに吼えてくれれば、mewも一緒に吼えちゃうんだけど。こういう肝心なとこでは、「ク~ン、クン」しちゃうんだもんな~。(>_<)> 

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 実際、米国は、これまで大きな声では鳴かない思っていた日本犬が、急に吼えたので、チョット驚いたり、マイッタな~と思ったりした部分はあるかも知れず。その困惑した様子を見て、安倍くんや仲間たちは、「わ~い、吼えてやったぞ~」「さまあ」とか思って喜んでいた可能性があるのだけど・・・。

 でも、米国はこのような安倍首相&仲間たちの言動に「何てかわいくねぇやつなんだ」と思って、彼らに対する不快感や不信感がさらに増した様子。
 そして、飼い犬に手を噛まれないように(?)「ちょっとクビ根っこを押さえつけといた方がいいかもな~」ということで、どんどん安倍政権への圧力がけを強化しているのが実情だ。(@@)
http://sankei.jp.msn.com/sochi2014/news/140209/soc14020917180035-n1.htm
<安倍首相は、最近、オバマ政権の大敵であるロシアのプーチン大統領に尻尾を振ってたので尚更に?^^;
 そう言えば、安倍首相が2月初めにソチに行った時には、プーチン大統領が(サービスのつもりで?)わざわざ日本が贈った秋田犬を会談の場まで連れて来たのだけど。
『首相はゆめがいるのを知っていたのか、ロシア語で「ハローシャヤ・サバーカ(いい犬ですね)」と言ってゆめをなでると、大統領は「そうです。でも時々かむんですよ。気を付けて」と応じた』んだって。(~_~;)(産経新聞14年2月9日)』
(おそるおそる秋田犬をなでようとする安倍首相の写真がコチラに。ちなみに、mewは秋田犬を悪くいう気はないです。ワンコ大好きだもん。(^^))>

* * * * * 

 その圧力がけの最たる例が、日米韓首脳会談の強行だろう。(・・)

 米国は、昨年来、安倍政権に日韓関係の改善を要求し続けていて。韓国が(オバマ政権も?)嫌がる首相や閣僚の靖国参拝、超保守思想&歴史修正主義に基づく歴史認識に関する発言(村山・河野談話の否定を含む)などを控えるように様々なルートを使って要請(忠告、警告?)していたのだけど。
 安倍首相&仲間たちは、自分たちの歴史認識に沿う発言を止めず。また、自分たちの思想や認識に沿うような学校教育を行なう施策(学習指導、教科書検定の見直し)を推進していた上、年末には、ついに安倍首相自身が靖国参拝を行なったことから激怒。^^;

 米政府は、安倍首相の靖国参拝後、すぐに「disappointed(失望した)」との非難声明を発表。また「日本と近隣諸国が過去からの微妙な問題に対応する建設的な方策を見いだし、関係を改善させ」ることを希望。「首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」とまで書いて、靖国参拝だけでなく、安倍首相の歴史認識の問題にまで言及したのである。(~_~;)

 しかし、今年にはいっても、安倍政権は、何とか米国に靖国参拝への理解を得ようとして、懸命に説明を試みていたものの、基本的な姿勢は変えず。逆に首相の側近や関係者(NHK会長や経営委員)などが、首相と同様の考えを主張したり、米国批判を行なったりするようになったため、米国はさらに激怒。
 もし3月中に韓国との関係改善に努めなければ、4月に予定されているオバマ大統領の訪日をキャンセルすると脅し、(「米国が仲介にはいってもいいから、ともかく日韓の首脳会談を行なえ」と)日米韓首脳会談を実施することを提言したのである。(-_-;)
 
* * * * *

 安倍首相は、結局、米国の提言に従う(ポチになる?)道を選んだ。(~_~;)  
 
 2月からウクライナ情勢が悪化。ロシアのクリミア編入により、「欧米vs.ロシア」の対立が激化する中、安倍首相はG7の一員としても、また中国の尖閣諸島などを巡る暴挙を批判するためにも、日本は欧米側につくしかないし。
 これ以上、日米の同盟関係が悪化すれば、安倍首相が最も敵視している中国、北朝鮮に対する戦略が崩れる上、外交姿勢に関して、自民党内や国民から批判を浴びるおそれが大きいからだ。^^;

 そこで安倍首相は、韓国の要請に応じ、わざわざ国会で「河野談話を見直さない」と答弁を行なって、韓国の譲歩を引き出すことに成功。<ウラでは靖国不参拝の要求もあったと報じられているのだが、それを了承したのかどうかは不明。>
 3月26日(日本時間)、オランダの核セキュリティ・サミットに出席した際に、米国が主導する形で、ついに日米韓の首脳会談が実現したのであった。(@@)

 また安倍首相は、朴大統領が帰った後、オバマ大統領と2人で(超久々に?)10分ほど会談を行ない、TPPの早期妥結について協議したという。(・・)
<たぶん日本側がもっとTPP交渉で譲歩するようにと要請されて、「できるだけ、頑張る」って応えたのでないかと察する。^^;>

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 3国首脳会談は、ハーグにある米国大使の公邸で行なわれ、3人は約45分にわたって、主に北朝鮮に関する協議を行なったとのこと。安倍首相は、会談前に行なわれた会見で、朴大統領に韓国語で「お会いできて嬉しいです」と話しかけるサービスまで行なったほどだった。 (・o・)

<ただし、朴大統領は、この時は下を向いたまま答えず。安倍首相は、韓国語が通じなかったのかと心配し、あとで韓国外相に確認をしたとか。^^;
 朴氏の対応は失礼なものだと思うが。彼女は、首脳会談を含め、日本に譲歩することを批判する保守層からの支持が多いので、カメラの前では愛想よくしづらいという事情があったようだ。^^

(mewは、ふと小泉首相が訪朝(安倍官房副長官も同行)した時に、「握手する際に、絶対に笑顔を見せないように&北朝鮮側に笑顔の写真を撮られないように」「会談の中で、気を許したと思わせるような言動をしないように」と打ち合わせをしていたことを思い出していたです。^^;)

 尚、非公開の会談の前後には、握手を行なったとのこと。あとでオバマ大統領が後方で見守る中、安倍&朴氏が笑顔で握手する写真が公表された。(・・)>

* * * * *

 米国は、このような安倍首相の努力を評価したようで、ご褒美(?)がいただけそうな感じになって来た。(・・)

 安倍首相は、日米同盟の深化を国内外にアピールするために、オバマ大統領が「国賓待遇」で来日することを当初から強く要望していたのだけど。
 米国は、安倍政権への不快感が募っていた上、韓国の要望もあって、日本に2泊することは困難だと拒否。日本に1泊、韓国に1泊する日程を立てていたのだ。^^;
<その上、日韓首脳会談を行ないなら、来日自体をキャンセルことも示唆したと言われている。>

 でも、安倍首相が米国の要請に沿っていい子にしたので、オバマ大統領が、日本の要望に応じて、4月下旬の訪日の際には滞在時間を延長&「国賓待遇」を受けることにしたようなのである。(・・)

『アメリカのオバマ大統領が来月23日から2泊3日の日程で国賓として日本を訪れる事が固まった。日米外交の関係者によると、来月、アジア4か国を訪問するオバマ大統領は4月23日に東京に到着、25日まで2泊の日程で日本に滞在する。

 アメリカ政府は当初、予定になかった大統領の韓国訪問が決まった事から日本滞在は1泊2日の日程で調整していたが、日本政府は天皇陛下との会見や宮中晩さん会などを行う国賓待遇に必要な2泊以上の滞在を強く求めていた。
 アメリカ大統領の国賓としての日本訪問は、クリントン大統領以来、18年ぶりとなる。安倍首相との日米首脳会談では北朝鮮情勢など東アジアの安全保障について意見交換するなど、日米同盟の強化を確認する見通し。(NNN14年3月28日)』

* * * * *

 また、安倍首相の側近(萩生田総裁特別補佐)が、3月末に河野談話に代わる新しい談話を出す可能性を示唆したため、物議をかもしていたのだが。
 安倍内閣は、昨日、「河野談話に見直しも、新しい談話の発表もしない」という答弁書を閣議決定したという。(・・)
 
『政府は1日の閣議で、慰安婦募集の強制性を認めた河野洋平官房長官談話について「見直すことや新たな談話を発表することは考えていない」とする答弁書を決定した。河野談話の作成過程の調査については「実態を把握し、それをしかるべき形で明らかにする作業は必要だ」とした。新党大地の鈴木貴子衆院議員の質問主意書に答えた。(産経新聞14年4月1日)』

 ・・・というわけで、安倍首相は一度はワンワンと吼えてみたものの、大型犬の米国が太い声で「ウ~、ワン!」と吼えた途端、「キャ、キャ~イン」と後ずさりすることに。
 4月のオバマ大統領の来日時には、安倍首相は、ナデナデを期待しつつ、尻尾を振って大歓迎するのではないかと思うmewなのだった。(@@)

<でも、いつ噛みつくかわからないから、注意しないとね。^^;>
                         
p.s 尚、日中関係はさらに悪化しつつある。安倍首相が、オランダのG7会合で、ロシアのクリミア編入に関して協議を行なった際に、わざわざ中国を名指しして、「力で現状変更をすることは許さない」と批判。これに怒った中国の習国家出席が、ドイツで(ホロコーストになどらえて)「日本が南京大虐殺で30万人以上の国民を殺害した」とアピール。それを受けて、菅官房長官が中国大使に抗議・・・と、まさに子供のようなケンカ(吼え合い?)がエスカレートしているので、憂慮しているです。(~_~;) 関連記事More部分に
                      THANKS


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by mew-run7 | 2014-04-02 09:25 | (再び)安倍政権について | Trackback

歴史修正主義の安倍に、冷たい反応+中国が韓国と共闘&米国に接近で、日本は孤立?

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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】



  オランダを訪問中の安倍首相は、現地時間の23日、アムステルダムに到着した後、真っ先に「アンネ・フランクの家」を訪問したという。(・・)

 東京周辺では、今年にはいって、図書館などに置かれた「アンネの日記」の本の一部が次々と破られる事件が起きたことから、関係者に配慮しての訪問だったのではないかと察する。
 首相は、事件に関して、「大変残念な出来事でありました。こうしたことが二度と起こらないようにしていきたい」と遺憾の意をあらわした。

 安倍首相はさらに、『「アンネの家」を視察した際、アンネの写真の前で「歴史の事実と謙虚に向き合い、事実を次の世代に語り継ぐことで世界平和を実現したい」と記者団に語った。
 また、アンネが隠れ家で記した「アンネの日記(Diary of a Young Girl)」と日本との間には、深いつながりがあると指摘。20世紀は基本的人権が踏みにじられた世紀だったが「21世紀はそうしたことが起こらないようにしたい」と述べた。(AFP通信14年3月24日)』

 もし安倍首相が、本当にこの言葉通りの思いを抱いているのであれば、是非、国政や外交において、それを実現できるように努めて欲しいと思うし。mewも応援したいところなのだけど。
 でも、おそらく、国内外では、この安倍首相の発言をきいて、「何をわざとらしくorしらじらしく、心にもないことを言ってんだか」と疑問や反発を覚えた人は少なくないことだろう。(~_~;)

 というのも、安倍首相は、中韓からも欧米からも「戦前志向のナショナリスト(国家or国粋主義者)」「歴史修正主義者」だと評されているからだ。(・・)

<「知らぬは、日本の一般国民ばかり」だったりして?(>_<)・・・国内でも、知っている人は、よ~く知っていることだけど。日本のメディア(特にTV)が、この問題をほとんど伝えようとしないんだもんね~。(-"-)>

* * * * *

『米ニューヨーク・タイムズは「安倍氏の危険な歴史修正主義」と題する社説を掲載し、英フィナンシャル・タイムスも「歴史修正主義者」と指摘しました。米議会調査局が2月下旬に公表した日米関係に関する情勢分析の報告書にも、「安倍首相は(略)歴史修正主義者の視点を持っている」と書かれています。(THE PAGE 14年3月23日)』

<関連記事・『米NSCも安倍を危険なナショナリストと評価』『菅の反論に反論~安倍は歴史に逆行してる!&安倍仲間は南京大虐殺も河野談話も否定』など> 

 
 歴史修正主義とは、「ある歴史的事象について定着している評価を一面的とし,その見直しを要求する理論的態度」を意味するのだが。(三省堂・大辞林)
 従来の歴史観と違う歴史観を主張する者に対して「客観的な歴史学の成果を無視し、自らに都合の良い過去は誇張や捏造したり、都合の悪い過去は過小評価や抹消したりして、自らのイデオロギーに従うように過去に関する記述を修正するものである」として批判する場合に用いられる・・・ことが多い。(wikipediaより)

* * * * *
 
 それゆえ、今回の安倍首相の「アンネの家」訪問に関しても、海外メディアの中には、冷たいor厳しい評価を行なうところがあったとか。^^;

『ロイターは、安倍首相はアンネの家訪問で、未解決の戦時課題をめぐる日中の舌戦と、中国がこれらの議論をヨーロッパへ拡大する試みにおいてポイントを稼いだと報じた。
 APも、「北朝鮮の核問題を議論する日米韓首脳会談を前にした外交的動き」であり、12月の靖国神社参拝の影響を取り消そうとした、と報じた。』

『「安倍氏は中国や韓国から歴史修正主義と批判されることより、西洋、特にアメリカのユダヤ人社会からの非難に対してより敏感にみえる」という上智大学国際教養学部の中野晃一教授(政治学)の見解をAFPは掲載した。アメリカのユダヤ系団体「サイモン・ウィーゼンタール・センター」は、アンネ関連本破壊事件について強い懸念を表明していた。
 同氏は今回のアンネの家訪問について、「アメリカ当局を安心させるためのメッセージを送りたいという安倍氏の願望の反映だ」と語ったという。』(以上、NewSphere 14年3月24日)』

 しかも、23日には、安倍首相の側近(萩生田総裁特別補佐)が、河野談話に絡んで、新たな談話を出す可能性を示唆したばかりでもあったことから、韓国でも、安倍首相のこの言葉に対する反発が出ていた様子。^^; 

『与党・セヌリ党の報道官は「安倍首相が『歴史の事実に謙虚に向かい合い、歴史の教訓を次の世代に引き継ぎたい』としてアンネ・フランクの家を訪問する時、安倍首相の側近は歴史否定を繰り返している」とし「いったいなぜ安倍政権は韓日米首脳会談が開かれる今この瞬間までも国際社会を愚弄しているのか理解できない」と批判した。(中央日報日本語版14年3月24日)』

* * * * *

 哀しいかな、わが国の首相は、世界からこのような見方をされるケースが増えているのが実情なのだ。^^;

 おまけに、麻生副総理の「ナチス」発言もあって、安倍首相は、秘密保護法や集団的自衛権の解釈改憲によって、ナチスのように、こっそりと現憲法を変容させて、国民の人権を抑圧したり、日本の平和主義を壊したりするような施策を進めていると見られている部分もあるし。

 自ら「戦後レジームからの脱却」「強い日本を取り戻す」などのスローガンを掲げ、戦後体制を否定して、戦前のような富国強兵策に力を入れて。まさにアンネが苦しんでいた第二次世界大戦中や、それ以前の時代に、時計の針を戻すような国政を行なおうとしているわけで。(ーー)
 それを思えば、尚更に、上述の言葉は、しらじらしいものに感じられることになるだろう。(~_~;) 

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 また、前記事の『安倍側近の発言で、日米韓会談が険悪化&外交がさらに悪化するおそれ』で大きく取り上げたのだが。

 23日に安倍首相の超側近である萩生田特別総裁補佐が、TV番組で、河野談話に代わる新しい談話を出す可能性があると発言したことも、中韓はもちろん、欧米の不信感をさらに高じさせることにつながるおそれがある。^^;

 菅官房長官は、案の定、あれは「萩生田氏の個人的見解だ」ということにして、カタをつけようとしたのだが。何と韓国は、事前に、首相に近い政治家の歴史認識問題や慰安婦問題に関する発言を注視する考えを伝えていたのだという。 (~_~;)

『菅氏は24日午前の会見で「(新たな政治談話は)あり得ない。今まで首相からそういうことを聞いたことはない」と明確に否定した。首相が来年の戦後70年に合わせて検討している談話についても「未来志向の談話を出したい」と述べ、萩生田氏の言う「新談話」との関連を否定した。
 自民党幹部は「こんなことで日米韓首脳会談がなくなったら冗談では済まない」といらだちを隠さない。
 萩生田氏は24日朝、菅氏に「個人的見解で、政府とは関係ない」と電話で釈明した。このため、会見では菅氏も萩生田氏への直接的な批判を控えたが、同氏が首相と近いことを踏まえ、「誤解を与える」と改めて電話で注意せざるを得なかった。(毎日新聞14年3月24日)』

『政府関係者によると、12日に訪韓した斎木昭隆外務事務次官に対し、韓国外務省の趙太庸(チョ・テヨン)第1次官は、日米韓首脳会談に応じる前提の一つとして、首相に近い政治家の歴史認識問題や慰安婦問題に関する発言を注視する考えを伝えていた。首相は14日の参院予算委員会で河野談話を見直さないと明言したが、会談の決定が21日までずれ込んだのは、韓国側が安倍政権になお懐疑的だったためだ。(中略)
 日韓外交筋は「萩生田氏が勝手に話せるわけはない」と指摘する。河野談話の継承を表明した首相に対する保守層の不満を、萩生田氏が新談話に言及することで和らげようとしたのではないか、という解説だ。(同上)』

* * * * *

 安倍政権では、昨年来、安倍首相の超保守仲間である閣僚や党役員、側近スタッフなどが、歴史認識などに関して問題発言を行なうケースが後を絶たない。<閣僚などの靖国参拝もしかり。^^;>

<安倍首相の側近で言えば、今年にはいって、萩生田総裁特別補佐が、党の会合の中で、首相の靖国神社参拝に「失望」を表明したオバマ米政権について「共和党政権の時代にこんな揚げ足を取ったことはない。民主党政権だから、オバマ大統領だから言っている」と発言。
 また、衛藤首相補佐官が、you tubeにアップされたネット放送の中で、『「アメリカがdisappointed(失望)と言った事に対して、むしろ我々の方がdisappointed(失望)だったんですね」「アメリカがちゃんと中国にものを言えないような国になりつつある」などの米国批判を展開したりとかね。>

 これらを受けて、菅官房長官は、そのたびに、それらの発言は「個人的見解だ」「首相や政府の見解ではない」と主張し、本人に注意して、発言を撤回させるだけで(メディアがあまり突っ込まないのをいいことに?)、コトを済まそうとして来たのであるが。
 このブログでもいつも書いているように、中韓も米国も、安倍氏が超保守仲間である彼らと共に、ずっと一緒に政治活動を行なっており、同じ思想や認識を有していることを知っているのである。(・・)

 それゆえ、中韓にせよ、米国にせよ(mewにせよ)、彼らは、安倍首相の代弁者として、このような発言を行なっているのではないかと勘ぐっている部分があるし。
 仮に彼らが勝手に発言を行なっているとしても、安倍首相がそれを容認しているのではないかと思われたとしても致し方ないだろう。^^;
 
<逆に言えば、安倍首相は、側近が自分とは全く異なる考えを、公の場で発言することを容認すべきではないだろうし。もし彼らが首相の指示に従わず、勝手に発言しているとしたなら、きちんと責任を追及して、首相補佐官やら総裁特別補佐の任を解くべきだし。それもできなければ、首相として、側近スタッフの任命責任や指導力、管理力の欠如を問われるべきことになるのでは?^^;>  
~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 それもあって、mewは、今日行なわれる予定の、日米韓の首脳会談が、かなり冷めたものになるのではないかと懸念しているのだけど・・・。
 昨日、先に行なわれた韓中首脳会談では、両首脳が安倍政権の歴史認識の問題をメインで取り上げて、2国で共闘して行くことを確認したという。^^;

『欧州歴訪中の中国の習近平国家主席は23日、オランダで韓国の朴槿恵大統領と会談した。韓国大統領府によると、習氏は朝鮮の独立運動家、安重根の記念館が中国黒竜江省ハルビン市に建設されたことで中韓両国民の連帯感が強まったと表明。朴氏は中韓の友好関係の象徴となると応じ、中韓が25日の日米韓首脳会談に先立ち、歴史問題で対日共闘姿勢を確認した。

 初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した安重根の記念館は、今年1月に開館。菅義偉官房長官が安重根について「死刑判決を受けたテロリスト」と述べ、韓国側が反発した経緯がある。
 習氏と朴氏による正式な首脳会談は今回で3回目。(共同通信14年3月24日)』

『韓国の同行筋によると、習氏は、1月に中国黒竜江省ハルビン駅に開館した朝鮮独立運動家・安重根アンジュングンの記念館について、「建設は私が直接指示を下した」などと述べ、朴氏も謝意を伝えた。
 安は、1909年に同駅で初代韓国統監の伊藤博文を暗殺した人物。習氏には、25日の日米韓首脳会談を前に、歴史問題での韓国との連携を誇示し、日本をけん制する狙いがあるとみられる。朴氏もこれに応じた形だ。

 会談は1時間に及んだ。習氏は冒頭で安重根の話に触れ、記念館開館は「中韓国民の結びつきを強めるものだ」と強調した。さらに、日本の植民地統治期、「光復軍クァンブクグン」と呼ばれる朝鮮の抗日部隊が駐屯した中国陝西省・西安に、新たに石碑を建設中だとも明らかにした。習氏は「間もなく完成し、除幕する。多くの韓国の国民に見に来てほしい」と語った。(読売新聞14年3月24日)

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 この安重根の記念館に関しては、色々な考え方をする人がいるのではないかと思うのだが。
 mewは、この件一つとっても、戦争や力による支配によって、敵対国になると、物の見方、とらえ方は正反対になってしまうのだな~と、しみじみ感じたところがあったし。

<日本から見れば、韓国統監の伊藤博文氏を暗殺したテロリストでも、韓国から見れば、植民地支配から祖国の独立のために戦った英雄になるし。
 日本から見れば、特攻隊員が命を賭して、鬼畜米英とみなしていた米艦船に突撃した行為は英雄視されていたけど、米国にしてみれば、国家による非人道的な(自爆テロに類する)行為に思われていたようだし。^^;> 

 そして、だからこそ、戦争や力による支配は避けるべきだと。また、他国を敵対国とみなして、無用な憎悪、嫌悪感をお互いにエスカレートさせるような高じさせるような言動は、慎むように努力すべきではないかと改めて強く思ったりもした。(**)

* * * * *

 また、実のところ、昨年6月になって、朴大統領が突然、韓中首脳会談で、この記念館建設を提案して、中国がそれに応じたのも、最近は、2国で731部隊の被害者の記念館を建てる話が出始めているのも、韓国や中国が、自分たちをあからさまに敵視したり、学校教育も含めて歴史修正主義に走ったりする安倍首相への反発や不満を高じさせているからにほかならないわけで。
<ソウル聯合ニュース2月13日にも『日本の右傾化に対する韓国と中国の共同対応として』って記されていたです。^^;>

 日本側も中韓側も、お互いに相手の立場に配慮して、歩み寄る姿勢を示さない限りは、負の連鎖がどんどん広がって行くのではないかと思うのだけど・・・。(~_~;)
 ただ、菅官房長官は、今回の韓中首脳会談について、反発を示していたとのこと。^^;

『菅氏は、安重根の暗殺事件について「日本と韓国の立場は全く異なる」と指摘した。その上で「前世紀のこうした事件について、一方的な評価に基づく主張を韓国と中国が連携して国際的に展開する動きは、東アジア地域の平和と協力の構築に資するものではない」と述べた。(産経新聞14年3月24日)』

 やっぱ、安倍政権が続く限りは、中韓との関係を改善することは、不可能に近いのかも知れないっす。(>_<)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 昨日は、おそらくは、安倍首相もめっちゃ気にしているであろう米中の首脳会談も行なわれた。(・・)

 今、世界が最も注目していることも一つに、米国と中国が、どこまで接近するのか、果たして米国が中国が提唱している「新しい大国関係」に応じるか否かということがあるのだけど。
<中国は、これを拡大して、「西洋は米国、東洋は中国」がリーダーになって、世界を主導する二大国主義をとりたいと考えているんだよね。(~_~;)>

 安倍首相は、日本が天敵・中国に軍事的にも経済的にも勝って、アジアのTOP国として、米国と共に世界のリーダーになることを最大の目標にしているし。中国に打ち勝つためにも、米国には日本の味方になってほしいと考えているのに。ここに来て、米中がどんどん接近しているのを見て、気が気ではないかも知れない。(~_~;)

* * * * *

 どうやら昨日の米中首脳会談でも、その二大国の関係のことがメインの話題になったようだ。^^;

『オバマ米大統領と中国の習近平国家主席は24日、オランダ・ハーグでの核安全保障サミットを前に会談した。米ホワイトハウスによると、ロシアのウクライナ南部クリミア半島編入問題について、両首脳は緊張緩和と外交的解決の重要性で一致。また、米中間の「新たな関係」の構築を追求し、中国の防空識別圏設定や尖閣諸島を含む東シナ海などでの海洋権益を巡る米中対立の解決に向け協力することを確認した。
 オバマ大統領は、習主席が提唱した「新たな大国関係」構築について、中国が国際的責任を果たし得るか見極める態度。ただ、ウクライナ危機を踏まえ、米中の「新たな関係」に積極姿勢を示すことで、中露関係にくさびを打ち込むと同時に、中国が「力による現状変更」に踏み出さないようけん制する狙いがあるとみられる。

 ホワイトハウスによると、習主席は主権の重要性を強調、ウクライナの緊張緩和と政治的解決への期待を表明した。中国がウクライナの主権問題との認識を再確認したことで、オバマ政権は中国がロシアとは一線を画したとみている。ただ、中国は欧米とロシアとの対立も懸念しており、外交的打開を促すよう求めたとみられる。
 また、会談では、オバマ大統領が気候変動問題や人民元為替問題への取り組みを強化するよう要請。習主席は、米政府によるサイバー攻撃の問題を提起。オバマ大統領は米中間の協力を推進する考えを示した。

 一方、2国間の関係について、オバマ大統領は「新たな関係」を土台に「人権や、南シナ海・太平洋地域の海洋問題などの摩擦について、全ての関係国にとっての解決策を見いだすことになる」と指摘。米中協議を通じて東シナ海の領有などの協議を促進する考えを強調。習主席はオバマ大統領から届いた書簡の内容として「(オバマ大統領は)中国との大国関係の新たなモデル構築に関与していると言及した」として謝意を示した。(毎日新聞14年3月24日)』

『習主席は「主要国関係の新たなモデルの構築に中国は固くコミットしている」とし、米国との非対立、相互尊重、双方に有益な協力関係に向けた立場を強調した。(ロイター14年3月24日)』

<ほ~。オバマ大統領は、習主席に書簡を届けていたんだ~。 (・o・)>

* * * * *

 それにしても、昨日は米国も韓国も中国と2国間で首脳会談を行なったのだが。安倍首相は、中国や韓国とは、これまで1回も首脳会談を行なっていないし。今回のサミットでも、中米韓とは、2国での首脳会談を行なうことができず。^^;
 今日の日米韓の3国首脳会談も、オバマ大統領の顔を立てるためにやるようなもので、形式的なものに終わる可能性が大きいと思われ・・・。

 歴史修正主義の安倍政権が続く限り、日本はどんどん欧米諸国とも、東アジアとも価値観が共有できず、どんどんカヤの外に置かれてしまうのではないかと、マジで憂慮しているmewなのだった。(@@) 
     
                        THANKS

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by mew-run7 | 2014-03-25 07:08 | (再び)安倍政権について | Trackback

安倍側近の発言で、日米韓会談が険悪化&外交がさらに悪化するおそれ+大阪市長選

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 久々に競馬の話題から・・・。

 昨日は帯広ばんえいで、シーズン最後を締めくくる「ばんえい記念」(1トンの馬に1トンの斤量で迫力満点)が行なわれ、、何とインフィニティwith浅田達也コンビが、初出走で初優勝を果たすことに。(*^^)v祝
<それなりにごヒイキだったので、うれしい。(^^)>
 そして、ようやく次世代エースとして期待され続けていた&ようやく西謙一で復活しモード中のフクドリが、2位にはいった。(・・)
<2頭とも勝ってたのだけど、まさかキタノタイショウが3着までに来ないとは~~~。(@@)>

 でも、今シーズンはちょっとスター不在の感があったので、ここでインフィニティやフクドリ、そしてオイドンあたりが頑張ると、来シーズンは盛り上がるかも。<真っ白なアオノレクサスも
力をつけて来たので、大きいGIのレギュラーになると注目度もアップしそう。で、先日のイレネー記念ぐらいワクワク・ドキドキのレースが見られたら、GOODかも。>

 4月からも世界でたった一つの「ばんえい競馬」をよろしくお願いしますです。m(__)m

 でもって、昨日のJRAの阪神大賞典の最大の見どころは、、岩田康とゴールドシップの勝負だったのだけど。<岩田は、道中ずっと腰を引いてガウガウのGシップと戦っていたし~。(~_~;)>
 さすがは、自己主張と豪腕なら負けない(?)岩田。今回は見事にゴールドシップを御して&制して、圧勝してみせたです。(*^^)v祝

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 さて、 安倍首相は、23日、オランダで開かれる核セキュリティ・サミットに出席するために、羽田空港を出発。
 サミットの場では、G7首脳と集まって、ウクライナ情勢について協議するほか、現地25日には、ついに日米韓の3国首脳会談を行なうことになった。(・・)

 ただ、この折角の3国首脳会談も、冷た~い&重た~い雰囲気の中、形式的なものに終わる可能性が大きい。(@@)

 もともと日韓双方とも、米国&オバマ大統領の顔を立てるために応じた首脳会談だし。安倍首相は、この会談を実現させるために、米韓の要請に応じて、とりあえず(?)国会で河野談話などの見直しを否定する答弁を行なったのだけど。
 昨日、安倍首相の側近である荻生田総裁特別補佐がTV番組で、わざわざ会談の前に、「河野談話の見直しはしない」が、「新しい談話を出す」可能性を示唆する発言を行ない、日韓の歩み寄りモードに水を差したからだ。(>_<)

 mewから見れば、安倍陣営は、今から握手するためにお互いに手を差し出そうとしているウラで、相手にケンカを売っているようなところがあるわけで。
 彼らには、自分たちの特異な思想への固執やある種の意地、そして超保守仲間への配慮などなどがあるのかも知れないけど。
 一国の首相&スタッフとして、この外交オンチぶりには、唖然とさせられてしまったところがある。 (・o・)

<だから、内閣府の調査でも、「現在の日本で悪い方向に向かっている分野」として「外交」を挙げた人が38・4%とトップ(過去最高の数字)になっちゃうんだよね。(~_~;) (*1)
 ただ、国民がそれに気づいているのは、幸いなことかも。(・・)> 

* * * * *

 米オバマ政権は、アジア重視の戦略を打ち出しており、東アジアに関しては、同盟国である日本&韓国、そして新パートナーの中国の3国といい形で協力、連携し合って、それを経済的&軍事的なアジア・太平洋地域の安定に<対北朝鮮、対ロシア政策を含む>つなげて行きたいと考えている。(・・)

 それゆえ、米国は安倍政権に、ずっと中国や韓国との関係改善を要請し続けているのだけど。安倍首相は、新政権中韓の首脳と一度も会談を行なえないままでいる。(-"-)

 安倍首相&超保守仲間は、もtもと中韓朝を敵視、嫌悪しているおり、自らが譲歩してまで、中韓と仲良くする気はないし。特に中国とは、歴史問題に加えて、尖閣諸島を巡る対立が激化しており、いまや関係改善は極めて困難な状況にあると言えるだろう。(~_~;)
 
、米国としては、せめて韓国とは関係改善することを求めたものの、保守派の朴大統領が河野談話などの歴史認識に固執しているのに対して、超保守派の安倍首相も韓国に譲る気がない上、靖国参拝を決行したことから、さらに両国の関係が悪化することに。

 この状況に業を煮やした米オバマ政権は、米国が主導する形で、日米韓3国による首脳会談を行なうことを計画し、両国を説得。(圧力も行使?)
 安倍首相に、河野談話を見直さないことを明言させた上で、今回の首脳会談では、歴史認識の問題には触れないことにして、ようやく先週になって、会談の実現にこぎつけたのだ。(・・)

 そして、安倍首相も、羽田を出発する際には「東アジアの安全保障について、率直な意見交換をしたい。未来志向の日韓関係に向けた第一歩としたい」と語っていたのであるが。
 昨日の萩生田発言には、韓国がすぐに反発を示しており、朴大統領もかなり身構えているのではないかと思うし。米国も、「disappointed(失望)」している(怒っているかも?)はずで。
 各首脳とも、表面上は、とりつくろうかも知れないけど。とても「未来志向」の会談を行なうことはできそうにないように思える。(~_~;)

 しかも、米国も韓国も、サミット初日に中国と首脳会談を行なうものの、日本は中国とはいまだに首脳会談を開けず、この4国の関係という面では、カヤの外に置かれているし。
<韓国と中国は、安倍政権の歴史認識に関して、さらに連携を深める可能性がある。>

 このままだと日本の外交は、どんどん暗礁に乗り上げて、本来なら最も重視すべき米中韓との関係において、孤立化して行くことにもなりかねず。mewは、ひとりの国民として、この状況を深~く憂慮している。(~_~;)
 、 
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 安倍首相&超保守仲間は、内心では、別に韓国とずっと首脳会談を行なわなくてもよかったかも知れない。
 また、米オバマ政権までもが、安倍首相&周辺の超保守的な言動や、靖国参拝に関してアレコレ文句をつけて来ることに、ムカついている部分もあるのではないかと察するのだけど。

 ここに来て、北朝鮮情勢がまた不安定になっているし。中国が強気の姿勢を崩さない上、米韓と接近しているし。親愛なる(?)ロシアが、クリミア併合でG7の敵になってしまったので、頼りにできなくなってしまったし。
 とりあえず、米国と関係修復しておくためにも(オバマ大統領の4月の来日をスムーズに実現するためにも?)、オバマ大統領の顔を立てて、今回の3国首脳会談に応じることにしたのだろう。(・・) (関連記事・『安倍、オバマ&G7に寄り、ロシアに未練残す』)

<安倍氏らが頼りにしている米国の共和党系の議員、ブレーンからも、自公与党内でも、米国や中韓との関係改善を求める声が強まっていたのも、影響した部分があるかも。^^;>

* * * * * 

 ただ、安倍首相&超保守仲間にとっては、韓国&米国の要請に応じて、村山・河野談話の見直しを否定する答弁を行なったことは、面白くなかった(やや屈辱的だった)に違いないし。このまま終わらせたくないという思いもあったのだろう。(>_<)
(関連記事・『安倍がついに米韓に屈して「河野談話」継承を明言+ロシアに思い届けるも、G7との間で苦悩』)

 菅官房長官が、安倍首相の「見直ししない」発言後も、政府内で再検証を行なうと言い続けていたのも、そのあらわれではないかと思うのだけど。
 昨日、安倍首相の側近である荻生田総裁特別補佐が、そのダメ押しをするかのようにして、フジTV系の「報道2001」の中で(その後の記者団の取材に対しても)、このような発言を行なったのである。 (゚Д゚)

『自民党の萩生田総裁特別補佐は23日朝、フジテレビの「新報道2001」に出演し、いわゆる「従軍慰安婦」問題で、旧日本軍の関与を認めた「河野談話」に関し、政府が行う検証作業で新たな事実が出れば、新しい談話を出せばいいとの考えを示した。
 自民党の萩生田氏は「その中(検証作業)で、新たな事実が出てくればですね、それは新しい談話を発表すればいいわけであって」と述べた。
 萩生田氏は「安倍首相は、河野談話の見直しは考えていないと言ったが、新しい談話を出すことは否定していない」とも指摘した。(FNN14年3月24日)』

* * * * *

 韓国政府は、早速、この萩生田氏の発言に強い反発を示しているとのこと。(~_~;)

『これに対して韓国外務省は同日夜、「極めて不適切な発言だ。非常に遺憾で容認できない」との見解を表明、反発した。
 安倍首相と朴槿恵韓国大統領が初めて正式対話の席に着く日米韓首脳会談が25日にオランダのハーグで開かれるのを前に韓国は態度を硬化させている。韓国外務省は日本政府の「明確な立場表明」を要求。安倍首相が河野談話の見直しはしないと14日に表明したことを強調し、これを「否定する見解」だと指摘した。(産経新聞14年3月24日)』

 また、民主党の海江田代表も、荻生田発言を批判したという。

『民主党の海江田万里代表は23日、宮崎県小林市で記者団に「安倍首相の言っていることと違う。首相は『河野談話を守る』ということだから、新たな談話を出すということなら、『守る』というより『全面否定する』ことになる」と述べ、萩生田氏の発言を批判した。(朝日新聞14年3月24日)』

 そして、きっと米国も、「また余計なことを言いやがって」と、「disappointed(失望)」を超えて、「angry・怒っている」になっているに違いあるまい。(>_<)
 
* * * * *

 いや、実際のところ、後述するように、安倍首相&超保守仲間は、今政権で、村山談話&河野談話を上書きする談話を発表して、2つの談話をなきものにする戦略を描いているのだけど。(~_~;)

 ただ、常識的に考えれば、これから首脳会談を行なうという前日に、首相の側近が、韓国や米国が最もナーバスになっている歴史認識の問題に関して、わざわざ相手の神経を逆撫でするようなことを、公の場で発言するのは控えるものだろう。(@@)

<萩生田氏は個人的見解だと言うかも知れないけど。同氏が安倍首相の側近であることは、韓国も米国もよ~く知っているし。(萩生田氏は、去年も「首相は年内に参拝する」と明言したり、今年初めにも、オバマ政権の批判をしたりしているです。) 他国から、安倍首相が萩生田氏にそう言わせたorこのような発言を行なうことを容認していると思われるのは必至だろう。^^;> 

 でも、おそらく、安倍氏らの超保守派は、それに耐えられないのである。(-"-)
 自分たちが、「本当は、河野談話なんか認めていないんだぞ」ということを、どうしても首脳会談を行なう前に韓国や周辺に言っておきたい、言わずにはいられないのだ。(**)

* * * * *

 このブログでは、安倍前政権の時から、しつこく書いていることなのだけど。
 安倍氏&超保守勢力は、いわゆる歴史修正主義者で。先の大戦の侵略性や慰安婦の強制連行性などを認めておらず。ずっと「村山談話」「河野談話」の撤回、見直しを目指して活動して来たわけで。
(関連記事『安倍内閣が米韓中に追い込まれ、河野談話の見直しを否定。but保守層の期待、裏切ることに?』『菅の反論に反論~安倍は歴史に逆行してる!&安倍仲間は南京大虐殺も河野談話も否定』)

 彼らにとっては、それが自分たちの信念やアイデンティティみたいになっているところがあるからだ。(-"-) 
<たぶん、韓国や中国(米国にも?)に「日本がついに歴史認識で折れた。屈服した」とは思われたくないし。超保守派の仲間(識者や支持者を含む)にも、そう思われたくないという面もあるのよね。^^;>

* * * * * ☆

 安倍首相は、前政権では、小泉首相の靖国参拝で悪化していた中韓関係を改善するために、首相就任時に「村山&河野談話を継承する」と発言していた上、靖国参拝も行なわず。安倍氏にとっては、その両者とも「痛恨の極み」だったのではないかと察する。^^;

 それゆえ、安倍首相は、今政権では、村山&河野談話を全面的に認めるような発言は避けていて。^^;
 昨年から今年初めにかけて、村山談話の一部に疑問を呈したり、全文の継承は拒むような姿勢を示していたし。河野談話に関しても、国会で質問されても、自ら「継承する」とか「見直しをしない」とはクチにせず、「官房長官の談話なので、官房長官が答えるべきことだ」などと答弁して、はぐらかしていたのである。(~_~;)

 とはいえ、安倍首相が、両談話を「継承しない」とか「見直しをする」と発言したら、中韓だけでなく、国内からも大きな反発を受けることになるし。
 近時は、米国や欧州の国々の政府やメディアからまで、安倍首相は「国粋主義者」「歴史修正主義者」だと警戒されていることから、<米国からの要望も受けて>とりあえず、村山&河野談話を「継承する」「見直さない」と言うことにしたのだけど。

 でも、村山談話に関しては、来年夏、戦後70周年を迎えるに当たって「安倍談話」を発表し、村山談話を上書きする(or上から包み隠してしまう?)ような形をとって、それをなきものにしてしまおうと。
 また、河野談話に関しても、安倍内閣で再検証を行なった上で、「河野談話の根拠となった慰安婦の証言には問題があった。強制連行を示す事実はなかった」と結論づけて、新たな官房長官談話を発表することで、河野談話を上書き(実質的に否定)してしまおうと考えているのだ。(~_~;)

* * * * *

 ちなみに、安倍首相らは、学校教育においても、歴史認識などを上書きするために、自分たちの思想や考えに沿う教科書の作成&普及させたり、教科書の検定基準の見直しを実行に移したりしようとしているのだけど。<自民党内で、それを担当しているのが萩生田総裁特別補佐なんだよね~。(>_<)>

(関連記事・『安倍の教科書改悪策がついに始まる~検定基準に愛国心&歴史には政府見解』『沖縄の町に、国家権力を用いて、超保守の教科書を押し付ける安倍内閣のアブナイ教育政策』)

 実は、安倍内閣(文科省)は、日米韓首脳会談の実現させるために、3月25日に行なう予定だった小学校の教科書検定基準の発表を、4月以降に見送ることにしたとのこと。

 新たな教科書検定基準には、領土や歴史認識に関して、安倍政権の主張がかなり反映されていることが予想されることから、韓国や米国が首脳会談前後にその発表を行なうことに懸念を示したからだと言われている。(ーー)

* * * * *

 もしこのまま安倍政権が続けば、日本の政府の外交や教育政策は、安倍首相&超保守仲間がこだわる思想や歴史認識に大きく左右されることになるのだが・・・。
<近い将来、村山&河野談話の上書き(=実質的否定、見直し)がなされることになれば尚更に。^^;>

 mewは、極端な思想や歴史認識を持つ首相の自己満足のために、日本の外交や教育が大きな影響を受けることは、実に無意味なことだと思うし。外交面だけでなく、経済面においても、「百害あって一利なし」だと言っていいほど、日本の国や国民にとって、マイナス要素しかないのではないかと思うことがある。(~_~;)

 mew個人は、何よりも日本の国民の多くが、安倍首相と同じ考えだとは思われたくないという気持ちが大きいのだけど。<mew周辺で、アジアはもちろん、欧米系の国の人たちと仕事や私的に会う機会がある人たちも、それは困る、イヤだと言っている人が増えているです。(-_-)>

 でも、今後も安倍内閣が高い支持率を維持して、首相交代を求めるような動きが起きずにいれば、他国の人々は、「日本の国民は、安倍首相の思想や歴史認識を支持しているんだ」と思われることになるわけで・・・。
 そろそろ日本の国民も、自分たちの国や国民がどうあるべきなのか、他国から安倍首相と同じ考えだと思われてもいいのか、よ~く考えた方がいいのではないかな~と思うmewなのだった。(@@)

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 話は変わって・・・。昨日、大阪市長選が行なわれ、前市長の橋下徹氏が85%以上の票を獲得し、当選した。(・・)

 しかし、今回は野党が候補者を擁立しなかったことから、完全に橋下氏のひとりよがりの市長選になってしまった感じが・・・。
 投票率は23%と過去最低だった上、白票を含む無効票が他の3候補の総得票数を上回るなど、市民からの疑問や反発が突きつけられるような選挙結果になった。(~_~;)

『大阪市の出直し市長選が23日投開票され、大阪維新の会公認で前職の橋下徹氏(44)=日本維新の会推薦=が新人3人を破り、再選した。投票率は23.59%(前回60.92%)と、同市長選で過去最低だった。当日有権者数は211万4978人。
 今回の出直し大阪市長選では、白票が4万5098票(投票総数の9.04%)もあり、当選した橋下徹氏に次ぐ結果になった。白票が次点候補者を上回るのは同市長選で初めて。白票を含む無効票は6万7506票(同13.53%)で、落選した3候補の合計得票5万3895票を上回った。出直し選を仕掛けた橋下氏に反発する有権者の票が、大阪府・市両議会の野党が候補を擁立しなかったために、行き場を失ったとみられる。(毎日新聞14年3月24日)』

 橋下氏は、この選挙を、大阪都構想に対する自分の考えを市民に理解してもらい、支持を得る機会にしたいと語っていたのだが。
 説明の場として行なった演説会や街頭演説には、前回の選挙に比して、ほとんど人が集まらず。投票率も低かったため、これで果たして市長として信任を得たのか、大阪都構想を推進するために十分な支持を得られたと言えるのかは、ビミョ~な状況に。_(。。)_

 橋下氏は、当選後、記者会見を行なわず、今日から市長としての公務に復帰するそうなのだが。
 この市長選を強行したことで、却って市長や大阪維新の代表としての求心力を低下させて、さらに苦境に立つことになるかもな~・・・と、思ったりもしているmewなのだった。(@@)

                     THANKS 
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by mew-run7 | 2014-03-24 08:59 | (再び)安倍政権について | Trackback

安倍がついに米韓に屈して「河野談話」継承を明言+ロシアに思い届けるも、G7との間で苦悩


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  昨日14日、安倍首相が、参院予算委員会で、河野談話や村山談話などを含め「安倍内閣は、歴史認識に関する歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」「河野談話を見直さない」と明言したという。 (・o・)

 安倍晋三氏は、以前から河野談話の前提となっている慰安婦の強制連行の事実を否定。新政権になってからも、河野談話に関しては、「官房長談話なので、首相である自分はコメントしない」として、明確に言及するのを避けて来た。
 それゆえ、安倍首相が「河野談話を継承する、見直さない」と明言したのも、また村山談話も含め、歴史認識まで継承すると公言したのは、初めてのことではないかと思われる。(・・)

 何故、安倍首相は、この日、急に、このような国会答弁を行なったのか?(@@)
<しかも、わざわざ超保守っ娘で、稲田朋美氏の妹分・有村治子氏に質問させる形で。>
 
 複数のメディアによれば、斎木外務事務次官が12日に訪韓した際に、韓国側に14日の国会を見るように事前に伝えていたとのこと。
 また、NHK14日によれば、『政府はアメリカと韓国に対し、安倍総理大臣の14日の発言に注意を払うよう外交ルートを通じて事前に連絡していた』とのこと。『政府関係者は「韓国側に最大限配慮したものであり、日本の姿勢を理解してもらいたい」と述べて』いるという。(~_~;)

 つまり、昨日の安倍首相の国会答弁は、国民に向けたものというより、米韓の要求に応え(米韓の圧力に屈して?)、韓国&米国の政府向けに首脳会談をOKしてもらうために行なったパフォーマンスだったのである。(**)

<超保守派がよく、日本は中韓に土下座外交を行なっていると批判しているのだけど。土下座までは言わないものの、米韓に屈して、深~くアタマを下げたような感じがあるかも?^^;>

* * * * *

『安倍晋三首相は14日午前の参院予算委員会で、慰安婦募集の強制性を認めた平成5年の「河野洋平官房長官談話」について「安倍内閣で見直すことは考えていない」と明言した。すでに菅義偉官房長官が記者会見で談話見直しを否定しており、首相が改めて強調した格好だ。自民党の有村治子氏への答弁。

 首相は「政治家、特に行政のトップにあるものは歴史に謙虚でなければならない」と説明。その上で、慰安婦問題に関し「筆舌に尽くし難い、つらい思いをされた方々のことを思い、非常に心が痛む」と語った。

 過去の「植民地支配と侵略」への「心からのおわびの気持ち」などを表明した7年の「村山富市首相談話」にも触れ、「歴史認識については歴代内閣の立場を全体として引き継いでいる」と言明。さらに「歴史問題は政治・外交問題化されるべきものではない。歴史の研究は有識者や専門家の手に委ねるべきだ」との考えも示した。(産経新聞14年3月14日)』

『「この問題については、いわゆる河野談話があります。この談話は官房長官の談話ではありますが、菅官房長官が記者会見で述べているとおり、安倍内閣でそれを見直すことは考えていないわけであります」(安倍晋三総理大臣)(TBS14年3月14日)』

『安倍晋三首相が14日、従軍慰安婦制度への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の河野洋平官房長官談話の見直しを初めて明確に否定した。慰安婦問題で誠意を示すよう求める韓国の朴槿恵大統領に対し、関係改善に向けたメッセージを送った形で、首相は、24日からオランダ・ハーグで開かれる核安全保障サミットに合わせた日米韓3カ国首脳会談の実現につなげたい考えだ。

 「金曜の集中審議を見てもらいたい」。政府関係者によると、外務省の斎木昭隆事務次官は12日、ソウルでの韓国外務省の趙太庸第1次官との会談でこう語り、14日の参院予算委員会では、首相から踏み込んだ発言があることを事前通告した。
 実際、首相は同日、河野談話について「安倍内閣で見直すことは考えていない」と明言。「官房長官が答えるのが適当」などとはぐらかしてきた従来の姿勢を転じた。元慰安婦に対しても「筆舌に尽くし難いつらい思いをされたことを思い、非常に心が痛む」と語り、気遣いを見せた。(時事通信14年3月14日)』 

* * * * *

 このブログでは、安倍前政権から何回も書いて来たことなのだが。<最近だと『菅の反論に反論~安倍は歴史に逆行してる!&安倍仲間は南京大虐殺も河野談話も否定』とか。>
 安倍晋三氏&超保守仲間は、若手議員の頃から、歴代内閣の談話や歴史認識を否定。特に慰安婦の強制連行の事実を強く否定しており、それを認めて謝罪した河野談話は撤回、見直しをすべきだとして、今に至るまで様々な活動を続けている。(~_~;)
 
 韓国は、安倍首相がそのような超保守思想&歴史認識の持ち主であることをよ~く知っていて。朴大統領や韓国政府は、安倍首相が、河野談話+αや、その前提となる歴史認識を肯定しない限り、首脳会談は行なえないと明言。これに対し、安倍首相らは、首脳会談に条件をつけるべきではないと主張していたため、安倍新政権が始まってから、日韓首脳会談が1回も行なわれないまま今日に至っている。^^;

 他方、米オバマ政権は、昨年来、日米韓で協力して北朝鮮対策を行なう計画を立てていること&東アジアの安定を望んでいることから、安倍政権に日韓関係の改善を行なうことを強く要求していたのだが。安倍首相が、昨年末に靖国参拝を行なったことで、日本と米韓との関係がさらに悪化することに。(~_~;)

 オバマ政権は、4月に大統領が来日する前に、日韓首脳会談を実現するように要望。米国が仲介にはいって、日米韓3国による首脳会談を行なってもいいとまで言ったため、日本政府は、3月下旬、オランダの核サミットの場で日韓or日米韓の首脳会談を行なうことを検討していたのだけど。
 何と先月末に菅官房長官が、河野談話の根拠となった元慰安婦の調査の再検証を行なうと言い出したことから、いわば米韓にケンカを売るような形になり、2国の大きな怒りを買うことになったのである。(@@)
<関連記事・『安倍は米韓にケンカを売るのか?河野談話の見直し示唆&TPPの交渉妥結も難航』>

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 そして、ここからは、『米の警告で「河野談話見直し」を否定も、再検証とロシアに固執する安倍外交の行方』の続きになるのだが。

 この菅官房長官の再検証発言に対し、米国は、日本政府に歴史認識を肯定するように警告。<4月のオバマ来日を中止すると脅したという話も?^^;>
 菅官房長官は、この警告に応じる形で、10日の記者会見で、安倍内閣は「河野談話を見直すことはない」と発言したのであるが。米韓はこれだけでは、満足しなかった様子。(~_~;)

 安倍首相は、12日に斎木外務次官を韓国に派遣し、韓国側とオランダでの首脳会談に関して協議を行なうつもりだったのだが。韓国側との協議がうまく行かず、斎木次官は韓国で1泊する予定が、12日の夜に帰国することに。
 
 おそらく米韓は、首脳会談を行なう条件として、安倍首相自身が、河野談話の継承すると明言して、誠意ある対応をとることを要求していたと思われ・・・。
 安倍首相は、米韓に事前通告した上で、14日の国会で、上述のような発言をするに至ったのではないかと察する。(・・)

* * * * *

 この安倍首相の発言を受けて、韓国の朴大統領が、「韓国にとって幸いだ」と評価するコメントを出したとのこと。 (・o・)

『韓国の朴槿恵大統領は、安倍晋三首相が河野洋平官房長官談話の見直しを否定した一連の発言に関連し、「安倍首相が村山談話と河野談話を継承する立場を発表したことは(韓国にとって)幸いだと考える」と述べた。大統領府が15日発表した。朴大統領が安倍首相の歴史認識を肯定的に評価したことで、日韓や日米韓の首脳会談に前向きな姿勢に転じる可能性が出てきた。
 朴大統領は「慰安婦被害者の傷が小さくなり、韓日関係と北東アジアの関係が強まる契機になることを願う」とも述べた。(時事通信14年3月15日)』

<韓国外務省当局者も、14日に異例の評価コメントを出していたのよね。『「(日本の植民地支配を謝罪した)村山談話を含め、歴代内閣の歴史認識を継承すると言及したことを評価する」と述べた。韓国が歴史問題で日本の対応を前向きに評価するのは異例。(毎日新聞14年3月14日)』>

 また、米国も、安倍首相の発言を歓迎する意向を示しているようだ。^^;

『米国務省当局者は14日、安倍晋三首相が国会で従軍慰安婦問題に関する「河野談話」などを見直さないと表明したことについて、毎日新聞の取材に「我々は首相の答弁を歓迎し、明確な進展だとみている」と答えた。日米韓3カ国の連携を重視する立場から、首相の答弁が日韓関係改善に向けた一歩になるとの認識を示したものだ。
 当局者は、河野談話や、日本の過去の植民地支配と侵略を謝罪した「村山談話」について、「日本が近隣諸国との関係を改善するための取り組みの上で重要な節目となった」と指摘。首相答弁を歓迎し、「日韓両国が対話を通じた友好的なやり方で意見の相違を解決するため共に取り組むよう促す」と強調した。(毎日新聞14年3月14日)』

* * * * *

 これで日韓首脳会談の実現に向けて、大きく一歩を前進したような感じがあるのだが、まだ韓国側の安倍内閣の不信感は残っているように見える。^^;

『ただ、河野談話の作成経緯の検証表明など韓国側には依然不信感も根強く、外務省当局者は「安倍首相の発言が真摯(しんし)なものかどうかは、今後日本政府や政治指導者がどう行動するかにかかっている」と強調、慎重に見極めたい考えを示した。核安全保障サミットまでに、韓国で問題視される日本の政治家の発言などがなければ、日米韓首脳会談に応じる可能性がある。(毎日新聞14年3月14日)』

 その大きな要因の一つには、菅官房長官が、「河野談話は見直さない」ものの、14日の国会でも『河野談話の作成経緯の検証に関し、韓国側とのすり合わせについて「談話作成過程の実態を把握することが必要だ。しかるべき形で明らかにすべきだ」と重ねて言及』していることがあるだろう。(時事通信14年3月14日)』

 菅官房長官は、検証の内容に関しては大きく後退させる意向を示したのだが。政府による再検証に固執し続けているのである。
 
『菅義偉官房長官は13日の参院内閣委員会で、従軍慰安婦への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の「河野談話」について、作成の過程で日韓両政府によるすり合わせがあったかどうかに絞って検証する方針を明らかにした。元慰安婦への政府の聞き取り調査結果の信ぴょう性は「検証は不可能だろう」と明言し、当時の調査も含めて検証するとのこれまでの説明を修正した。(中略)
菅氏は「聞き取りは非公開で行われ、表に出さない約束なので、当時の文書を確認するだけにとどめたい」と答弁した。有識者による検討チームの役割について、「(石原氏が)すり合わせが行われた可能性に言及したので、日韓間のやりとりを検証したい」と述べた。(毎日新聞14年3月13日)』

* * * * *

安倍首相は、日本最大の超保守団体・日本会議に所属する自民党や維新の太陽族(元自民党が多い)の議員、そして同じ思想を持つ識者や国民の強い支持を受けて、総裁&首相の座に復帰し、政権を運営している。(・・)
 
 そして超保守派の多くは、安倍首相が河野談話の撤回や見直しを行なうことに大きな期待を寄せていたことから、首相が今回、米韓の圧力に屈して、河野談話や村山談話&その歴史認識を継承すると発言したことには、大きな失望感や不信感を抱くのは必至だろう。
 それゆえ、菅官房長官は、「政府として河野談話の再検証を行なう」ことをアピールし、超保守仲間&支持者の期待をつなぐ最後の砦にしたいと考えているのだ。(~_~;)
  
 ただ、菅氏が中途半端に再検証にこだわり続けた場合、米韓の不信感も払拭できず。しかも、超保守派の期待も取り戻せないという状況に陥りかねないようにも思われ・・・。
 安倍首相は、欧米とロシアの間と同様、こちらでも米韓と超保守派の板ばさみになって、どっちつかずのコウモリくんになってしまうおそれがある。(@@)

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 安倍首相は、ウクライナ問題に関しても、相変わらず欧米とロシアの板ばさみになって、苦しい状態が続いている。(@@)
  
 これは、『安倍はオバマの主張(ロの脅威や制裁)に同調できず。ロとの板ばさみに苦悩し、安保外交が迷走か』『米の警告で「河野談話見直し」を否定も、再検証とロシアに固執する安倍外交の行方』の続報になるのだが・・・。

 
 安倍首相は、12日に自分の外交ブレーンでもある谷内安全保障局長をロシアに派遣。谷内氏は、ロシア外相やプーチン大統領の側近と会談を行ない、日本側の立場を伝えたという。

『谷内正太郎・国家安全保障局長が12日、ロシアのラブロフ外相と会談。ウクライナ情勢をめぐりロシアと欧米の関係が悪化している中でも、日ロ間の対話は継続していく考えを伝えた。

 モスクワのロシア外務省で行われた会談の冒頭、ラブロフ氏は「国際情勢は緊迫しており、共にあらゆるレベルで解決方法を模索することが大切だ」と述べた。谷内氏は「いかなる問題があったとしても、日ロ間では対話を続けることが重要だ」と強調。「安倍晋三首相からもロシア政府要人と議論するよう指示を受けている。安倍晋三首相とプーチン大統領との信頼関係を基礎に日ロ関係をますます発展させたいと考えている」と述べた。

 会談後の日本側の説明によると、谷内氏はウクライナ新政権との直接対話に応じ、事態を平和裏に収拾するようラブロフ氏に求めた。(朝日新聞14年3月13日)』


『【モスクワ時事】谷内正太郎国家安全保障局長は14日、モスクワのホテルでロシアのパトルシェフ安全保障会議書記と会談し、ロシアがウクライナのクリミア半島を掌握した問題で自制を求めた。パトルシェフ氏はロシア側の立場を説明した。

 谷内氏は、ウクライナの主権と領土を尊重すべきだとする日本の立場を伝達。ウクライナ新政権との直接対話や、クリミアやウクライナ東部への国際監視団受け入れに応じるよう促した。

 パトルシェフ氏はプーチン大統領の最側近で、両氏の会談は谷内氏の国家安全保障局長就任後初めて。両氏は、今後も接触を継続することで一致し、タス通信によると、パトルシェフ氏は「安倍晋三首相と大統領の良好な関係をさらに発展させるのがわれわれの仕事だ」と述べた。(時事通信14年3月14日)』 

* * * * *

 安倍首相は、先週、谷内氏をロシアに派遣する意向を発表した時には「日米などG7やEUの考えを伝えるため」と言っていたのだけど。14日の国会では「日本の立場を伝えるため」と答弁。

 上のリンク記事にも書いたように、安倍首相がこの時期に安倍ブレーンの谷内氏をロシアに送った主目的は、安倍首相のプーチン大統領への思いを伝えて、折角1年かけて築き上げて来た2人の関係を保持したいという思いが強かったからだろう。(・・)

<つまり日本政府はG7の一員として、欧米と同じ歩調をとらなければならない立場にあるけど。でも、安倍首相は、本当はプーチン大統領やロシアとの関係をと~っても大事に思っていて、ロシアと敵対する気は毛頭ないんですよ~と、念を押しに行ったんだよね。^^;> 

* * * * * 

 ただ、ウクライナ問題は、ロシアのクリミア編入に関して、明日にも大きなヤマ場を迎えようとしている。(@@)

 というのも、明日16日に、クリミア自治共和国で、ロシアの編入に関する住民投票が行なわれようとしえちるからだ。^^;

 欧米諸国は、ロシアがクリミア地域を実質的に軍事力を用いて占拠して、クリミア地域が視察団を受け入れようとしないことを強く批判すると共に、ロシアがウラで主導する形で、クリミアに住民投票を行なわせて、ロシアに編入しようとしていると指摘。
 G7は、住民投票を中止するように要求。もし住民投票を強行して、ロシアがクリミアの編入を実行に移そうとした場合には、追加制裁をとると警告している。^^;、

『日米欧の主要7カ国(G7)と欧州連合(EU)の首脳は12日、ロシアに対し、ウクライナ南部クリミア半島の編入に向けた取り組みの停止を求める共同声明を発表した。クリミア自治共和国が16日に予定するロシア編入の住民投票は、法的効力を持たず「結果を承認しない」と強調。ロシアがクリミアを編入すれば「さらなる行動をとる」と追加的な制裁を発動すると警告した。(日本経済新聞14年3月12日)』

 そして、安倍首相も、このG7の警告に従い、12日の参院予算委員会で、ウクライナ情勢について「ロシアによるクリミア併合は、国連憲章やロシア・ウクライナ両国の条約などの明確な違反になる」と発言。ロシアのクリミア編入を認めない方針を示したという。(・・)

* * * * *

 米国のケリー国務長官はロシアを訪問し、ラブロフ外相と会談。クリミア編入を強行しないように求めたものの、ロシア側は、これに応じなかったとのこと。

『ウクライナ危機を巡り、ロシアは14日の米ロ外相会談でも強硬姿勢を崩さなかった。ラブロフ外相は記者会見で、2月の政変に伴うウクライナの政権移行の「合法性」確保をあくまで求める立場を表明。クリミア半島で16日に行われるロシアへの編入を問う住民投票について「クリミアの住民の意思表明を尊重する」と述べ、欧米やウクライナ新政権が譲歩しなければ「編入」も辞さない方針を示唆した。(中略)
 ラブロフ外相はまた「(親ロ派住民が多い)ウクライナの南部や東部を侵略する計画はない」と強調、クリミア半島以外に軍を展開しない考えを示唆した。(日本経済新聞14年3月15日)』

 欧米もロシアも、軍事衝突や過度の経済制裁合戦を避けたい点では、考えが一致しているようなのだが。下手に妥協すると、オバマ大統領もプーチン大統領も、国内&周辺国からの支持を失いかねないだけに、お互いにコブシを振り下ろしにくくなっているような感じも。

 そして、その間にはさまれた安倍首相は、明日から両者の対立がどのような方向に発展するのか、今頃、ハラハラドキドキしているのではないかと察するmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-03-15 14:10 | (再び)安倍政権について | Trackback

米の警告で「河野談話見直し」を否定も、再検証とロシアに固執する安倍外交の行方



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【*1、*2などの関連記事は、記事の最後にあるMoreの部分にあります。】


 これは、『安倍は米韓にケンカを売るのか?河野談話の見直し示唆&TPPの交渉妥結も難航』 の続報になるのだが・・・。

 米国は、4月に予定されているオバマ大統領の日韓訪問前に、日本と韓国が関係改善を行なうことを要請。日本は、3月下旬にオランダで行なわれる核サミットの際に、安倍首相と韓国の朴大統領との会談をセッティングする準備を進めていた。(・・)

 韓国は、以前から、首脳会談を行なう最低限の条件として安倍首相が村山談話、河野談話を継承し、独自の歴史認識を唱えないことを主張。

 また米国も、昨年来、安倍首相や閣僚が中韓との関係悪化を招くような言動(歴史認識、靖国参拝)などを行なわないように繰り返し要請。
 米政府は、昨年、首相の靖国参拝後に、「disapointed(失望した)」との抗議声明を発表した際に、「We take note of the Prime Minister’s expression of remorse for the past and his reaffirmation of Japan's commitment to peace.(米国は、首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する)」と念を押している。(@@)

* * * * * 

 しかし、今年にはいっても、安倍首相の側近や、首相が任命したNHKの会長、経営委員などが、歴史認識の問題も含め、米韓に不快感を与える発言を次々と行なうことに。(~_~;)

 しかも、安倍内閣の中枢にいる菅官房長官が、2月末に国会答弁&記者会見で、政府として、河野談話の根拠となった元慰安婦の聞き取り調査を再検証すると発言したため、大きな波紋を呼ぶことになった。 (・o・)
<だから、mewは「米韓にケンカを売るのか」って、書いたのよね。^^;>

 おまけに、今月3日には、桜田文科大臣が、維新の会が主催した「河野談話の見直しを求める国民大集会」に出席して、「真実は一つ。皆さんと心と考え方は同じだ。一生懸命応援する。頑張ってほしい」と激励していたことが発覚。これも火に油を注ぐことになった。(~_~;)
 
<関連記事・『菅の反論に反論~安倍は歴史に逆行してる!&安倍仲間は南京大虐殺も河野談話も否定 』>

* * * * *

 韓国は、当然にして、この発言に反発。<mewは「菅氏は、何でこの時期にあんなことを言ったのか?」と思ってたのだけど。菅氏が狙ったのかどうかわからないが。3月1日は韓国の独立記念日だったそうで、尚更に反発が強まることになったようだ。^^;>

 今月5日には、韓国の国連大使が、国連の人権委員会で、日本の姿勢に関して大批判を行なったという。

『韓国の尹炳世外相は5日、ジュネーブの国連人権理事会で演説し、慰安婦問題で旧日本軍の関与を認めた河野洋平官房長官談話を見直そうとする日本政府の動きは、国際社会への「真っ向からの挑戦」と述べ、日本を厳しく非難した。
 韓国外相が人権理での演説で慰安婦問題を取り上げるのは初めて。韓国政府は河野談話の検証作業など最近の安倍政権の動きに反発を強めている。

 尹氏は日本の一部指導者が元慰安婦らの証言を無視し、河野談話の否定を試みていると強調。「日本政府で次世代の教育を担当する高官が、慰安婦問題が捏造されたとまで言った」と述べ、談話見直しに賛同する考えを示した桜田義孝文部科学副大臣を非難した。
 その上で「(元慰安婦らの)名誉と尊厳を再び踏みにじるもので、非人間的かつ歴史の真実を無視している」と批判した。(共同通信14年3月5日)』

* * * * *

 米政府も、政府が河野談話の見直しを示唆したことで、日韓の関係改善が困難になることを警戒し(&怒り?)、安倍内閣に様々な形で圧力をかけ始めた。^^;

『ラッセル米国務次官補(東アジア・太平洋担当)は4日、日韓関係悪化が安全保障面での協力に与える影響に懸念を表明し、歴史問題をめぐり「いますぐ分別と自制を示す必要がある」と述べ、日韓双方に対立解消に向けた取り組みを強く促した。
 上院外交委員会アジア・太平洋小委員会の公聴会に出席、同時に提出した書面証言で言及した。歴史問題は「傷を癒やすような方法で扱う必要がある」とも明言した。
 安倍政権は河野洋平官房長官談話の根拠となった元慰安婦の証言内容を検証する方針。ラッセル氏の発言には、検証作業が日韓対立をさらに深刻にしかねないとの警戒もありそうだ。(共同通信14年3月5日)』

『従軍慰安婦問題をめぐって安倍政権は、旧日本軍の関与を認めた河野官房長官談話が作成された経緯について、政府内にチームを設けて検証する方針を示しています。これに対し、駐日アメリカ大使館の幹部が「検証は望ましくない」として、強い懸念を自民党関係者を通じて、総理官邸側に伝えていたことが明らかになりました。
 アメリカ大使館幹部は、「検証結果を公表すれば日韓関係がさらに悪化する」「4月の日米首脳会談で歴史認識が焦点となることは避けるべき」などと伝え、自民党関係者は「事実上、検証をとりやめるよう要請してきたもの」と受け止めています。(JNN14年3月10日)』

『国務省当局者によると、河野談話検証の動きを受けて、オバマ政権はこうした立場を安倍政権に改めて伝えたという。オバマ政権は4月下旬に予定しているオバマ大統領の日韓両国訪問を前に、日韓関係の改善を両国に働きかけている。河野談話の検証に向けた動きに対し、韓国政府が反発していることから、慎重な対応を求めたとみられる。(朝日新聞14年3月11日)』

<7日の安倍&オバマ電話会談に関して、『外務省幹部はまた、電話会談では大統領が4月のアジア歴訪に言及する中で、日韓関係の改善に期待する発言があったことを明らかにした(時事3.10)から察するに、オバマ大統領が直接、河野談話の見直しを念頭に、韓国を刺激するようなことをしないようにと要求(警告?)した可能性もある。(・・)>

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 おそらくオバマ政権は、外交ルートなども通じて、かなり強く警告を発して来たのだろう。(~_~;)
<米国がオバマ訪日の中止を匂わせて警告して来たことを示唆する報道もあったです。^^;>

 そして、この米国の要請(警告?)を受けてなのか、菅官房長官は10日の記者会見で、「河野談話の見直すことは、考えていない」と明言したのである。(・・)
 
『菅義偉官房長官は10日の記者会見で、従軍慰安婦への旧日本軍の関与を認めて謝罪した1993年の「河野談話」について「見直すことは考えていない」と明言した。

 政府が河野談話の作成経緯を検証する方針を表明したのに対し、韓国が反発したため、先に見直しを否定することで、配慮を示したものだ。ただ、肝心の検証作業は有識者による検討チームで行う方向になったものの、具体的な手法や期日は詰まっていない。安倍政権の歴史認識に海外から厳しい目が向けられる中、政府として慎重にならざるを得ないのが実情だ。(毎日新聞14年3月10日)』

* * * * *

 米政府のサキ報道長官は、この菅氏の発言を評価したとのこと。^^;

『米国務省のサキ報道官は10日の記者会見で、慰安婦募集の強制性を認めた1993年の河野洋平官房長官談話を継承するとした安倍政権の姿勢を評価する考えを示した。
 サキ氏は、菅義偉官房長官が安倍政権の「河野談話を支持する立場」を明らかにしたとの認識を表明。慰安婦問題で日本への反発を強める韓国を念頭に、近隣諸国との関係改善に向けた「前向きな一歩だ」と強調した。

 サキ氏は、日本の過去の植民地支配と侵略を認めた95年の村山談話と河野談話が「日本が近隣諸国との関係を改善する上で重要な節目となった」と指摘。「過去の歴史に起因する問題に取り組むよう、日本の指導者に促していく」と述べ、日本に一層の努力を求めた。(共同通信14年3月10日))』

 このサキ報道官のコメントに対し、菅官房長官は、このように述べた。

『菅義偉官房長官は11日午前の記者会見で、慰安婦問題をめぐる河野談話について、「安倍政権としては河野談話を継承することを会見でもたびたび述べてきた。そうしたことをこれからも関係各国にしっかり説明していきたい」と語った。談話を踏襲する従来の政府の立場を改めて強調した。(朝日新聞14年3月11日)』

~ * ~ * ~ * ~ * ~ * ~

 菅官房長官の発言を米国が評価し、とりあえず「河野談話の見直し」騒動が落ち着いたからなのか、日本政府は外務省TOPの斎木事務次官を12日から韓国に派遣。
 核サミットでの日韓首脳会談の実現を模索する予定だという。(・・)

『日韓関係が冷え込む中、外務省の斎木事務次官が12日から2日間の日程で韓国のソウルを訪問し、次官級協議を行う。
 韓国外務省の趙太庸第一次官との協議では、いわゆる従軍慰安婦問題を巡り韓国側が検証の動きに反発している河野談話について、安倍政権としても見直しは行わない方針であることなどを説明するものとみられる。

 アメリカ政府は、同盟国の日本と韓国それぞれに対して、4月下旬に予定されるオバマ大統領の訪問までに関係改善を強く求めている。このため、日本政府としては、今回の次官級協議で今月下旬にオランダで行われる核セキュリティー・サミットでの日本と韓国、アメリカの3か国による首脳会談の開催を探りたい考えだが、実現は不透明な状況。(NNN14年3月12日)』

* * * * *

 JNN12日は『日韓首脳会談が難しい場合は、アメリカのオバマ大統領を仲介役に日米韓3か国での首脳会談を開催する可能性についても模索することにしています』と伝えていたのだが。
 米国は、何とかして4月のオバマ大統領の日韓訪問までに、両国の関係改善の道筋をつけたいと躍起になっているようだ。(・・)

 米国としては、北朝鮮情勢が不安定になっている中、日米韓3国で連携して、しっかりと北朝鮮対策を行ないたいところ。
 また米国内では、安倍首相&周辺が米政府の忠告にもかかわらず「危険なナショナリスト(国粋主義者)」のような言動を繰り返していることに不快感、不信感が募っているようで。このままでは、日本へのイメージも悪化し、日米同盟関係に支障を来たすようになるし。<米メディアの批判が強くなっているし。米議会の報告書や公聴会でも取り上げられるようになっているしね~。^^;>
 アジア重視を掲げるオバマ大統領の外交手腕にも、疑問や批判が呈されることになりかねないからだ。(ーー゛) 

<米国は、日本を「アンダーコントロール」に置くことを前提にしているので。あまりに言うことをきかない人がいると、米政府は日本に「ナメられている」と批判を受けることになっちゃうんだよね。(-_-;)>

* * * * *

 また、オバマ大統領は、ウクライナ問題で、ロシアとの関係において完全に主導権を握ることができず。国内から批判が出始めているので尚更に、アジアでの主導権をしっかりと示しておきたい部分があるのかも知れない。(@@)

 ということは、もし欧米とロシアの板ばさみになっている安倍首相が、欧米側の立ち位置をとって、欧米の利益になるような行動をすれば、日米の信頼関係も回復する可能性があるのだけど。
 逆に、ロシア寄りorどっちちかずのコウモリ的な言動を続けた場合には、さらに米国から不信感を買って、米国との関係が悪化するおそれが大きいと言えるだろう。_(。。)_

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 ただ、mewは、現段階では、日韓関係&日米関係がここからスムーズに改善して行くのかどうか、ビミョ~な状況にあるのではないかと考えている。(~_~;)

 たとえば、韓国が最もナーバスになっている河野談話に関しても、菅官房長官は「談話の見直しはしない」と明言したものの、政府として再検証を行なう意向は撤回していないのである。

『談話作成に関わった石原信雄元内閣官房副長官が2月20日の衆院予算委員会で、日韓両政府のすり合わせの可能性について「(原案を)まとめる段階で何らかの事務的なすり合わせがあったのかもしれない」と答弁。このため、菅氏は日韓両政府の事前調整の検証には前向きだ。
 しかし、元慰安婦への聞き取り調査は当時、非公開で行われた。生存者も高齢化しており、再調査は簡単ではない。

 菅氏は検討チームの作業を「極秘」で進める方針だが、10日の会見では「国会から要請があれば、(結果を)提出する用意がある」とも述べた。結果を開示すれば、非公開という当時の前提に反することになりかねず、政府関係者は「国会への『ゼロ回答』は難しいが、韓国側とは極秘を前提にやり取りしており、どういう形でオープンにすればいいのか」と頭を悩ませている。

 韓国は既に日本政府の検証方針について「談話を否定する試み」と批判しており、日本政府の検証作業が本格化すれば、日韓関係の改善が一層遠のく恐れがある。一方、米国は4月のオバマ大統領訪日を前に、日韓の歩み寄りを要請。菅氏が今のところ、作業開始と結論を出す時期を明確にしていないのは、当面の外交日程をにらんでいるからでもある。

 河野談話の作成経緯の検証を働きかけた日本維新の会は当面、政府の検証作業を見守る構えだ。同党幹部は10日、「検証の結果、問題点が明らかになれば、実質的に見直しと同じようなものだ」との認識を示した。政府の検証結果によっては、国会で河野談話の見直し論議が強まる可能性も否定できず、検証作業に乗り出した菅氏は難しい選択を迫られている。(毎日新聞14年3月10日)』

* * * * *

 韓国は、日本が元慰安婦の聞き取り調査の再検証を行なうこと自体に反発している。(・・)

 また、上のJNNの記事に「『自民党関係者は「事実上、検証をとりやめるよう要請してきたもの」と受け止めています』とあったように、米国も実質的には、再検証をとりやめることを要望していると見ていいだろう。(~_~;)

 安倍首相と共に「河野談話の撤回」を目指して一緒に活動をして来た超保守仲間が所属する維新の会の幹部が、「検証の結果、問題点が明らかになれば、実質的に見直しと同じようなものだ」との認識を示しているのだが。<関連記事・『菅の反論に反論~安倍は歴史に逆行してる!&安倍仲間は南京大虐殺も河野談話も否定』>

 実際、もし政府が再検証によって「河野談話の根拠には問題がある」という疑問を呈するような結論を出せば、それは実質的に「河野談話の否定、見直し」と同視し得るし。
 実のところ、安倍首相らは、オモテ向きは「河野談話の見直しはしない」と言いつつ、陰で再調査を進めて、河野談話の実質的に否定し、その価値を失わせる(&国会も含め、アチコチで河野談話は根拠がないと言い回り、自己満足を覚える?)ことを狙っている可能性が大きいのではないかと察する。(>_<)

 韓国はそのことは十分わかっているだけに、菅官房長官が政府として再検証を続けるという意向を撤回しない限りは、日韓関係は本当に改善の途を進むことにはならないだろう。(~_~;)

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 ウクライナ問題でも、相変わらず、日本の立ち位置が定まっていないところがある。(-_-;)

 安倍首相は12日、自らの外交ブレーンである谷内国家安全保障局長をロシアに派遣。谷内氏は、プーチンの最側近と会談を行なうという。(・・)

『谷内正太郎国家安全保障局長は12日午前、成田発の民間機で、ロシアに向けて出発した。ラブロフ外相や、プーチン大統領の最側近であるパトルシェフ安全保障会議書記と13日に会談。欧米とロシアが対立するウクライナ情勢をめぐり協議し、14日に帰国する。
 谷内局長はロシア側に「全ての当事者が自制と責任をもって慎重に行動し、ウクライナの主権と領土の一体性を尊重することを強く求める」とした日本政府の立場を説明する。日ロ関係の強化に努めてきた日本側はウクライナ情勢の緊迫化に懸念を強めており、平和的な手段による事態の解決を模索する考えだ。(時事通信14年3月12日)』

 安倍首相は8日、谷内氏の派遣に関して「日本、米国、欧州連合(EU)の統一的な考え方をプーチン大統領はじめロシア側に伝えていきたい」と語っていたのだが。
 この「全ての当事者が自制と責任をもって慎重に行動し」というのは、あくまで日本の主張であって、欧米の主張を十分に反映していない部分がある。^^;
 欧米は、ロシアの軍事介入を「脅威」だと批判し、即時撤退を求めているからだ。(・・)

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 ただ、7日の安倍&オバマの電話会談の後でも、米国側は安倍首相と「脅威」の認識で一致したと発表したのだけど。日本側は、それを認めていない。
 
『外務省幹部は10日、安倍晋三首相とオバマ米大統領が7日に行った電話会談に関し、ロシアによるウクライナへの軍事介入を「脅威」とする発言はなかったと指摘した。事前に調整していた発言内容に基づいて米側が発表したもので、実際の会談では両首脳のどちらからも言及はなかったという。 
 米ホワイトハウスは電話会談後、ロシアの行動は「国際の平和と安全への脅威」との認識で両首脳が一致したと発表。これについて、菅義偉官房長官は10日の記者会見で「私は全く知らない」と確認を避けていた。(時事通信12年3月10日)』

 わざわざこんな報道記事を出すことからも、安倍首相が、この1年で5回も首脳会談を重ね、懇意になっているプーチン大統領との関係を壊したくないがために、ロシア側にかなり配慮していることが伺える。^^; <でも、米国は、この記事を見たら、不快に思うことだろう。(~_~;)>

 果たして、斎木事務次官や谷内安保局長が、どのような返答を持ち帰って来るかは「???」なのだが。
 もしここで安倍政権は、ここで各国との外交交渉&外交関係にうまく対応できなかった場合には、今後の政権運営に大きなダメージを被る可能性があるかもな~と思ったりもしているmewなのだった。(@@)

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by mew-run7 | 2014-03-13 00:32 | (再び)安倍政権について | Trackback